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開催スケジュール
令和2年度の開催については新型コロナウィルス感染状況に関する政府および東京都の対応を鑑みて、従来の方法に代わりWEB開催の方向で検討しているところです。 具体的な開催方法につきましては、決まり次第、順次お伝えしていきますのでご了承下さい。

【オンライン開催】デバイス・装置 新技術説明会
【日時】2020年12月15日(火) 09:55~11:55【会場】Zoomビデオウェビナーによるオンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、中国地域産学官連携コンソーシアム(さんさんコンソ)、一般社団法人 中国経済連合会
【後援】岡山理科大学、鳥取大学、広島市立大学、福山大学

デバイス・装置 新技術説明会は、オンライン開催(Zoomウェビナーを利用)を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。
オンライン開催の詳細につきましてはウェビナー参加登録時の「受講環境について」を十分ご確認のうえお申し込みください。Zoomの接続方法のお問い合わせは受付ておりませんので予めご了承ください。
なお、開催当日名刺交換、個別相談の実施はございません。連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ Zoomビデオウェビナーに参加する
 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

10:00~10:25 デバイス・装置
1) 熱電用電力変換回路のフォールト・トレラント設計

岡山理科大学 工学部 電気電子システム学科 准教授  麻原 寛之
https://nonlineargroup.jp/

【新技術の概要】

熱電発電素子は、1素子あたりの発電電圧が数十mVと低い傾向にある。このため通常は発電素子を数十〜100本程度直列接合した熱電発電モジュール構造が用いられている。しかし、多数の発電素子の直列配置は1本の不調がモジュールの発電機能停止につながるため、本問題の解決に資する要素技術を提案する。

【従来技術・競合技術との比較】

バイパスダイオードを用いて故障した電池を切り離す類似技術がある。一方本技術は、故障検出回路によって電池の故障を検知し、その電池に並列配置されたスイッチ(トランジスタ)をオンさせることにより、故障した電池のみを切り離す技術である。熱電池の定電圧出力特性を考慮し、電圧降下を極小化している。

【新技術の特徴】

・熱発電の電力を取り出す、電源と負荷をつなぐインターフェース回路
・多数接続を行う熱電池において、一部の熱電池が故障した際の全損を防止するシステム
・スイッチとダイオードの独自構成により、一部故障時の電圧降下を解消

【想定される用途】

・電動モビリティでの熱発電システム
・産業用の熱発電システム
・家庭用の熱発電システム

10:30~10:55 デバイス・装置
2) 前・早期変形性膝関節症における超音波診断の有用性-早期診断・治療を常態化するための超音波診断用プローブ保持器具の開発にむけて-

鳥取大学 医学部 医学科 整形外科学教室 准教授 榎田 誠
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/orthopedic/

【新技術の概要】

超音波プローブを安定化させ、描出される関心領域の画像のブレを減少させる医療用超音波プローブ保持器具。プローブ設置用ソケットを内蔵した着脱可能なエアマンシェット型で、被検者のプロポーションに関係なく体躯表面にフィッティングし、プローブ先端も安定化する。動画や精度の高い計測を要する場合に有用となる。

【従来技術・競合技術との比較】

医療用超音波画像の情報処理は定性から定量に変遷。高精度測定には、再現性に問題のある検者のハンドリングに依存する方法は不向き。従来のプローブ保持器具は大きくかつ操作が煩雑で検者と被検者の負担はともに大きい。本器具はコンパクトな着脱可能なエアマンシェット型構造で、血圧測定に類似したシンプル操作で超音波検査をサポートする。

【新技術の特徴】

・着脱可能なエアマンシェット型構造
・場所をとらずコンパクトかつ軽量な器具
・操作がシンプルで描出画像の再現性向上

【想定される用途】

・膝半月板損傷の同定や位置異常の測定
・変形性膝関節症の重症度判定

11:00~11:25 デバイス・装置
3) 量子ドット・井戸を利用したTHz波チューナー実用化に向けた試み

広島市立大学 大学院情報科学研究科 システム工学専攻 准教授 福島 勝
http://www.sp.info.hiroshima-cu.ac.jp/

【新技術の概要】

量子ドットや量子井戸は、量子力学的に擬似原子(人工原子)として取り扱うことが可能である。本件は、その電子構造の表面特性を利用してテラヘルツ(THz)波のアンテナ(検出器)としての利用を目指す技術である。

【従来技術・競合技術との比較】

現状のテラヘルツ波検出器(電波の場合、アンテナに相当)は、それ自身に同調( tuning、チューナー)機構は無い。本件は、アンテナ自身が同調機構を有する技術の提案であり、検出後の高周波同調回路が不要となり、回路全体の簡素化が期待される。

【新技術の特徴】

・同調機構を有するTHz波アンテナ
・超微細化加工を利用したアンテナ製作

【想定される用途】

・THz波アンテナ
・THz波通信

11:30~11:55 デバイス・装置
4) 透明柔軟樹脂を用いた触覚センサ

福山大学 工学部 スマートシステム学科 准教授 伍賀 正典
https://www.fukuyama-u.ac.jp/eng/smart-system/goka-masanori/

【新技術の概要】

透明柔軟樹脂と光学素子を用いた触覚センサを提案している。このデバイスは、透明柔軟樹脂の変形を光学素子でとらえる原理を適用しており、小型で安価に実現でき、x-y-z方向の変位、x軸とy軸方向の回転、それらの力を計測することができる。配線も少なく回路も小型であり、ヒステリシスもなく耐久性も高い。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の6軸力覚センサより大幅な低コスト化を実現。また、磁気式の触覚センサでは背景磁気の影響を除去できずロボットの指先のような固定されないデバイスへの適用が困難であった問題も解決。透明柔軟樹脂の変形を光学素子でとらえるという単純な原理のため安価・適用が容易なデバイスである。

【新技術の特徴】

・小型・安価・耐久性が高い
・背景磁気の影響を受けず適用範囲が広い
・せん断方向・回転方向の変位をとることができる

【想定される用途】

・ロボットの指先などに実装し触覚センシング
・皮膚感覚・テクスチャ(質感)を定量的に測定