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申込み受付中の説明会

開催スケジュール

【開催中止】製造技術 新技術説明会
【日時】2020年03月05日(木) 9:55~15:25【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、北見工業大学、室蘭工業大学、帯広畜産大学、北海道立総合研究機構
【後援】特許庁、関東経済産業局

【開催中止のお知らせについて】新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果、本開催を中止することにいたしました。なお、現在Webサイトにて掲載している各技術につきましてはWebサイトの「お問い合わせ」に記載の大学窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。何卒ご理解、ご協力いただけますようお願い申しあげます。

発表内容詳細

10:00~10:25 製造技術
1) 【発表中止】血管のようなヌルヌル柔軟弾性管と簡単・瞬時に着脱できるコネクタ付きチューブ

北見工業大学 工学部 地球環境工学科エネルギー総合工学コース 准教授 松村 昌典

【新技術の概要】

薄くて破れやすく、ぬめりや柔軟性がある血管のような弾性管と簡単・瞬時に着脱できるコネクタ付きチューブを開発した。これは弾性管の内側に挿入するチューブと弾性管の外側に装着する外筒から成り、チューブと弾性管の間、あるいは外筒と弾性管の間に設けたバルーンを膨らませることで、確実な接続ができるものである。

【従来技術・競合技術との比較】

薄くて柔軟性のある弾性管を各種チューブと接続する場合は、弾性管側に硬質のルアーコネクタ等を糸等で止める必要があった。この作業には時間を要し、熟練も必要とした。さらに糸等によって、弾性管側に物理的損傷を与えることもあった。本コネクタは、熟練者でなくても瞬時に着脱でき、また物理的損傷も非常に少ない。

【新技術の特徴】

・ぬめりのある薄くて柔軟性のある弾性管と各種チューブを瞬時に着脱できる
・弾性管側を加工する必要がなく、弾性管の物理的損傷が非常に少ない
・着脱作業に熟練を要しない

【想定される用途】

・臓器などの脈管と各種医療機器との接続
・ゴム状に伸びるホースとの接続

【関連情報】

・デモあり
・外国出願特許あり

10:30~10:55 製造技術
2) 【発表中止】特殊な電子構造をベースとした次世代電極触媒の開発

北見工業大学 工学部 地球環境工学科先端材料物質工学コース 助教 平井 慈人
http://www.mtrl.kitami-it.ac.jp/catalyst/

【新技術の概要】

電子構造に着目して触媒探索を行った結果、金属的な性質と絶縁体的な性質を併せ持つ材料が極めて高性能な酸素発生触媒となることを見出した。今後、同種材料の触媒能や合成法を改良することで、実用化に耐えうる金属空気電池や水の電気分解セルの開発が進展すると期待される。

【従来技術・競合技術との比較】

IrO2などの酸素発生触媒は過電圧が低いものの、耐久性に課題がある。一方、最近注目されている絶縁体的な遷移金属酸化物は過電圧が高いという課題がある。金属的な性質と絶縁体的な性質を併せ持つ材料は過電圧が金属的な材料よりも低いばかりか、耐久性も絶縁体的な材料よりも高く、今までになく優れた酸素発生触媒と言える。

【新技術の特徴】

・酸素発生触媒の過電圧が低く、水の電気分解に応用した時に大量の水素燃料を製造できる
・酸素発生触媒の耐久性が高く、金属空気二次電池で充放電を繰り返しても性能を維持できる
・金属的な性質と絶縁体的な性質を併せ持つ材料は既存の複合材料に比べて優れた酸素発生触媒能を示す

【想定される用途】

・水の電気分解
・金属空気電池
・金属の電解採取

11:00~11:25 製造技術
3) 【発表中止】通気制御で省エネと堆肥の安全性を追求した堆肥ロボット

帯広畜産大学 環境農学研究部門 農業環境工学分野 農業環境工学系 准教授 宮竹 史仁
https://www.obihiro.ac.jp/faculty-r/fumihito-miyatake

【新技術の概要】

堆肥の発酵状況(堆肥温度の状況)に応じて、予めプログラムされたシステムを用いて送風機をインバーター制御することにより最適な通気量に変化させ効率よく発酵させる堆肥製造システムである。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の堆肥製造装置と比べ、送風機稼働を最適化することで使用電力量6~7割削減。60℃以上の高温持続を可能にすることで病原菌の死滅や雑草種子の不活性化による安全性の向上。堆肥化で発生する温室効果ガスの排出を抑制できる。

