新技術説明会 > 開催予定・お申込み > 南日本 > 2019 環境・エネルギー > 2019 環境・エネルギー:発表内容詳細
申込み受付中の説明会
11/21(木) 10:00 北海道大学 新技術説明会 ~ 14:55
11/26(火) 09:55 日本原子力研究開発機構 新技術説明会 ~ 11:55
11/26(火) 13:30 環境 新技術説明会 ~ 15:55
11/28(木) 10:00 ライフサイエンス 新技術説明会 ~医療系大学~ ~ 15:55
12/03(火) 09:55 環境・エネルギー 新技術説明会 ~ 14:55
12/05(木) 09:55 工学院大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/05(木) 13:25 東北大学 新技術説明会 ~ 15:55
12/10(火) 09:55 明治大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/10(火) 13:25 九州工業大学 新技術説明会 ~ 15:55
12/12(木) 10:00 新潟大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/12(木) 13:30 高専 新技術説明会 ~ 15:55
12/17(火) 13:25 会津大学 新技術説明会 ~ 15:25
12/19(木) 13:30 山梨大学 新技術説明会 ~ 15:55

開催スケジュール
1/21(木)
大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 新技術説明会 
2/4(火)
大阪大学 新技術説明会 
2/13(木)pm
JST知財活用支援事業 新技術説明会 
2/20(木)pm
千葉大学 新技術説明会 
2/27(木)
北東北3大学 新技術説明会 
3/3(火)
看護系大学 新技術説明会 
3/5(木)pm
北見工業大学他 新技術説明会 
3/10(火)
関西10私大 新技術説明会 

環境・エネルギー 新技術説明会
【日時】2019年12月03日(火) 9:55~14:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、鹿児島大学、佐賀大学、琉球大学、山口大学、都城工業高等専門学校、北九州市立大学、大分大学
【後援】特許庁、関東経済産業局、宮崎大学、鹿屋体育大学、鹿児島工業高等専門学校

発表内容詳細

10:00~10:25 エネルギー
1) 次世代二次電池としてのマグネシム-硫黄電池の可能性に迫る

山口大学 大学院創成科学研究科 化学系専攻 講師 山吹 一大
http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~yamabuki/

【新技術の概要】

マグネシウム金属負極に形成される酸化被膜(不導体被膜)の形成を抑制した新規マグネシウム-ビスマス合金を開発した。さらに、山口大学オリジナルの硫黄正極と電解質を用いて疑似固体系のマグネシウム-硫黄二次電池の試作を行い過電圧を大幅に低減させたマグネシウム二次電池の開発に成功した。

【従来技術・競合技術との比較】

負極に関してはMg3Bi2金属間化合物を用いたものが競合技術にあり、過電圧を大きく低減させることが可能である。しかしながら、正極と組合わせた電池性能に関する報告はない。また、大気中での安定性が非常に低く加水分解することが知られているが、本技術で用いるマグネシウム合金は耐久での取り扱いを可能とする。

【新技術の特徴】

・過電圧が大幅に低減されたマグネシウム電池
・正極活物質に硫黄系化合物を用いることで室温で高い放電容量を発現
・包接構造を有するゲル電解質の使用により充放電挙動(放電容量、サイクル特性、過充電)が改善

【想定される用途】

・車載用蓄電デバイス
・定置用蓄電デバイス
・フレキシブル蓄電池(貼れる電池)

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

10:30~10:55 環境
2) 石けんを主成分とした泥炭火災用消火剤

北九州市立大学 国際環境工学部 環境生命工学科 教授 上江洲 一也
https://www.kitakyu-u.ac.jp/sp/env/subject/d-life/Kazuya_Uezu/

【新技術の概要】

脂肪酸塩(石けん)を主成分とした消火剤であり、1%水溶液として散布することにより、熱分解と酸化反応による無炎燃焼が進行する泥炭から効率よく熱を除去するとともに、乾燥した泥炭の含水率を高めることで、消火効果と延焼防止の効果がある。

