新技術説明会 > 発表技術アーカイブス > 神戸大学 > 2019 神戸大
申込み受付中の説明会
08/27(火) 13:25 ライフサイエンス 新技術説明会 ~ 15:25
09/03(火) 13:30 慶應義塾大学 新技術説明会 ~ 15:55
09/05(木) 10:55 岡山大学 新技術説明会 ~ 15:25
09/10(火) 10:25 福井大学 新技術説明会 ~ 14:55
09/12(木) 11:00 ライフサイエンス系 新技術説明会 ~ 15:25
09/19(木) 13:25 広島大学 新技術説明会 ~ 15:55
09/20(金) 09:55 JST戦略的創造研究推進事業 新技術説明会 ~情報処理~  ~ 11:55
09/26(木) 13:25 熊本大学 新技術説明会 ~ 15:55

開催スケジュール
10/1(火)
名大-産総研 新技術説明会 
10/8(火)
富山大学 新技術説明会
10/10(木)pm
中国地方公設試 新技術説明会
10/17(木)
九州大学 新技術説明会 
10/18(金)
JST戦略的創造研究推進事業② 新技術説明会 
10/24(木)
東京電機大学 新技術説明会 
10/29(火)
中部公立 新技術説明会 
10/31(木)
東京理科大学 新技術説明会 
11/7(木)pm
静岡大学 新技術説明会 
11/12(火)
関西公立 新技術説明会 
11/14(木)
さんさんコンソ 新技術説明会 
11/19(火)
東京工業大学 新技術説明会 
11/21(木)
北海道大学 新技術説明会 
11/26(火)am
JAEA 新技術説明会 
11/26pm(火)
秋田・秋田県立大学 新技術説明会 
11/28(木)
医学部合同 新技術説明会 

神戸大学 新技術説明会
【日時】2019年08月01日(木) 12:55~15:55【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料(事前申込み制)
【主催】科学技術振興機構、神戸大学
【後援】特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

製造技術
1) クロロホルムの光分解を用いるアミノ酸保護とNCA合成

神戸大学 大学院理学研究科 化学専攻 准教授 津田 明彦
http://www2.kobe-u.ac.jp/~akihiko/index.html

【新技術の概要】

クロロホルムとアルコールの混合溶液を酸素雰囲気下で光照射することによって、相当するクロロギ酸エステルが高収率で得られることを見出した。そこにアミノ酸を添加すると、ワンポットで、N端保護を行うことができる。一方、アミノ酸のCHCl3溶液に光照射を行うと、NCAを高収率で得ることができる。

【従来技術・競合技術との比較】

アミノ酸の保護基の導入に用いられるクロロギ酸エステルは一般にアルコールとホスゲンから合成され、一方、ポリペプチド合成原料となるNCAもアミノ酸とホスゲンから合成される。本技術は、毒ガスであるホスゲンを直接用いずに、クロロホルム溶液に光を照射するだけで、安全、安価、簡単にそれらを合成することができる。

【新技術の特徴】

・安全、安価、簡単なアミノ酸への保護基の導入とNCA合成
・光によるオン・デマンド合成
・原料は、毒ガスのホスゲンではなく、クロロホルム

【想定される用途】

・中小規模:医薬品や実験試薬などの製造
・ペプチド合成原料
・アミノ酸保護

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり

材料
2) 体内に移植した細胞・組織に新たな血管を誘導する技術

神戸大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 准教授 大谷 亨
http://www2.kobe-u.ac.jp/~ooya/en/index.html

【新技術の概要】

iPS細胞に代表される単一細胞群を体内へ移植した後の3次元組織再構築は重要な課題となっている。これは、体内移植後の新たな血管の構築が不十分であるからである。本技術は、架橋ヒアルロン酸内に親水性ポリマーとともに塩基性繊維芽細胞増殖因子を取り込ませ、体内移植後の血管新生を介した異種細胞群の分化誘導を促す。

【従来技術・競合技術との比較】

従来は、体外で培養した細胞を体内に移植した後、血管新生を促すために血管内皮細胞を共移植することが不可欠であった。本技術は従来技術とは異なり、血管内皮細胞を共移植することなく、単一細胞のみで体循環への接続が可能である。

【新技術の特徴】

・生体適合性高分子からなるヒドロゲル
・細胞増殖因子の活性安定化
・体内での細胞分化誘導

【想定される用途】

・再生医療
・製剤
・動物代替

計測
3) 非破壊検査に革新をもたらす画像再構成理論と計測技術

神戸大学 数理・データサイエンスセンター 教授 木村 建次郎
http://www.chem.sci.kobe-u.ac.jp/staff/kKimura/

【新技術の概要】

物体内部の構造をいかに正確に画像化するかが、医療画像診断、インフラ検査等では極めて重要となる。近年、我々はこの画像化において、物体内部から放出され、物体外部で観測される場と放出源に関する逆問題において、いくつかの重要な事例において解析解を発見し、従来の非破壊検査技術の性能が大幅に向上した。

