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新技術説明会パンフレット


開催スケジュール
令和2年度の開催については新型コロナウィルス感染状況に関する政府および東京都の対応を鑑みて、従来の方法に代わりWEB開催の方向で検討しているところです。 具体的な開催方法につきましては、決まり次第、順次お伝えしていきますのでご了承下さい。

【オンライン開催】ハイインパクトテクノロジー 新技術説明会
【日時】2020年09月01日(火) 13:30~15:55【会場】Zoomビデオウェビナーによるオンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、名古屋大学、産業技術総合研究所

ハイインパクトテクノロジー 新技術説明会は、オンライン開催(Zoomウェビナーを利用)を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。
オンライン開催の詳細につきましてはウェビナー参加登録時の「受講環境について」を十分ご確認のうえお申し込みください。Zoomの接続方法のお問い合わせは受付ておりませんので予めご了承ください。
なお、開催当日名刺交換、個別相談の実施はございません。連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ Zoomビデオウェビナーに参加する
 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

13:30~13:55 創薬
1) 蛍光アフィニティータグを用いたリガンド・標的分子の結合様式解析法

名古屋大学 農学部・生命農学研究科 応用生命科学専攻 教授 北 将樹
http://mkita64.wixsite.com/mysite

【新技術の概要】

ピレン誘導体を用いた高感度な質量分析用プローブ。マトリックスを使用しないラベル支援レーザー脱離イオン化による質量分析法(LA-LDI MS)等で使用できる。標的分子のフラグメント化を防ぎ高感度での検出を可能にした。リガンド標的分子同定等に有効である。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術では、レーザーによりdmpyがイオン化した際の強度が高過ぎて、標的分子をフラグメント化してしまうことがあり、LA-LDI MSでは十分な検出感度が得られないという問題があった。また、MALDI法と比べて低感度という問題があった。本発明はこれらの問題点を克服した。

【新技術の特徴】

・ピレン誘導体を用いた高感度な質量分析用プローブ
・ラベル化されたペプチドの精製が可能

【想定される用途】

・リガンド標的分子同定
・研究用試薬

14:00~14:25 材料
2) 木質系材料の化学修飾による3次元成形加工技術

産業技術総合研究所 材料・化学領域 マルチマテリアル研究部門 木質資源複合材料グループ 主任研究員 関 雅子
http://unit.aist.go.jp/mmri/ja/groups/wdcm.html

【新技術の概要】

木材や竹などの木質系素材にエステル化等の化学修飾を行うことで、木質細胞間のすべり現象による塑性流動を生じさせることができた。この現象を利用して金型内で成形された部材は、形状安定性や耐水性に優れ、熱可塑性であることからリサイクルも可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

木質系材料の3次元成形物を得るための技術として、微細化した木質素材とプラスチックを混錬・成形する技術が一般的である。本技術では、木質資源が元来有する細胞構造を破壊することなく3次元成形が可能であり、力学的特性に優れた成形体を得ることができる。

【新技術の特徴】

・木質系素材の塑性加工技術
・木質系材料の化学修飾による熱可塑性付与
・木質部材の高耐久化

【想定される用途】

・プラスチック材料代替技術
・建材・建築部材
・自動車内装部材

【関連情報】

・サンプルあり

14:30~14:55 材料
3) 多結晶インフォマティクス ~光学画像からひも解く結晶の情報~

名古屋大学 工学部・工学研究科 物質プロセス工学専攻 教授 宇佐美 徳隆
http://www.numse.nagoya-u.ac.jp/photonics/

【新技術の概要】

多結晶材料の光学画像(反射像や蛍光像)から材料開発に有用なさまざまな情報をひも解く技術を紹介します。白色光照明下で撮影した複数の反射像から、機械学習により材料の結晶方位分布を予測する技術を中心に、結晶欠陥の抽出や3次元可視化、結晶欠陥の発生点の特徴抽出の試みについて紹介する予定です。

【従来技術・競合技術との比較】

結晶方位分布を測定する従来技術として、電子線後方散乱回折、エックス線(ラウエ法)、光散乱を利用する方法などがあります。いずれも大面積多結晶の測定には、空間スキャンが必要で測定が長時間に及びます。本技術では、データ収集は写真を撮影するだけで長時間スキャンは不要です。さらに機械学習により短時間で解析が可能です。

【新技術の特徴】

・光学画像に機械学習を適用
・大面積試料も短時間で解析可能
・3次元可視化など、さまざまな展開が可能

【想定される用途】

・さまざまな材料の組織や欠陥の評価
・高性能材料の作製プロセスを強力に支援
・異分野のさまざまな画像や映像への応用

15:00~15:25 医療・福祉
4) 静電植毛技術を用いた心電図測定用スマートウェアの開発

産業技術総合研究所 センシングシステム研究センター ハイブリッドセンシングデバイス研究チーム  研究員 竹下 俊弘
http://unit.aist.go.jp/ssrc/

【新技術の概要】

心電図計測における低ノイズ化と安定した皮膚-電極間の接触を目的とし、静電植毛技術を応用した起毛電極の開発を行った。静電植毛技術を用いることで、立体形状にも一様にドライ電極を形成可能になり、接触状態の安定化が可能になる。

【従来技術・競合技術との比較】

従来のゲルのないドライ電極では皮膚-電極間の接触状態が不安定になりやすく、体動によるノイズ(モーションアーティファクト)が発生していた。本開発技術を用いることで、体動が発生しても、皮膚-電極間の接触状態が安定した電極作製に成功した。

【新技術の特徴】

・皮膚-電極間の接触安定化構造
・増幅回路内蔵による低ノイズ化
・静電植毛技術を用いた違和感のないドライ電極

【想定される用途】

・心電図計測
・筋電計測
・生体情報モニタリング

15:30~15:55 材料
5) 微生物接着タンパク質AtaAの応用の拡がり(分子固定、表面機能化、分子輸送等)

名古屋大学 工学部・工学研究科 生命分子工学専攻 教授 堀 克敏
http://www.chembio.nagoya-u.ac.jp/labhp/life3/index.html

【新技術の概要】

接着性ポリペプチド(融合ポリペプチドを含む)または接着性ポリペプチドと機能性付与実体との複合体を自己凝集させずに、固定または接着させることが可能になった。接着性ポリペプチド(融合ポリペプチドを含む)および機能性付与実体をリポソームの膜上に固定または接着させることが可能になった。

【従来技術・競合技術との比較】

ガラス、シリカ、シリコン、セラミック、プラスチック、金属など様々な材料表面を、機能性分子で簡便にコーティングできる。しかも、事前に化学処理による表面の活性化は不要である。また、上記コーティングは水中で可能である。これまでにない分子接着剤を提供するとも言える。

【新技術の特徴】

・自己凝集させずにペプチドなどの有用分子を表面に固定できる
・有用分子をリポソームの膜上に固定できる
・様々なバルク材料の表面を機能性分子で簡単にコーティングできる

【想定される用途】

・医薬品・化成品工業の分離プロセス
・表面改質や機能性材料の設計など材料工学
・再生医療・細胞工学・医用工学
・バイオセンサー

【関連情報】

・サンプルあり