【従来技術・競合技術との比較】

泥炭火災のように、内部でも燃焼が進行する火災を主な対象としたものではないが、一般火災(クラスA)用泡消火剤が競合技術となる。競合技術と比較し、低い生態毒性と高い生物分解性を有する脂肪酸塩(石けん)を主成分としているため、人体、生物および自然環境への負荷が少ない消火剤である。

【新技術の特徴】

・無炎燃焼物(燻燃)からの熱除去
・乾燥有機物の含水率向上
・低い生態毒性と高い生物分解性

【想定される用途】

・泥炭火災の消火
・ボタ山火災の消火
・産業廃棄物中間処理場での火災の消火

【関連情報】

・サンプルあり
・外国出願特許あり

11:00~11:25 エネルギー
3) バイオガス改質による水素-一酸化炭素系燃料の製造

鹿児島大学 大学院理工学研究科 化学生命・化学工学専攻 准教授 鮫島 宗一郎
https://ecp.cen.kagoshima-u.ac.jp/group/muki/index.html

【新技術の概要】

本技術は、未利用資源で再生可能エネルギーとしてその有効利用が切望されているバイオガス(メタン60%と二酸化炭素40%)を固体酸化物形燃料電池の燃料となる水素と一酸化炭素の混合ガスへ長時間、安定的に変換する反応器に関するものである。

【従来技術・競合技術との比較】

従来のドライリフォーミング反応では高価な貴金属が触媒として使用されていたが、本技術では比較的安価な金属触媒(ニッケル、コバルト)を使用する。また、酸化剤として空気を添加することで炭素の析出を抑制し耐久性が向上し、部分酸化反応の発熱をドライリフォーミングの反応に利用可能である。

【新技術の特徴】

・未利用資源であるバイオガスの効率的な水素への変換
・二酸化炭素の循環による排出低減
・貴金属触媒の使用削減

【想定される用途】

・事業用定置型固体酸化物形燃料電池への燃料供給
・バイオマス処理施設での水素燃料製造
・下水処理施設での水素燃料製造

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

11:30~11:55 エネルギー
4) 混ぜると水素!アンモニアボラン熱分解で高速・大量・高圧水素を得る

琉球大学 理学部 海洋自然科学科化学系 助教 中川 鉄水
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~tessui/HE-Lab/

【新技術の概要】

アンモニアボラン(NH3BH3)にイオン液体と金属水素化物を混ぜると水素を室温から発生する。比率と物質を最適化すると、60℃で5.5質量%の水素を1時間で放出する技術を開発した。室温で水素を放出させた場合は1ppm以下のNH3濃度であり自然に高圧になることから、燃料電池や移動型水素ステーション用の水素として利用できるようになった。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の水素貯蔵材料は水に弱く水素放出に高温が必要であるが、アンモニアボランは水に強く長期保存が可能である。水素吸蔵合金との比較では、軽いので移動用に適している。この材料は水素放出速度が遅く、不純物の放出が課題であり、これまでどちらかの解決はしていたが、本技術では両方を同時に解決した。

【新技術の特徴】

・高速・大量・(条件によっては)高純度水素放出
・お湯以下の温度で水素放出
・リサイクル可能

【想定される用途】

・移動用水素ステーション
・非常用燃料電池
・ポータブル・移動型燃料電池

【関連情報】

・サンプルあり

12:00~12:25 環境
5) 洗浄液を飛散させない噴霧機構の開発

都城工業高等専門学校 機械工学科 准教授 髙木 夏樹

【新技術の概要】

本発明は、窓ガラス表面や太陽光パネルなどの被洗浄物に対し、水や洗浄剤などの洗浄液を噴霧して被洗浄物を洗浄する際に、被洗浄物へ投射される洗浄液および投射された洗浄廃液が周囲に飛散することなく洗浄廃液を回収することができる洗浄機のノズル機構を提供する。

