新技術説明会 > 発表技術アーカイブス > PUiP > 2016 大学知財群活用プラットフォーム
申込み受付中の説明会
12/13(木) 10:00 新潟大学 新技術説明会 ~ 11:55
12/13(木) 13:30 静岡大学 新技術説明会 ~ 15:55
12/20(木) 10:25 九州工業大学 新技術説明会 ~ 15:25
01/10(木) 13:30 高専 新技術説明会 ~ 15:55
01/17(木) 13:00 材料・デバイス 新技術説明会 ~ 15:55
01/18(金) 09:55 JST戦略的創造研究推進事業 新技術説明会 ~エネルギー・計測~ ~ 15:25
01/22(火) 09:55 沖縄科学技術大学院大学 新技術説明会 ~ 11:55

開催スケジュール
1/22(火)pm
日本大学 新技術説明会
1/24(木)
関西公立3大学 新技術説明会 
1/29(木)
大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 新技術説明会 
1/31(木)
国立原子力開発機構 新技術説明会
2/1(金)
JST戦略的創造研究推進事業② 新技術説明会
2/5(火)
大阪大学 新技術説明会 
2/7(木)pm
東北大学 新技術説明会 
2/14(木)
スマートQOL(Quality Of Life) 新技術説明会 
2/19(火)am
千葉工業大学 新技術説明会 
2/19(火)pm
千葉大学 新技術説明会 
2/21(木)
北海道地域② 新技術説明会 
2/26(火)pm
農研機構 新技術説明会 
2/28(木)
関西10私大 新技術説明会 
3/5(火)am
法政大学 新技術説明会 
3/5(火)pm
JST知的活用支援事業 新技術説明会 
3/7(木)
北東北3大学 新技術説明会 
3/8(金)
JST戦略的創造研究推進事業③ 新技術説明会 
3/12(火)am
北里 新技術説明会 
3/14(金)pm
会津大学 新技術説明会 

大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 新技術説明会
【日時】2017年01月31日(火) 10:00~15:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料
【主催】科学技術振興機構、大学知財群活用プラットフォーム(PUiP) 【PUiP参加機関】東京電機大学、宇都宮大学、埼玉大学、芝浦工業大学、首都大学東京、株式会社信州TLO、筑波大学、東京理科大学、日本原子力研究開発機構、野村證券株式会社、山梨大学、横浜国立大学
【後援】特許庁、経済産業省関東経済産業局
【協力】朝日信用金庫、巣鴨信用金庫

複数大学の特許や研究ノウハウをポートフォリオ化したものを「知財群」と呼んでいます。本説明会は、社会ニーズや市場動向から具体的な製品分野を選び、その分野に関連する特許等を集めた知財群について、企業に提案を行なうものです。まず産学連携コーディネーターが製品分野とその知財群を紹介し、続いて研究者が知財群のキーとなる特許技術について説明します。

発表内容詳細

環境
1 ) 知財群テーマ紹介「地球にやさしい住みやすい社会を実現する次世代環境技術」

東京電機大学 研究推進社会連携センター 研究推進部 産官学交流センター 研究コーディネーター 安江 準二

【新技術の概要】

・老朽化社会インフラ(橋や建物等)の維持・更新や各種環境計測の省人化、省力化等に係わる技術
・再生可能エネルギーとしての燃料電池(水素エネルギー)やバイオ燃料の普及に係わる新たな関係技術
・災害時の遠隔情報の取得や水中における無線通信・対話が可能な光無線通信システム

【従来技術・競合技術との比較】

各種用途を想定した次世代環境技術としては、種々の新規技術が提案されているが、今回ご紹介する環境対応技術は、それぞれの用途分野において、安価且つ確実に環境を改善できる事をポイントとしたものである。

【新技術の特徴】

・液晶フィルタとレトロリフレクターを組合せる事により、光学系の調整が不要な位置、姿勢及び距離の計測器
・同時並列な光通信において、周囲環境の変化に応じて最適な信号が自動的に選択され、安定した通信が可能
・空気中に含まれる10ppmの微量水素検出、0.5ppmの一酸化窒素検出が可能な高感度小型ガス検出器
・新規菌株を用いてバイオ燃料の副産物であるグリセロールからアクリル酸前躯体を安価に製造する事が可能

