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発表内容詳細

10:00~10:30 材料
A01)  ZrO2ナノ微粒子含有高屈折率プラスチック光学材料
発表資料

山形大学 大学院理工学研究科 機能高分子工学 教授 川口 正剛
http://kawaguchi-narumi_lab.yz.yamagata-u.ac.jp/sub1.html

新技術の概要

水中においてナノ分散しているZrO2等の無機酸化物微粒子を凝集させることなく疎水化し、トルエン等の有機溶媒や高分子材料中に1次粒子として分散を可能とする新技術を提供する。本技術は、無機酸化物微粒子をプラスチック材料等にナノ分散させた高屈折率な熱硬化および熱可塑性プラスチック光学部材、光学部品、コーティング剤、さらには水系接着剤を提供する。

従来技術・競合技術との比較

酸化チタン、酸化ジルコニウム等の無機酸化物微粒子を樹脂中に分散含有させて、高屈折率で透明性に優れた無機粒子複合化プラスチックを実現する試みがなされている。しかしながら、無機酸化物微粒子は一般に水中で合成されるため、プラスチック等の有機材料中にナノレベルで高分散できる技術は確立されていなかった。本技術は、それを簡便で、確実な、効率に優れた手段を提供するものである。

新技術の特徴

・無機微粒子の疎水化技術および分散液
・高強度複合材料
・有機無機ハイブリッド材料

想定される用途

・高屈折率高アッベ光学用レンズ
・ハードコート剤
・高屈折率微粒子、機能性接着剤

関連情報

・展示品あり(実際に合成したプラスチック材料を展示します)

10:30~11:00 医療・福祉
A02)  まぶたの動きや表情運動を簡単に解析できる装置の開発
発表資料

鳥取大学 医学部附属病院 形成外科 准教授 中山 敏
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/departments/medical/plastic-surgery/

新技術の概要

顔表面の運動機能(例えば、運動距離や運動速度)を測定する測定装置及びその測定に用いる補助具に関する発明。簡易な方法で精度よく、顔表面の部位(例えば、上眼瞼)の運動機能(運動量、運動速度)を測定可能な装置を提供する。

従来技術・競合技術との比較

Frey Mらによる二面鏡を用いた装置は、両側顔面に基準点をおいて左右側面顔面と正面を同時に撮影し、顔面の動きを解析することができる。しかし、この装置は非常に大がかりで汎用性が低い。臨床現場では簡易な検査装置が望ましい。

新技術の特徴

・顔表面における基準点が設定可能
・顔表面の部位の運動機能が測定可能

想定される用途

・①眼瞼下垂症 診断と術前後評価、②顔面神経麻痺診断と術前後評価、③顔面 形態の手術シミュレーションなど
・形成外科、耳鼻咽喉科・眼科、美容外科などがある病院・診療所

関連情報

・サンプルの提供可能

11:00~11:30 材料
A03)  環境負荷の軽減を指向したガラス担持型触媒の開発
発表資料

高知工科大学 環境理工学群 教授 西脇 永敏
https://sites.google.com/site/kutnishiwakilab2/

新技術の概要

ガラスに触媒金属を担持させることにより、新たな固体担持触媒の開発を行なった。触媒のガラスの表面水酸基が、触媒活性を示す金属ナノ粒子の安定化に寄与し、炭素-炭素結合形成反応において複数回の再利用を達成した。

従来技術・競合技術との比較

ガラスには、安価であり、形態を自在に変えることができるという特長がある。これは汎用性の高い触媒になり得ることを示している。また、空気中で水分に配慮する必要のない0価金属触媒であり、取り扱いが容易である。

新技術の特徴

・自動車用触媒
・エレクトロニクス用触媒
・燃料電池用触媒

想定される用途

・種々の炭素-炭素結合形成反応用触媒
・接触水添用触媒
・触媒付きガラス容器としての利用

11:30~12:00 計測
A04 )  セレンナノワイヤを用いた省電力室温動作型ガスセンサー
発表資料

岡山理科大学 工学部 電気電子システム学科 教授 秋山 宜生
http://www.ous.ac.jp/renkei/

新技術の概要

ナノワイヤーのもつ表面積の増大と半導体の性質を利用したガスセンサで、種々の有機ガス検出が可能で、ガス応答後の回復も比較的早い高感度かつ室温下で繰り返し使用可能なセンサである。