【従来技術・競合技術との比較】

従来、建築物の窓ガラスや太陽光パネルなどの洗浄には高圧洗浄機が用いられている。これらの高圧洗浄機は、被洗浄物に当たった廃液が周囲に飛散したりするため、被洗浄物周囲での飛散防止作業や廃液回収作業が必要となる。本発明は、1つの洗浄機のみで被洗浄物への洗浄液の投射ならびに廃液の回収が可能となる。

【新技術の特徴】

・被洗浄物へ投射される洗浄液ならびに洗浄廃液の周囲への飛散を防止
・飛散物による汚染の防止ならびに作業場環境の向上
・ノズル構造を小型・軽量化可能

【想定される用途】

・建築物の窓ガラスなどの洗浄機のノズル機構
・太陽光パネルなどの洗浄機のノズル機構
・壁面などの塗装における塗料噴霧機のノズル機構

【関連情報】

・サンプルあり

12:30~12:55 エネルギー
6) 二酸化炭素の水素還元による高品質輸送用液体燃料の合成

北九州市立大学 国際環境工学部 エネルギー循環化学科 教授 黎 暁紅
http://www.kitakyu-u.ac.jp/env/subject/d-energy/Xiao-Hong_Li/li-lab.html

【新技術の概要】

本発明の炭化水素の製造方法では、原料である二酸化炭素および水素と共に亜臨海パラフィン系炭化水素を銅-亜鉛系メタノール合成触媒とゼオライトの混合触媒に接触させることにより、二酸化炭素と水素との反応により生成したメタノールが、ゼオライト触媒の作用により迅速に水素化を受けC5〜C13の炭化水素に転化することが可能となる。

【従来技術・競合技術との比較】

一酸化炭素または一酸化炭素と二酸化炭素の混合物と水素から炭化水素を合成する方法は種々提案されているが、炭素源として二酸化炭素のみを用い、一段の反応器で炭化水素を合成する方法については提案がなされていないのが現状である。本発明は、従来法より低い圧力で行うことができ、二酸化炭素と水素から高効率でC5〜C13の炭化水素を製造する炭化水素の製造方法を提供する。

【新技術の特徴】

・一段の反応器で、二酸化炭素と水素とを反応させて炭素数1~13の炭化水素を製造する方法
・メタノール合成触媒の表面が亜臨界パラフィンからなる疎水性の被膜より、水による酸化・劣化を防ぐことができる
・亜臨海パラフィンが存在することで、生成した炭化水素は速やかに触媒から抽出され、触媒の活性点を維持することができる

【想定される用途】

・工場や発電所等から排出されており、安価に入手可能な二酸化炭素を原料として炭化水素の製造を行うことができる
・製造されたC5〜C13炭化水素の中に殆どイソパラフィンであるため、ガソリンおよび航空燃料に利用できる
・温室効果ガスである二酸化炭素の排出量削減、ひいては環境負荷の低減にも貢献しうる方法である

13:00~13:25 エネルギー
7) 簡便な酵素修飾によるバイオ発電技術

佐賀大学 理工学部 機能物質化学科 冨永 昌人

【新技術の概要】

本技術は、炭素電極の酵素溶液への浸漬のみで、酵素と電極間の電子コミュニケーションを達成できる酵素修飾電極を作製でき、酵素を触媒にした燃料電池への展開が可能です。炭素電極には、各種特性に優れた独自技術で作製したカーボンナノチューブ電極が最適ですが、それに限定はされず様々なナノカーボンにも適用できます。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の酵素触媒型燃料電池のアノードとカソードへの酵素修飾法は、共有結合法などの酵素の前処理を必要としたり、酵素とナノカーボンの混合インクを作製することがほとんどでした。そのため、酵素修飾電極の作製が煩雑になっていました。

