発表内容詳細

13:40~14:10 アグリ・バイオ
1)  微生物の新規培養法の開発と利用
発表資料

筑波大学 大学院生命環境科学研究科 生物機能科学専攻 准教授 青柳 秀紀
http://www.agbi.tsukuba.ac.jp/~baiko/index.htm

新技術の概要

昆虫を微生物の濃縮システムとして使用した。また、材質が均一で物性の改変も容易なセルロースフィルムと足場(不織布)を組み合わせ、寒天などのゲル化剤を使用しないで、微生物を培養する新規な方法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

寒天平板培地を用いた従来法で単離培養できる微生物は自然界の微生物の1%前後であり、新規手法の開発が必要である。本発明は寒天を使用しない培養法であり、従来法では困難であった新規微生物の単離培養が可能となる。

新技術の特徴

・環境浄化
・植物細胞培養
・木質バイオマスの利用

想定される用途

・微生物培養
・有用微生物スクリーニング
・有用物質生産

関連情報

・サンプルの提供可能

14:10~14:40 情報
2)  子どもの安全・安心のための地域情報共有システム
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 講師 濱中 雅俊
http://kodomo.iit.tsukuba.ac.jp/

新技術の概要

保育園児に装着したウェアラブルデバイスから生体情報・行動情報を取得し、潜在的な危険状態を検出するシステムを構築した。システムは、潜在的な危険状態に遭遇したときの画像が記録できるだけでなく、事後に日中の出来事を確認することで親子の情報共有ができるという特長がある。

従来技術・競合技術との比較

従来、犯罪の抑止の目的で監視カメラが設置されているが、それらは映像を録画するのみで、親の不安を低減させるのには不十分であった。一方、児童見守りシステムでは、IC タグを児童に持たせることで、児童の登下校の位置情報を親が確認することを可能としていたが、位置情報のみしか確認できず、潜在的な危険状態を検出することはできなかった。

新技術の特徴

・工場内での作業員の場所と安全の把握
・ハイキングコースでの旅行者の安全の把握
・動物(放牧家畜など)の位置や異常の把握

想定される用途

・ショッピングモールやアミューズメントパークでの子どもの安全システム
・徘徊老人の位置や異常の把握、徘徊中の出来事の記録
・警備員の巡回経路、巡回時間の把握

関連情報

・サンプルの提供可能
・講演中にウェアラブルデバイスを紹介

14:40~15:10 機械
3)  柔軟ロボット学によるロボットモーション革命
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 准教授 望山 洋
http://www.frlab.iit.tsukuba.ac.jp/

新技術の概要

紹介する新技術は、小型のロボットに俊敏性を付与し、その動きを劇的に変化させるロボット要素である。このロボット要素は、弾性体の飛び移り座屈という力学現象を利用した瞬発力発生機構であり、極めてシンプルな機械構造でありながら、瞬発力を繰り返し発生することができる。

従来技術・競合技術との比較

古くから知られるコイルバネと偏心カムを用いた瞬発力発生機構では、弾性エネルギを解放するための複雑なメカを必要とする。空気圧を利用する装置では、コンパクトな特殊ボンベが必要である。内燃機関では、安全性の確保に手間がかかる上、軽量化に問題がある。本技術では、帯状弾性体を撓ませるだけの機構があれば良く、シンプルさが特徴である。

新技術の特徴

・極めてシンプルな機械構造でありながら、重量当りの発生瞬発力が大きい。
・軽薄短小
・安価

想定される用途

・サイズ・重量制限の厳しい宇宙用ローバーの推進機構
・コンピュータゲームに熱中する子供に外の自然環境で遊ぶことを促すメンタルコミットメントロボット
・小動物に匹敵する俊敏な動きで世界の人々を魅了するクールなアナログコンテンツとしての移動ロボット

15:25~15:55 情報
4)  汎用性の高い立体映像技術
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 准教授 掛谷 英紀
http://vmlab.kz.tsukuba.ac.jp

新技術の概要

上下左右方向の視差提示により寝転んで観られる立体ディスプレイ、立体視特有の眼の疲れのない立体ディスプレイ、従来のテレビを立体ディスプレイ化する立体眼鏡など、立体映像技術のより広い普及につながる技術をいくつか紹介する。

従来技術・競合技術との比較

メガネ式立体テレビは、テレビごと買い換える必要のあることが普及の妨げになっている。また、裸眼立体ディスプレイについては、寝転んで観られないことや目の疲労が大きいことが普及の障害になっている。これらの問題を解消する技術を紹介する。

新技術の特徴

・安価な実現
・従来技術とのコンパティビリティ
・立体視にまつわる種々の制約の緩和

想定される用途

・テレビ
・ゲーム
・デジタルサイネージ

関連情報

・展示品あり

J-STORE掲載特許情報

15:55~16:25 エネルギー
5)  有機デバイスのミクロ特性評価用の電子スピン測定装置
発表資料

筑波大学 大学院数理物質科学研究科 物質創成先端科学専攻 准教授 丸本 一弘
http://www.ims.tsukuba.ac.jp/~marumoto_lab/index.html

新技術の概要

本技術は、有機薄膜素子(有機EL、有機太陽電池、スイッチング素子等)に対して、バルク・界面での電荷キャリアの挙動を、分子レベルで、しかも素子駆動状態で測定できる技術であり、プリンタブル・フレキシブル化に向けた今後の有機薄膜素子開発上、有益な指針を提供する可能性が高い。

従来技術・競合技術との比較

有機薄膜素子を評価する従来技術・競合技術として、熱刺激電流法、変位電流評価法、DLTS法(Deep Level Transient Spectroscopy)、光電子分光法などが有るが、これらは全てマクロで間接的な測定評価法であり、本技術のような分子レベルでのミクロ特性評価を行えない欠点がある。

新技術の特徴

・有機薄膜素子の分子レベルでのミクロ特性評価
・素子駆動状態でのミクロ特性とマクロ特性の同時その場観測
・非破壊評価
・素子構成有機薄膜材料の個別評価

想定される用途

・有機EL素子のミクロ特性評価
・有機太陽電池のミクロ特性評価
・スイッチング素子のミクロ特性評価
・燃料電池のミクロ特性評価

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

16:25~16:55 情報
6)  省エネルギーと人を見守る空間知能化技術
発表資料

筑波大学 大学院システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 准教授 中内 靖
http://hri.iit.tsukuba.ac.jp

新技術の概要

消費エネルギーの見える化、省エネ促進システム、高齢者見守りシステム、子供の登下校時の安全を見守るシステムなど、独自に提案するセンサを用いた空間知能化に関する技術を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

簡単に設置することのできる、インテリジェントタップ、ユビキタスセンサ、インテリジェント薬箱により、詳細に消費エネルギー、行動計測、環境計測を行うことができます。

新技術の特徴

・個々の家電機器の消費電力を無線通信によりリアルタイムに計測可能なインテリジェントタップ
・人の存在の有無、温湿度、照度を無線通信によりリアルタイムに計測可能なユビキタスセンサ
・服薬状況をセンサにより把握することのできるセンサ薬箱
・人の作業状況を記録することのできるユーザ装着型デバイス

想定される用途

・HEMS/BEMS (Home/Building Energy Management System)
・独居高齢者見守りシステム
・服薬モニタリングシステム
・ユーザ装着型デバイスによる作業監視システム

関連情報

・サンプルの提供可能(協業の可能性を確認できた場合、インテリジェントタップ、ユビキタスセンサを貸与致します。)
・展示品あり(インテリジェントタップ、ユビキタスセンサ、iMec(センサ薬箱)、クライムレコーダ)
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