新技術説明会メールマガジンご登録
新技術説明会パンフレット

申込み受付中の説明会
05/10(木) 12:00 電気通信大学 新技術説明会 ~ 16:00
05/15(火) 09:55 福岡大学 新技術説明会 ~ 14:55
05/17(木) 09:55 ものづくり技術 新技術説明会 ~ 15:25
05/22(火) 11:00 京都大学 新技術説明会 ~ 15:55
05/24(木) 09:55 量子科学技術研究開発機構 新技術説明会 ~ 15:25
05/29(火) 09:55 理化学研究所 新技術説明会 ~ 15:25

開催スケジュール
5/17(木)
関東圏公設試 新技術説明会(仮称) 
5/22(火)
京都大学 新技術説明会 
5/24(木)
量子科学技術研究開発機構 新技術説明会 
5/29(火)
理化学研究所 新技術説明会 
6/5(火)
首都圏北部4大学 新技術説明会(仮称) 
6/7(木)
三重大学・岐阜大学 新技術説明会(仮称) 
6/12(火)
お茶の水女子大学 新技術説明会 
6/14(木)
豊橋技術科学大学 新技術説明会 
6/19(火)
横浜国立大学 新技術説明会
6/21(木)am
慶應義塾大学 新技術説明会 
6/21(木)pm
早稲田大学 新技術説明会 
6/26(火)
物質・材料研究機構 新技術説明会 
6/28(木)
東京農工大学 新技術説明会

大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 新技術説明会
【日時】2018年01月23日(火) 10:00~15:25【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料
【主催】科学技術振興機構、大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 【PUiP参加機関】 宇都宮大学、埼玉大学、芝浦工業大学、首都大学東京、株式会社信州TLO、筑波大学、東京電機大学、東京理科大学、日本原子力研究開発機構、山梨大学、横浜国立大学
【後援】特許庁、経済産業省関東経済産業局

複数大学の特許や研究ノウハウをポートフォリオ化したものを「知財群」と呼んでいます。本説明会は、社会ニーズや市場動向から具体的な製品分野を選び、その分野に関連する特許等を集めた知財群について、企業に提案を行なうものです。まず産学連携コーディネーターが製品分野とその知財群を紹介し、続いて研究者が知財群のキーとなる特許技術について説明します。

発表内容詳細

10:00~10:25 機械
1 ) 知財群テーマ紹介「UAV(ドローン)が切り拓く未来について」

山梨大学 研究推進・社会連携機構 社会連携・知財管理センター 産学連携コーディネーター 白井 隆之

【新技術の概要】

スマートフォンやタブレット端末の爆発的な普及に伴い、消費者を取り巻く通信や無線をはじめとする技術の革新が起きた。それは、これまで玩具の地位であった無人飛行機(ドローンを含む)の地位を格段に向上させ、その適用分野は広がり、要求性能もエスカレートしている。これに対応できる無人飛行機の操作・設計の技術に特化して紹介する。

【従来技術・競合技術との比較】

ドローンを含む無人飛行機の用途として、産業分野では農薬散布の市場が確立し、空撮市場に拡張傾向がみられる。今後の整備・点検、測量、さらには運送や宅配等への広がりによる機能向上や安定性向上を実現する、一歩先の社会を実現するシーズを紹介する。

【新技術の特徴】

・本体:4つの回転翼の推力方向が変わる「クアッドチルトロータ」により多様な飛行形態を実現
・操作:力覚提示による誤操作防止で緻密で正確な飛行を実現
・設計:流体工学シミュレーションと形状の最適化設計によって、低コスト・短期間・高性能の開発を実現

【想定される用途】

・産業用途として、輸送・配送、移動、整備・点検、空撮
・サービスとして、運送、宅配、警備・監視
・個人娯楽として、撮影、操縦、少量運搬

10:30~10:55 機械
1-1) どんな姿勢でもホバリング可能なクアッドチルトロータUAV

芝浦工業大学 工学部 電気工学科 准教授 安孫子 聡子

【新技術の概要】

飛行姿勢を大きく変えることができ、突風などの外乱にも強いクアッドチルトロータUAV

【従来技術・競合技術との比較】

市販されているマルチコプタ機は推力が一定のため、水平移動する際に、機体が傾いてします。また、突風等の外乱に弱いという弱点があります。ここで提案している機体は、水平移動時も姿勢を一定に保つことが可能です。また、推力方向を変化させることで突風に対応できる機体となります。

【新技術の特徴】

・任意の姿勢を保ったまま、ホバリングが可能
・姿勢を傾けることなく水平飛行が可能
・横風等の外乱に対応する飛行が可能

【想定される用途】

・インフラ点検時のトンネルの壁面のような平面以外でも接近が可能
・姿勢を変化させることで、細い通路のすり抜けが可能
・グリッパ等のアタッチメントを取り付けることで、3次元の空中作業が可能