【新技術の特徴】

・通気量制御に伴う送風機使用電力量を6~7割削減
・60℃以上の高温持続することで病原菌を死滅させ安全性が向上
・堆肥化で発生する温室効果ガス排出を抑制

【想定される用途】

・堆肥化することで敷料として利用
・堆肥化することで肥料として利用

11:30~11:55 製造技術
4) 【発表中止】外部刺激に応答して明瞭多彩な色調・形状変化を示す薄膜およびゲルの開発

北見工業大学 工学部 地域未来デザイン工学科機械知能・生体工学コース 准教授 兼清 泰正

【新技術の概要】

種々の官能基を有するポリマーをガラス基板上に薄膜化し、特定の分子との反応に伴い色素の吸脱着が生じる現象を利用して、糖類、活性酸素種、ホルムアルデヒド、乳酸など様々な分子に応答して明瞭かつ多彩な色調変化を示すセンサーを開発した。これと同様の官能基組成を有するヒドロゲルを合成し、分子刺激に応答して形状を変化させることに成功した。

【従来技術・競合技術との比較】

本研究で開発した薄膜型センサーは、原理的にあらゆる色調の色素を用いることが可能であり、従来に無い明瞭かつ多彩な色変化を実現している。用いる色素には安価で低毒性のものを選定可能であり、従来のセンサーでしばしば問題となる色素の毒性やコストに関して優位性をもつ。特定の分子に応答して形状変化を示すゲルは希少であるが、本研究では従来知られていない様々なタイプの分子応答性ゲルを実現している。

【新技術の特徴】

・身の回りに存在する化合物の濃度に依存して、明瞭かつ多彩な色調変化や形状変化が生じる
・紙や布など様々な基材への複合化が可能である
・安価で低毒性の原料から作製されるため、低コストに製造でき環境・生体適合性が高い

【想定される用途】

・家庭で手軽に利用できる試験紙
・汗をかくと図柄が変化する衣服
・形の変化により寿命がわかる吸着剤

【関連情報】

・サンプルあり

13:00~13:25 製造技術
5) 【発表中止】混相流に対応した高時間分解能のレーザーせん断応力計

室蘭工業大学 大学院工学研究科 生産システム工学系専攻 助教 大石 義彦
http://www.muroran-it.ac.jp/robomech/fe_lab.html

【新技術の概要】

乱流のせん断応力計を計測可能としたセンサと装置で、光のドップラー効果を利用したものでビート信号検出を応用させた。実用的な流れ場を把握するために、壁面摩擦抵抗を流体の種類や固気液混相の状態によらないせん断応力を評価可能なせん断応力計を開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

本装置は1kHzまでの測定が可能となり、乱流摩擦抵抗の低減効果を詳しく把握できる装置である。混相流のせん断応力が可能であり、気泡や非ニュートン流体による摩擦抵抗低減効果を効率よく調査することができる。

【新技術の特徴】

・レーザードップラーによる光測定を変位計に用いており、乱流場の測定が可能となった
・気泡などが入った混相流のせん断応力が測定できる
・高い時間分解を持ち、急な変化の特徴をとらえやすい

【想定される用途】

・船舶のせん断応力評価
・管内の混相流のせん断応力評価
・非ニュートン流体のせん断応力評価

13:30~13:55 製造技術
6) 【発表中止】大きな磁気光学効果を示す液体の開発とその光デバイス応用

室蘭工業大学 大学院工学研究科 環境創成工学系専攻 准教授 飯森 俊文
https://www.muroran-it.ac.jp/crd/seeds/iimori/

【新技術の概要】

本技術の目的は、液体材料を用いることで形状を調整する自由度が高いファラデー回転子並びにこれを用いた磁気光学デバイス及び光アイソレータを提供することにある。磁場の印加により旋光性が生じる特性を利用した磁場センサーや電流センサー、光アイソレータ等の磁気光学デバイスに応用可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

光アイソレータ等の磁気光学デバイスに用いられるファラデー回転子として、一般に結晶等の固体材料が用いられている。固体材料を用いたファラデー回転子の場合、回転子の形状を調整するには結晶等の材料自体を加工する必要がある。このため、回転子の形状調整は容易ではない。本技術は、上記の課題を解決することができる。

