発表内容詳細

13:20~13:50 情報
1)  実物体の見た目を変貌させる映像投影技術
発表資料

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 准教授 橋本 直己
http://www.ims.cs.uec.ac.jp/

新技術の概要

本技術は、実物体が持つ本来の色情報に影響を受けずに、任意の映像を重畳投影することを可能にする。色情報を制御するために必要となる応答関数を既存プロジェクタから高速に推定し、実時間で補正処理を実施する。

従来技術・競合技術との比較

プロジェクタの応答特性を簡易かつ高速に推定することで、既存の安価な装置が利用可能である。また、投影システムや環境光の変化に動的対応することが可能である。プロジェクタへの組み込み以外にも、PC・セットトップボックス・スマートフォン等の外部機器への実装にも対応する。

新技術の特徴

・映像投影可能な実物体であれば、その色に依存しない映像投影を即座に実現
・投影対象が変形したり、別のものに変わっても、即座に状況を推定して対応可能
・プロジェクタ、カメラ、PCがあれば実現可能

想定される用途

・設置した環境の明るさや投影面の色、模様を打ち消して映像投影が可能なプロジェクタ
・実物体上に投影像によって説明や注釈を表示するインタフェース
・実物体の見た目を投影像で変化させる事による、バーチャルモデルルーム・バーチャル着せ替え・バーチャル舞台など

13:50~14:20 情報
2)  位置情報付き画像のランキング手法: GeoVisualRank
発表資料

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 准教授 柳井 啓司
http://mm.cs.uec.ac.jp/

新技術の概要

画像ランキングの手法としてGoogleのWebページのランキング手法であるPageRankを拡張したVisualRankという手法が提案されている。本技術提案ではVisualRankを近年増大している位置情報付き画像のランキングに拡張した手法をGeoVisualRankとして提案する。提案手法では、指定した位置に代表的な画像のランキングを位置と画像の見た目の類似性の両方を考慮して求めることが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来手法の画像ランキング手法VisualRankでは画像の見た目の類似性のみを考慮して画像の撮影位置を考慮していなかったが、本提案による拡張によって、位置情報付き画像に対してその両方を考慮したランキングが可能となる。

新技術の特徴

・位置と画像の見た目の類似性の両方を考慮して画像のランキングを行う
・数千枚程度の大量の位置情報画像に対して適用可能
・画像に限らず位置を考慮した様々なデータのランキングに適用可能

想定される用途

・位置情報画像のランキング
・地域の代表画像の選出
・位置情報付き画像の新しいアプリケーションの開発

14:20~14:50 情報
3)  薄型触覚タッチパネルのための電気触覚ディスプレイ
発表資料

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 総合情報学専攻 准教授 梶本 裕之
http://kaji-lab.jp/

新技術の概要

電気触覚ディスプレイは薄型軽量でタッチパネル等に触覚を付与する有力候補と考えられる。しかし皮膚の抵抗値変化や接触瞬間における感覚が不安定であるため、未だ実用的な手法となっていない。本研究では電気刺激における感覚の安定化のために、高速の皮膚抵抗フィードバック手法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来から皮膚抵抗と電気刺激の感覚の間に関係があることは知られていた。今回は1μs程度の高速の抵抗計測?刺激ループを作ることにより、感覚の安定化を実現した。この技術により、従来は接触する指ごとに、また時間によって大きく変動していた刺激の強さを安定化することに成功した。

新技術の特徴

・高速な皮膚抵抗計測-刺激ループの実現
・電極マトリクスによる分布型の触覚提示
・薄型の触覚提示

想定される用途

・画面を見ずに触覚を頼りに操作が可能なカーナビや携帯電話
・触覚的手がかりを与えることによって、より精細な操作が可能となるPCのタッチパッド
・さわり心地、テクスチャ感を提示するあらゆる場面で、薄型であるメリットを活かした電気触覚ディスプレイの組み込み

関連情報

・外国出願特許あり

15:20~15:50 計測
4)  マイクロ熱流束計を用いた管内流量計
発表資料

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 准教授 小泉 博義
http://www.heat.mce.uec.ac.jp/

新技術の概要

市販のマイクロホイル熱流束計(HFS)を用いた、安価かつ高精度の大流量計測法(23-350 Nm3/hr)の提案である。円管発達乱流中心に設置された加熱小球前方よどみ点に接着されたHFSで、よどみ点熱伝達率hsを測定する。体積流量Qvとhsとの線形関係より、Qvを計測する。すべての気体・液体の計測が可能である。

従来技術・競合技術との比較

従来の大流量計測法は、カルマン渦・コリオリ・差圧式流量計等であるが、価格的に高価である。本流量計は高い感度・広い測定レンジ・高い応答性と、非常に安価(数万円)である特徴を有する。

新技術の特徴

・安価
・高感度
・ワイドレンジ

想定される用途

・燃焼用空気量計測
・各種ガス量計測(CO2、H2、He、・・)
・各種液体量計測

関連情報

・試作可能

15:50~16:20 情報
5)  情報可触化:動的な力フィードバックを利用した手作業の支援
発表資料

電気通信大学 大学院情報システム学研究科 情報メディアシステム学専攻 准教授 野嶋 琢也
http://www.nojilab.org/

新技術の概要

本研究の概略は、実世界で作業をする際に得られる手応え、すなわち力覚情報に、各種センサ情報に基づいて生成される人工的な触覚情報を付与、可触化するものである。対象の作業状態を触覚を通じて可触化することで、例えば切断領域の動的検出および保護といったことが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来力フィードバックと言えば、ロボットの操作、「遠隔地」の作業支援などが主な対象であった。本研究は作業用の道具と力フィードバック可能な装置を組み合わせることで、道具の軌道・操作力を動的にコントロールし、切断などの手作業の直接的な支援が可能になる。

新技術の特徴

・電気伝導度など本来触ることのできない「情報」を触ることができる
・触るときの感触を自由にコントロールできる
・手で道具を持って直接対象に働きかけることができる

想定される用途

・医療・手術支援
・微細加工作業支援
・触って楽しむエンタテインメントアプリケーション

関連情報

・外国出願特許あり

16:20~16:50 医療・福祉
6)  持続型筋活動を誘発する神経刺激装置
発表資料

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 教授 横井 浩史
http://www.hi.mce.uec.ac.jp/yklab/

新技術の概要

入力型BMIを用いて、感覚運動野の有意な賦活を継続することを可能とし、順リクルーメント筋収縮を誘発する電気刺激装置。馴れにくい刺激信号、識別しやすい刺激信号を用いて、低い電圧においても安全性の高い歩行運動補助や手指運動補助を実現する「持続型筋活動を誘発する神経刺激装置」。

従来技術・競合技術との比較

馴れにくい刺激信号、識別しやすい刺激信号を用いることにより、低電圧で安全性の高い電気刺激を実現すること。この電気刺激を継続的に適用することにより、歩行運動補助や手指運動補助を実現する。

新技術の特徴

・体性感覚の能動的刺激装置として用いることにより、幻覚を誘発させることが可能
・fMRIやfNIRSと併用することにより、体性感覚と脳活動の関係を計測することが可能
・マスタースレーブ装置による遠隔操作時の運動感覚のフィードバックが可能

想定される用途

・入力型BMIを用いた電動装具,筋電義手など
・馴れにくい刺激信号、識別しやすい刺激信号を用いて、低電圧で安全性の高い歩行運動補助や手指運動補助を実現する電気刺激装置
・麻痺を有する脳神経疾患に対して、感覚運動系のバイパスを用いて運動機能を再生、または、ニューロリハビリテーションを実現

関連情報

・サンプルの提供可能
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