従来技術・競合技術との比較

従来用いられている酸化物半導体を用いたセンサや近年のカーボンナノチューブによるセンサは、ガス吸着後の回復を早めるために200から400℃近い温度でのヒーティングを必要とするが、本センサはヒーティングなしで動作する。

新技術の特徴

・吐息ガス検出による病気診断
・センサ面積および駆動電圧が低いため、小型ロボットなど災害ロボット用微小センサへの活用

想定される用途

・爆発性ガス検出
・有毒ガス検出
・病気診断、ガンなどの非接触検出への応用

関連情報

・外国出願特許あり

12:00~12:30 材料
A05)  機械特性の優れた高分子ゲル材料の製造・評価装置
発表資料

山形大学 大学院理工学研究科 機械システム工学分野 教授 古川 英光
http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/index.jsp

新技術の概要

破断応力10MPa、90%圧縮1000%伸張可能な高強度低摩擦ゲル材料を造形する3次元プリンタ装置。多様なゲル状材料のナノメータサイズの網目構造のサイズとその分布を定量的に非破壊分析する光学的評価装置。

従来技術・競合技術との比較

高強度かつ低摩擦なゲルは従来に無い新材料である。この従来無い材料の製造・評価装置は他には無い。特にゲル評価装置ではこれまで測定が困難であった光を使ったゲルの内部観察が可能。

新技術の特徴

・オーダーメイドの自由造形が可能。高強度低摩擦ゲルの部品を1個から製造できる
・高強度低摩擦ゲルは透明で含水率90%。生体適合性が高い、省資源グリーンマテリアルである
・大きさ1mmゲルでも網目構造解析が可能。微小ゲルサンプルの粒子透過性や粒子保持力、含水率を評価できる

想定される用途

・すべり軸受
・ヘルスケア製品
・細胞培養関連

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(ゲル造形物、100x100x10mm)
・外国出願特許あり

J-STORE掲載特許情報

13:00~13:30 医療・福祉
A06)  血小板活性の評価に基づく血栓形成の臨床検査法
発表資料

山口大学 大学院医学系研究科(保健学系領域) 病態検査学分野 准教授 岡野 こずえ
http://www.hoken.med.yamaguchi-u.ac.jp/index.php

新技術の概要

活性化血小板(aPLT)および活性化能測定は、血栓形成状態や薬剤モニタリングの評価法として有効な検査項目である。本発明は、血小板の機能をCD62P抗体とFCMで測定することで、少量の検体量で再現性良く定量的に測定できる臨床検査法である。

従来技術・競合技術との比較

従来法である血小板凝集試験やレーザー光散乱法では、専用の機器と大量の血液試料を必要とするため、操作が煩雑でかつ再現性や感度に問題があった。本技術は少量の試料を簡便な処理で検査することができ、再現性も高い。

新技術の特徴

・高い感度と特異性
・少量の血液で検査が可能
・現行の血液検査システムに組み込みが可能

想定される用途

・臨床検査(血小板凝固能の評価→血栓リスク診断)
・血液検査
・抗血小板薬の開発

13:30~14:00 材料
A07)  低周波数で吸音する薄型共鳴構造の開発
発表資料

新潟大学 工学部 建設学科 教授 岩瀬 昭雄
http://iwase_lab.eng.niigata-u.ac.jp/index.html

新技術の概要

安価な孔あき板構造を基本とし、壁や天井間の背後空気層厚を従来程度と変えず、単純な部品付加で空調室外機、ヒートポンプ型給湯器、さらに風力発電等からの騒音に含まれる波長の長い低周波数領域で吸音可能とする技術である。

従来技術・競合技術との比較

低い周波数で吸音するには細い円筒部品を空洞に接続する大振りな構造、すなわちヘルムホルツ共鳴器を並べて利用が一般的であった。本技術は、講義室などの天井や壁に施工される孔あき板構造を低周波化に挑戦するものである。