【想定される用途】

・安価で高性能な水素センサ(水素ガス漏洩検知)、一酸化窒素ガスの漏洩検知センサ
・社会インフラのモニタデータの安定送受信を実現する可視光レーザー干渉計、光無線通信装置
・バイオ燃料バイプロ(グリセロール)からのアクリル酸モノマー及びアクリル酸ポリマー(吸水性樹脂)の製造

計測
1-1) 空隙のある多層薄膜を用いた高感度ガスセンサ

東京電機大学 工学部 電気電子工学科 教授 原 和裕
http://www.eee.dendai.ac.jp/eee/labo/hara/hara.html

【新技術の概要】

酸化タングステン系の金属酸化物の薄膜を多層化し、層間に設けた二酸化珪素の層を犠牲層エッチング技術を用いて溶解し、空隙を設けることで、高感度なガスセンサが作製できる。添加物の違いにより、これまで高感度な水素センサと高感度でガス選択性に優れた一酸化窒素センサが得られた。

【従来技術・競合技術との比較】

ガスクロマトグラフィー等のガス分析装置は大型で高価であるが、本技術は小型・軽量、極めて安価で、大量生産可能なガスセンサを供給できる。また、他のガスセンサと比較しても、より小型・軽量、安価、高感度という特徴がある。

【新技術の特徴】

・箇空気中に含まれる10ppm程度の微量の水素を検出できる。
・空気中に含まれる0.5ppm程度の微量の一酸化窒素を検出できる。
・センサ膜の厚さは200nm程度と薄く、長さ、幅とも10μm程度に小型化可能である。

【想定される用途】

・水素ステーションや水素燃料自動車の水素ガス漏洩の検知
・一酸化窒素ガスの漏洩検知
・呼気ガスや皮膚ガスの分析による健康診断や疾病の状況のモニター

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

計測
1-2) 煩雑な光学系の調整を必要としないレーザー干渉計の開発

東京電機大学 工学部 機械工学科 教授 古谷 涼秋

【新技術の概要】

液晶フィルターとレトロリフレクタを組合せることで、煩雑な光学系の調整をせずに、必要とする測定項目に適したレトロリフレクタを順次切り替えながら、角度や変位を干渉計測することができる。拡散光源を使うことができるため、光軸に対して横変位がある場合にも、測定を継続することができる。

【従来技術・競合技術との比較】

従来技術を使った干渉計測では、変位測定と角度測定では、光学系の構成が異なるため、測定項目を変更する都度、光学系の位置調整が必要であった。本技術では、測定項目に適したレトロリフレクタを選ぶことができるため、光学系の位置調整を必要とせず、さまざまな変位や角度測定が可能である。

【新技術の特徴】

・煩雑な光学系の調整を必要としないで干渉計の構成が可能
・光学系の再構成なしに、ピッチング、ヨーイング測定の切り替えが可能
・光軸からの横ずれに対してロバスト

【想定される用途】

・運動軸の角度(ピッチング,ヨーイング)誤差の動的測定
・横変位がある環境での干渉計測
・物体の三次元姿勢・位置の測定

通信
1-3) 周囲環境の変化に影響を受けない光無線通信システム

日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 大洗研究開発センター 照射試験炉センター 研究副主幹 武内 伴照

【新技術の概要】

多数のLEDを2次元マトリックス状に配置した光信号送信機から、同一の計測情報をパターン信号と点滅信号に変換して同時並列に送信します。信号受信時に、周囲環境の変化に応じて最適な信号が自動的に選択されるため、安定した無線通信が可能です。

【従来技術・競合技術との比較】

2次元マトリックスLEDを用いた光無線通信においては、周囲環境の変化によって通信状態が悪化した場合に双方向通信を介して情報の並列度を下げて通信安定性の確保を狙う既存の技術がある。一方、本技術は双方向通信を介さずに情報伝達速度を下げて通信安定性を保つことができ、省電力や装置小型化等に優れている。

