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申込み受付中の説明会

開催スケジュール
令和2年度の開催については新型コロナウィルス感染状況に関する政府および東京都の対応を鑑みて、従来の方法に代わりWEB開催の方向で検討しているところです。 具体的な開催方法につきましては、決まり次第、順次お伝えしていきますのでご了承下さい。

【オンライン開催】材料 新技術説明会
【日時】2021年03月11日(木) 10:00~11:55【会場】オンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、関西大学、龍谷大学、大阪産業大学、大阪工業大学

材料 新技術説明会は、オンライン開催を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。
参加登録時の「注意事項」をご確認のうえお申し込みください。接続方法のお問い合わせは受付けておりませんので予めご了承ください。
なお、開催当日名刺交換、個別相談の実施はございません。連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ 新技術説明会に参加する
  申込受付:開催日前日の正午まで
  聴講の運用方法が変更となりました。聴講用URLは開催日の前日にご登録いただいたメールアドレスにお送りします。

 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

10:00~10:25 材料
1) DMF還元法による酸化ニオブナノ粒子の合成

関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 教授 大洞 康嗣
https://catalyst.chemmater.kansai-u.ac.jp/index.htm

【新技術の概要】

DMF(N, N-ジメチルホルムアミド)を反応溶液、還元剤、保護剤として用い、シュウ酸ニオブを前駆体として加熱撹拌することにより、平均粒径が2 nm~3 nmの均一な酸化ニオブナノ粒子を合成した。電圧印加により発光挙動を示し、エレクトロルミネセンス材や太陽電池材としての展開が期待される。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の液相法では、フッ化水素水などの劇薬を用いたり、多くの溶媒や原料を用いた多段階・不活性ガス下での合成が主流であった。また、粉砕法では、均一な粒径10nm以下のナノ粒子はできない。本手法では、DMF中の加熱撹拌という簡便な方法で、平均粒径が2 nm~3 nmの均一な酸化ニオブナノ粒子が合成できる。

【新技術の特徴】

・シュウ酸ニオブを前駆体とし、DMF溶媒中、空気雰囲気下、加熱撹拌のみで合成が可能である
・DMFが配位した状態を保つことができるため極めて安定的に保存できる
・電圧印加により発光する光学特性を有する

【想定される用途】

・蛍光体、エレクトロルミネセンス材、半導体レーザーなどの発光材料
・リチウムイオン電池や太陽電池の材料
・有機合成におけるルイス酸触媒

【関連情報】

・サンプルあり

10:30~10:55 材料
2) バインダーを必要としない炭素繊維三次元構造体の高速形成

龍谷大学 先端理工学部 機械工学・ロボティクス課程 講師 森 正和
http://young.mecsys.ryukoku.ac.jp/faculty_and_staff/mori/public_html/index.html

【新技術の概要】

炭素繊維は優れた電気的特性および熱的特性を有する。本新技術は、炭素短繊維を真空中で多孔質基材に吹き付けるだけで、炭素繊維三次元構造の形成が可能である。構造体形成時にバインダーを必要とせず、炭素繊維の優れた材料特性が容易に発現する。また、PAN系のみならず、Pitch系の炭素繊維にも応用可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術(金型成形など)による炭素繊維構造体の形成には、バインダーが必ず必要である。そのため、乾燥工程に長時間必要であること、炭素繊維表面にバインダーが残留するために表面反応を阻害することが課題であった。本技術は、従来技術の課題を解決可能なポテンシャルを有している。

【新技術の特徴】

・バインダー(結着材)が不要であり、ごく短時間にて炭素繊維構造体の形成が可能
・繊維長制御による形成効率・密度制御が可能
・熱的特性に優れたPitch系への展開も可能

【想定される用途】

・電極材料
・水質浄化剤
・繊維強化複合材料

【関連情報】

・サンプルあり
・展示品あり

11:00~11:25 材料
3) 発展途上国における石炭ストーブ用硫黄酸化物対策システムの提案

大阪産業大学 デザイン工学部 環境理工学科 教授 濱崎 竜英
http://www.due.osaka-sandai.ac.jp/~hamasaki/index.html

【新技術の概要】

地下水の浄化法の一つに鉄酸化細菌(鉄バクテリア)を用いた鉄バクテリア法がある。この浄化過程において、鉄を多く含む汚泥が生成され、産業廃棄物として処分されている。これを乾燥させて硫黄酸化物含有の排ガスを通過させると、硫黄酸化物を除去することができる。

【従来技術・競合技術との比較】

硫黄酸化物を除去する方法は石油精製などに用いられる脱硫装置や石灰、水酸化マグネシウムを用いた方法などがあるが、本技術は、その除去剤が産業廃棄物で処分される浄水汚泥を利用する点で、コスト面で優位と推察される。今後は、フィルター等への加工法の検討が必要である。

【新技術の特徴】

・産業廃棄物を利用しており、コストで優位である。
・地下水浄化(鉄、マンガン、ひ素、アンモニア)技術と併せて提案ができる。

【想定される用途】

・現在も石炭ストーブを使用し、大気汚染問題となっている発展途上国
・発展途上国の中でも特に石炭ストーブ以外の選択肢がない貧困層

11:30~11:55 材料
4) 町工場でもできる!薄肉軽量化ダイカストイノベーション

大阪工業大学 ものづくりセンター 技師 布施 宏
https://www.research.oit.ac.jp/oitid/seeds/seeds-5680/

【新技術の概要】

過共晶Al-25%Si合金を材料とすることにより、既存の低速ダイカストマシンでも銅と線膨張が近い「耐食性・軽量化・放熱性・低線膨張」の4大ニーズを同時に満足する世界初の「革新的超薄肉次世代アルミダイカスト」が実現可能。

【従来技術・競合技術との比較】

本技術により、超高速ダイカストマシンでは作製が困難な肉厚1mm以下の薄肉化製品が既存の低速マシンで製造可能となる。また、安価な化成処理を施すことで既存のダイカスト製品には無い高耐食性を実現できる。さらに、アルマイト処理を施すことで放射率0.9以上を達成でき、高放熱性が実現可能である。

【新技術の特徴】

・既存のダイカストに比べ格段に良好な湯流れ性を示し薄肉フィン形状への充填性が極めて良い。
・肉厚1mm以下の薄肉化が実現可能であり,30%以上の軽量化例がある。
・ヒートシンクでは1mm以下の薄肉フィンであっても既存合金には無い高放熱性と軽量化を同時に満足できる。

【想定される用途】

・船舶機器用ダイカスト部品
・屋外用筐体,屋内外ヒートシンク
・車載用,民生用LED並びにレーザーランプ用ヒートシンク及び筐体など

【関連情報】

・サンプルあり
・外国出願特許あり