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10/25(木) 12:55 東京電機大学 新技術説明会 ~ 15:55

開催スケジュール
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11/1(木)
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11/13(火)
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11/20(火)pm
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11/22(木)am
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11/22(木)pm
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11/29(木)
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12/4(火)am
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12/4(火)pm
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12/6(木)pm
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12/11(火)
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12/13(木)am
新潟大学 新技術説明会
12/13(木)pm
静岡大学 新技術説明会 
12/20(木)
九州工業大学 新技術説明会 

岡山大学 新技術説明会
【日時】2016年12月15日(木) 9:55~16:00【会場】JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)
【参加費】無料
【主催】科学技術振興機構、岡山大学
【後援】特許庁

発表内容詳細

環境
1) 機能性物質シュベルトマナイトの用途開発 ~有害物質対策、農業用資材等

岡山大学 大学院教育学研究科 理科教育専攻 准教授 石川 彰彦
https://edu.okayama-u.ac.jp/~rika/yuki/ishikawa_lab.pdf

【新技術の概要】

シュベルトマナイトは、ヒ素化合物やリン酸等の陰イオン吸着機能、鉛等の重金属固定化機能を有する化合物であり、柵原休鉱山の水処理副産物として、大量供給が可能である。本剤は既に農業用資材としての利用が許可されているが、その多様な機能を利用した材料開発、土壌改良技術、水質浄化技術を提供する。

【従来技術・競合技術との比較】

多様な機能を有するシュベルトマナイトは、従来化学合成により供給されていたが、その生産規模とコストが課題であった。柵原休鉱山の水処理においては、抗内水に含まれる硫酸第一鉄を微生物酸化することにより、低コストで年間3千トンのシュベルトマナイト供給が可能であり、様々な用途に対応可能である。

【新技術の特徴】

・機能性物質シュベルトマナイトの大量供給
・重金属類、ヒ素化合物などの有害物質吸着機能の活用(水質浄化、土壌改良等)
・シュベルトマナイトの機能を活かした農業用資材開発

【想定される用途】

・土壌改良用資材(重金属、ヒ素化合物対策)
・水質改善資材(リン酸吸着など)
・農業用資材(放射能、ヒ素化合物対策、植物種によっては生長促進効果)

【関連情報】

・サンプルあり

アグリ・バイオ
2) 核酸系抗生物質の飛躍的増産を可能にする転写活性化技術

岡山大学 大学院環境生命科学研究科 バイオサイエンス専攻 教授 田村 隆
http://www.agr.okayama-u.ac.jp/ApplEnz/

【新技術の概要】

抗ウイルス活性、抗原虫活性にすぐれた核酸系抗生物質を生産菌の転写制御調節機構を改変することにより、飛躍的に増産させる新育種方法である。生合成遺伝子がクローニングされていなくても遺伝子工学的に生産性改善が可能で、普遍的な生物生産の現場に応用可能。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の突然変異誘導によるランダムな育種よりもより合理的、省力的に有用物質の増産を図ることが出来る。

【新技術の特徴】

・核酸系以外の有用物質生産に適用可能。
・転写制御の分子レベルでのコントロールが可能。
・生育速度をコントロールできる。

【想定される用途】

・医薬品リード化合物などの微生物生産を効率的に製造できる。
・接合伝達による放線菌のゲノム改変。
・自然界からの有用微生物の選抜。

【J-STORE掲載特許情報】

アグリ・バイオ
3) 分解シグナルをつけてバックグラウンドを下げた細胞小器官観察用の蛍光タンパク質

岡山大学 異分野融合先端研究コア 准教授 守屋 央朗
http://tenure5.vbl.okayama-u.ac.jp/HMlab/

【新技術の概要】

細胞内小器官を観察する際に蛍光タンパク質が一般的に用いられる。この蛍光タンパク質の発現量を上げると明るさが向上する一方、細胞質への漏れがバックグラウンドを上げてしまう。今回、蛍光タンパク質に細胞質での分解シグナルを付加し、大量発現してもバックグラウンドの低い、細胞内小器官観察用の明るい蛍光タンパク質を開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

蛍光タンパク質そのものを改変したり、蛍光顕微鏡と検出系の性能を向上させたりした局在観察の向上が行われてきたが、改変では飛躍的な明るさの向上は見込み難く、感度の高い蛍光顕微鏡と検出系は非常に高価であることが多い。本技術では、漏れた蛍光タンパク質を積極的に分解する手段で、飛躍的な明るさの向上を多なった。

