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01/21(火) 10:25 健康・医療 新技術説明会 ~ 14:55

開催スケジュール
1/21(木)
大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 新技術説明会 
2/4(火)
大阪大学 新技術説明会 
2/13(木)pm
JST知財活用支援事業 新技術説明会 
2/20(木)pm
千葉大学 新技術説明会 
2/27(木)
北東北3大学 新技術説明会 
3/3(火)
看護系大学 新技術説明会 
3/5(木)pm
北見工業大学他 新技術説明会 
3/10(火)
関西10私大 新技術説明会 

新潟大学 新技術説明会
【日時】2019年12月12日(木) 10:00~11:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、新潟大学
【後援】特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

10:00~10:25 材料
1) 世界で最も明るい蓄光蛍光体

新潟大学 大学院自然科学研究科 材料生産システム専攻 准教授 戸田 健司
http://mukiken.eng.niigata-u.ac.jp/index.html

【新技術の概要】

溶融急冷法を用いて高濃度のDy³⁺を賦活することにより、従来よりも優れた残光輝度を示す蓄光蛍光体SrAl₂O₄:Eu²⁺,Dy³⁺の製造方法を開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

与えられた光を蓄積し残光を示す蓄光蛍光体SrAl₂O₄:Eu²⁺,Dy³⁺は従来まで固相反応により合成されている。固相反応では電子を蓄積し、残光を発生させるDyの固溶量が低い。新しい合成法である溶融急冷法の適用により、従来よりもDy濃度が高く、かつ優れた残光特性を示すSrAl₂O₄:Eu²⁺,Dy³⁺を製造することに成功した。

【新技術の特徴】

・長い残光時間
・優れた光学特性を示す焼結体
・短い合成時間

【想定される用途】

・災害時の非常灯
・避難誘導標識
・無電力照明

【関連情報】

・サンプルあり

10:30~10:55 環境
2) 能動騒音制御などにおける純音響式の位相シフタ

新潟大学 工学部 工学科 機械システム工学プログラム 准教授  坂本 秀一

【新技術の概要】

電子回路を用いない純音響式で、広帯域の音波を逆位相にするフェイズシフタである。このフェイズシフタは、二面間の隙間による境界層の摩擦を利用して音速に周波数特性を持たせている。

【従来技術・競合技術との比較】

可動部のない音響構造のみにより、逆位相の信号が自動的に生成される。したがって、アクティブ騒音制御で必須であった「逆位相を生成するデジタル信号処理」が不要になる。位相の制御が不要になるため、アダプティブ信号は、ゲインの周波数特性を線形フィルタにより調整するのみで生成できる。

【新技術の特徴】

・純機械式で可動部がないため故障がない
・純機械式のため電源が不要
・この位相シフタは電子回路を持たないため電気的ノイズの影響はない

【想定される用途】

・ダクト用ANCの位相制御
・磁場などに影響されないためMRIなど強磁場環境への適用
・電気的、電波性ノイズが多い環境への適用

11:00~11:25 エネルギー
3) エネルギー問題を解決するかもしれない高性能電極の作成方法

新潟大学 工学部 工学科 材料科学プログラム 教授 八木 政行
http://www.eng.niigata-u.ac.jp/~yagilab/

【新技術の概要】

次世代水素製造システムとして水電解と人工光合成が世界的に注目されている。しかし、酸素発生過電圧が高く、酸素発生アノードの効率が悪い、光反応アノード・カソードの光変換効率が悪い、等の問題があり、実用化されるまでには至っていない。本研究では、新規な触媒電極の作成方法を開発することに成功した。

【従来技術・競合技術との比較】

従来は、電極表面に、ディップ法などで材料を塗布したのちに熱処理により、触媒電極が作成されることが多かった。しかしこの方法では十分低い酸素発生過電圧(~ 150 mV)を実現することはできなかった。本技術では、Ni電極をチオ尿素を含む溶融液体の中に入れて反応させる方法を開発した。

【新技術の特徴】

・酸素発生過電圧が低い(30 mv)電極
・高い電流密度が取り出せる電極
・高い光反応電流が取り出せる電極

【想定される用途】

・水の電気分解用電極
・水の光分解用電極
・電解合成反応用電極

11:30~11:55 建築・土木
4) 配管内に発生する圧力波を用いた管材の表面欠損検出法

新潟大学 農学部 農学科 流域環境学プログラム 教授 鈴木 哲也
http://www.agr.niigata-u.ac.jp/~t-suzuki/

【新技術の概要】

上水道に代表される配管施設は、大規模地震に代表される突発的災害が発生した際に復旧に困難が伴う。本技術は、水道・産業用水施設を対象に、既存施設において発生する圧力波(水撃圧)を用いて非破壊かつ非接触による管材に発生した損傷(クラック)近傍の応力状況を画像解析により同定する計測法を提示するものである。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術では、管材の損傷状況を点的にとらえるのみであり、十分な精度での損傷検出が困難であった。本技術では3次元画像解析からひずみ場を評価し、破壊力学指標を推定するものである。これにより管材など応力評価の難度の高い材料における非破壊かつ非接触での応力場評価が可能になる。

【新技術の特徴】

・鋼管やダクタイル鋳鉄管を対象に、配管内の非破壊検査へ圧力波の利用とそれを画像解析による検出する点
・圧力波の検出に3次元画像計測を利用し、可視画像の画素群の3次元的な移動量からひずみ量を算出し、破壊力学指標(応力拡大係数)から応力集中を評価する点
・管材の状態評価を評価対象の形状によらず実施できる点

【想定される用途】

・上下水道や産業用水における管材の損傷度診断
・パイプライン施設の非破壊・非接触による水撃圧検出
・パイプライン施設の維持管理における非破壊状態評価