【従来技術・競合技術との比較】

乳がんの画像診断では、X線マンモグラフィが世界標準であるが、アジア人の約80%がこれが適用できない高濃度乳房を持つことが社会問題にまで発展している。我々が世界で初めて発見した波動散乱の逆問題の解析解とマイクロ波イメージング技術を用いることで、この問題を解決し、将来的には乳がん死亡率がゼロになることが期待されている。

【新技術の特徴】

・波動散乱の逆問題における解析解と画像再構成理論
・超広帯域マイクロ波イメージング技術
・蓄電池逆問題における解析解と画像再構成理論

【想定される用途】

・世界中の女性の乳がん検診 -X線マンモグラフィを廃止しマイクロ波マンモグラフィに転換 –
・次世代EV用蓄電池の安全管理技術
・高度成長期に建造したコンクリートビルディングのメンテナンス、効率的維持管理のための非破壊画像診断。

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり

計測
4) ディジタルホログラフィ瞬時多次元イメージングとその応用

神戸大学 大学院システム情報学研究科 システム科学専攻 教授 的場 修
http://brian.cs.kobe-u.ac.jp/index.html

【新技術の概要】

光干渉計測技術と計算機を用いた光伝搬計算技術を高度に融合させることで、3次元情報の瞬時計測、位相、蛍光、波長、偏光などの多次元イメージング情報を高速に取得できる技術を開発している。計算機での再構成により定量的な情報が時空間データとして得られることが大きな特徴である。

【従来技術・競合技術との比較】

バイオ分野で主力である2光子顕微鏡は3次元情報を得るのに、焦光点の3次元操作が必要であるため未知の動的3次元現象を計測することができない。本技術はこれらを解決し、高速に3次元空間の多次元情報を得ることができる。また、音などの様々な物理情報を同時取得可能である。

【新技術の特徴】

・ディジタルホログラフィーに基づく多次元情報光イメージング
・瞬時かつ3次元情報記録と計算機による3次元空間再構成
・瞬時記録蛍光3次元イメージング

【想定される用途】

・機能的光学顕微鏡
・半導体素子の欠陥検査
・光マイクロフォン

エネルギー
5) 低コストかつ高効率な電力変換を実現する三相AC-DCコンバータ

神戸大学 大学院海事科学研究科 マリンエンジニアリング講座 准教授 三島 智和
http://www.research.kobe-u.ac.jp/gmsc-aperg/

【新技術の概要】

低炭素社会実現への切り札として、電気自動車(EV)の普及拡大化が期待されています。これに関連して、大容量化する車載バッテリを高効率かつ高品質に充電する装置が求められています。商用周波数の三相交流電源から一段にて高周波を生成し、EV用急速充電器などに発展可能な高周波絶縁を介して大直流電流することが可能な新方式三相整流装置を紹介します。

【従来技術・競合技術との比較】

商用電源から中間段高周波を直接生成可能であることから、装置規模は最大1/3でに低減可能となります。直流リンクを持たないため、大容量コンデンサであり、メンテンサンス性やコストの削減効果も高い装置です。ワールドワイド入力電圧(AC85V〜265V)に対応しており、電源電圧センサを用いずとも高力率(98%〜)を達成することができるため、国内外で実用化が可能です。

【新技術の特徴】

・商用電源から中間段高周波を直接生成(回路規模最大1/3に低減)
・大容量コンデンサが不要
・ワールドワイド入力電圧(AC85V〜265V)に対応かつ高力率(98%〜)で低歪み

【想定される用途】

・EV急速充電
・半導体電力変圧器(SST)
・洋上風力発電MVDC給電

製造技術
6) 低メモリかつ高速演算処理が可能な3次元形状表現技術

神戸大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 助教 西田 勇
http://www.research.kobe-u.ac.jp/eng-cimlab/new_index.html

【新技術の概要】

3次元形状を任意の1軸方向に沿った平面で分割して、分割した平面上の外形線を重ね合わせて表現する技術を新たに提案している。分割した平面上の外形線は複数の頂点で表現されており、その内部には情報を保持しないため、低メモリで解析が可能である。また、外形線で表現することで、オーバーハングのある形状も表現することが可能である。

【従来技術・競合技術との比較】

3次元形状を離散的に表現する方法としてボクセルモデルやZマップモデルを用いる方法が代表的である。ボクセルモデルでは形状の内部まで微小な立方体で埋め尽くすため、メモリを大量に使用することが課題となっていた。Zマップモデルでは、比較的低メモリで解析が可能である一方、オーバーハングのある形状を表現できないといった課題があった。

【新技術の特徴】

・オーバーハングのあるような複雑な3次元形状でも低メモリで形状を表現することができる。
・任意形状の物体との干渉判定を容易に行い,干渉による形状変化を高速に演算することができる。

【想定される用途】

・3DCADモデルのSLT形式のファイルを形状の精度を悪化させずに低メモリ使用量で表現することができる。
・除去加工(切削加工など)における形状変化をシミュレーションすることができる。
・積層造形加工(3Dプリンタ)における形状変化をシミュレーションすることができる。

【関連情報】

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

神戸大学研究推進部連携推進課産学官連携グループ

TEL:078-803-5427 FAX:078-803-5389
Mail:ksui-sangakuアットマークoffice.kobe-u.ac.jp
URL:http://www.innov.kobe-u.ac.jp/