新技術説明会 > 開催予定・お申込み > 芝浦工大 > 2020 芝浦工業大学 > 2020 芝浦工業大学:発表内容詳細
新技術説明会メールマガジンご登録
新技術説明会パンフレット


開催スケジュール
令和2年度の開催については新型コロナウィルス感染状況に関する政府および東京都の対応を鑑みて、従来の方法に代わりWEB開催の方向で検討しているところです。 具体的な開催方法につきましては、決まり次第、順次お伝えしていきますのでご了承下さい。

【Webサイトでの技術紹介】芝浦工業大学 新技術説明会
【日時】2020年05月28日(木) 00:00~00:00【会場】本Webサイトでの技術の紹介
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、芝浦工業大学

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当面の間、通常の対面での説明会開催は行わず、本Webサイトでの技術シーズの情報提供のみとさせていただきます。Webサイトに記載の開催日時は、パワーポイント資料PDF(発表資料PDF)の公開予定日を示していますが、多少前後することもございます。なお、「参加申込み」・「個別相談予約」については受付けておりません。掲載している各技術につきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。何卒よろしくお願い申し上げます。

発表内容詳細

環境
1) スーパーマグネットの強い磁場を使った小規模な分離・回収技術

芝浦工業大学 工学部 材料工学科 特任教授 岡 徹雄

【新技術の概要】

従来にない強い磁場をコンパクトに発生する装置を開発しました。大型の磁場発生装置を小型化して使いやすいものにし(特許出願)、これまでは吸着できなかっためっき廃液に含まれるニッケル化合物をリサイクルするなど、磁性の弱い物質でも分離できることから、様々な新しい産業分野を開くと期待されます。

【従来技術・競合技術との比較】

一般に使われる希土類磁石の20倍以上の磁力をもち、安定性に優れる磁場をコンパクトに発生することができます。あらかじめ極低温用の冷凍機と着磁装置を使って着磁して使います。磁場空間の形状には険しい傾斜がついており、磁性を使った吸着や分離に好適です。

【新技術の特徴】

・永久磁石の20倍以上の強力な磁場を発生
・磁性の弱い物質も吸着分離できる
・規模の小さな処理工程に適合

【想定される用途】

・浄水装置
・資源回収
・分析装置

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり
・外国出願特許あり

材料
2) 完全にフッ素化された導電性高分子ゲルおよび薄膜の製造方法

芝浦工業大学 工学部 応用化学科 教授 田嶋 稔樹
https://www.shibaura-it.ac.jp/faculty/engineering/chemistry/lab/toshiki_tajima.html

【新技術の概要】

ヘキサフルオロベンゼンの電解還元重合により、ペルフルオロポリフェニレンゲルを簡便に合成することができる。また、得られたゲルを成膜処理することで薄膜を作製することもできる。本技術はペルフルオロポリフェニレンの合成だけではなく、完全にフッ素化された種々の導電性高分子の合成に適応可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

ペルフルオロポリフェニレンをはじめとする完全にフッ素化された導電性高分子はn型有機半導体材料や有機EL材料などとして有望だが、従来その合成は非常に複雑かつ困難であった。これに対し、本技術では温和な条件下、1段階で完全にフッ素化された導電性高分子を合成することができる。

【新技術の特徴】

・完全にフッ素化された導電性高分子を温和な条件下、1段階で合成できる
・従来報告例のないペルフルオロポリフェニレンゲルを合成できる
・完全にフッ素化された導電性高分子はn型半導体特性、発光特性、耐熱性などを有する

【想定される用途】

・n型有機半導体材料の開発
・有機EL材料の開発
・透明(導電)膜の開発

【関連情報】

・サンプルあり

アグリ・バイオ
3) 摂取や塗布することで運動と同様な生理的変化を誘導する組成物

芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科 教授 越阪部 奈緒美

【新技術の概要】

摂取することで脳のアドレナリン作動性神経を瞬時に活性化し、覚醒・作業記憶・空間記憶を改善するとともに、その下流に存在する交感神経の活動を高めることで、運動と同様にエネルギー代謝を亢進し、筋肉を増強する組成物を開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

同様な効果を示す”もの”としては運動がある。

【新技術の特徴】

・極めて微量で瞬時に脳のアドレナリン作動性神経を活性化する
・フレイル・引きこもり・睡眠リズム障害などこれまで予防・治療法がない症状や状態に効果を示す可能性が高い
・一部の食品にも含まれていることから安全性が高い

【想定される用途】

・覚醒・作業記憶・空間記憶・ストレス耐性誘導剤
・睡眠リズム障害・うつ・軽度認知障害予防剤
・肥満・高血圧・脂質異常症・糖尿病・サルコペニア・廃用性筋委縮予防剤

【関連情報】


製造技術
4) 印刷溶液との物理化学反応を用いた紙の自律構造形成

芝浦工業大学 工学部 電気工学科 助教 重宗 宏毅

【新技術の概要】

プリンタから印刷された紙が、溶液と物理化学反応を起こすことによって自律的に構造形成する。印刷した線に沿って折り曲がるため、3次元立体構造を直感的かつ迅速に作製できる。折り紙の手法を用いることで平面材料に様々な機能を持たせることを目的とする。

【従来技術・競合技術との比較】

折り紙技術はシート材料に機能を持たせられる点で注目されている。自律的に折り紙構造を作るSelf-foldingの手法も様々な提案がされている。本手法は、溶液と紙の物理化学反応を用いることによって、外部からのエネルギー供給を必要としない点で新しい。プリンタから印刷するのみで中空・軽量な3次元折り紙構造が簡単に形成できる。

【新技術の特徴】

・外部エネルギー供給を必要としない自律的な構造形成
・印刷した線に沿って折り曲がる直感的な作製法
・軽量、安価、使い捨て可能、低い環境負荷といった特徴を持つ紙材料の利用

【想定される用途】

・輸送時の落下衝撃から物品を守る衝撃吸収材
・医療治具等の使い捨てデバイス
・表面凹凸の加工を必要とする用途

【関連情報】

・サンプルあり