開催スケジュール
令和2年度の開催については新型コロナウィルス感染状況に関する政府および東京都の対応を鑑みて、従来の方法に代わりWEB開催の方向で検討しているところです。 具体的な開催方法につきましては、決まり次第、順次お伝えしていきますのでご了承下さい。

【オンライン開催】日本原子力研究開発機構 新技術説明会
【日時】2020年09月01日(火) 09:55~11:55【会場】Zoomビデオウェビナーによるオンライン開催
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、日本原子力研究開発機構

日本原子力研究開発機構 新技術説明会は、オンライン開催(Zoomウェビナーを利用)を実施いたします。聴講をご希望される方は、本枠内下部のリンクよりお申し込みください。
オンライン開催の詳細につきましてはウェビナー参加登録時の「受講環境について」を十分ご確認のうえお申し込みください。Zoomの接続方法のお問い合わせは受付ておりませんので予めご了承ください。
なお、開催当日名刺交換、個別相談の実施はございません。連携についてのお問い合わせにつきましては、Webサイトの「お問い合わせ」に記載の研究機関窓口へ直接お問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします。

※お申込みはこちらから→ Zoomビデオウェビナーに参加する
 (定員に達した場合は参加申込を終了いたします。あらかじめご了承ください)

発表内容詳細

機械
1) 凝固性のある流体を移送可能な定量ポンプ

日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門 高温ガス炉研究開発センター 水素・熱利用研究開発部 ISプロセス試験グループ 研究副主幹 野口 弘喜
https://www.jaea.go.jp/04/o-arai/nhc/jp/research/intro/is/index.html

【新技術の概要】

 ピストン-シリンダポンプの摺動部の微小な間隙に固形物が蓄積することでポンプが停止する問題に対し、間隙部に固形物を溶解させる溶媒とその溶媒を除去するパージガスの溶媒-ガス併用注入により、ピストン運動の安定化を図った定量ポンプを開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

 摺動部へのパージガス注入のみでは、溶液組成によって析出する固形物を除去することは困難であった。そこで、固形物を溶解させる溶媒とパージガスの併用注入によりポンプのピストン運動を安定化させることができた。

【新技術の特徴】

・凝固性のある流体を移送可能な定量ポンプ
・溶媒、パージガスの併用注入

【想定される用途】

・凝固性液体を送液する化学プロセス
・例えば、高濃度ヨウ素を含むヨウ化水素酸溶液の送液

【関連情報】

・展示品あり

デバイス・装置
2) 非接触でも撮像できる高分解能オートラジオグラフィ技術

日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 物質科学研究センター 中性子材料解析研究ディビジョン 応力・イメージング研究グループ 研究員 栗田 圭輔
https://msrc.jaea.go.jp/center_grp.html?grp=oryoku

【新技術の概要】

 オートラジオグラフィ技術に磁場を組み合わせることで、試料に含まれるラジオアイソトープ(RI)の分布を非接触で撮像する技術。磁場をかけることで、RIからのβ線は磁力線に沿って螺旋運動する。この特性を利用することで、検出面と試料との間に距離がある場合でも、分解能の低下を抑制した撮像が可能になる。

【従来技術・競合技術との比較】

 従来のオートラジオグラフィ技術では、試料を検出面に接触させて撮像する必要があるため、扱える試料形状に制約があった。本技術では、試料と検出面との間に磁場を印加することで、検出面と試料との間に距離がある場合でも分解能の高い撮像が可能となるため、様々な形状の試料に対応が可能になる。

【新技術の特徴】

・検出面と密着できない複雑な形状の試料や、シャーレに入った培養試料に対してもオートラジオグラフィが可能となる。
・RIを用いた植物の生理機能解明研究や、放射能汚染調査や除染等に活用できる技術である。

【想定される用途】

・ラジオアイソトープを用いた植物・生物研究分野
・放射能汚染調査、環境浄化

【関連情報】

・サンプルあり

情報
3) 革新的信号波形解析が計測効率の高度化を実現する

日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 原子力基礎工学研究センター 燃料・材料工学ディビジョン 照射材料工学研究グループ 研究主幹 平出 哲也
https://nsec.jaea.go.jp/fme/group5/group5_index.htm

【新技術の概要】

 計測における信号波形はできるだけシンプルな信号が良いと考えられてきたが、完全にその概念とは逆に、積極的に信号に個性を与え、信号処理時にその個性を用いて検出器を弁別し、検出器を容易に増やすことを可能にした。その結果、計測における多くの性能、例えば計数率、分解能などを大きく改善することを可能にした。

【従来技術・競合技術との比較】

 例えば、陽電子消滅分光法においては、3本放出されるγ線の同時計測による消滅時刻-運動量相関(AMOC)測定がある。従来、この手法は非常に重要であるにもかかわらず、通常週間単位の測定時間を要し、普及していない。新技術を用いることで、数日程度まで容易に実現できており、さらに改善が望める。

【新技術の特徴】

・計測時間の大幅な短縮(計測の質の向上・業務の効率化)
・多量のセンサーを軽い計測システムで利用可能
・信号伝送系をひとつにまとめて、多くのセンサーを接続

【想定される用途】

・分析機器の世界最高スペック化
・大きな施設内のモニタリングの一元処理
・計数率とマシン使用料が問題で実現できなかった研究の実現

医療・福祉
4) 小型・軽量で取扱い容易な可搬型甲状腺ヨウ素モニタ

日本原子力研究開発機構 原子力科学研究部門 放射線管理部 放射線計測技術課 主査 西野 翔

【新技術の概要】

 原子力災害時には、住民や緊急作業者の内部被ばく評価のため、事故後早い段階で甲状腺モニタリングを行う必要がある。そこで、避難所等に持ち込んで使用できる可搬型の甲状腺ヨウ素モニタを開発した。本モニタを用いることで、高バックグラウンド線量率下においても、迅速かつ高精度の甲状腺ヨウ素定量測定が可能となる。

【従来技術・競合技術との比較】

 従来の甲状腺モニタは、病院や研究所に固定された大型・大重量のものが多く、災害時に避難所等に持ち込んで使用することが困難であった。本モニタは、小型・軽量で可搬性に優れており、場所を選ばず設置することができる。また、遮蔽一体型の構造により、周囲からのバックグラウンド放射線を効果的に遮蔽することができる。

【新技術の特徴】

・卓上型で可搬性に優れており、避難所等への容易な持ち込み・設置が可能
・遮蔽一体型であり、高バックグラウンド線量率下でも精度の良い測定が可能
・RI点線源を用いた測定器校正手法を開発済み

【想定される用途】

・原子力災害時の内部被ばくモニタリング
・医療(放射性ヨウ素内用療法等)におけるヨウ素131体内残存量測定

【関連情報】

・デモあり
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

日本原子力研究開発機構 研究連携成果展開部 知的財産管理・利用促進課

TEL:029-284-3420 FAX:029-284-3679
Mail:seika.riyouアットマークjaea.go.jp
URL:https://tenkai.jaea.go.jp/sangaku.html