申込み受付中の説明会
09/26(火) 09:55 材料・ICT 新技術説明会 ~ 12:25
09/26(火) 13:00 ライフサイエンス 新技術説明会 ~ 16:00
09/28(木) 12:55 産総研ー名大アライアンス事業 新技術説明会 ~ 16:00
10/03(火) 10:55 健康・医療 新技術説明会 ~ 15:55
10/05(木) 13:00 静岡大学 新技術説明会 ~ 15:55
10/12(木) 12:55 宇宙航空研究開発機構 新技術説明会 ~ 15:55
10/17(火) 10:00 東京工業大学 新技術説明会 ~ 15:55
10/19(木) 10:30 九州大学 新技術説明会 ~ 15:30
10/24(火) 12:55 アグリメディカル 新技術説明会 ~ 16:00
10/31(火) 13:25 富山大学 新技術説明会 ~ 15:25

開催スケジュール
10/26(木)
東京電機大学 新技術説明会
10/31(火)pm
富山大学 新技術説明会
11/2(木)
中国地域さんさんコンソ 新技術説明会(仮称)
11/7(火)
東京理科大学 新技術説明会
11/9(木)
スマートテクノロジー 新技術説明会(仮称)
11/14(火) pm
秋田産学官共同研究拠点センター 新技術説明会(仮称)
11/16(木)
ライフサイエンス系 新技術説明会(仮称)
11/21日(火) am
東京都市大学 新技術説明会
11/21日(火) pm
アグリビジネス 新技術説明会 (仮称)
11/28日(火)
四国地区4国立大 新技術説明会(仮称)

アグリメディカル 新技術説明会
【日時】2017年10月24日(火) 12:55~16:00【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料
【主催】科学技術振興機構、鳥取大学、島根大学、鳥取県産業技術センター、島根県産業技術センター
【後援】特許庁、鳥取県、島根県、鳥取県産業振興機構、しまね産業振興財団
【協力】中国地域産学官連携コンソーシアム

発表内容詳細

13:00~13:25 アグリ・バイオ
1) 加熱しても渋戻りしにくい渋柿(脱渋)ピューレの開発

鳥取県産業技術センター 食品開発研究所 所長 小谷 幸敏
http://www.tiit.or.jp/

【新技術の概要】

高甘味の脱渋渋柿の加工品を製造する際に課題となる加熱時の渋戻りを、0.1%~1%のキトサン添加により抑制し、また、加熱変色をビタミンCナトリウム塩添加により抑制することができる渋柿脱渋ピューレを開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

現在使用されている脱渋渋柿加工品は、長期冷凍保管により加熱時の渋戻り抑制効果が付与されたピューレが使用されているが、加熱可能温度と時間に制約があった。当技術はその制約を大幅に広げることが可能で、今まで使用できなかった多くの種類の加工品に利用が可能になった。

【新技術の特徴】

・脱渋渋柿に0.1%~1%のキトサン添加を添加することにより大幅に加熱渋戻りが抑制された。
・脱渋渋柿にビタミンCナトリウム塩をキトサン量の0.5~1.5倍量添加することにより加熱変色が抑制された。

【想定される用途】

・柿加工品(菓子、デザート等)への利用

【関連情報】

・サンプルあり

13:30~13:55 アグリ・バイオ
2) 東南アジアの水浄化用ヒ素吸着樹脂

島根県産業技術センター 有機材料技術科 主任研究員 樋野 耕一
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/syoko/kikan/shimane_iit/

【新技術の概要】

磁性体である四酸化三鉄ナノ粒子を分散したスチレン系モノマーから懸濁重合により磁性体複合化樹脂を合成した。続いて、磁性体複合化樹脂の表面をN-メチル-D-グルカミンと四級アミンで化学修飾することにより、溶液のpHに依存しない優れたヒ素吸着性を付与することに成功した。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の凝集沈殿法やイオン交換樹脂あるいはキレート樹脂による吸着材の多くはpH依存性があり、溶液を最適なpHに前処理する必要があったが、本発明の磁性体複合化ヒ素吸着樹脂にはpH依存性がほとんど見られない。また、電磁石等の磁気を用いて簡単に水中から分離できることも特徴であり、取り扱いを容易にする。

【新技術の特徴】

・pH依存性の少ないヒ素吸着樹脂
・水中から磁石を用いて簡単に磁気分離できる。
・再生ができ、繰り返し利用が可能である。

【想定される用途】

・ヒ素を含む飲料水の浄化
・ヒ素を含む地下水からの食品洗浄水の製造

【関連情報】

・サンプルあり

14:00~14:25 アグリ・バイオ
3) ゴルジ体・リソソームを標的とした薬物輸送リポソーム

鳥取大学 農学部 生物資源環境学科・生物資源科学講座 准教授 岩崎 崇
http://muses.muses.tottori-u.ac.jp/faculty/itaka/index.html

【新技術の概要】

新しい細胞膜透過ペプチド(ポリヒスチジン:H16)でリポソームを修飾することで、 特定の細胞小器官(ゴルジ体・リソソーム)にリポソームを輸送することに成功した。本技術により、細胞外から特定の細胞小器官を狙って薬物を多量かつ安定的に輸送できる。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の細胞膜透過ペプチドで修飾したリポソームは、細胞内に取り込まれた後に細胞質に移行するため、 従来法では特定の細胞小器官を狙った薬物輸送を行うことは難しいと考えられていた。この点において、本技術を利用することで細胞外から特定の細胞小器官へ薬物を輸送することが可能になる。