【新技術の特徴】

・漏れを積極的に分解することで蛍光観察のバックグラウンドを下げた。
・大量発現させても目的の細胞内小器官にのみタンパク質を局在化できる。

【想定される用途】

・基礎科学の現場で、細胞小器官の時間・空間解像度の高い観察、長時間観察。
・高性能な蛍光顕微鏡を所持していない教育現場での細胞内小器官の観察。
・局在が未知のタンパク質の局在場所の観察。

医療・福祉
4) 人工核酸結合タンパク質の医療・農業への応用

岡山大学 大学院自然科学研究科 生命医用工学専攻 教授 世良 貴史
http://www.okayama-u.ac.jp/user/seralab/index.html

【新技術の概要】

天然の核酸結合タンパク質に見られる認識のパターンおよび塩基-アミノ酸間の可能な相互作用に基づき、認識コード表を開発した。この認識コード表に基づいて、標的の塩基配列に高い親和性で特異的に結合できる人工核酸結合タンパク質を短時間にデザイン・創出するシステムを開発した。

【従来技術・競合技術との比較】

解離定数がpMのオーダーの強い結合能を有し、かつ動物細胞内で1塩基の違いを識別できる高性能の人工核酸結合タンパク質を短時間にデザイン・創出することが可能。この人工核酸結合タンパク質に、各種機能ドメインを融合させることにより、人工転写因子など、様々な生物機能を有する人工タンパク質を容易に創出できる。

【新技術の特徴】

・標的の核酸配列に特異的に結合できるタンパク質を短期間に創出可能。
・特異性が高く、細胞毒性がない。
・標的の細胞や個体への導入が容易。

【想定される用途】

・抗ガン剤、抗ウイルス剤を始めとするタンパク質医薬(ヒト、家畜、家禽)
・遺伝子治療
・耐病性農作物の創出

医療・福祉
5) 病理検体ナビゲーションシステム

岡山大学病院 病理部 臨床検査技師 井上 博文

【新技術の概要】

超音波内視鏡下穿刺吸引生検は採取方法の特性から血液の混入を避けることができない。診断に有効な成分の判別は検体処理を行う者の経験値に大きく左右される。紹介する技術は誰もが同じ精度で採取検体の適・不適を判別できるものである。

【従来技術・競合技術との比較】

採取された検体は室内光下でその性状を観察し赤色部位以外を選択的に多く採取しその内容物を検鏡している。本法のような画像から客観的に特徴を解析し診断に有効な部位をナビゲーションするシステムは未だない。

【新技術の特徴】

・検体の特徴を透過光を用いることで判別しやすくした。
・有核細胞の位置を検体画像の上に表示した。
・症例を重ねることで学習し感度が増す。

【想定される用途】

・超音波内視鏡下穿刺吸引生検や超音波気管支鏡下穿刺吸引生検
・乳腺組織などの穿刺吸引細胞診
・ゲノム病理(バイオバンク事業など)

創薬
6) iPS細胞を利用したがん幹細胞研究用動物モデル

岡山大学 大学院自然科学研究科 生命医用工学専攻 講師 笠井 智成
http://www.cyber.biotech.okayama-u.ac.jp/senolab/

【新技術の概要】

正常なiPS細胞から様々な性質を持つがん幹細胞を作成することを可能にした。さらに、作成したがん幹細胞を皮下あるいは各種の臓器に移植した動物モデルやがんの転移モデルを幅広い研究で応用することが期待できる。

【従来技術・競合技術との比較】

がん組織からは少量のがん幹細胞しか得ることができず、またその維持や培養が難しいため、研究や開発への応用が困難であるといった問題があった。本技術は、がんが発生する初期段階にある細胞を含む、がん研究の新しいモデル材料を作る技術を提供する。

【新技術の特徴】

・多種多様、多段階の分化型がん幹細胞作成が可能。
・がん幹細胞の維持培養、動物モデルの作製が可能。
・治療薬の開発ツールとなる。

【想定される用途】

・がん幹細胞の特異的マーカーの開発
・新規制がん剤の開発のためのがん幹細胞移植モデル
・化学物質の安全性評価

【関連情報】

・外国出願特許あり

創薬
7) 低分子化合物による炎症反応を検出するシステム

岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 生体応答制御学 教授 田中 智之
http://www.pharm.okayama-u.ac.jp/lab/meneki/

【新技術の概要】

新たに開発された化合物や素材は、皮膚や消化管粘膜、あるいは気道といった外界とのインターフェースにおいて炎症反応を惹起することがあり、簡便なスクリーニング系が求められている。これまでマスト細胞を標的とした検出系は開発されていなかったことから、今回提案する。

【従来技術・競合技術との比較】

従来の技術では単球、あるいは樹状細胞を想定した系がもっぱら提供されており、スクリーニングをクリアした化合物が、マスト細胞の活性化を介した予期しない炎症応答を起こすことがあった。本技術は従来の検出系を補完するものである。

