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【オンライン開催】広島大学 新技術説明会
【日時】2021年10月05日(火) 13:30~15:55【会場】オンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科技術振興機構、広島大学

令和3年度新技術説明会は、オンライン開催を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。 接続方法のお問い合わせは受付けておりませんので予めご了承ください。
各発表終了後、Zoomミーティングにて技術相談・質問ルームを実施いたします。ぜひご利用ください。 連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ 新技術説明会に参加する
  申込受付:開催日前日の正午まで
  聴講の運用方法が変更となりました。聴講用URLは開催日の前日にご登録いただいたメールアドレスにお送りします。

 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

13:30~13:55 創薬
1) ポリペプチドによる有機機能性物質の水溶化

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 応用化学プログラム 教授 池田 篤志
https://ikedalab.wixsite.com/mysite

【新技術の概要】

フラーレン類やポルフィリン類など光機能性材料物質から、がん治療薬など難水溶性薬物を可溶化剤としてゼラチンやポリリジンのようなポリペプチドとボールミル法の一つである高速振動粉砕法によって固体状態で混合し、水で抽出することで高濃度で安定な水溶液を作成する技術である。

【従来技術・競合技術との比較】

難水溶性物質としてC60やテトラフェニルポルフィリンをゼラチンによって水溶化する際に、従来の方法である超音波照射による可溶化法、または加熱攪拌する可溶化法によって行った。しかし、それらの従来法ではC60やテトラフェニルポルフィリンをほとんど水溶化できなかった。

【新技術の特徴】

・可溶化剤としてポリペプチドを用いて、種々の難水溶性物質を水溶化する
・可溶化方法として高速振動粉砕法を用いることで簡便に、高濃度で水溶化できる
・天然可溶化剤のため生体適合性が高い

【想定される用途】

・ドラッグキャリアとしての利用
・健康飲料の有効成分の高濃度化
・従来水溶化が難しかった難水溶性物質の水溶化

【関連情報】

・サンプルあり

14:00~14:25 機械
2) ロボットを制御・診断する周期/非周期分離

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 機械工学プログラム 助教 村松 久圭
https://mdl.hiroshima-u.ac.jp/muramatsu/

【新技術の概要】

新技術として、信号を準周期信号と準非周期信号へ分離する新たな周期/非周期分離フィルタを発明した。そして、周期/非周期分離フィルタの高次化により分離精度を向上させ、最適化により雑音下における分離を実現した。

【従来技術・競合技術との比較】

従来、周期雑音の除去を目的としたコムフィルタやノッチフィルタがあるが、準周期信号と準非周期信号へ分離するフィルタは無かった。本フィルタを利用することで、雑音除去のみならず、準周期運動および準非周期運動の制御や診断が可能となった。

【新技術の特徴】

・信号の準周期信号と準非周期信号への分離
・シンプルかつ高速なリアルタイム処理が可能
・ロボットの準周期運動および準非周期運動の制御や診断に利用可能

【想定される用途】

・繰り返し運動する人間協調ロボットの精密かつ安全な運動制御
・ロボットや産業用機械における準非周期異常診断
・繰り返し動作する産業機械の精密制御

14:30~14:55 材料
3) 熱界面シート及びその製造方法

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 機械工学プログラム 准教授 崔 龍範
https://zaishitu.hiroshima-u.ac.jp/

【新技術の概要】

熱界面材は、発熱体及び放熱体の熱変形に追従するための密着性及び柔軟性と、厚み方向における高い熱伝導率を有することが求められているが、そのような高機能の熱界面シートを低コストかつ容易に製造することは困難であった。本発明は、低コストかつ容易に製造することが可能であり、加工の際に端部から切粉がほとんど発生せず、高い熱伝導率を有する熱界面シート及びその製造方法を提供することを目的とする。

【従来技術・競合技術との比較】

本研究は、カーボンナノファイバーを用い熱界面材料のシートの開発であり、シートを製造する際にカーボンナノファイバーを分散処及が不要でありながら、シートのサイズ及び形状自由度が高い。また、複雑な前処理が不要であるので、低コスト及び大量生産が造可能である。

【新技術の特徴】

・低コスト
・容易に製造による大量生産可能
・大型サイズの製造が可能

【想定される用途】

・半導体デバイス
・電気部品
・電子部品

【関連情報】

・サンプルあり

15:00~15:25 アグリ・バイオ
4) シンプル酵素触媒による効率的な有用物質変換

広島大学 大学院統合生命科学研究科 生物工学プログラム 准教授 田島 誉久
https://kato-lab.hiroshima-u.ac.jp/

【新技術の概要】

低温菌を宿主として中温菌や動植物由来の中温性酵素を発現させた微生物細胞を中温で熱処理して調製したシンプル酵素触媒を用いて物質変換反応を行うことで、収率や生産性を向上させた変換プロセスを実現できる。

【従来技術・競合技術との比較】

シンプル酵素触媒は細胞を熱処理する簡易な操作で変換酵素を精製することなくそのまま変換反応に用いることができる。また、熱処理により基質の酵素へのアクセスを向上させるとともに細胞代謝由来の酵素を失活するために副産物を生成せずに収率100%を狙えるバイオ触媒である。

【新技術の特徴】

・熱処理で基質の膜透過性を向上させられる。
・熱処理により競合代謝酵素を失活して高収率生産を行える。
・多様な中温性酵素を活用することができる。

【想定される用途】

・中温性酵素を組み合わせた有用物質の高生産
・固定化した触媒による変換反応
・補酵素再生系と共役させた変換反応

15:30~15:55 材料
5) 海洋細菌に化合物半導体結晶を合成させる技術

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 先進理工系科学専攻 准教授 富永 依里子
https://sites.google.com/view/yorikotominaga-crystalg/home

【新技術の概要】

本研究は、海洋細菌による化合物半導体の結晶成長を実現するというものである。細菌による呼吸の電子伝達系を利用し、細菌が細胞膜上で行う電子の授受によって形成される金属を用いて、特に化合物半導体の結晶を合成させる。本発表では硫化物やIII-V族、II-VI族各半導体の合成について紹介する。

【従来技術・競合技術との比較】

本技術は海から採取した細菌を用いるため、人体に無害で安全かつ合成プロセスにおけるコスト削減に寄与することが挙げられる。更に、結晶の合成は細菌が生存する水溶液中にて常温常圧で行うため、多量の電力を必要としない結晶合成技術・金属回収技術とできる。また、発表者は共同研究者(広大・教授・岡村好子)と共に種々の重金属を回収する細菌の獲得に成功しているため、様々な化合物半導体の新規合成技術へと展開させることが可能である。

【新技術の特徴】

・海洋細菌を用いた安全かつ低コストな金属回収・半導体合成技術
・海洋細菌を用いた二酸化炭素排出量を抑制した資源循環サイクルの確立
・様々な化合物半導体結晶の新規合成技術

【想定される用途】

・レアメタル・レアアース回収
・毒物・劇物回収
・超省エネルギー材料合成技術