発表内容詳細

10:30~11:00 情報
1)  次世代エンタテイメントインタフェース技術
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 准教授 星野 准一
http://www.entcomp.esys.tsukuba.ac.jp/

新技術の概要

身体活動を重視したエンタテインメントを実現するための、トランポリン、呼吸デバイス、柔軟ボールデバイス、フィジカルキャラクタなどの実世界物体を利用した新しいインタフェース技術について紹介する。

従来技術・競合技術との比較

新しいエンタテインメントやゲームを実現するための新技術で、一般公開のユーザ体験評価によって、幅広い年齢層・国籍のユーザ層が活用できることを確認している。

新技術の特徴

・呼吸圧検出デバイスにより心肺運動を促すことができるゲームインタフェース
・トランポリンへのセンサ付加により足腰の運動を促進するゲームインタフェース
・フィジカルキャラクタの動きによってアニメーション世界のストーリーを体験できるテーブル型インタフェース技術

想定される用途

・健康維持のための運動や身体機能を活性化するためのリハビリテーション
・楽しみながら学習することができる教育コンテンツ
・子供と家族間のコミュニケーション活性化

関連情報

・共同研究などによって試作可能

J-STORE掲載特許情報

11:00~11:30 医療・福祉
2)  骨粗鬆症予防、骨量減少と血管石灰化併発の予防に対する栄養学的運動学的アプローチ
発表資料

筑波大学 大学院人間総合科学研究科 体育学専攻 准教授 麻見 直美

新技術の概要

強力な抗酸化物質として知られるリコピンの骨量増加効果に関する知見を発表する。さらに、骨量減少と血管石灰化を併発させた動物モデル(omi et.all、2008, calcif int、Acta Physiol)を用いた、これら発症の予防および改善に関する研究の可能性について紹介する。

従来技術・競合技術との比較

低用量のリコピン摂取による骨量増加効果を紹介する。 In vivoにおける骨量減少と血管石灰化の併発に成功したモデル動物を紹介する。

新技術の特徴

・発育期(成長期)の骨量増加
・食品等成分による骨代謝、カルシウム代謝改善
・運動負荷、食品等成分が骨および筋、疲労等に与える影響の検討

想定される用途

・リコピンの骨強化剤としての健康食品等への利用
・閉経後女性に多く認められる骨量減少と血管石灰化併発の予防に関する研究
・骨量減少と血管石灰化併発の薬物治療等に関する研究

11:30~12:00 情報
3)  自然のままに:禅の心に学ぶものづくり -龍安寺石庭500年の謎にせまる共生コンピューティング-
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 准教授 蔡 東生
http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~cai/

新技術の概要

本研究では、禅僧の、自然の心のあり方にはせた、石庭の作為に迫り、脳科学的に、人間の自然な心のあり方に迫る。本研究では、我々が龍安寺石庭で行った、視線解析実験で発見された認知的不協和(視覚的不協和)の知見をもとに、視線と人と情報器機の対話を深化させる環境情報ネットワークを提案する。

従来技術・競合技術との比較

自分が見ると期待したものと、実際に見えているものとの間に不一致を経験する時に生じる心理的緊張状態を視覚的不協和とよぶ。人は、性格、認知構造・知識体系に基づいて、期待を持って自分の周りの世界を見、インタラクションする。これらの期待が裏切られると、人間は、何らかの方法で緊張を解消するか、見るのを辞めて他に移るかを選択する必要がある。社会心理学において多くのケーススタディがこの50年間の研究でなされている。この知見をアンビエントインテリジェンスに生かす試みが本研究である。

新技術の特徴

・デザイン
・広告
・セキュリティー

想定される用途

・共生コンピューティング
・環境コンピューティング
・庭園設計

13:20~13:50 材料
4)  導電性高分子複合紙・繊維
発表資料

筑波大学 大学院数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 准教授 後藤 博正
http://www.ims.tsukuba.ac.jp/~gotoh_lab/

新技術の概要

加工性と導電性を有し、作成後の強靭性も有するパルプおよび繊維/ポリアニリン類複合体の製造方法。

従来技術・競合技術との比較

導電性高分子は単独では加工性が難しかった。ここで繊維と複合化することにより加工性や強度が上昇する。これを用いれば静電防止材料や電極材料として応用が可能である。

新技術の特徴

・生体培養材料

想定される用途

・柔軟性をもつ電極
・静電気防止材料
・電磁波遮断材料

関連情報

・サンプルの提供可能

13:50~14:20 情報
5)  実世界指向のコラボレーション技術の研究
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 教授 葛岡 英明
http://www.grouplab.esys.tsukuba.ac.jp

