新技術説明会 > 開催予定・お申込み > 山梨大 > 2019 山梨大学 > 2019 山梨大学:発表内容詳細
申込み受付中の説明会
11/21(木) 10:00 北海道大学 新技術説明会 ~ 14:55
11/26(火) 09:55 日本原子力研究開発機構 新技術説明会 ~ 11:55
11/26(火) 13:30 環境 新技術説明会 ~ 15:55
11/28(木) 10:00 ライフサイエンス 新技術説明会 ~医療系大学~ ~ 15:55
12/03(火) 09:55 環境・エネルギー 新技術説明会 ~ 14:55
12/05(木) 09:55 工学院大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/05(木) 13:25 東北大学 新技術説明会 ~ 15:55
12/10(火) 09:55 明治大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/10(火) 13:25 九州工業大学 新技術説明会 ~ 15:55
12/12(木) 10:00 新潟大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/12(木) 13:30 高専 新技術説明会 ~ 15:55
12/17(火) 13:25 会津大学 新技術説明会 ~ 15:25
12/19(木) 13:30 山梨大学 新技術説明会 ~ 15:55

開催スケジュール
1/21(木)
大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 新技術説明会 
2/4(火)
大阪大学 新技術説明会 
2/13(木)pm
JST知財活用支援事業 新技術説明会 
2/20(木)pm
千葉大学 新技術説明会 
2/27(木)
北東北3大学 新技術説明会 
3/3(火)
看護系大学 新技術説明会 
3/5(木)pm
北見工業大学他 新技術説明会 
3/10(火)
関西10私大 新技術説明会 

山梨大学 新技術説明会
【日時】2019年12月19日(木) 13:30~15:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、山梨大学
【後援】特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

13:30~13:55 医療・福祉
1) 嚥下音,超音波動画像,嚥下筋電図の同時測定による嚥下能力測定システム

山梨大学 大学院総合研究部・工学域 機械工学系(情報メカトロ二クス工学) 鈴木 裕

【新技術の概要】

嚥下能力を正確に評価するためには、管状器官と、管状器官内を通過する食物とを直接的に測定し、解析することが好ましい。そこで、嚥下の際の管状器官の動作や位置、又は食物の動きや位置の直接的な評価が可能な嚥下能力測定システムとして,嚥下音,超音波動画像,嚥下筋電図の同時測定による嚥下能力測定システムを開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

超音波イメージングについて提案されたものがあるが、嚥下の際の管状器官の動作や位置、又は食物の動きや位置を解析するための具体的な手法は提案されていない。また、音や筋活動量は、嚥下能力を間接的に評価するため手法が提案されているが、食物の動きを直接捉えられないため、我々の3種信号の同期取得評価は有効であると言える。

【新技術の特徴】


・非侵襲嚥下評価
・嚥下音,超音波動画像,嚥下筋電図取得のためのセンサホルダ
・マルチモーダル解析

【想定される用途】


・高齢性嚥下障害、高齢者福祉
・脳卒中
・誤嚥性肺炎防止

14:00~14:25 アグリ・バイオ
2) 薬用作物のクローン苗作出に活かすセリ科植物種子高効率発芽法

山梨大学 大学院総合研究部・生命環境学域 生命農学系(生命工学) 大槻 隆司
http://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~tohtsuki/bt4/

【新技術の概要】

漢方原料となる薬用作物の国産化が急がれる中、薬効成分含有量や生育速度の優れる優良品種の育成には無菌条件下での優良苗の選抜が有効である。セリ科植物の中でも漢方・柴胡の原料となるミシマサイコは無菌条件での発芽率が著しく低く同法による優良苗育成が困難であったが、本技術では発芽率を大きく改善させ、優良苗選抜の効率化に貢献する。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の無菌床におけるミシマサイコ種子の発芽率は2%程度であったが、本技術の適用により最大70%もの種子の発芽が可能となった。得られた幼苗を株分けして一部を生育試験に供し、漢方原料特性を調査した上で、保存した苗をさらに株分けして苗として供給することで高品質品種を安定的に供給することが可能となる。