11:00~11:25 デバイス・装置
1-2) 移動ロボットの安全・自在操作を実現する3自由度力覚提示ジョイスティック

山梨大学 大学院総合研究部 工学域機械工学系 准教授 野田 善之
http://www.me.yamanashi.ac.jp/lab/noda/

【新技術の概要】

ドローンなどの移動ロボットを遠隔操作する際に、誤操作によってロボットを障害物へ衝突させてしまう恐れがある。そこで、移動ロボットに対する安全性と操作性を両立することを目的に、障害物との距離に応じて操作者へ反力を提示する力覚提示ジョイスティックを開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

力覚提示装置の多くは、ワイヤー懸下やリンク機構を用いているため、人の操作力に拮抗する反力提示は困難である。本技術は歯車機構を用いて人の操作を動的に制限することが可能な力覚提示技術である。

【新技術の特徴】

・力覚提示による動的な操作制限
・誤操作防止による高速・高精度な操作性の実現
・ティーチングによる単純から複雑な作業の効率化

【想定される用途】

・産業用途(測量、整備・点検、撮影)
・サービス(運送、宅配)
・個人娯楽(撮影、少量運搬)

11:30~11:55 機械
1-3) 大気圏人工衛星 長時間滞空無人航空機「ソーラープレーン」

諏訪東京理科大学 工学部 機械工学科 教授 雷 忠
https://www.ms.suwa.tus.ac.jp/kyoin-lei/

【新技術の概要】

「ソーラープレーン」とは、太陽光エネルギーを利用した航空機である。昼間に太陽光発電で飛行しながら、余った電力をバッテリーに蓄積し、夜間の飛行に用いることで、理論的には半永久的な飛行も可能となる。利用方法としては、環境監視、災害救援、通信や放送の中継基地となる空中通信プラットフォーム等が挙げられる。

【従来技術・競合技術との比較】

現在、汎用されているドローンやマルチコプターの最大の課題は、滞空時間が短いことである。蓄電池や燃料が使い切る問題が避けられず、どうしても短時間、短距離の利用に限られている。自己発電のソーラープレーンは長時間滞空を実現し、上空からインターネット、電話通信サビースなどの利用が可能になる。

【新技術の特徴】

・軽量化設計
・低い消費電力
・長時間滞空

【想定される用途】

・大気圏人工衛星:空中通信プラットフォーム
・災害救援:山岳・海上遭難、洪水、台風、地震
・農地観測、交通監視、環境監視

【関連情報】

・展示品あり

13:00~13:25 医療・福祉
2 ) 知財群テーマ紹介 「安全・安心なオリンピックの開催に向けて」

東京電機大学 産官学交流センター 研究コーディネーター 安江 準二

【新技術の概要】

オリンピックで活用可能なセキュリティー技術(全ての磁気カードを鍵として、物理鍵やフロント業務が不要となる暗号データー処理方法、衣服特徴を用いた人物検索システム)のご紹介、及び人間の安全性を高める技術(生理情報をきめ細かく一括管理し、熱中症の発症リスクを個人単位で管理可能となる技術、新たなコンセプトの紫外線吸収剤)のご紹介

【従来技術・競合技術との比較】

2020年夏開催の東京オリンピックを控え、安全・安心な開催に役立つと思われる新規技術(熱中症対策技術、UVA対策技術、人物検索技術、暗号処理技術)をご紹介します。

【新技術の特徴】

・カード番号等の個人情報を確実、高速に処理可能であり、また高い安全性を担保できる暗号処理システム
・外気の影響を受けにくい鼓膜温を連続的且つ正確に測定し、熱中症の発症リスクを遠隔でリアルタイム管理可能
・身体方向を推定し、且つ照明環境の影響を低減させた上で、色、模様といった衣服特徴を用いて人物検索を行う
・長波長までのUVAを吸収可能であり、またUVA吸収性に優れた皮膚外用剤への展開も可能な化合物の提案

【想定される用途】

・オリンピックに於ける警備やボランティア等に従事する人の熱中症リスク管理
・人物の検出、検索、認識、認証
・紫外線吸収剤(サンスクリーン)、紫外線を通さないフィルターや光学素子

13:30~13:55 情報
2-1) 情報を暗号化して復号せずに照合する暗号処理システム

東京理科大学 理工学部 情報科学科 講師 入山 聖史
http://www.is.noda.sut.ac.jp/laboratory/iriyama_lab/

【新技術の概要】

本発明は暗号データ処理方法等に関し、より詳しくは個人のプライバシー情報等を暗号化したまま、復号することなく照合可能な暗号処理システムに関する。本発明によれば、すべての磁気カードを鍵にすることができるため、物理鍵やフロント業務が不要になる。その一方、カード番号等の個人情報保護をより確実かつ高速に処理可能となる。

【従来技術・競合技術との比較】

近年、暗号化された情報に対して復号化せずに如何に検索や処理を⾏うかが課題となっている。⽇本では、⽇⽴が準同型暗号関数を⽤いた技術を開発しているが、処理速度は⾮常に遅く実⽤化には課題が多い。また、富士通の暗号化システムは、復号せずに同一性を確認する点で共通するが、照合結果を暗号化しない点で異なる。

