奈良先端科学技術大学院大学 新技術説明会 2010年7月26日(月)
会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)
 
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半導体
SiCパワーデバイスを高性能化するMOS界面欠陥の低減技術
A new method to reduce MOS interface traps for high performance SiC power devices
13:30〜14:00
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 微細素子科学講座 助教 矢野 裕司
http://mswebs.naist.jp/LABs/fuyuki/index.html
新技術の概要
本技術は、次世代パワーデバイス用材料として注目されているSiCの絶縁膜/半導体界面にリンを導入し、界面欠陥を劇的に低減させてMOSチャネル移動度を向上させるものである。SiCパワーデバイスの高性能化が可能となる。
従来技術・競合技術との比較
従来技術である界面窒化法より大幅な界面欠陥の低減が可能であり、3倍以上大きなMOSチャネル移動度が実現できる。また、窒化法よりプロセス温度を低温化できる。
新技術の特徴
・SiC-MOS界面欠陥の劇的な低減、MOSチャネル移動度の向上
・SiCパワーデバイスの高性能化
・プロセスの低温化
想定される用途
・SiCパワーMOSFET、IGBTのゲート絶縁膜
・SiCデバイス全般における表面パッシベーション
関連情報
・貴試料に本プロセスを提供可能

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半導体
バイオナノプロセスを活用した高信頼性・大容量・低消費電力抵抗変化型メモリの開発
New Advanced Resistive Memory fabricated by Bio Nano Process
14:00〜14:30
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 情報機能素子科学講座
教授 浦岡 行治
http://mswebs.naist.jp/LABs/uraoka/index.html
新技術の概要
自己組織化機能を有する生体超分子を活用して、抵抗変化型メモリなど次世代の半導体素子を開発した。本材料は、従来の無機材料にはなかった魅力的な特徴を有する。本講演では、その特徴を生かした新しい抵抗変化型メモリの開発に焦点を絞って説明する。
従来技術・競合技術との比較
次世代型メモリとして提案されている抵抗変化型メモリについて、バイオナノプロセスを用い自己組織化機能、無機材料認識機能など魅力的な特徴を活用してい、従来にない高性能なメモリを提供することができる。
新技術の特徴
・バイオセンサー
・光学フォトニクス
想定される用途
・半導体素子(メモリ)
・薄膜トランジスタ
関連情報
・サンプルの提供可能

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通信
無線LAN/デジタルTV用ローパワー受信機
Low-power, Single-RF Diversity Receiver for W-LAN and DTV
14:30〜15:00
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 情報システム学専攻 教授 岡田 実
http://deneb.naist.jp/mediawiki/index.php/
新技術の概要
無線LANや地上デジタル放送車載受信機において、アンテナ指向性可変技術と復調後の信号に対するデジタル信号処理を組み合わせて単一のRF部および復調部で効果的にダイバーシチ受信を実現する技術である。
従来技術・競合技術との比較
マルチパスフェージング環境において広帯域伝送を行う場合、ダイバーシチ受信機には複数の復調部が必要となっていた。本技術を用いることで単一のRF部、復調部だけでダイバーシチを実現することが可能となり、消費電力の削減ができる。
新技術の特徴
・単一RFチューナ、単一復調部でダイバーシチ受信を実現
・アンテナとチューナ間の接続ケーブルは一本で充分であり、実装コストの削減が可能
・切り替えダイバーシチで問題となる高速移動による追従性の問題を改善できる
想定される用途
・OFDMを用いた無線LAN(IEEE 802.11a/g)の性能改善
・地上デジタル放送車載受信機の性能改善
・低消費電力センサネットワーク
関連情報
・外国出願特許あり

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光材料
光アンテナ-フラーレン二元系を用いる光がん治療薬
Anti-cancer drugs using dyad system comprised of photo-antenna and fullerenes
15:20〜15:50
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 バイオミメティック講座
准教授 池田 篤志
http://mswebs.naist.jp/LABs/kikuchi/index-j.html
新技術の概要
リポソーム内で光アンテナとフラーレンを組み合わせることにより、細胞殺傷能の高い活性酸素種を効率よく発生する系が得られた。本系は新しいがん治療法である光線力学療法における光増感剤として期待される。
従来技術・競合技術との比較
現在の光線力学治療法で用いられているレーザー光は600〜700 nm間の波長が主流であるが、この領域におけるフラーレンの吸収は低いという問題があった。本系では、この波長領域で高い光活性を示した。
新技術の特徴
・光抗菌
・光防かび
・有害物質の光分解
想定される用途
・光線力学治療薬
関連情報
・外国出願特許あり

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光材料
円偏光発光のスイッチング技術とその活用
Circularly polarized luminescence switchable material and its applications
15:50〜16:20
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 環境フォトニクススーパー研究グループ 助教 内藤 昌信
http://mswebs.naist.jp/LABs/env-photo/index.html
新技術の概要
炭化水素系化合物をシクロデキストリンに包接させ、官能基やpHの調整によって円偏光の発光を制御することができる。円偏光発光を所望の方向に制御することができるので、セキュリティ用ペイントに適用することができる。
従来技術・競合技術との比較
これまでの円偏光発光を示す物質は、生物発光、発光性希土類や光学活性共役高分子などが知られているが、円偏光発光について、右円偏光と左円偏光とを希望に応じて作り分けることが非常に困難であった。
新技術の特徴
・包接化合物(シクロデキストリン)の利用
・円偏光発光のスイッチング
・エキシマー発光
想定される用途
・円偏光有機EL
・セキュリティーインク

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光材料
亜鉛イオンの濃度変化を可視化できる発光プローブ
Ratiometric emission color sensor for zinc ion
16:20〜16:50
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 光情報分子科学講座
助教 湯浅 順平
http://mswebs.naist.jp/LABs/kawai/index.htm
新技術の概要
本発明プローブは低濃度の亜鉛イオン存在下で自己会合錯体に由来する特徴的な白色発光を与える(発光量子収率49%)。この白色発光は高濃度の亜鉛イオン存在下で緑色発光へと変化する。亜鉛イオン濃度に応答したプローブの発光色変化を検出することで系中に存在する亜鉛イオン濃度を決定することができる。
従来技術・競合技術との比較
従来の亜鉛センサは金属イオンとセンサ内の結合部位とが1:1で結合し、この結合形成に由来する発光を検出することに基づく。この場合、センサからの検出光の色は金属イオン濃度に依存」しないため系中に存在する亜鉛イオン濃度を決定することができないという問題がある。
新技術の特徴
・強発光
・亜鉛イオン濃度の検出
・亜鉛イオン選択性
想定される用途
・亜鉛イオンセンシング試薬
・バイオプローブ
・発光塗料

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展示
奈良先端科学技術大学院大学における取り組みや当日発表以外のシーズをパネル展示などで紹介しますので、ぜひお立ち寄りください。




<相談予約・連携・ライセンスについて>
奈良先端科学技術大学院大学 研究協力課 産官学推進係
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