新技術説明会 > 発表技術アーカイブス > 4u > 2018 情報・環境システム
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情報・環境システム 新技術説明会
【日時】2018年06月05日(火) 9:55~12:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料
【主催】科学技術振興機構、茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学
【後援】特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

建築・土木
1) ダム貯水池における水資源品質確保技術について-日本の風土に適合した技術開発-

埼玉大学 大学院理工学研究科 環境科学・社会基盤部門 助教 古里 栄一

【新技術の概要】

ダム貯水池における水資源の品質である、水質保全に関する最新の技術・装置や機械システム例を紹介する。特に、広域的に人工循環を発生させ、流れや水質、有毒プランクトンにおける制御システム、観測システム、管理システムに関する最新の技術開発について述べる。

【従来技術・競合技術との比較】

設計・管理の双方における費用対効果を向上できる技術であり、確固たる学術基礎に基づくものである。従前技術は、学術的基礎不足や費用対効果向上に対する意識不足により、社会資本設備としては改善が必要な点が多かった。

【新技術の特徴】

・高い費用対効果
・学術的正確性

【想定される用途】

・ダム貯水池水質保全
・ダム下流環境改善

建築・土木
2) 同時観測された地震動記録に基づく構造物の動的物性値の把握

埼玉大学 大学院理工学研究科 環境システム工学系専攻 准教授 茂木 秀則
http://www.kiban.civil.saitama-u.ac.jp/~hmogi/

【新技術の概要】

本研究室では、川上らによるNIOM法(Modeling wave propagation by using Normalized Input-Output Minimization (NIOM),Soil Dyn. Earthq. Engng., 17, 1998)に基づき、同時計測された地震記録を用いて地盤や各種構造物の剪断剛性や減衰比などの動的物性値を評価しております。ロックフィルダムなどへの適用例をご説明致します。

【従来技術・競合技術との比較】

従来から構造物の動的物性値の評価には応答関数や固有振動数の逆解析が用いられていますが、本手法は構造物のモデル化が不要で地震記録から直接物性値を推定できる利点があります。

【新技術の特徴】

・地震記録に基づく構造物の動的物性評価
・数秒のタイムウィンドウごとの評価

【想定される用途】

・構造物の耐震照査のための基礎データ
・構造物の非線形挙動の評価

【関連情報】

・サンプルあり

建築・土木
3) コンクリート内の鉄筋の動き易さを電波で測る加振レーダ技術

群馬大学 大学院理工学府 電子情報部門 准教授 三輪 空司
http://www.el.gunma-u.ac.jp/~miwalab/

【新技術の概要】

加振レーダ技術とは、鉄筋コンクリート(RC)構造物内の鉄筋を励磁コイルを用いて100Hz程度で正弦加振し、ドップラレーダの原理に基づき鉄筋の振動変位を非破壊計測する新たな計測法である。健全鉄筋の振動変位は5µm程度であるが、鉄筋腐食等により鉄筋が動き易くなると振動変位が数十µmまで増加し、RC構造物の健全性の評価に利用できる。

【従来技術・競合技術との比較】

鉄筋腐食の評価には自然電位法等の微破壊試験法があるが、腐食有無の確率が評価され、腐食量の定量評価は困難である。また、その他の劣化には弾性波を用いる手法があるが、ひび割れの影響を受け易く、非接触での測定はできない。本手法は加振とレーダ法を組み合わせ、非接触かつ定量的な診断手法を目指す。

【新技術の特徴】

・絶縁体内部の強磁性体の定量的な振動変位計測
・簡便、高速、非接触な測定が可能な電磁波を使用
・振動物体と非振動物体の2種類の対象物に対するレーダ波形の取得

【想定される用途】

・RC構造物の鉄筋腐食量の定量評価
・コンクリートの劣化で起こる弾性係数低下の評価
・コンクリートの内部ひび割れの検知、イメージング

通信
4) テレビ電話によるロボットの遠隔制御とアイドル応援システム

埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 准教授 小林 貴訓

【新技術の概要】

ロボット制御用の信号を、人にも理解可能な「見える」、「聞こえる」信号として重畳することで、テレビ電話による会話を妨げずに遠隔地のロボットを制御する。また、ユーザの振る舞いを伝え合う双方向アイドル応援システムについても紹介する。