【新技術の特徴】

・動物を用いた安全性試験の削減が期待できる。
・化合物合成のパイロット段階で安全性評価が可能。
・既存の方法では捕捉できていなかった傷害性のある化合物をピックアップできる。

【想定される用途】

・新素材、新規化合物の過敏性試験
・新素材、新規化合物の安全性評価
・マスト細胞を対象とする過敏応答を抑制する医薬品の開発

【J-STORE掲載特許情報】

材料
8) 微生物が産み出す、安全で鮮やかな赤色顔料と、アミド等製造用固体触媒

岡山大学 大学院自然科学研究科 先端自然科学教育研究推進本部 特任教授 高田 潤
http://achem.okayama-u.ac.jp/iml/takadalab/index.html

【新技術の概要】

鉄酸化細菌が常温・常圧で産み出す人工合成が困難な中空構造の酸化鉄に人工的に任意の元素を導入した新材料を製造する画期的方法。この新材料は、素晴らしく鮮やかな赤色顔料となり、さらには中性条件下でアクリルアミドやγ-ブチロラクトンを製造する高活性固体触媒(再利用可能)として機能する。

【従来技術・競合技術との比較】

赤色顔料となる従来の微生物由来酸化鉄(特願2004-90660)は、色調調整や機能付加が不可能。本発明ではさまざまな元素の種類・量を調整し高彩度の色調発現が可能。さらに、固体触媒として中性条件下でニトリル水和とアルコール脱水素に作用し、本学の押木触媒(PCT/JP2011/067531)の固体触媒版といえる。

【新技術の特徴】

・市販のベンガラを凌ぐ優れた赤色の発色
・多様な元素を高濃度で固溶する鞘状酸化鉄
・人工合成が不可能な多孔質構造体
・ニトリル類からのアミド類製造、アルコール類からのエステル類を得る反応に適用可能

【想定される用途】

・化粧品
・各種赤色顔料
・中性条件下で機能する化学触媒(アクリルアミドなどアミド製造用)

【関連情報】

・サンプルあり
・展示品あり

材料
9) 酸化グラフェンの化学的特徴 ~酸化力と還元特性に着目して~

岡山大学 異分野融合先端研究コア 准教授 仁科 勇太
http://www.tt.vbl.okayama-u.ac.jp/

【新技術の概要】

触媒、電極、潤滑剤、樹脂補強材など、広い用途への応用が期待されている酸化グラフェンの化学的反応性について紹介する。

【従来技術・競合技術との比較】

酸化グラフェンの化学的反応性をうまく利用した研究はほとんどない。酸素含有量により、化学的特性は大きく変わる。我々が開発した酸化グラフェンの自在合成法は、望みの性能をもつ酸化グラフェンを合成する際に、極めて重要である。

【新技術の特徴】

・酸化グラフェンの合成
・酸化グラフェンの酸素含有量制御
・酸化グラフェンの酸化特性

【想定される用途】

・有機合成
・導電性材料
・酸化剤

【関連情報】

・サンプルあり

材料
10) 高耐熱性、高熱伝導性剛直高分子ナノファイバーの作製と高比表面積、高空隙率多孔質体への応用

岡山大学 大学院自然科学研究科 応用化学専攻 准教授 内田 哲也
http://achem.okayama-u.ac.jp/polymer/flow-uchida.html

【新技術の概要】

ナノファイバーはその優れた性質から幅広い応用が期待されている。その中でもナノファイバー同士が凝集することなく均一に分散した多孔質体は高比表面積で微細孔が数多く存在するため、特に優れた物性を示すと考えられている。独自の方法で高耐熱性剛直高分子ナノファイバーの多孔質体作製法を確立した。

【従来技術・競合技術との比較】

高耐熱性剛直高分子のナノファイバーを用いて、空隙率99%以上の多孔質体を初めて作製できるようになった(均一構造、高比表面積、高耐熱性など優れた物性を確認済み)

【新技術の特徴】

・特殊な装置を必要としない簡単プロセス
・高耐熱性、高比表面積、高空隙率の多孔質体を作製できる。
・空隙率を調整できる。

【想定される用途】

・高温環境で使用する吸音・防音材
・高温断熱材や高耐熱性フィルター
・樹脂含浸による複合体化

【関連情報】

・サンプルあり

【J-STORE掲載特許情報】

<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

岡山大学 研究推進産学官連携機構 産学官連携本部

TEL:086-251-8465 FAX:086-251-8467
Mail:komoda-tアットマークcc.okayama-u.ac.jp
URL:http://www.orpc.okayama-u.ac.jp/