【新技術の特徴】

・本技術によって作成されるリポソームは、細胞膜を透過し、ゴルジ体・リソソームに到達する薬物輸送リポソームである。
・本技術によって作成されるリポソームは、血清存在下においても、安定した細胞膜透過を示す。
・本技術によって作成されるリポソームを利用して、リソソーム病細胞の回復に成功している。

【想定される用途】

・リソソーム中の酵素が欠失したリソソーム病細胞に対して、細胞外からの酵素補充療法に利用できると想定される。
・リソソームを内部から崩壊させ、細胞死を誘導する LMP (Lysosomal membrane permeabilization) に利用できると想定される。

【関連情報】

・サンプルあり

14:30~14:55 創薬
4) Epstein-Barrウイルス関連癌に特異的な抗腫瘍剤

島根大学 医学部 医学科・微生物学講座 教授 吉山 裕規
http://yoshiyama-lab.org

【新技術の概要】

Epstein-Barrウイルス(EBV)は、ヒトのBリンパ球や上皮細胞に長期間潜伏持続感染し、腫瘍化する。今回、ウイルスのmicroRNA (BART miRNA)の転写調節を行う転写因子を同定した。この転写因子の結合化合物は、BART miRNAの産生量を抑制し、EBV感染上皮性腫瘍細胞における溶解増殖感染を誘導し、感染細胞のアポトーシスを導く。EBV感染上皮性腫瘍に特異的な抗腫瘍剤の開発が可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

類似のUnited States Patent 20150329865は、ウイルスmiRNAのうちmiR-BART20-5pの活性を核酸薬により阻害し、ウイルス溶解感染を誘導し、ウイルス感染細胞を破壊させる。一方、今回の提案は2点が違う。1) 1個のみではなく、20個以上のEBV miRNAの発現を同時に抑制する。2) 特定のETSファミリー遺伝子を対象とし、核酸薬ではなく化合物を用いてウイルス感染細胞にアポトーシスを誘導し、抗腫瘍作用を発揮する。

【新技術の特徴】

・ETSファミリー遺伝子の阻害はEBV潜伏感染細胞に特異的にアポトーシスを引き起こした。
・US 20050221490 Aに記載されている核酸誘導体を用いたDNAウイルス由来miRNA阻害剤は、転写を抑制できない。
・ユーイング肉腫の治療薬として臨床応用間近な、ETV1阻害薬YK-4-279が、ウイルス感染細胞にアポトーシスを誘導できた。

【想定される用途】

・EBV感染上皮性腫瘍に特異的な抗腫瘍剤として、EBV関連胃癌及び上咽頭癌などの治療に用いる。
・EBウイルス感染症に対する特異性が高いため、他の薬剤との併用が容易である。
・予後不良なEBウイルス増殖性疾患への適応拡大も想定される。

【関連情報】

・サンプルあり

15:00~15:25 創薬
5) きのこは宝の山か?ーきのこ抽出物からの美白成分の発見ー

鳥取大学 農学部 生物資源環境学科・生物資源科学講座 教授 石原 亨

【新技術の概要】

チロシナーゼは肌におけるメラニン合成に主要な役割を果たす酵素である。現在、肌の障害防止や美容のため効果的で安全なチロシナーゼ阻害剤が求めらている。安全性の高い化合物を得るために、マツオウジなどの食用きのこを培養し、強力なチロシナーゼ阻害物質を単離した。

【従来技術・競合技術との比較】

本発明により得られた化合物は、食用きのこから単離された天然成分であり、安全性に対する懸念が少なく、消費者に受け入れやすい。一方で、既存の製品を比較して高いチロシナーゼ阻害活性が高く効果的な美白成分となる可能性がある。

【新技術の特徴】

・食用きのこに由来する化合物である。
・既存のものより低濃度で活性を示す。

【想定される用途】

・美白化粧品
・食品の褐変阻害物質

15:30~15:55 創薬
6) タグ抗体でお悩みのあなた!新しいシステムができました

島根大学 医学部 医学科・生化学講座 教授 浦野 健
http://www.med.shimane-u.ac.jp/biochem2/index.html

【新技術の概要】

短いアミノ酸配列を高感度で特異的に認識するモノクローナル抗体を開発しました。この短いアミノ酸配列と本抗体からなるタグシステムはウエスタンブロットではバックグラウンドが非常に低く、免疫沈降法や細胞染色にも威力を発揮します。さらに酵母ではクロマチン免疫沈降法(ChIP)にもきちんと使えます。

【従来技術・競合技術との比較】

抗体が認識するタグ配列が5アミノ酸と非常に短いため、標的遺伝子の前後にオリゴDNAを用いて簡単にタグ配列を挿入することができます。分子生物学的手技のほとんどすべてに応用できるタグシステムです。核内タンパク質の細胞染色でも威力を発揮します。

【新技術の特徴】

・ウエスタンブロットでのバックグラウンドが非常に低いです。
・免疫沈降法、細胞染色、クロマチン免疫沈降法(ChIP)にも威力を発揮します。
・ヒト細胞ばかりではなく、酵母にも使用できます。

【想定される用途】

・抗体がまだ存在しないタンパク質でもその細胞内局在を可視化できます。
・タグを付加したタンパク質の細胞内複合体をしっかりと保持し、質量解析に持っていくことができます。
・酵母などでのクロマチン免疫沈降法(ChIP)に使用できます。

【関連情報】

・サンプルあり