発表内容詳細

13:20~13:50 情報
1)  スマートフォンユーザに優しい自動化アクセス検知手法
発表資料

秋田大学 大学院工学資源学研究科 情報工学専攻 教授 山村 明弘
http://crypto.ie.akita-u.ac.jp/

新技術の概要

スパムメールの送信等を目的として無数のアカウントを取得するインターネットサービスへの自動化されたプログラムと、正規のユーザがスマートフォンを利用してインターネットサービスへアクセスすることを峻別する技術である。

従来技術・競合技術との比較

自動アクセスプログラムと正規のユーザを峻別する方法としてCAPTCHAが従来から知られているが、比較的小さいディスプレイを持つスマートフォンを利用するユーザにとっては快適なインターネット利用を損ねるものとなる可能性があり、提案技術はそれを改善するものである。

新技術の特徴

・人間の身体知の利用
・タッチスクリーンの利用

想定される用途

・スマートフォンを通した簡易認証
・スマートフォンユーザに対するCAPTCHA
・自動化プログラム検知手法

13:50~14:20 情報
2)  モーションキャプチャを用いた舞踊の学習支援装置
発表資料

秋田大学 大学院工学資源学研究科 電気電子工学専攻 准教授 三浦 武
http://www.ee.akita-u.ac.jp/~control/

新技術の概要

モーションキャプチャで取得した学習者の身体動作データと、熟練者の身体動作データとを比較して評価し、項目毎の評価と総合評価とを表示するとともに、時間軸上でも評価を表示する、舞踊の学習支援装置を提供する。

従来技術・競合技術との比較

従来、モーションキャプチャを利用して学習者と熟練者の身体動作の違いを表示する装置は知られていた。本技術では、複数項目の評価、総合評価、時間軸上の評価を加え、さらに効果的に舞踊を学習することができる。

新技術の特徴

・一連の動きを持つ舞踊の学習において、学習者の舞踊の改善すべき箇所を時間軸上で的確に把握可能
・複数の評価要素がある舞踊の学習において、学習者の舞踊の問題点を複数の評価項目により的確に把握可能
・舞踊に限らず、新体操やフィギュアスケートのような「振り付け」のある競技の学習にも使用可能

想定される用途

・家庭用ゲーム機・携帯端末で用いる舞踊学習支援ソフトウェア
・舞踊等の教室や演劇場等で用いる舞踊学習支援システム
・アミューズメントパークで使用する舞踊体験ゲーム

14:20~14:50 情報
3)  コマ割りされた画像における余白に着目したコマの自動分割手法
発表資料

秋田大学 ベンチャーインキュベーションセンター 技術職員 柴田 傑

新技術の概要

本手法では、コマ割りされた画像の余白部分を検出し、余白に囲まれたコマ毎に画像を分割する。画像分割を階層的に行うことによって、人がコマを閲覧する際の順序も推定する。直線で囲まれていないコマの分割も可能である。

従来技術・競合技術との比較

本手法は、従来手法と異なり、直線検出のような複雑な処理を行わず、画像内の余白に着目してコマの分割を実現する。そのため、コマが直線によって囲まれていない画像に対しても有効な分割結果を得ることができる。

新技術の特徴

・コマの自動分割を単純な画像処理で実現
・分割した各コマの閲覧の順序を階層的に求める
・直線で囲まれていないコマの検出が可能

想定される用途

・電子コミックなどの閲覧ソフト
・雑誌やポスターのような直線で囲まれない複数のコマがレイアウトされた画像の解析
・電子書籍などのレイアウト支援ツールへの応用

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(プログラムサンプル提示)

15:10~15:40 機械
4)  板状部材のしゃくとり虫型変形を利用した駆動装置
発表資料

秋田大学 大学院工学資源学研究科 機械工学専攻 教授 長縄 明大

新技術の概要

本技術は、圧電素子で板状の弾性部材に振動を加えることで、板状の弾性部材をしゃくとり虫のように変形させて可動部に接触させることにより、可動部を動かすことができる駆動装置(アクチュエータ)を提供する。

従来技術・競合技術との比較

カメラなどに使用されている小型の駆動装置として、超音波モータが各種開発されている。本技術も超音波モータの一種であるが、シンプルな構成で変位量を拡大する機能を有しているため、さらに小型化が可能である。 

新技術の特徴

・圧電素子と板状弾性部材と固定子と可動部からなるシンプルな駆動装置(アクチュエータ)
・圧電素子の微小な変位量を板状弾性部材により数倍に拡大可能
・駆動装置の小型化が可能

想定される用途

・カメラ等の精密機器に用いる駆動装置
・内視鏡などの医療機器に用いる駆動装置
・小型ロボットに用いる駆動装置

15:40~16:10 アグリ・バイオ
5)  近赤外吸光分析による小動物の体脂肪率の簡易測定法
発表資料

秋田大学 大学院医学系研究科 保健学専攻 教授 岡田 恭司

新技術の概要

近赤外吸光分析法では物質の組成を瞬時に捉えることが可能である。実験用小動物の体脂肪率を簡便に測定するため、この近赤外吸光分析法を用いた非侵襲的に測定する技術を開発した。

従来技術・競合技術との比較

体脂肪率測定に使われている小動物用CTは高額であり、麻酔も必要で、測定にも時間がかかる。一方、近赤外吸光分析では体脂肪率を瞬時に、非侵襲的に、比較的安価な機器で測定することができる。

新技術の特徴

・比較的安価
・非侵襲的で瞬時に測定可能
・魚や植物などでの脂肪含量の測定への応用が期待される

想定される用途

・メタボリック症候群に関する動物実験
・動物病院の簡易診断
・家庭用ペットの体脂肪率測定

関連情報

・展示品あり(近赤外吸光分析装置を展示)

16:10~16:40 環境
6)  温度応答性をもつ新しい高分子・無機複合吸着剤の開発
発表資料

秋田大学 大学院工学資源学研究科 環境応用化学専攻 准教授 村上 賢治
http://www.gipc.akita-u.ac.jp/~energy/index.html

新技術の概要

従来の分子篩は空隙サイズの緻密な制御が困難であるため用途が限定されていた。一方、温度応答性高分子をメソポーラスシリカに被覆して合成した本発明品は水温の制御だけで精密な細孔入口径の制御が可能であるため、吸着対象分子の大きさに応じた分子篩を容易に作り出すことができる。

従来技術・競合技術との比較

分子篩吸着剤の細孔径は合成段階で決定されるが、本技術は外部温度の制御だけで高分子層に目的とする大きさの空隙を作ることができる。また、類似の技術と比較すると、本技術では高分子を共有結合によりシリカに固定しているので、高分子量が従来技術より劇的に少ない。

新技術の特徴

・水温の制御により、細孔径の精密な制御が可能
・迅速な温度応答、吸脱着速度を達成
・高吸着容量、高機械的強度

想定される用途

・分子篩効果を利用した選択的高速分離吸着
・温度勾配カラム充填剤
・薬物送達システム

関連情報

・サンプルの提供可能

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