【新技術の特徴】

・双方向通信を要せず自己検出的に適切な情報伝達速度を選択。
・複数の送信機から届く信号の同時並列受信処理が可能。
・周囲環境の変化による通信安定性への影響を軽減。

【想定される用途】

・水中における無線通信・対話
・災害時の遠隔情報取得
・原子力プラント状態監視

【関連情報】

・展示品あり

環境
1-4) ホワイトバイオによる廃グリセロールからのポリマー原料生産プロセスの開発

筑波大学 生命環境系(生命産業) 教授 中島 敏明
http://researchmap.jp/nakajimatoshiaki/

【新技術の概要】

バイオディーゼル燃料や石けんの生産過程で生じる廃グリセロールからの1,3-プロパンジオール(1,3-PD)の生産を行っている。当研究室にて分離されたCitrobacter braakii TB-96株は高い増殖能と優占化能力を持った実用に適した菌株であり、最高約50g/Lの1,3-PDを生産する。

【従来技術・競合技術との比較】

TB-96株 は他の研究中にパイロットスケールの実証試験中に混入・優占化したもので、実用に適した菌株である。また、酵母による1,3-PDからの3-ヒドロキシプロピオン酸生産技術も有しており、将来的に一段階での反応を目指している。

【新技術の特徴】

・廃グリセロールの有効利用
・バイオマスからのポリマー原料生産
・実用化に適した菌株

【想定される用途】

・プロパンジオールからのポリマー生産
・アクリル酸の生産とポリマーへの転換

【関連情報】

・サンプルあり

医療・福祉
2 ) 知財群テーマ紹介「人々が健康で長寿な社会を迎えるための次世代医療技術」

信州TLO 技術移転グループ 部長 勝野 進一

【新技術の概要】

人々が健康で長寿な社会をめざしており、その中で家庭内などでのヘルスケアの重要性が高まっている。①家庭内で手軽に精度の良い血液分析装置。②治療薬の濃度制御ができる分析センサ。③尿酸値低下のサプリメント開発技術とサプリメント。これらにより、家庭あるいは病院、施設などにおける健康維持に、寄与する。

【従来技術・競合技術との比較】

精度の良い計測分析は「健康」に重要な意味を持つが、従来は大きな装置が必要であり、効率的ではなかった。家庭内で手軽に行えるものは、精度などの面で効果は十分ではない。大学のシーズ技術により新たな計測分析が期待される。

【新技術の特徴】

・安価で小型の分析装置を実現できるマイクロ流体デバイス技術
・高精度で簡易な測定を実現する、分子印プリント技術を使ったセンサデバイス
・効率的な尿酸値制御サプリメントのスクリーニング技術とサプリメント

【想定される用途】

・家庭内などでの簡易な健康管理機器
・効率的なサプリメントの開発、サプリメントの提供

アグリ・バイオ
2-1) 植物性食品由来の血中尿酸値低下に効果のあるサプリメント成分

宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター 特任教授 矢ヶ崎 一三

【新技術の概要】

生活習慣病の一つである高尿酸血症は、痛風や尿路結石の原因である。国内には男性を中心に高尿酸血症と痛風を合わせると約600万人の患者が存在する。本技術は、植物性食品成分由来の血中尿酸濃度低下物質に関するものであり、経口摂取により、安全に、発症予防または発症遅延、更には2型糖尿病増悪防止を期待できる。

【従来技術・競合技術との比較】

尿酸前駆体から尿酸が合成されるまでには多くの段階があり、多くの酵素が関与する。従来、有用成分を探索するには、1種類だけの特定標的酵素を選択し、それに対して阻害作用のあった物質を高尿酸血症動物モデルに投与することで行われてきた。本願は新たな一次スクリーニング系(複数標的作用点を有する成分探索系)構築とそれをとおして見いだすことができた成分である。

【新技術の特徴】

・植物性食品由来成分による安全性の高い成分
・経口摂取が可能な成分
・複数標的作用点を有する成分初期探索系と食事誘導性高尿酸血症モデル動物による有効性検討系の併用手法

【想定される用途】

・機能性食品(用途:経口摂取による高尿酸血症の軽減、痛風・尿路結石の予防、2型糖尿病増悪防止、QOL改善)
・機能性飲料、機能性表示食品
・サプリメント

アグリ・バイオ
2-2) 磁気を使って細胞を任意形状に配置する

信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科 准教授 秋山 佳丈
http://biohybrid.chips.jp/