【新技術の特徴】

・いかなる入力でも2つの情報が完全に一致しているか照合する
・ワンタイム暗号とすることで高い安全性を担保している。
・照合結果も暗号化する

【想定される用途】

・宿泊施設(ホテル、民泊等)の予約・入室管理
・コワーキングスペースの入退室管理
・アミューズメント施設の入退室管理

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり

14:00~14:25 医療・福祉
2-2) 地球の裏側でも個々人の熱中症の発症リスクを管理

日本原子力研究開発機構 バックエンド研究開発部門 核燃料サイクル工学研究所 再処理技術開発センター 処理部 転換技術課 マネージャー 高橋 直樹
http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/top.html

【新技術の概要】

これまでの熱中症管理は個人まかせ又は管理者の問いかけに対する回答をもとに実施されてきたが、当該システムは従来の管理方法に体温という客観的な生理情報を加えたきめ細かい管理を達成したものである。また、個々人の端末から送信されてくる情報を一括管理することにより熱中症の発症リスクの高まりを個人単位で管理することが可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

競合技術は、心拍数を基準に熱中症の発症リスクの高まりを検知するものであったが、心拍数は変動幅が大きく、熱中症の発症リスクを明確に捉えることは困難であった。本システムは、体温の調節中枢の温度をよく反映するといわれ、外気温等の影響を受けにくい鼓膜温を連続的に測定、監視することにより熱中症の発症リスクの高まりをより正確に捉えることが可能である。

【新技術の特徴】

・外気の影響を受けにくい核心温を連続的かつ正確に測定可能
・個々人の熱中症の発症リスクを遠隔でリアルタイムかつ集中管理することが可能
・小型軽量

【想定される用途】

・2020年オリンピックにおいて警備やボランティア等に従事する者の熱中症リスク管理
・屋外労働者(特に建設現場における労働者)の熱中症リスク管理
・苛酷な暑夏環境下で作業を行う者(例:消防隊)の熱中症リスク管理

【関連情報】

・デモあり
・展示品あり

14:30~14:55 情報
2-3) 衣服特徴を用いた人物検索システム

東京電機大学 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科 教授 中村 明生
http://www.is.fr.dendai.ac.jp/

【新技術の概要】

衣服特徴を用いた人物検索システムについて検討を加えた。衣服は全身が遮蔽されていなければ比較的大きく容易に取得することができる人物特有の特徴である。あらかじめ登録してある衣服特徴データベースと画像中の人物の衣服特徴を比較して対象人物を検索する。

【従来技術・競合技術との比較】

色・模様といった衣服特徴の抽出手法の提案、身体方向によって見え方の異なる場合への対応、照明条件の異なる環境への対応といった課題に対し、それぞれ手法を提案した。

【新技術の特徴】

・色・模様といった衣服特徴の抽出に関して、色に関しては色ヒストグラム特徴と色差特徴を、模様に関しては周波数特徴と同時生起行列特徴を採用した。また、衣服領域を分割、適切な特徴抽出および類似度を用いてマッチング・検索を実現した。
・身体方向による見えの違いに対しては、身体方向推定を行い、方向によって3種類のデータベースのうち適切なものを使い分けることで対応した。身体方向推定として、人物の胴体部の距離情報を取得し、その距離情報に楕円近似を施して軸方向から身体方向を推定した。
・照明環境の異なる環境へ対応するためには、トーンカーブを用いた色校正を行い、照明変化の影響を低減させた。

【想定される用途】

・人物の検出、検索、認識・認証
・防犯・セキュリティからマーケティングに至るまで利用方法は多様

15:00~15:25 創薬
2-4) UV-A吸収性に優れた紫外線吸収剤およびUV-A吸収性に優れた皮膚外用剤

東京理科大学 理学部第二部 化学科 教授 秋津 貴城
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/akitsu/index.htm

【新技術の概要】

紫外線カット化粧品(サンスクリーン剤)として、主にUVBに適した紫外線散乱剤となる無機酸化物、あるいは、紫外線吸収剤となる有機物の蛍光・励起状態制御などによる光吸収能向上が図られている。我々はアミノ酸誘導体キラル金属錯体の分子設計により、亜鉛錯体では特有の吸収帯がUVA吸収にも適することを見いだした。

【従来技術・競合技術との比較】

有機紫外線吸収剤として、特開2014-185137にはt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンを含有する日焼け止め化粧料が開示されているが、UV-Aを吸収しうるものは少なく、UV-A吸収性に優れる紫外線吸収剤が求められている。本発明は、UV-A吸収性に優れた紫外線吸収剤、また、UV-A吸収性に優れた皮膚外用剤を提供する。

【新技術の特徴】

・UVAを長波長まで吸収できる
・ケラチン蛋白質に取り込まれにくい(ドッキング計算結果)
・他にも分光学的性質がある(蛍光を示す、赤外線を吸収する)

【想定される用途】

・化粧品(サンスクリーン)
・紫外線を通さないフィルター、光学素子
・(金属置換による)光電子移動反応や光触媒

【関連情報】

・サンプルあり