新技術の概要

子供たちの天文学習を支援するタンジブル地球儀システム、医療教育を支援するシステム、ロボットを介したコミュニケーションシステムなど、実空間における共同作業や共同学習を支援する技術を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来の共同作業を支援する技術の多くは、コンピュータ情報の共有を目的としていた。これに対して本研究では、共同学習、機械の修理、医療教育など、実空間における協調を対面や遠隔で支援する技術の開発をおこなっている。

新技術の特徴

・投影される影を利用して、紙に対する指の高さを検出する
・地球儀と人形を手で操作することによって、コンピュータグラフィクスによる天空の映像をコントロールできる
・手を取って教えるような感覚で、医療行為における難しい手の動きを教示することが出来る

想定される用途

・紙の書類に対するタッチ操作を可能にする書画カメラシステム
・天文教育における共同学習
・困難な手技を教示することのできる、医療教育システム

14:20~14:50 材料
6)  白金族元素を含まない垂直磁気記録材料
発表資料

筑波大学 大学院数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻 准教授 柳原 英人
http://www.bk.tsukuba.ac.jp/~mmml/IntroductionMMMLJ.html

新技術の概要

垂直磁気記録方式のハードディスクには、記録層材料として白金族元素が不可欠です。我々はスピネル型酸化物の配向制御を行うことで、白金族元素を含まずに106~107 erg/cm3の非常に強い垂直磁気異方性を示す材料を見出しました。

従来技術・競合技術との比較

Ptを用いずに強い垂直磁気異方性を実現するため、将来にわたって安定的に材料を確保できることがあげられます。

新技術の特徴

・安価な材料からなる酸化物の垂直磁化膜
・短波長光の透過率が比較的高い磁性膜
・4回対称面が配向した垂直磁化膜

想定される用途

・ハードディスク用垂直磁気記録層
・磁気センサー用固定層
・磁気メモリ用垂直磁化膜

関連情報

・サンプルの提供可能

15:00~15:30 アグリ・バイオ
7)  オリーブ葉成分による卵巣機能及び骨形成能の改善・向上
発表資料

筑波大学 大学院生命環境科学研究科 国際地縁技術開発科学専攻 教授 宮崎 均
http://www.bres.tsukuba.ac.jp/subject/lablist.html#kagaku

新技術の概要

オリーブ葉の主成分である抗酸化物質オレウロペインの微量経口投与は、暑熱ストレス(体内で酸化ストレスに変換)によるラットの排卵数減少を完全に回復させると共に、骨粗鬆症モデルマウスに対しては骨密度の減少を抑制する。

従来技術・競合技術との比較

家畜の暑熱ストレスによる繁殖力低下防止に使われるビタミンEに比べ、オレウロペインの効果は実験動物レベルでは圧倒的に強い。骨形成促進に繋がる骨芽細胞の分化・石灰化の促進、破骨細胞形成の抑制をin vitroで明確に示す植物由来化合物は他に報告が無い。

新技術の特徴

・尿毒症物質インドキシル硫酸による活性酸素産生を介した慢性腎不全の進行抑制
・酸化ストレスによる血管内皮細胞障害の改善
・酸化防止剤としての食品添加物

想定される用途

・人の排卵障害の改善を目指した機能性食品、サプリメント、治療薬
・家畜の暑熱ストレスによる排卵障害(夏季不妊)の改善を目指した機能性飼料および治療薬
・人を対象とした骨形成促進を目指した治療薬、機能性食品、サプリメント

15:30~16:00 材料
8)  ゲストーホスト系としてのシアノ錯体薄膜におけるエレクトロクロミズム
発表資料

筑波大学 大学院数理物質科学研究科 物理学専攻 教授 守友 浩
http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~moritomo/

新技術の概要

我々は、シアノ錯体薄膜の界面におけるゲスト移動を利用して高速エレクトロクロミズムを見出した。この直接接合方式を利用することにより、高速性と極薄性を兼ね備えた電子ペーパー素子が可能であると考えられる。さらに、我々は、エピタキシャル界面を作成する方法を見出し、このヘテロ界面における電子移動/ゲストイオン移動の制御を試みている。

従来技術・競合技術との比較

電子ペーパーは、マイクロカプセル型電気泳動方式やコレステリック液晶方式での試作・商品開発が進められている。我々は、直接接合方式』を採用することにより、高速性と極薄性を兼ね備えたエレクトロクロミック素子を提案する。本素子は、駆動部位がないため構造が単純であり、また、低コストで作成できる。

新技術の特徴

・電圧印加による物質移動を利用した素子
・物質移動により物性(色、磁性、・・)をスイッチ
・任意の錯体超格子が作れる

想定される用途

・電圧記録型の磁気メモリー
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