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3/5(木)pm
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3/10(火)
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ライフサイエンス系 新技術説明会
【日時】2019年02月28日(木) 10:00~11:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、近畿大学、甲南大学、摂南大学、龍谷大学
【後援】特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

10:00~10:25 材料
1) 機能性セラミックスの単結晶薄膜を曲げ伸ばし可能にする技術

近畿大学 生物理工学部 医用工学科 教授 西川 博昭
http://research.kindai.ac.jp/profile/ja.f989aa77842c624a.html

【新技術の概要】

我々は、誘電体や磁性体などの電子材料をはじめとする機能性セラミックスの単結晶薄膜を、軽くて丈夫なポリマー上に作製する技術の確立を試みている。しかしこれにはポリマーの耐熱温度を超える高温が必要である。そこで、単結晶薄膜を作製後にポリマーへ転写する「作った膜を剥がして使う」技術を紹介する。

【従来技術・競合技術との比較】

機能性セラミックスは力学的には硬くて脆く、ウェラブルデバイスなどの「身につけて利用する」応用は困難であった。これを克服するために従来はナノ構造による応力の低減が試みられてきた。これに対して我々が開発した「作った膜を剥がして使う」技術は、㎠程度のマクロな面積の単結晶薄膜を曲げ伸ばし可能なポリマーに転写可能である。

【新技術の特徴】

・多様なセンサに応用できる機能性セラミックスが曲げ伸ばし可能
・高品質な単結晶薄膜を別の基板へ移し替える技術
・複合化に高度な技術が必要な物質同士(ガラスと酸化物の単結晶薄膜など)の組み合わせが容易

【想定される用途】

・IoTのセンサアレイ
・医療用生体信号モニタ(センサデバイス)
・スマートウィンドウ(ガラスへの転写)

【関連情報】

・展示品あり

10:30~10:55 医療・福祉
2) IoTデバイスによる温湿度等の計測を利用した就寝状態の見守りシステム

甲南大学 知能情報学部 知能情報学科 准教授 梅谷 智弘
http://www.konan-u.ac.jp/hp/umetani/

【新技術の概要】

安全かつ快適な就寝環境を実現するために、見られている感が少ない就寝環境の見守り技術が求められます。小型センサなどIoTデバイスによって掛け寝具の複数点の温度、湿度、加速度などを常に計測して、めくれ上がりや離床など就寝状態での変化を検出する技術です。

【従来技術・競合技術との比較】

非拘束かつ温度、湿度など快適性に関連する情報を直接センシングするため、他情報と組み合わせた環境の制御システムへと発展させることが可能です。緩やかに変化する環境情報を用いるため、低エネルギーかつ低コストなシステム構築が見込め、多人数の施設への適用が期待できます。

【新技術の特徴】

・非拘束で画像と比較しておおまかな計測であるため、安全かつ簡便
・室内の環境変化に対して頑健
・システムの小型化が容易

【想定される用途】

・施設での安全管理の軽労化・自動記録
・介護者や児童の日々の健康管理
・施設の空調や寝具の制御

【J-STORE掲載特許情報】

11:00~11:25 医療・福祉
3) アペリン受容体アゴニストによる安全かつ強力な糖尿病網膜症治療法

摂南大学 薬学部 薬学科 特任助教 石丸 侑希
http://www.setsunan.ac.jp/kenkyu/shien/

【新技術の概要】

糖尿病網膜症では、網膜神経細胞死が起き、重度の視力障害に至るが、既存の治療薬では網膜神経細胞死を抑制することができない。今回、糖尿病モデルマウスにおける網膜神経細胞死がアペリン受容体アゴニストの末梢投与によって抑制されることを見出した。本発明により、経口投与などによる糖尿病網膜症治療法の開発が期待される。

【従来技術・競合技術との比較】

これまでカルパイン阻害剤による同様な網膜神経細胞保護の試みがされてきたが、副作用の懸念が指摘されるなど臨床への応用には課題があった。今回のアペリン受容体に対するアゴニストからのアプローチは、選択性が高く副作用の点ではより安全性が高いと期待される。

【新技術の特徴】

・強力な網膜神経保護効果
・低侵襲な末梢血管からの投与により効果が得られる (侵襲性の高い硝子体内投与を行う必要がない)
・化合物の構造が単純で、簡便且つ安価に合成が可能

【想定される用途】

・糖尿病網膜症による視機能低下の予防・治療
・他の網膜神経変性疾患である緑内障や網膜色素変性症の予防・治療
・中枢神経系における神経変性疾患の予防・治療

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

11:30~11:55 創薬
4) 酵素反応に学ぶ官能基変換のためのオキシム試薬の開発

龍谷大学 理工学部 物質化学科 助教 兵藤 憲吾
http://www.chem.ryukoku.ac.jp/uchida/

【新技術の概要】

不安定で爆発性を示すヒドロキシルアミンやその誘導体の等価体として、酵素反応をモチーフとして比較的安定なオキシム試薬を開発し、その試薬を用いてアルデヒドからはニトリルを、ケトンからは二級アミドへと官能基変換を直接的に温和な条件で達成した。

【従来技術・競合技術との比較】

ヒドロキシルアミンやその誘導体は、カルボニル化合物と脱水縮合することでオキシムを形成し、そのオキシムを介して様々な官能基へと変換される際に使用される。しかしながら、それらの中には、高温条件で爆発性を示すなど取扱に注意を要する場合がある。新技術ではヒドロキシルアミン等価体として比較的安定なオキシム化合物を開発した。

【新技術の特徴】

・爆発性を示すヒドロキシルアミン等価体としてオキシムを使用できる
・アルデヒドから一工程でニトリルへ変換可能
・ケトンから一工程で二級アミドへ変換可能

【想定される用途】

・取扱時の危険低減
・貯蔵可能な試薬になったことで在庫をもつことができる
・反応工程数の削減

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】