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【オンライン開催】富山大学 新技術説明会
【日時】2021年09月16日(木) 09:55~11:55【会場】オンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、富山大学

令和3年度新技術説明会は、オンライン開催を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。 接続方法のお問い合わせは受付けておりませんので予めご了承ください。
各発表終了後、Zoomミーティングにて技術相談・質問ルームを実施いたします。ぜひご利用ください。 連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ 新技術説明会に参加する
  申込受付:開催日前日の正午まで
  聴講の運用方法が変更となりました。聴講用URLは開催日の前日にご登録いただいたメールアドレスにお送りします。

 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

10:00~10:25 アグリ・バイオ
1) 天然核酸に高親和性を示す人工核酸:アルキニル核酸

富山大学 学術研究部 薬学・和漢系 准教授 千葉 順哉
http://www.pha.u-toyama.ac.jp/yakka/index-j.html

【新技術の概要】

我々は新たな人工核酸として、非天然塩基を有するアルキニル DNA/RNA オリゴマーを開発した。これらの人工核酸鎖は、人工鎖どうしで相補的二重鎖を形成するばかりでなく、天然核酸に対して高い親和性を示した。

【従来技術・競合技術との比較】

天然核酸に対して高親和性を示す従来技術として、ペプチド核酸(PNA)や糖部架橋核酸(BNA/LNA)がある。これらの従来技術では、人工鎖どうしの二重鎖の熱安定性が、天然核酸とのハイブリッド二重鎖よりも安定であった。本アルキニル核酸では、天然核酸鎖との二重鎖がより安定であることを大きな特徴とする。

【新技術の特徴】

・人工核酸二重鎖および天然核酸とのハイブリッド二重鎖どちらも形成可能
・人工核酸二重鎖の高次構造や物理化学的物性が天然二重鎖と酷似
・天然核酸との二重鎖が人工二重鎖よりも安定

【想定される用途】

・基板上での天然核酸の補足・検出
・溶液内での核酸検出・診断
・アンチジーン・アンチセンスなどの核酸医薬への展開

【J-STORE掲載特許情報】

10:30~10:55 アグリ・バイオ
2) 安全・安心を提供する空飛ぶバイオエアロゾル検出評価技術

富山大学 学術研究部 理学系 教授 田中 大祐

【新技術の概要】

大気中には、細菌、真菌、花粉等のバイオエアロゾル(生物粒子)が存在し、健康、農業、生態系への影響が懸念されている。新技術では、バイオエアロゾルの動態と影響を把握するために、DNA分析法である次世代シークエンス解析とリアルタイムPCR法を用いて、微生物の種類と量を分析・評価する。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術である蛍光検出法は、迅速安価で微生物の定量が可能であるが、微生物の同定はできない。競合技術である培養法と MALDI-TOFMS(マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析計)を組み合わせた技術は、病院検査室での微生物同定で普及が進んでいるが、バイオエアロゾルの検出では実績がほとんどない。

【新技術の特徴】

・同定可能な微生物の種類は、DNA データベースが充実していて極めて多く、詳細に提示できる。
・リアルタイム PCRを用いた微生物の定量は正確であることから、より的確な検証結果を提示できる。
・次世代シークエンス技術は、近い将来に更なる高速化かつ安価になり普及・促進につながると期待
 される。

【想定される用途】

・健康、農業、生態系への大気バイオエロゾルの影響を評価するための調査
・屋内外におけるアレルギー対策に向けたカビや花粉などのアレルゲンの検出・評価
・医薬品工場、食品工場、病院等における環境管理のための室内バイオエアロゾルの分析・評価

11:00~11:25 デバイス・装置
3) 交流駆動可能な有機発光ダイオードの開発

富山大学 学術研究部 工学系 助教 森本 勝大
http://enghp.eng.u-toyama.ac.jp/labs/ee10/

【新技術の概要】

有機発光ダイオード(OLED)は正電極から正孔、負電極から電子を注入することで発光が得られる。本技術では強誘電体を注入層に利用することで、電極を問わず正負両キャリア注入を可能にした。これを応用することで、逆バイアスでの発光を可能とし、交流駆動時に順逆両バイアス発光が実現できる。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の発光ダイオード(LED)は正極から正孔、負極から電子のみを注入しており、逆バイアスでは発光が得られなかった。なぜなら、注入層として利用される材料群は正孔用と負極用に分かれて開発されてきたからである。

【新技術の特徴】

・電流駆動デバイスへ絶縁体である強誘電体を応用することで、デバイス性能向上を達成した。
・正孔と電子の移動・注入現象を同様に解釈することで着想に至った。
・交流駆動は原理的に省エネ・長寿命化が期待でき、OLED特有の柔軟性・透明性などを
 組み合わせる事で従来には無い、意匠性・環境配慮な照明などへ応用可能である。

【想定される用途】

・ディスプレイ
・照明
・ウエアラブル、インプランタブル、フォルダブルデバイス

11:30~11:55 医療・福祉
4) 災害時に避難行動要支援者を迅速に搬送できる背負子

富山大学 学術研究部 芸術文化学系 教授 河原 雅典

【新技術の概要】

避難行動要支援者(特に移動困難者)を搬送するときに、とくに体力に優れた人でなくても安全で迅速に背負い、移動し、降ろすことができる搬送用背負子である。自助、共助の範囲を確実に広げる。

【従来技術・競合技術との比較】

おんぶ紐のような道具の場合、装着後の立ち上がり動作,移動途中での休息や背負う人の交代が困難である。いっぽう本発明では、搬送のはじめと終わりの動作が簡単に行え、移動途中の休息,背負う人の交代が容易である。

【新技術の特徴】

・人が座ることができる部分と長い脚部をもつ背負子である。
・脚部の形状は、背負うとき降ろすときの動作に最適化されている。
・脚部は着脱可能、伸縮可能である。

【想定される用途】

・災害時の避難行動要支援者の搬送
・災害時以外での移動困難者の搬送

【J-STORE掲載特許情報】