新技術の特徴

・低周波数騒音の領域で吸音効果を発揮
・従来技術に単純な部品の組み合わせのみによる技術的新展開
・安価な材料による構成を基本とする

想定される用途

・低周波数領域での騒音対策
・低周波数領域での吸音
・機械機構での騒音対策における吸音部品の小型化・超小型化

14:00~14:30 材料
A08)  高い生体親和性を有する高分子材料の設計技術の開発
発表資料

山形大学 大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻 教授 田中 賢
http://www.bio-material.jp/

新技術の概要

病気の診断や治療方法の開発のためには、生体親和性に優れた材料の開発が必要である。しかし、タンパク質や細胞の接着、異物反応を制御できる材料の設計指針は確立されていない。当研究室は、生体親和性を有する天然および合成高分子に共通する基本物性を見出し、分子設計と合成に成功した。

従来技術・競合技術との比較

これまでに、タンパク質吸着抑制、抗血栓性、組織適合性などの性質を個別に示す材料開発は行われてきたが、特定の細胞が接着できる機能を有する材料の開発には成功していない。

新技術の特徴

・防汚染材料
・センサーチップ表面処理材料
・病気の診断

想定される用途

・生体成分(タンパク質など)の吸着、変性抑制剤
・細胞の選択的接着、濃縮材料
・薬剤スクリーニング、医療デバイス、再生医療

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

14:30~15:00 材料
A09)  自発的高分散化による金ナノ粒子の調製
発表資料

鳥取大学 工学研究科 化学・生物応用工学専攻 准教授 奥村 和
http://katalab.org/

新技術の概要

NH4-USYゼオライトに塩化アンモニウム水溶液を浸すことで、金を最大5wt%担持することが出来た。この金担持USYゼオライトを水素雰囲気下、300℃以上で焼成すると、金が自発的に分散し、直径約2nmの金ナノ粒子が自発的に生成することを見出した。

従来技術・競合技術との比較

従来の金担持触媒の調製法では析出沈殿法が一般的であり、調製に手間がかかるうえ、再現性が低いという問題点があった。今回の調製法は金の前駆体と担体を加熱しながら混合するだけで金を担持することができる。また、高温で高分散化するという現象を利用して容易に金ナノ粒子を得ることが可能である。

新技術の特徴

・金の担持方法が容易である
・自発的高分散化によって金をナノ粒子化できる
・触媒活性が高い

想定される用途

・ホモカップリング用触媒
・アルコールの酸化触媒
・COの酸化触媒

関連情報

・サンプルの提供可能

15:00~15:30 医療・福祉
A10)  形質細胞様樹状細胞性白血病細胞株の形質転換体を用いたがん免疫療法の開発
発表資料

新潟大学 医学部 保健学科 准教授 成田 美和子

新技術の概要

樹状細胞は強力な抗原提示細胞であり、ウイルス感染に対する免疫反応や抗腫瘍免疫反応において重要な役目を担っている。本研究室では、形質細胞様樹状細胞に由来する細胞から細胞株(PMDC05)を樹立し、この細胞株および共刺激因子の遺伝子を導入した細胞株が、腫瘍やウイルスの特異抗原を提示させることにより抗原特異的細胞傷害性T細胞を増幅することを確認した。腫瘍や重症感染に対する特異的な細胞傷害性T細胞の増幅法や有効なワクチン療法の開発への応用について検討している。

従来技術・競合技術との比較

形質細胞様樹状細胞関連の細胞株は世界で3種類報告されているが、細胞増幅のためにfeeder細胞を必要とせず、かつ、細胞の性状を詳細に検討しているのは、本細胞株だけである。

新技術の特徴

・樹状細胞の分化と腫瘍化に関する研究への応用

想定される用途

・腫瘍あるいは感染抗原特異的細胞障害性T細胞の誘導への応用
・ペプチドワクチンの開発過程における細胞障害性T細胞の誘導効果のin vitroでの確認法への応用
・樹状細胞療法やペプチドワクチン療法を施行した後の細胞障害性T細胞の体内での誘導効果の確認への応用