【従来技術・競合技術との比較】

専用インフラを構築せずに、ロボットの制御信号を伝達できる。また、制御信号を人に理解可能な形式とすることで、多地点間通信による協調制御にも役立つ。アイドル応援システムでは、振動などの新たなモダリティの情報を双方向で伝達することで、より一体感のあるコンサートを実現できる。

【新技術の特徴】

・ロボット制御に専用ネットワークインフラが不要
・人が認識できる信号を使うことでロボットの動作意図が理解できる
・遠隔地のユーザ同士の一体感を醸成する

【想定される用途】

・遠隔制御ロボット
・遠隔地のユーザの見守り
・遠隔コミュニケーション支援

情報
5) ロボットへのFPGA導入を容易化するコンポーネント技術

宇都宮大学 大学院工学研究科 情報システム科学専攻 助教 大川 猛
http://www.is.utsunomiya-u.ac.jp/pearlab/ja/

【新技術の概要】

本技術は、FPGAをロボットソフトウェア開発基盤であるROSのノード(部品)として動作させイーサネット経由でアクセス可能とすることで、容易にロボットシステムに導入することが可能となる。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術は、FPGAを使用できるのはハードウェア・ソフトウェア両方の知識を持つ技術者に限られていたが、新技術においては、FPGAをロボットソフトウェアからイーサネット経由でアクセスができるようになった。

【新技術の特徴】

・低遅延時間および高性能な処理
・ロボットソフトウェアと簡単に接続可能
・少ないFPGAハードウェア資源で実現可能

【想定される用途】

・画像認識処理(ニューラルネットワーク含む)の加速
・センサ近くでの処理加速
・画像処理に基づくロボットシステム制御

【関連情報】

・デモあり

情報
6) ビッグデータで得た経験則を自動推論で結び付けよう

埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 准教授 後藤 祐一
http://www.ke.ics.saitama-u.ac.jp/

【新技術の概要】

自動証明(モデル検証、自動定理証明)はソフトウェアやプログラムの形式的検証などに利用されています。しかし、証明は本質的に証明対象の命題を証明者が知っていなければならず、証明者が知らない命題を証明できません。既知の事実や経験則、仮説から未知の命題を得るためには(前向き)推論が必要不可欠です。我々は任意の論理に基づいて自動前向き推論を行えるシステムを開発しています。

【従来技術・競合技術との比較】

任意の論理に基づいて前向き推論を行えるため、従来、自動証明を基礎づけるために用いられてきた古典数理論理とその拡張論理ではなく、推論に適した強相関論理とその拡張論理に基づいて推論を行えます。また、表現力に制限のある節形式ではなく、幅広い分野で経験則を表すのに用いられる条件文(if .. then)をそのまま扱うことができます。

【新技術の特徴】

・人間が取り扱い易い抽象度の高い経験則と観察・観測された事実から具体的な事実や仮説を網羅的に列挙できます
・演繹推論により、経験則間に暗黙に含まれている経験則を明示化することができます
・データマイニング等で得られた仮説が既知の経験則と矛盾しないかどうかを機械的にチェックできます

【想定される用途】

・自動証明を用いて行っている証明的な形式的検証について、発見的な形式的検証を行えます
・データマイニングで得た経験則を既知の知識と関連付けする過程(情報マイニング)の支援を行えます
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

茨城大学 研究・産学官連携機構(日立オフィス)

TEL:0294-38-5005 FAX:0294-38-5240
Mail:iricアットマークml.ibaraki.ac.jp

宇都宮大学 地域創生推進機構 産学イノベーション支援センター

TEL:028-689-6318 FAX:028-689-6320
Mail:chizaiアットマークmiya.jm.utsunomiya-u.ac.jp

群馬大学 産学連携・知的財産活用センター

TEL:0277-30-1171~1175 FAX:0277-30-1178
Mail:tloアットマークml.gunma-u.ac.jp

埼玉大学 オープンイノベーションセンター

TEL:048-858-3849 FAX:048-858-9419
Mail:coic-jimuアットマークml.saitama-u.ac.jp