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発表内容詳細

13:30~14:00 材料
1)  医薬品、農薬、機能性材料の合成に有用なトリフルオロメチル化合物の合成法
発表資料

名古屋工業大学 大学院工学研究科 未来材料創成工学専攻 教授 柴田 哲男
http://www.ach.nitech.ac.jp/~organic/toru/toru.html

新技術の概要

近年、含フッ素アミノ酸は、天然アミノ酸の類縁体として、医薬品、農薬の候補化合物、及び、その原材料としての利用が期待されています。本技術は、アミノ酸の硫黄残基にトリフルオロメチル基を簡便に導入する合成方法を提供します。

従来技術・競合技術との比較

従来の合成方法では、副生物の生成や、高価な試薬を用いなければならないという問題点がありました。本手法では、安価な試薬を用いて、目的化合物のトリフルオロメチオニンを収率よく大量に合成することが可能です。

新技術の特徴

・有機EL
・有機液晶
・太陽電池

想定される用途

・医薬品開発
・機能性材料
・農薬

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

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14:00~14:30 機械
2)  粒子群を利用した磁場援用制振技術
発表資料

名古屋工業大学 大学院工学研究科 機能工学 教授 井門 康司
http://ffr.web.nitech.ac.jp/

新技術の概要

粒子群を集団として見た場合に現れる流動性を利用した制振装置を提案している。制振装置内の粒子の充填率や粒子径、粒子の材料等を変更することにより、基本的な減衰力特性を変えることができる。また、粒子として強磁性体を用いた場合、印加磁場によるセミアクティブ制御が可能である。

従来技術・競合技術との比較

従来のオイルダンパーと比較すると、オイルシールなどが不要。オイルダンパーや摩擦ダンパーと異なり、本技術によるダンパーは漸硬型特性を示す。また、粒子として強磁性体を用いることにより、磁性流体やMR流体を作動流体に用いたダンパーと同様にセミアクティブ化が可能である。

新技術の特徴

・粒子群の流動性を利用した制振技術
・粒子に強磁性体を用いることにより印加磁場強度によって減衰力が可変

想定される用途

・建築構造物の免震
・大型機械類の免震
・振動特性によって減衰力を変化させる必要のある制振装置

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14:30~15:00 情報
3)  多視点カメラとプロジェクタによる3次元復元と映像生成
発表資料

名古屋工業大学 大学院工学研究科 情報工学専攻 教授 佐藤 淳
http://www.cv.nitech.ac.jp

新技術の概要

コード化された光を複数の光源から照射することにより、光の速度で3次元物体の形状を計測し3次元情報を強調して提示する技術である。製品検査において、誤った形状を持つ物のみを着色して提示したり、道路面の凹凸の高さに応じて道路面を着色したりすることが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来の3次元計測技術と異なり、コンピュータなどの演算装置もカメラも不要であるため、コスト的にも、処理時間という点からも優れている。原理的に、本発明以上の速度で3次元復元と復元結果の提示を実現できる方法は存在しない。また情報提示における表示位置ずれや時間ずれなども一切生じない。

新技術の特徴

・物体の凹凸、形状、距離、設計形状との差異、などを瞬時にユーザに提示することが可能
・光の重ね合わせによって処理するため、コンピュータやカメラなどが不要
・処理は光の速度で完了するため、きわめて高速
・処理結果は物体上に直接表示されるため、表示位置ずれなどが生じない

想定される用途

・製品検査などでの形状不具合の検出や不具合の可視化
・路面の凹凸や障害物などの検出や可視化
・監視カメラにおける侵入者の検出や可視化

関連情報

・外国出願特許あり

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15:20~15:50 機械
4)  脆性材料の疲労特性決定方法とシリコンの疲労寿命予測
発表資料

名古屋工業大学 大学院工学研究科 機能工学 教授 神谷 庄司

新技術の概要

脆性材料の疲労試験は困難であることが多い。本技術は信頼性の定量化のために不可欠な疲労特性の簡便な定量評価を可能とし、少ない試験時間で長期の寿命分布の評価を可能とするものである。

従来技術・競合技術との比較

脆性材料の疲労寿命は極端にばらつきが大きく、金属材料等に通常用いられる疲労試験は実行すること自体が難しい。本技術によれば限られた試験時間で長期の寿命分布を定量的に推定できる。

新技術の特徴

・疲労特性の定式化
・特殊な応力履歴によるパラメータ同定
・任意応力履歴下における寿命演繹

想定される用途

・MEMSに多用されるシリコンの寿命分布評価
・構造用セラミクスの長期信頼性評価
・硬質薄膜材料の機械的信頼性評価

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15:50~16:20 情報
5)  インターネット上の有害文章・非公開文章の高精度フィルタリング
発表資料

名古屋工業大学 大学院工学研究科 産業戦略工学 准教授 伊藤 孝行
http://www-itolab.mta.nitech.ac.jp/

新技術の概要

インターネット上のソーシャルネットワークサービスや掲示板には、自由に文章が投稿されている。その中に未成年に有害な文章や社内の機密文章も含まれる場合がある。本技術は、そのようなインターネット上の有害文章や機密文章を自動的に高精度に判定するための技術である。

従来技術・競合技術との比較

メールのスパムフィルタなどで使われるベイジアンフィルタや、文章分類で使われるサポートベクターマシンと比較して、本技術で使う共起辞書は、辞書の構築が比較的簡単でありながら、精度が高い。

新技術の特徴

・有害な文章を集め、学習することで、高精度なフィルタリングが可能
・フィルタリングしたい文章を集めて、単語を学習することで、機密文章などにも応用可能
・文章を単語の集まりとして処理するため、どのような文章にも対応可能

想定される用途

・有害文章のフィルタリング
・機密文章のフィルタリング
・報告書のフィルタリング

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16:20~16:50 機械
6)  細胞機能解析ツールとしての磁気駆動マイクロピラー基板
発表資料

名古屋工業大学 大学院工学研究科 産業戦略工学専攻 准教授 長山 和亮
http://biomech.web.nitech.ac.jp/top.html

新技術の概要

内部に磁性体を埋め込んだ直径数µmの微小なピラーが並んだ基板。ピラー上で細胞を培養しながら外部磁場でピラーを自由に駆動できる。細胞の特定の接着部位に力を加えたり、癌細胞が発生する力を計測して運動能力などを評価できる。

従来技術・競合技術との比較

従来の細胞研究では、試薬に対する生化学的反応を調べる手法が主であった。本技術は細胞に力を加えたり、細胞が発生する力を直接検出でき、筋細胞の収縮能や癌細胞の運動能、力や変形に対する細胞応答を直接的に調べることができる。

新技術の特徴

・ピラーの変形から1〜100 nNオーダーの力を検出できる
・外部から磁場を加えてピラーを動かし、1〜100 nNオーダーの力を発生できる
・磁性体の埋め込み位置や、外部磁場を調整して、特定のピラーだけを動かすことができる

想定される用途

・細胞の収縮能・運動能の評価
・力刺激を用いた細胞の機能制御・分化制御
・マイクロピラーの蠕動運動による微小物体の運搬

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