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産業技術総合研究所 新技術説明会
【日時】2017年09月21日(木) 13:25~15:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料
【主催】科学技術振興機構、産業技術総合研究所
【後援】特許庁

発表内容詳細

情報
1) 歩行者に保持された計測装置(スマートフォン等)の移動方向推定技術

産業技術総合研究所 人間情報研究部門 サービス観測・モデル化研究グループ 主任研究員 興梠 正克
https://unit.aist.go.jp/hiri/seam/

【新技術の概要】

歩行者に保持された計測装置(加速度・角速度センサ)からのデータに基づいて、その移動方向を推定する技術は、歩行者自律航法(PDR)に基づく屋内測位における中核的な技術である。本技術は、スマートフォンなどの携帯機器において想定される保持状態において、十分な推定精度を達成する汎用性を備えている。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術では、事前に歩行者ごとに学習させる方法がとられていた。この方法に比べ、本手法はユニバーサルな歩行動作の周期的特徴を利用するため、個人特性の違いや事前学習に必要なデータ収集が不要である。演算量も軽く、非力な組込マイコンでの実装も十分に可能である。

【新技術の特徴】

・スマートフォン・携帯電話の自由保持状態(歩きスマホ、ハンドバッグ、ポケット等)に対応している
・計算量が軽く、高速応答に優れている
・マルチプラットフォーム対応(組込からAndroid、iOS、Windowsまで)を実現している

【想定される用途】

・携帯機器の内蔵センサに基づく屋内測位技術(歩行者自律航法)
・屋内環境における装着者の動線・モーション解析
・装着者のモーションに基づく状況把握

【関連情報】

・デモあり
・展示品あり
・外国出願特許あり

製造技術
2) 機能性材料・生体材料への表面化学修飾ナノコーティング技術

産業技術総合研究所 先進コーティング技術研究センター 光反応コーティング研究チーム 上級主任研究員 中村 挙子
https://unit.aist.go.jp/atc/research.html

【新技術の概要】

温和で簡便な化学修飾反応を利用した化学ナノコーティング技術を提供します。材料表面への各種官能基修飾により、撥水性・親水性・低摩擦性・生体分子固定・金属固定・不斉認識等の特性付与および界面制御が可能です。機能性材料・生体医療材料・環境応用・分析応用など幅広いアプリケ-ションへの展開を目指しています。

【従来技術・競合技術との比較】

フッ素ガス・オゾン・強酸等の有毒ガスおよび有害試薬を使用せず、温和で簡便な化学修飾反応を利用した化学ナノコーティング技術を提供します。真空環境不要で、常温でのウェットまたはドライプロセスなど、目的に応じて多様なプロセスの提供が可能です。

【新技術の特徴】

・各種材料表面への官能基化学ナノコーティング技術
・基材のバルク特性を維持した機能付与技術
・光反応・各種有機化学反応プロセス利用

【想定される用途】

・電子材料
・高機能繊維
・MRI造影剤

【関連情報】

・サンプルあり
・展示品あり
・外国出願特許あり

材料
3) 光を使ったナノ炭素材料の分散制御・製膜技術

産業技術総合研究所 機能化学研究部門 スマート材料グループ 研究員 神徳 啓邦

【新技術の概要】

我々は光に応答してナノ炭素材料の分散状態を制御可能な分散剤(光応答性分散剤)を開発してきた。この分散剤を使うことで、単層カーボンナノチューブ(単層CNT)などのナノ炭素材料の分散液に紫外光を照射するだけで、様々な種類の基板上にナノ炭素のみを簡便に薄膜化できる技術を開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

従来のウェットプロセスによる製膜技術では、使用した分散剤が得られた膜中に不純物として残留するといった問題があった。この製膜技術では光照射によって分散剤の脱離と製膜を同時におこなうため、膜中に残留する不純物が極めて少ない。また、パターン光によるパターン膜の形成や、非平面基板への製膜も可能である。

【新技術の特徴】

・単層CNTなどのナノ炭素材料の分散液に光照射するだけで薄膜が作製可能
・分散剤が自発的に脱離する為、得られる薄膜中に不純物がほとんどない
・ガラス、樹脂、ゴムなどのさまざまな基材上に、ナノ炭素からなる薄膜のパターニングが可能

【想定される用途】

・ナノ炭素薄膜を使った電子デバイス(電極、キャパシタなど)
・従来技術では製膜が難しい基材(素材、形状)への製膜技術
・ナノ炭素材料の分散と光応答性材料の創成

【関連情報】

・サンプルあり

材料
4) 錯体ならびに酸化物ナノ粒子を用いた塗布型調光素子

産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 ナノ粒子機能設計グループ 主任研究員 田嶌 一樹
http://gtrgnriaist.blogspot.jp/

【新技術の概要】

当グループで開発を行っているプルシアンブルー型錯体ナノ粒子を用いた塗布型調光素子は多色表示が可能であるが、高コントラスト化のために厚膜化を行うと材料の安定性や応答速度が損なわれる課題があった。本技術では酸化物ナノ粒子からなる薄膜を組み合わせることで、高コントラスト化、高速応答化を可能とした。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の製品化されている調光素子は、主に青⇔透明の色変化のため、適用部位が限られる。また、スパッタ法を用いたバッチプロセスにより作製されているため、高コストである。本技術は、青・赤・黄の多色を実現でき、かつ、塗布・印刷技術を用いた大量生産(低コスト化)が可能であるため、高い波及効果が期待できる。

【新技術の特徴】

・水溶性インクを用いた塗布・印刷による作製
・多様な色変化を可能とする調光素子
・高コントラスト化(幅広い光学特性可変能の選択性)

【想定される用途】

・省エネルギー用窓材
・表示素子
・インジケーター

【関連情報】

・サンプルあり

エネルギー
5) 熱を灯りに ~空冷式熱電発電器の開発~

産業技術総合研究所 無機機能材料研究部門 機能調和材料グループ 上級主任研究員 舟橋 良次
http://staff.aist.go.jp/funahashi-r/

【新技術の概要】

工業炉、焼却炉、エンジンなどからの排熱や、ガスや薪の燃焼熱を用いる熱電発電器を開発した。発電に冷却水、設置工事、電池交換及び充電は不要で、二酸化炭素排出量もゼロの自立・小型電源である。照明、ワイヤレスセンサー、スマートフォン充電、災害時の非常用電源として使用できる。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の熱電発電装置は水冷が必要であった。高温耐久性に優れる酸化物熱電モジュールとヒートパイプを用いることで、水を用いず、200~800℃の熱エネルギーを直接電気変換することが可能となった。駆動系もないため。振動や騒音もなく、メンテナンスも不要で、長期にわたり連続発電が可能ある。

【新技術の特徴】

・水冷不要の熱電発電装置
・200~800℃の広い温度域で発電可能
・高温耐久性に優れた熱電モジュール

【想定される用途】

・工業炉、焼却炉排熱から発電。場内の照明、センシング、防犯カメラ用の電源。
・災害時などの非常用電源。スマートフォン、携帯TV、Webカメラ用電源。
・安全なアウトドア電源

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり
・外国出願特許あり
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

産業技術総合研究所 ベンチャー開発・技術移転センター

TEL:029-862-6158 FAX:029-862-6159
Mail:aist-tlo-mlアットマークaist.go.jp
URL:http://www.aist.go.jp/aist_j/collab/patent/patent/tlo.html