【新技術の特徴】

・放熱
・形状変更容易
・設計自由度向上

【想定される用途】

・光アイソレーター
・磁気光学デバイス

14:00~14:25 製造技術
7) 【発表中止】三次元流路へのめっき処理方法

北海道立総合研究機構 産業技術研究本部 工業試験場 製品技術部 生産システム・製造技術グループ 研究職員 鈴木 逸人

【新技術の概要】

三次元積層造形法で製造された水冷式金型に代表される複雑流路に対して、物体表面を処理することなく流路内壁のみにめっき膜を析出させる無電解めっき処理方法である。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の浸漬を前提とした手法では処理することができない立体配置の流路に選択的にめっき処理を行い、防食性を付与することができる。入口と出口が存在する流路であれば専用の治具等を必要とすることなく処理を行うことができる。

【新技術の特徴】

・浸漬では処理溶液を十分に供給することが出来ない流路に対して、流路内壁のみを無電解めっき処理する手法
・流路断面の形状に依存せず、物体内部に入口と出口がありかつ無電解めっき溶液を流すことが出来る構造に対して適用可能
・めっき膜析出に必要な工程である酸洗い、水洗い、めっき膜析出処理について、すべての溶液を強制的に流すことで処理する手法

【想定される用途】

・積層造形法で作製された複雑で立体的な流路のめっき処理手法
・様々な形状のパイプ内部のみのめっき処理
・流体部品のような流線形内部構造のめっき処理

14:30~14:55 製造技術
8) 【発表中止】衛星測位を活用した三次元路面計測

北見工業大学 工学部 地域未来デザイン工学科社会インフラ工学コース 准教授 富山 和也
https://sites.google.com/site/kittomiyama/

【新技術の概要】

本技術は、地上型レーザースキャナー(TLS)と高精度で位置情報を取得可能な衛星測位システム(GNSS)の組み合わせにより、計測時点で点群データに対し正確な地理座標を付与するとともに、TLS移設時の点群合成処理に必要なターゲットの設置を省略することで、安全かつ効率的な三次元計測を可能とするものである。

【従来技術・競合技術との比較】

従来、複数点からTLS計測を行う場合は、点群を合成するための基準点となるターゲット(TG)を設置する必要があり、計測精度はTGの視準精度や合成処理手法の影響を受ける。一方、本技術は、TLSとGNSSの融合により、TGの設置および視準を不要とし、従来以上の計測精度で作業効率ならびに安全性が向上するものとなる。

【新技術の特徴】

・ターゲットの設置が困難な場所でも高精度に三次元データを取得
・点群合成に必要な特徴点が少ない面的な広がりを持つ構造物をターゲットレスで計測
・地理座標により構造物の施工から供用後の維持管理までを一元管理

【想定される用途】

・舗装(道路・空港滑走路・港湾施設・駐車場等)の調査・設計・管理
・テストコースやサーキット等の走行路面評価
・歩行者やパーソナルモビリティの移動空間評価

15:00~15:25 製造技術
9) 【発表中止】電界処理によるガラスへの機能付与:情報記録~微細加工

北見工業大学 工学部 地域未来デザイン工学科情報デザイン・コミュニケーション工学コース 准教授 酒井 大輔

【新技術の概要】

身近な汎用ガラスに情報を記録したり、微細構造を作製することができる技術です。記録したいパターンは一般的な可視域のレーザーで設計できます。通常、可視光はガラスを透過してしまい記録はできないのですが、本技術では電界処理を組み合わせることで、光により設計できる多彩なパターンをガラスに転写可能になります。

【従来技術・競合技術との比較】

従来、ガラスに情報を記録するにはフェムト秒レーザーのような特殊な光源が必要でした。また、微細加工するにはドライエッチング等の高額な装置が必要で、処理可能な面積も限られていました。本技術では可視域のレーザーや電源装置といった一般的な機器を用い、安価に汎用ガラスへの情報記録・微細構造形成を可能とします。

【新技術の特徴】

・通常透過してしまう光の情報を、電界処理によりガラスに記録できる
・ガラスに記録された情報は熱や紫外線、湿度などで劣化しにくく、超長期の保存が期待できる
・汎用ガラス上に安価に微細周期構造を形成することも可能

【想定される用途】

・透明なガラスに見えない情報をセキュリティとして記録
・ガラスにホログラムなどを記録し、ディスプレイとして応用
・波長サイズ以下の構造を形成できると、光を反射しないガラスにも応用できる可能性

【関連情報】

・サンプルあり