発表内容詳細

13:40~14:20 機械
1)  MEMS技術を用いた流体式3軸ジャイロセンサ
発表資料

立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 教授 杉山 進
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~sugiyama/index.html

新技術の概要

流れているガス分子の慣性を利用し、回転力が作用したときに現れるガス流の偏向の度合いを測ることによって回転の角速度を検出することができる。この原理を応用し、平面基板上に直交するガス流体回路を形成し、その流体回路内に複数の発熱温度検出素子を集積・配置し、ガス流の偏向による微小温度変化を測定して、X、Y、Z3軸の角速度を検出することができる3軸ジャイロセンサ

従来技術・競合技術との比較

ジャイロセンサには測定原理から、主に機械式、振動式、流体式、光学式がある。精度・分解能の面からは機械式や光学式が有利であるがコストが高い。小型化や低コスト化の面からは振動式が有利であるが精度が低い。いずれの方式においても、これまで、1チップで3軸の角速度を検出できる小型ジャイロセンサは製品化されていない。本提案ジャイロセンサは1チップ上で3軸の角速度検出が可能である。

新技術の特徴

・3軸の角速度が1チップ上で同時に検出できる。
・検出部に振動する錘やビームが無いので耐久性が高い。
・シリコン以外の基板材料でも製作可能であり、平面上に製作でき低コスト化が期待できる。

想定される用途

・自動車用(ブレーキ制御、横滑り防止、ナビゲーションシステム)
・船舶用ローリング制御(スタビライザー)
・ロボット、ゲームのモーション検出

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14:20~14:50 デバイス・装置
2)  蛍光分子検出のためのマイクロチャネル内全反射照明用デバイス
発表資料

立命館大学 総合理工学院・理工学部 マイクロ機械システム工学科 講師 横川 隆司
http://www.ritsumei.ac.jp/~ryuji/

新技術の概要

モールディング技術により製作した光学系を利用して、マイクロチャネル内で全反射照明を可能にした。レーザ光源を光ファイバにカップリングし、PDMSのファイバ用V溝に設置する。別途製作した微小流体デバイスの検出部にPDMSの光学系を接合することで、簡便に全反射照明による高SN比の蛍光分子検出が可能になった。

従来技術・競合技術との比較

従来の全反射照明に必要な複雑な光学系が不要であり、ファイバのアライメント、光学系の調整が不要で廉価。デバイス構成を工夫することで、倒立、正立いずれの顕微鏡でも利用でき、異なる励起波長の光を導入して複数の蛍光分子を同時検出することも可能。

新技術の特徴

・全反射照明システムのマイクロ化、オンチップ化
・複数の励起波長により、複数の対象分子を同時に検出可能
・光学系のアセンブリおよびレンズ、プリズム等の調整が不要

想定される用途

・簡便な全反射照明が必要な生体材料観察(従来の顕微鏡にアドオンで全反射照明が可能)
・MicroTASなどにおけるオンチップでの生体材料の蛍光検出
・吸光度センサ

関連情報

・試作可能

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14:50~15:20 計測
3)  高真空の計測が可能なマイクロ真空計
発表資料

立命館大学 総合理工学院・理工学部 マイクロ機械システム工学科 教授 木股 雅章
http://www.ritsumei.ac.jp/se/rm/mems2/micro-ken.htm

新技術の概要

MEMS技術を利用して作製する熱伝導方式のマイクロ真空計において、発熱体を構成する材料または発熱体の表面の放射率を低くし、低圧側(高真空側)の計測限界を広げることを特徴とする技術。

従来技術・競合技術との比較

これまで提案されている熱伝導方式のマイクロ真空計は、発熱体の放射率制御が行われていなかったので、低圧側の計測範囲が狭く、真空封止デバイスの信頼性評価などに用いることができなかった。

新技術の特徴

・熱伝導方式のマイクロ真空計ではこれまで困難であった高真空の計測を実現
・数百ミクロン角の大きさで、ピラニ真空計の計測範囲をカバー
・既存のMEMS製造技術を活用して大量生産可能

想定される用途

・真空封止を必要とするMEMSデバイスなどの信頼性評価、自己診断
・微小空間の真空度測定
・従来真空計の置き換え

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15:30~16:00 製造技術
4)  金属粒子をカーボンで被覆した機能性ナノ複合粒子の製造技術
発表資料

立命館大学 総合理工学院・理工学部 物理科学科 特命教授 墻内 千尋
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~kaito/index.html