【新技術の特徴】

・浸漬法のみから作製できる酵素修飾電極
・表面修飾に優れたカーボンナノチューブ電極
・ガスセンサ電極としての活用も可能

【想定される用途】

・ヘルスセンサと無電源信号送信
・炭素表面改質技術
・ガスセンサ

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

13:30~13:55 環境
8) 雑草を利用した農業害虫の環境配慮型防除技術の開発

琉球大学 農学部 亜熱帯農林環境科学科 教授 田場 聡
http://www.agr.u-ryukyu.ac.jp/wp/phytopathology

【新技術の概要】

沖縄産雑草であるアワユキセンダングサ抽出液が農業害虫(線虫類含む)および松枯病関連害虫に対して高い殺虫、麻痺および忌避作用を有することを見出し、特に有害線虫については複数形態の防除剤を試作し高い防除効果を有することを明らかにした。その他害虫についても社会実装(資材化、処理法)に繋がる成果が得られている。

【従来技術・競合技術との比較】

一般的な害虫防除は化学合成農薬によって行われるが、有用である一方で薬剤耐性害虫の出現や環境への影響などが懸念される。これに対しアワユキセンダングサは人や環境に対する影響や食の安全に関する懸念がほとんど無いことに加え、処理対象となる植物や環境微生物に対する悪影響も無い点で特に優れると考えられる。

【新技術の特徴】

・天然成分であるため低負荷であり安全・安心である。
・熱安定性であるため様々な資材形状に加工可能である。
・多用な害虫(線虫、一般害虫および松枯病)に利用可能性がある。

【想定される用途】

・肥料、農業資材
・農薬(農業害虫)
・防虫剤(衛生害虫)

【関連情報】

・サンプルあり
・展示品あり

14:00~14:25 エネルギー
9) 融点の異なる高分子材料を組合わせたハイブリッドロケット燃料

鹿児島大学 大学院理工学研究科 機械工学専攻 教授 片野田 洋
http://www.mech.kagoshima-u.ac.jp/~katanoda/index.html

【新技術の概要】

機械的な強度は高いが融点が高くガス化しにくい高分子化合物燃料と、機械的な強度は低いが融点が低くガス化しやすい高分子化合物燃料を組合わせることで、高い燃料後退速度を維持しつつ、燃焼中に機械的な構造を保つことを意図したハイブリッドロケット燃料。

【従来技術・競合技術との比較】

従来のハイブリッドロケットは単一燃料が用いられる。機械的な強度は高いが融点が高い高分子化合物を用いると、燃料後退速度が低くなる。他方、機械的な強度は低いが融点が低い高分子化合物燃料を用いると、燃焼中に構造を維持するのが難しい。本技術は、両者を組み合わせて、高い燃料後退速度と構造強度を実現する。

【新技術の特徴】

・高い燃料後退速度が得られる。
・燃焼中の燃料の構造強度を維持できる。
・燃料の組合せの自由度が高い。

【想定される用途】

・ハイブリッドロケット燃料

【関連情報】

・展示品あり
・外国出願特許あり

14:30~14:55 エネルギー
10) 非真空プラズマ技術を応用した簡易な局所窒化処理法

大分大学 理工学部 創生工学科電気電子コース 准教授 市來 龍大
http://elecls.cc.oita-u.ac.jp/plasma/

【新技術の概要】

本技術では、「誘電体バリア放電」とよばれる大気圧プラズマを用いて鉄鋼表面に窒化処理を施し、表面硬化を達成できる。この技術は、鉄鋼部材にマスキングをすることなく任意の面積のみを硬化させる「マスクレス窒化パターニング」ができる可能性を有している。

【従来技術・競合技術との比較】

通常のプラズマ(イオン)窒化処理は真空設備を必要とするが、本技術は大気圧下で窒素プラズマを発生させるため、真空設備が不要となる。また知る限りでは、マスクレス窒化パターニングは競合技術が存在しない独自技術である。

【新技術の特徴】

・真空設備が必要ない
・マスクレス窒化パターニングの可能性がある
・多品種少量生産に向いている

【想定される用途】

・窒化防止剤を不要とする金型の局所窒化処理
・少量生産部品の安価な窒化処理
・デリバリー窒化ビジネスの可能性

【J-STORE掲載特許情報】