【新技術の特徴】

・発芽率の低さに縛られていたセリ科作物の発芽率を高めることで様々な形質の植物体の獲得が可能になる

【想定される用途】

・セリ科薬用作物国産化のための優良品種選抜
・セリ科薬用作物病の研究のための苗供給

14:30~14:55 材料
3) 酒石酸を用いた金ナノ粒子の合成とアミノ酸の色調変化によるキラル識別

山梨大学 大学院総合研究部・生命環境学域 生命農学系(生命工学) 新森 英之
http://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~shinmori/No7/index.html

【新技術の概要】

本技術は、ワイン醸造中の副産物であり、その利用法が望まれている酒石酸類を活用して金ナノ粒子を合成することで、多様な生体分子であるアミノ酸のキラル識別を色調変化により可能とするものである。本技法により、精密分子認識の1つと成り得るキラル識別を簡単な酒石酸還元による金ナノ粒子創出によって成功させることができる。

【従来技術・競合技術との比較】

金ナノ粒子自身は平均形状が球体であるためキラル部分が存在しない。従って、これまで精密に設計された有機分子を粒子界面に導入することでキラルな金ナノ粒子が合成されてきた。本技術ではキラル源として容易に入手可能な酒石酸類をそのまま利用することで金ナノ粒子の機能を向上させることができた。

【新技術の特徴】

・安価で入手可能なキラル源である有機酸を活用
・ナノ粒子の合成方法は加熱のみの簡便法
・キラル識別を色変化で実現

【想定される用途】

・バイオセンサ
・選択的な分子認識ナノ材料
・アミノ酸スクリーニング剤

15:00~15:25 環境
4) ゲノム編集による有害外来魚の駆除と養殖魚の生育区域外での繁殖防止

山梨大学 大学院総合研究部・医学域 基礎医学系(医学教育センター) 川原 敦雄
www.med.yamanashi.ac.jp/medicine/devbio/access.html

【新技術の概要】

魚類間で非常に保存されているklf17遺伝子をゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)により破壊することにより孵化腺の形成不全を誘導できると考えられる。有害外来魚のklf17遺伝子を破壊した成魚(ヘテロ型)を閉鎖水域に放流することで有害外来魚を減らすことができることに応用が可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

生殖腺の発生や生殖細胞の形成に必須の遺伝子を標的にした場合、性比や生殖行動などにも影響を与える可能性があるが、klf17遺伝子が破壊されたゼブラフィッシュ変異体(ヘテロ型)は性比や生殖行動および生殖細胞の生成に異常は認められていない。標的組織が孵化腺なので生殖腺を標的とした技術と併用が可能と考えられる。

【新技術の特徴】

・魚類と両生類など孵化腺を持つ生物に広く応用が可能と考えられる
・klf17遺伝子が破壊された有害外来魚を樹立すれば、それを広く異なる閉鎖水域に何度も利用できる
・非常に選択的に有害外来魚の個体数のみをコントロールできる

【想定される用途】

・klf17遺伝子を破壊したブラックバスやブルーギルによる湖沼からの駆除
・klf17遺伝子を破壊した養殖魚による閉鎖水域外での繁殖防止に応用
・klf17遺伝子を保有する魚類以外の外来種等の駆除および繁殖防止へ展開

15:30~15:55 情報
5) 技能解析に基づく機械操作のVRトレーニングシステム

山梨大学 大学院総合研究部・工学域 機械工学系(機械工学) 野田 善之
http://www.me.yamanashi.ac.jp/lab/noda/

【新技術の概要】

機械操作技能の習得には、安全性と効率的な情報提供が求められる。本技術は、クレーン操作および鋳造業の注湯作業を対象に、それぞれの操作技能を数理解析し、VR技術で再現された作業環境に解析結果に基づく情報提示を行うトレーニングシステムである。この技術により、安全かつ効率的に操作技能を習得することができる。

【従来技術・競合技術との比較】

VR技術を活用したトレーニングシステムは数多く開発されている。その多くが、臨場感のあるVR環境の構築に特化している。しかし、技能の習得においては環境のみならず、効率的に学べる情報提供も必要である。本技術は技能解析に基づくVR環境への情報提供を有するトレーニングシステムであり、この点で優位性をもつ。

【新技術の特徴】

・安全かつ効率的に技能習得ができる。
・技能の定量評価ができる。

【想定される用途】

・自動化設備の導入が困難な機械操作
・人材育成
・技能継承

【関連情報】

・デモあり