新技術の概要

結晶性の高い金属粒子がカーボンにより被覆された構造の複合ナノ粒子の製造技術。ほとんど全ての種類の金属をグラファイト状の非晶質カーボンで被覆することができ、10~100ナノメートルの範囲で粒径をコントロールできる。

従来技術・競合技術との比較

従来のナノ粒子製造技術としてはウェットプロセスのアルコキシド法やドライプロセスのCVD法などがあるが、ナノオーダーになると自然酸化膜が金属粒子表面を覆うため、金属の特質を生かした金属-カーボンの複合粒子の製造には不適であり、また、結晶性の高い金属をカーボン中に形成することはできない。

新技術の特徴

・ほとんど全ての金属種についてカーボンとのナノメートルサイズでの複合化が可能である。
・カーボンに被覆された金属種は非常に結晶性が高い。
・10ナノメートルから100ナノメートルの範囲で粒径のコントロールを行うことができる。

想定される用途

・電極材料 ‥ 二次電池、コンデンサーなどの電極に用いられる機能性カーボン材料
・導電性機能材料 ‥ 従来のカーボンブラックに比べ、付加価値の高い結晶金属の特性が加わった新しい導電材料
・触媒材料 ‥ 触媒成分と担体が一体化した新しい燃料電池触媒や環境浄化触媒など

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16:00~16:30 情報
5)  アニメーションQRコードとそれを用いた動画広告
発表資料

立命館大学 総合理工学院・情報理工学部 情報システム学科 准教授 佐竹 賢治
http://www.cs.ritsumei.ac.jp/

新技術の概要

QRコードを動画化する技術。動画化することにより視覚効果をもたせ、QRコードへの関心を高めることができる。また、QRコード全領域に動画広告を入れることにより、広告効果を高めながら広告費用を抑えることができる。

従来技術・競合技術との比較

従来、QRコードの一部に静止画や動画を埋め込んだ技術があるが、本技術では、QRコードの全領域に動画を埋め込むことが可能である。また、カラーコード、FPコード等の技術とは異なり、従来のQRコードリーダをそのまま使用して読み取ることができる。

新技術の特徴

・QRコードの動画化
・従来のQRコードリーダが使用可能
・QRコードと広告を1領域に表示

想定される用途

・WEB広告
・街頭ディスプレイ

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16:30~17:10 計測
6)  容量結合型電極を用いた生体内信号発生の3D計測と心電図発生位置推定への応用
発表資料

立命館大学 総合理工学院・理工学部 ロボティクス学科 教授 牧川 方昭
http://www.ritsumei.ac.jp/se/~makikawa/

新技術の概要

体幹の回りに設置した複数の容量結合型電極によって得られた信号から、体幹の中でどこでどのような大きさの生体電気が発生しているのかを3D計測する技術

従来技術・競合技術との比較

従来の表面電極による生体内信号の3D計測の場合、電極の貼り具合などから、正確な生体内信号を同定するのが難しかったが、本容量結合型電極によって、長時間にわたって正確な生体内電気信号を計測することが可能となり、得られた生体内信号の3D計測が可能となった。

新技術の特徴

・容量型電極により、電極ペーストの乾燥などの問題がなくなり、正しい生体内信号の計測が可能となる。
・体幹の回りに設置した複数の容量型電極により、生体内信号の分布計測が可能となる。
・複数の生体計測データから、生体内信号の3D計測が可能となる。

想定される用途

・心筋梗塞など、心筋疾患部位の特定
・脳電位分布推定の精度向上
・内在筋の筋電図計測の可能性

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17:10~17:40 アグリ・バイオ
7)  琵琶湖に棲息する外来魚由来ペプチドを用いた新規高機能飼料の開発
発表資料

立命館大学 総合理工学院・生命科学部 生物工学科 教授 久保 幹
http://www.ritsumei.ac.jp/se/rc/staff/kubo/LAB.html

新技術の概要

琵琶湖由来外来魚を有用なバイオマス資源として位置づけ、特殊微生物により分解したペプチド群に鶏の成育促進効果があることを見出した。

従来技術・競合技術との比較

一般的に鶏の飼料にはタンパク質げんとしてフィッシュミールが加えられているが、ペプチド化することで高付加価値化が可能となった。

新技術の特徴

・特殊微生物による琵琶湖由来外来魚のペプチド化
・ペプチド群は鶏の生育促進効果を有する
・液体のペプチドの試料への均一な混合

想定される用途

・ペプチド混合新規高機能飼料
・サプリメントとしてのペプチド群の供給

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