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新技術説明会パンフレット


開催スケジュール
令和2年度の開催については新型コロナウィルス感染状況に関する政府および東京都の対応を鑑みて、従来の方法に代わりWEB開催の方向で検討しているところです。 具体的な開催方法につきましては、決まり次第、順次お伝えしていきますのでご了承下さい。

【オンライン開催】岡山大学 新技術説明会
【日時】2020年09月17日(木) 10:55~15:25【会場】Zoomビデオウェビナーによるオンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、岡山大学

岡山大学 新技術説明会は、オンライン開催(Zoomウェビナーを利用)を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。
オンライン開催の詳細につきましてはウェビナー参加登録時の「受講環境について」を十分ご確認のうえお申し込みください。Zoomの接続方法のお問い合わせは受付ておりませんので予めご了承ください。
なお、開催当日名刺交換、個別相談の実施はございません。連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ Zoomビデオウェビナーに参加する
 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

11:00~11:25 アグリ・バイオ
1) キノコ菌床抽出物の脂肪蓄積抑制効果とペット用サプリへの応用

岡山大学 大学院環境生命科学研究科 農生命科学専攻 生物機能化学講座 教授 神崎 浩
https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/profile/nougaku01_2.html

【新技術の概要】

木質バイオマスを含むキノコ菌床から抽出された抽出物を含む、脂肪蓄積抑制剤及びその製造方法を提供する。すなわち、キノコ製造企業がキノコを処理する際に副生する菌床中に含まれる脂肪蓄積抑制効果を示す新規活性物質を含む抽出物をペット動物飲料として製造する技術を提供する。

【従来技術・競合技術との比較】

文献検索の結果、菌床抽出物(キノコの菌糸体とスギヒノキ木粉などの培地成分がキノコにより変換された物質)の類似の活性については報告はない。またエノキタケの子実体中の活性成分としてキトサン、エルゴチオネイン、脂肪酸などが知られているが、これらの成分と今回の活性成分は異なることが示唆されてきている。

【新技術の特徴】

・キノコ菌床水抽出物の脂肪蓄積抑制効果、血糖値上昇抑制効果と腸内細菌叢改善効果
・針葉樹バイオマスのキノコによる活性化合物への生物変換
・キノコ栽培により副生する菌床成分のペット動物飲料としての利用

【想定される用途】

・ペット動物に対する脂肪蓄積抑制剤、血糖値上昇抑制剤及び腸内細菌叢改善剤(ドリンク・錠剤など)
・ヒトに対する脂肪蓄積抑制剤、血糖値上昇抑制剤及び腸内細菌叢改善剤(ドリンク・錠剤など)
・サプリメント、健康食品、特定用途食品、保健機能食品 (特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品)

【関連情報】

・サンプルあり

11:30~11:55 創薬
2) 多様な抗菌化合物ライブラリーの構築と用途開発

岡山大学 大学院教育学研究科 理科教育講座 有機化学研究室 教授 石川 彰彦
https://edu.okayama-u.ac.jp/~rika/

【新技術の概要】

薬剤耐性菌への対策は将来的にも重要課題であり、また家畜、家禽における感染症の広がりも問題に成りつつある。新規抗菌薬開発への期待が大きい中、本技術では、短工程で合成が容易、かつ病原性グラム陽性菌に対し高い活性を有する化合物群を見出しており、創薬を含めた用途開発を検討中である。

【従来技術・競合技術との比較】

本技術においては新規構造を有する抗菌化合物ライブラリーを構築しており、大量供給にも対応可能な合成プロセスとともに提供することができる。またその化合物群をリードとし、目的に応じた構造変換等の工夫により、更なる医薬品開発などが可能と考えている。

【新技術の特徴】

・抗菌化合物として新規構造を有する化合物ライブラリー
・大量供給に対応可能な合成プロセス
・抗菌リード化合物としての情報提供

【想定される用途】

・抗菌薬
・農薬
・分子プローブ試薬

【関連情報】

・サンプルあり
・外国出願特許あり

13:00~13:25 材料
3) グラフェン類の製造と用途開拓 ~研究指針とノウハウ~

岡山大学 異分野融合先端研究コア 研究教授 仁科 勇太
http://www.tt.vbl.okayama-u.ac.jp/

【新技術の概要】

グラフェンは、優れた物性が期待されているにも関わらず、それに見合うものを供給することができていない。本ウェビナーでは、約8年間にわたって、グラフェンの製造から用途開拓まで幅広く検討してきた結果を、最新のデータとともに発表する。

【従来技術・競合技術との比較】

我々は黒鉛からグラフェン類を高効率で大量に製造する技術の開発に注力しており、従来の強酸化剤(過マンガン酸カリウム)と強酸(濃硫酸)を用いる方法を革新する電気化学法を開発した。また、グラフェンに新機能を付与するための化学修飾法を確立した。こうした成果を、これまでの経験に基づき、ノウハウと絡めて発表する。