【新技術の概要】

磁気アルキメデス効果を利用することで、ラベルフリーで磁場により細胞を操作し、細胞パターニングを実現する。具体的には、培養液に磁性化合物を添加し、細胞を擬似的に反磁性粒子とする。この状態で、容器の底面から磁石アレイや磁石の走査により磁場を印加することで、細胞を操作しパターニングを行う。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の細胞パターニングでは、細胞非接着性の面に、予め細胞接着分子をパターニングし、細胞の接着領域を制限することで、細胞をパターニングしていた。そのため、パターニング可能な面は、無機質かつ平滑な面に限られていたが、本手法では、細胞シートなど生体材料の上にパターニングが可能な上、動的パターニングも可能である。

【新技術の特徴】

・動的にパターンを変更可能。
・基板を問わない。
・ラベルフリー(磁気標識不要)

【想定される用途】

・細胞シート上への細胞パターニング
・閉鎖空間内(マイクロ流路等)での、細胞パターニングおよび操作
・細胞だけではなく、磁性を持たない微粒子の操作

【J-STORE掲載特許情報】

医療・福祉
2-3) 簡単に作れる分子認識素子を用いたインスタントセンサ

芝浦工業大学 工学部 応用化学科 教授 吉見 靖男

【新技術の概要】

目的物質の分子構造を記憶させる分子インプリント法で、血糖値測定のような簡便さで薬剤濃度を測定できるセンサです。治療薬モニタリング用センサとして期待できます。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の治療薬モニタリングには免疫定量法や、質量分析器で検出する液体クロマトグラフィー(LC/MS)による血中濃度測定が一般的に用いられてきました。これらの従来法では測定に1時間程度を要し、熟練技術も必要ですが、本技術を利用すれば分析に慣れていない人でも数十秒での測定が可能です。

【新技術の特徴】

・血糖値濃度測定なみに操作が簡単
・測定時間は数十秒
・血液中でも高い選択性を発揮

【想定される用途】

・ベッドサイドでの抗菌剤の血液中薬剤濃度の測定
・手術中のヘパリン濃度監視
・家庭での免疫抑制剤や経口抗凝固剤のモニタリング

医療・福祉
2-4) 新しい個別医療の実現を志向する自律動作マイクロ分析システムの開発

山梨大学 工学域 機電情報システム工学系 助教 浮田 芳昭
http://www.me.yamanashi.ac.jp/lab/ukita/index.html

【新技術の概要】

微小流体の制御が、自律的かつ高精度で実現されるマイクロ流体デバイス制御技術。これにより複雑な多段階流体制御を実現でき、安価で小型な血液分析や環境分析を実現できの個別化医療やオンサイト分析等の分野での事業化に寄与する。

【従来技術・競合技術との比較】

近年注目されている微細な流路構造やバルブ構造を集積したマイクロ統合分析システム(μTAS)における、シリンジポンプやバルブ集積システムやプロセッサ他の大型で複雑な外部制御システムに対して、高精度でありながら安価で簡便な流体制御機構を備えたマイクロデバイスの実現に寄与する。

【新技術の特徴】

・独自の流体回路設計による高精度な流体制御
・能動機構を必要としないシンプルな構造のデバイスのため低製造コスト
・単純なデバイス駆動装置により動作可能なため、駆動装置の低価格化が可能

【想定される用途】

・ヘルスケア:個人レベルでの血中マーカー分析
・環境分析:微生物検査
・少量の化学プロセスの自動化

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

大学知財群活用プラットフォーム (PUiP) 事務局 (山梨大学 研究推進・社会連携機構 社会連携・知財管理センター)

TEL:055-220-8759 FAX:055-220-8757
Mail:puipアットマークchizaigun.org
URL:http://www.chizaigun.org

東京電機大学 研究推進社会連携センター

TEL:03-5284-5225 FAX:03-5284-5242
Mail:crcアットマークdendai.ac.jp
URL:http://web.dendai.ac.jp/tlo/