発表内容詳細

13:20~13:50 情報
1)  空中文字や複雑な動作のカメラ映像からの識別手法
発表資料

会津大学 コンピュータ理工学部 情報システム学部門 特別栄誉教授 岡 隆一
http://www.u-aizu.ac.jp/labs/sw-ip/

新技術の概要

空中に描かれた文字や複雑なジェスチャを動画から識別することは未だ困難な技術です。本技術は、多様な遮蔽物がカメラの前にある場合、同時的に識別すべき複数の動作がある場合、また種々の変形や移動する他の物体がある場合でも良好に識別します。

従来技術・競合技術との比較

従来技術は時空間の局所特徴に基づくものや、モデル系列のマッチングによるものが主流です。これらは遮蔽物の存在時や、識別すべきジェスチャが複数かつ同時的に存在する場合の識別に困難がありました。今回の提案手法はこれら全てを解決しています。

新技術の特徴

・方式が簡単で、実装しやすい
・実世界のいろいろな環境でも良好に動作する
・カメラとPCのみで他のデバイスを必要としない

想定される用途

・介護される老人などの安全な状態をモニターしたり、老人が要求するジェスチャの自動理解
・いろいろな電子機器やゲームの操作におけるカメラ映像による非接触操作器の実現
・エレベータやコンビニなどにおける異常動作の発見

関連情報

・展示品あり(動画によるデモあり)

13:50~14:20 情報
2)  統計的手法を用いて個人の筆跡を模擬した文字を生成する手法
発表資料

会津大学 コンピュータ理工学部 情報システム学部門 上級准教授 愼 重弼
http://www.u-aizu.ac.jp/~jpshin/

新技術の概要

本発明は、サンプルとして人が書いた複数の文字からその特徴を統計的に抽出することにより、筆跡の個性を備えつつ、個々の文字を手で書く際の多様性まで加味した文字を、多数生成することが可能な文字生成プログラムを提供する。

従来技術・競合技術との比較

以前の研究は以下のような共通の問題点(限界点)を持っていた。
A. 個々の文字を手で書く際の多様性を1つのモデルで表現できない。
B. 原本の筆跡の個性を維持しながら、多様な手書き文字を生成する技術については前例がない。

新技術の特徴

・個々の文字を手で書く際の多様性を1つのモデルで表現することができる
・少数の原本文字データから手書きの多様性を備えた文字を生成することができる
・原本の筆跡の個性を維持しながら多数の手書き文字を生成することができる

想定される用途

・手紙や私的な文書などを作成する際に、コンピュータフォントの代わりに手書きのフォントを使うアプリケーションが可能となり、人間味を帯びた文書が作成できる
・文字認識アプリケーションや署名検証/筆者認証のための試験パターンとしての利用も可能である

関連情報

・外国出願特許あり

14:20~14:50 情報
3)  画像合成に基づく情報隠蔽新技術
発表資料

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータサイエンス部門 教授 趙 強福
http://www.u-aizu.ac.jp/~qf-zhao

新技術の概要

最近、情報流出はあとを絶たず、文明社会の脅威となっている。ユーザの安全と情報の安全を守るために、既存技術の補完は急務である。本技術は秘密情報を隠蔽することによって情報の安全性を向上させる新技術である。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、秘密情報が組み込まれているステゴデータとそれを解く短いステゴ鍵を元に秘密情報を再現するので、秘密の存在が露見した場合、その内容が読みとられるリスクが高い。本技術は、データ依存の形で秘密情報を再現するので、安全性が非常に高い。

新技術の特徴

・複数枚の参照画像から、新しい画像を合成し、合成画像の中に、秘密情報を隠蔽する
・秘密情報が組み込まれているステゴ画像は、自然画像そのものであり、攻撃されるリスクが低い
・秘密情報はデータ依存の形で隠蔽されており、万一秘密の存在が露見しても、その内容が読みとられない

想定される用途

・クラウド環境におけるユーザ情報の保護
・各種サービスにおけるユーザ情報の保護
・各種サービスにおけるユーザの保護

関連情報

・サンプルの提供可能(必要な契約書を結べば、ソフトの提供なども可能)
・展示品あり(デモを用意する)
・外国出願特許あり

15:10~15:40 計測
4)  カスタマイズ可能な大規模センサネットワーク
発表資料

会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ工学部門 教授 宮崎 敏明
http://web-ext.u-aizu.ac.jp/~miyazaki/

新技術の概要

利用者が与えたシナリオに従って振舞いをカスタマイズ可能なセンサネットワーク構築技術と、利用者が知りたい情報を問いかける形で所望のセンシングデータを能動的に取得できる技術。

従来技術・競合技術との比較

設置後でも振舞いが変更可能なため、目的毎に個別設置されている現状のセンサネットワーク(SN)を統合可能。また、センシングデータをユーザ側に一方的に垂れ流すだけの従来型SNに比べ、ユーザ側からSNに能動的に問いかける形で所望情報を効率的に取得可能。

新技術の特徴

・設置済みのセンサネットワークの機能を要求に合わせて任意にカスタマイズ可能
・取得したデータを後で検索するのではなく,知りたい環境データをユーザ側から指定可能
・既存情報システムから得られるデータもセンサデータと任意に組合せユーザに提供可能

想定される用途

・大規模災害現場監視
・共用センサネットワーク
・広域環境監視

15:40~16:10 医療・福祉
5)  睡眠時に計測した体温と心拍数による生理周期の自動推定
発表資料

会津大学 コンピュータ理工学部 情報システム学部門 教授 陳 文西
http://bitlab.u-aizu.ac.jp

新技術の概要

睡眠中の体温データと心拍数データを自動的に計測し、適切な前処理で明らかな外れ値を除去した後、隠れマルコフモデルやCosinor法などを用い、生理周期における高温相と低温相を推定し、排卵期と月経期を特定する。

従来技術・競合技術との比較

1.基礎体温の持続計測における煩わしさと困難さを解消し、自動的に睡眠時のデータを計測する。
2.産婦人科医師の経験に依存する主観的な判断に代わって、数学手法により定量的に解析するため、信頼性と正確性が向上する。

新技術の特徴

・全自動で、無拘束、非接触のため、日常生活環境で気軽に長期使用可能
・高精度自動推定と自適応学習により、個人別の予測も可能
・女性の生理周期だけでなく、男女のバイオリズムの推定と予測も可能

想定される用途

・日常健康管理
・女性特有の健康問題(月経前症候群、月経困難症、子宮筋腫、子宮内膜症など)対策
・バイオリズムに合わせた最適なライフスタイルプランニング

関連情報

・展示品あり(連続体温計、心拍数モニタ)

J-STORE掲載特許情報

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