【新技術の特徴】

・製造効率の向上
・不純物の低減
・化学修飾による新機能の付与

【想定される用途】

・樹脂等への添加剤
・電極
・触媒

【関連情報】

・サンプルあり

13:30~13:55 医療・福祉
4) 内皮由来急性虚血反応性分子による診断・治療の臨床応用を目指した研究

岡山大学 大学院保健学研究科 検査技術科学 教授 廣畑 聡
https://okadaihirohatalab.jimdofree.com/

【新技術の概要】

急性虚血性疾患が疑われる対象由来の血液と、内皮由来急性虚血反応性分子を標識する抗体とを接触させ、形成された複合体を検出します。内皮由来急性虚血反応性分子の血中濃度によって、急性虚血性疾患に罹患しているか否か、当該疾患を発症してからの時間、症状の重篤度などを判別することができます。

【従来技術・競合技術との比較】

従来では心筋梗塞のみしかなかった診断キットが、脳梗塞にも応用可能となりました。また、非侵襲的に虚血を検出できます。さらに、内皮由来急性虚血反応性分子は他の低酸素誘導性遺伝子と明らかに異なり、急性虚血にしか反応しない特徴を有しているために急性虚血のみを検出できる点で優位性があります。

【新技術の特徴】

・内皮由来急性虚血反応性分子は心筋梗塞発症後上昇し24時間で正常レベルに戻る
・心筋梗塞だけでなく脳梗塞や肺梗塞など急性虚血性疾患全般に広く応用可能
・虚血状態が解決されると直ちに血中レベルが低下するため再灌流療法の治療効果判定に利用可能

【想定される用途】

・急性虚血性疾患の診断薬
・治療効果判定キット
・遺伝子治療薬

【関連情報】

・外国出願特許あり

14:00~14:25 医療・福祉
5) 生体組織接着性チタンシート

岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 生体材料学分野 教授 松本 卓也
https://www.okayama-u.ac.jp/user/biomat/

【新技術の概要】

チタン薄膜に対する特殊な化学処理を施すことで、生体組織、特に真皮や筋膜に高い接着性を持たせることに成功しました。このシートは真皮組織に接触させた上で、少し圧接するだけですぐに真皮に接着するのが大きな特徴です。今後の高い需要が見込まれる、体内埋入型センサやデバイスを体内の定位置に固定するなどの用途に使用できます。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の接着剤では接着力を示すまでに数分以上の時間が必要であったが、本材料では瞬時(1秒)での接着が可能である。また、接着力も高い。脱着性も付与可能である。

【新技術の特徴】

・本チタン接着材は、軽く圧接するだけで瞬時(2秒以内)に接着する接着材である。
・本チタン接着材は薄膜であり、生体組織の変形に応じて自身も変形する性質をもつ。
・本チタン接着材は原料費ならびに化学修飾の経費も安く、経済性が高い材料である。

【想定される用途】

・シート形状をした生体組織用チタン接着材

【関連情報】

・デモあり

14:30~14:55 エネルギー
6) カーボンナノチューブ光触媒を利用した人工光合成技術

岡山大学 大学院環境生命科学研究科 資源循環学専攻 研究教授 高口 豊
http://www.ecm.okayama-u.ac.jp/organic/

【新技術の概要】

半導体性カーボンナノチューブの物理修飾技術により、室温、水中で混合するだけで高活性な可視・近赤外光応答型光触媒が得られる。このカーボンナノチューブ光触媒は、太陽光水素製造やアンモニア分解水素製造などのCO2フリー水素製造技術や環境浄化技術などに用いると、従来よりも高性能であることが分かった。

【従来技術・競合技術との比較】

カーボンナノチューブを利用することは、希少元素を極力低減した光触媒系の構築に有効です。特に、TiO2との複合化により得られる光触媒は、波長1000 nmの近赤外光を利用した水分解水素発生外部量子収率が10%を超えており、近赤外光の利用効率で他技術を遥かに凌ぐ活性を有しています。

【新技術の特徴】

・紫外光から近赤外光(波長 300〜1150 nm)まで幅広い波長域を活用可能な光触媒
・希少元素の使用を抑えた環境調和型のシステム
・光エネルギーを用い、室温で、水やアンモニアを分解し水素を生成。副生物は酸素や窒素のみ。

【想定される用途】

・CO2フリー水素製造技術(太陽光水素製造技術)
・アンモニア分解水素製造・汚水処理技術
・近赤外光応答型光触媒技術

【関連情報】

・サンプルあり

15:00~15:25 情報
7) 日本語のガヲニデなどの格の分類による文からの表現の構造化

岡山大学 大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻 講師 竹内 孔一
http://www.cl.cs.okayama-u.ac.jp/

【新技術の概要】

本技術では、学術的に提案されてきた意味役割と概念フレームを各動詞について規格化し、それに基づいた自動解析システムを同時に作成している。これにより述語の異なる表現(提案に異議がある =>提案に反対する)の対応関係が獲得できる。さらに提案技術では述語の語義ごとに分けて記述して公開している。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の技術としてガヲニの3つの格だけを解析したデータを作成し、推定するシステムが提案されている。しかしながら、デやカラ格など重要な格関係が作成されてきていなかった。

【新技術の特徴】

・日本語の主な述語の格に対する事例を整理
・日本語の述語に対する語義の異なりを分けてデータ化
・日本語の述語の事例を分類し、Web上で公開

【想定される用途】

・文書内での異なる表現の言い換え
・省略語の推定
・誰が何をしたのかといった文の主語目的語の取り出し (情報検索)

【関連情報】

・サンプルあり