発表内容詳細

13:20~13:50 情報
1)  感性と認知の脳電位による評価-産業への応用
発表資料

関西学院大学 文学部 総合心理科学科 教授 八木 昭宏
http://www.dips-kwansei.gr.jp/Yagi's%20HP/top.htm

新技術の概要

本学では眼球運動に応じて生起する眼球停留関連電位を見いだした。その電位は感性や認知に対応している。今回は、視覚対象への視点別の電位解析装置を紹介する。さらに複数の人の生理反応の同時計測装置を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来、脳電位は眼や身体が静止事態でしか感性や認知の研究に応用できなかったが、動的場面での脳電位の計測が可能である。産業現場における注意、3D画像、複数の人の感動や疲労の生理反応による評価が可能である。

新技術の特徴

・動的場面での脳波計測
・注視点別、脳電位解析(製品の評価)
・リアルタイム事象関連脳電位解析、注意の時々刻々の変化計測

想定される用途

・自動車運転、VDT作業など、産業場面での注意や疲労の計測
・エンターテインメントや、3D画像、VRなど感動の評価、製品の評価
・医学の診断、サプリメントの効果の評価、教育現場での注意計測

関連情報

・サンプルの提供可能

13:50~14:20 材料
2)  混合放射線場に対応した線量計
発表資料

大阪産業大学 人間環境学部 生活環境学科 教授 福田 和悟
http://www.due.osaka-sandai.ac.jp/instractor.html

新技術の概要

医療現場や原子力発電所などの施設で放射線測定素子として使用するもので、その熱ルミネッセンスのグロー曲線からX線と原子炉内放射線(熱中性子+γ線)やコバルト60のγ線を区別出来る。

従来技術・競合技術との比較

従来の放射線線量計は特定の線質に対して使われているが、紫外線、X線、原子炉内放射線照射に対して十分感度を有し、Biブロックによって熱中性子も測定でき、混合放射線場での使用を目的とする。

新技術の特徴

・湖沼中の紫外線量を測定し、水質とクロロフィルaとの関係を予測する
・熱ルミネッセンス現象だけでなく輝尽発光現象も見られる
・熱ルミネッセンスあるいは輝尽発光利用のTLD、TLプレート、イメージングプレートの作成

想定される用途

・医療機関での熱蛍光線量計(TLD)やイメージングプレート
・原子炉、加速器利用施設での熱蛍光線量計およびTLプレートやイメージングプレート
・混合放射場でのX線、中性子、γ線の区別

J-STORE掲載特許情報

14:20~14:50 創薬
3)  クラスター効果に基づく強い相互作用を阻害する新技術
発表資料

同志社大学 生命医科学部 医生命システム学科 教授 西川 喜代孝

新技術の概要

タンパク質とそのリガンド間の結合において、多価対多価で相互作用することにより著しく結合親和性が亢進する現象はクラスター効果と呼ばれ、多くの生命現象に関与している。この極めて強い相互作用を阻害する新技術を開発した。

従来技術・競合技術との比較

本法はペプチドライブラリー法を基本とするが、ライブラリー部を多価にすることで、それ自体がクラスター効果を発揮する。このため、従来技術では不可能であったクラスター効果を効率よく阻害する化合物の同定が可能である。

新技術の特徴

1) クラスター効果発揮するさまざまな標的タンパク質に応用可能である
2) 点突然変異など標的タンパク質の微細な構造変化に対応できる
3) 操作が簡便であり、数日でスクリーニングが完了する

想定される用途

・ベロ毒素やコレラ毒素等の細菌毒素やウイルスなどに対する阻害分子の開発
・多量体を形成して働く受容体に対する阻害分子の開発
・がん細胞の転移や細胞間相互作用に関わるレクチン分子に対する阻害分子の開発

関連情報

・サンプルの提供可能、外国出願特許あり

15:00~15:30 環境
4)  新規電解促進酸化法による水中難分解性有機物の分解処理
発表資料

龍谷大学 理工学部 環境ソリューション工学科 教授 岸本 直之
http://www.est.ryukoku.ac.jp/est/kishimoto/index.html

新技術の概要

水中に溶存している有機汚染物質を処理する方法の一つとして促進酸化処理方法がある。本処理に係る初期コスト、運転コストの低減を可能とする、Fe2+とHOCIの反応と電解処理を利用した新規促進酸化処理方法を提案する。

従来技術・競合技術との比較

従来の促進酸化処理法においてはO3/H2O2/UVを組み合わせた処理が一般的であるが、オゾン発生器・UV照射装置・排ガス処理装置等の設備コストが大きい等の欠点がある。本技術はそれらの欠点を解消することができる。

新技術の特徴

・設備が簡易で設置コストを大幅に低減できる
・過酸化水素やオゾンといった危険な薬剤を使用しない
・Fe2+やHOClは反応槽中で循環利用が可能であり、廃棄物の発生を抑制できる

想定される用途

・1,4-ジオキサン等の水中難分解性汚染物質の分解無害化
・パルプ排水や染色排水等、生分解性の低い排水の前処理、脱色
・排水の消毒

15:30~16:00 アグリ・バイオ
5)  細胞内代謝産物を基体とする酵素活性化剤
発表資料

甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命化学科 准教授 甲元 一也
http://www.konan-first.jp/

新技術の概要

細胞機能を制御することが知られるある種の代謝物質群を基体として開発された人工代謝物質は、酵素緩衝溶液に加えるだけで、種々の酵素の安定性、活性、基質選択性を向上する。

従来技術・競合技術との比較

酵素活性を向上する上で添加剤は、既存のあらゆる酵素系に使える簡便、且つ、安価な手法である。本発明は生体由来の酵素活性化物質を基体としており、生体高分子の構造を乱さず、夾雑物の影響も受けず、活性を上昇させる特徴を有する。

新技術の特徴

・種々の酵素の活性を上昇
・酵素の基質選択性の向上
・酵素の安定性を上昇させ、DNA、RNAの構造安定性を低下させる

想定される用途

・酵素キットへの添加剤
・酵素を利用する化成品、食品製造プロセスの効率化

関連情報

・共同研究可能

16:00~16:30 環境
6)  廃棄物からの無機陰イオン交換体の合成と排水処理への適用
発表資料

関西大学 環境都市工学部 エネルギー・環境工学科 専任講師 村山 憲弘
http://www.cheng.kansai-u.ac.jp/Shigen/

新技術の概要

難処理廃棄物であるアルミドロスなどを原料に用いて、価値の高い陰イオン交換体である層状複水酸化物を合成する方法と、ヒ素やクロムなどの有害陰イオン種を除去するための排水処理剤としての性能について説明する。

従来技術・競合技術との比較

アルミ再生工程で生じるアルミドロスに対して新しい有効利用技術を提案していることと、概してコストが高いとされている層状複水酸化物の製造コストダウンに繋がる可能性があることが、従来技術と差別化できる点である。

新技術の特徴

・アルミドロスの全く新しい再資源化方法を提案
・層状複水酸化物の製造コストダウンの可能性(安価な製造方法)
・低濃度のヒ素、クロム、ホウ素、セレン等の有害陰イオン種を含む廃液処理に適用

想定される用途

・様々なアルミ含有廃棄物の再資源化
・有害重金属陰イオン種を含む工場廃液の高度処理
・水溶液中のフッ素やホウ素の除去

J-STORE掲載特許情報

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