関連情報

・サンプルの提供可能(MTA締結後、新潟大学または新潟TLOを窓口として提供可能)

15:30~16:00 材料
A11)  減災分野等極限環境にも適した金属基圧電複合材料センサ・アクチュエータの開発
発表資料

千葉大学 大学院工学研究科 人工システム科学専攻 機械系コース 教授 浅沼 博
http://www.eng.chiba-u.ac.jp/outProfile.tsv?no=1089

新技術の概要

大変有用ながら極めて脆弱な圧電セラミックスを、その特性を損なうことなく軽量構造材料であるアルミニウムに複合化することに成功した革新的圧電センサ・アクチュエータ「金属コア圧電ファイバ/金属複合材料」を提案する。

従来技術・競合技術との比較

作製時に負荷される著しく高い圧縮残留応力による変位・出力電圧レンジ拡大、電極不要による構造の単純化、超小型化、樹脂系接着剤不要による強度・信頼性・応答性・耐久性の向上等、従来型の圧電デバイスと比較し優位な点が多数存在。

新技術の特徴

・樹脂系材料を用いないことによる耐久性、信頼性、応答性等の向上
・アルミニウムマトリックスと金属コアが電極を兼ねるため、特別な電極システムが不要
・作製時の高圧縮残留応力により、デバイスの変位拡大、小型化等が可能
・樹脂系材料を用いた時と比較し、機械的インピーダンスマッチング等に優れる
・個々の圧電ファイバが独立してセンサ・アクチュエータとして機能

想定される用途

・分布型のセンシング・アクチュエーション
・振動、音響制御用アクチュエータ
・エネルギーハーベストデバイス
・板状超音波モータ

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(本複合材料と歪ゲージの比較、粘度測定用センサのデモンストレーション等)
・外国出願特許あり

10:00~10:30 情報
B01)  大規模な3D道路データのインターネット高速配信技術
発表資料

岡山理科大学 工学部 情報工学科 准教授 島田 英之
http://www.ous.ac.jp/

新技術の概要

移動計測車両によりスキャンした道路周辺の大量の3Dデータをサーバに蓄積しておき、インターネット経由でクライアントに転送して、一般的なWebブラウザで高速表示するための基礎的な枠組みを開発した。

従来技術・競合技術との比較

通常、この種のデータはギガバイト単位の巨大なファイルであり、インターネット上での転送が困難な場合が多い。本技術では、クライアント-サーバ形式で必要部分の転送と表示を高速に行う。

新技術の特徴

・プラグインなしのWebブラウザで高速表示できる
・巨大な測量データをサーバで一元管理できる
・レーザスキャンしたデータを圧縮して高速転送できる

想定される用途

・道路の測量や維持管理など
・カーナビゲーションなど
・防災用途

10:30~11:00 製造技術
B02)  金属セルメットを用い金属間化合物分散強化アルミニウム基複合材料の作製プロセスの開発
発表資料

広島大学 工学研究院 材料·生産加工部門 助教 崔 龍範
http://www.hiroshima-u.ac.jp/eng/

新技術の概要

アルミニウム合金中に金属間化合物が均一に分散した、強度および耐摩耗性に優れる複合材料を、形状の自由度を確保しつつ低コスト作製する方法を開発する。作製方法としてはニッケルセルメット中に溶融金属を浸透させた後、アルミとの反応性を利用し微細な金属間化合物をアルミニウム合金マトリックスに均一に分散させる。

従来技術・競合技術との比較

粉末冶金法、反応ガス浸透法、反応焼結法、溶融撹拌法、鋳造法、及び、多孔体を溶融金属で鋳込む従来の複合材料の作製方法には、形状の自由度、製造コスト、分散率、並びに、強度および耐摩耗性の少なくともいずれか1つにおいて改善すべき問題があるが、本研究の開発は強度および耐摩耗性に優れる強化複合材料を、形状の自由度を確保しつつ低コストで製造する技術を提供することにある。

新技術の特徴

・強度および耐摩耗性に優れる強化複合材料を、低コストで製造する技術を提供することにある
・金属間化合物強化複合材料の形状の自由度を高めることができる
・複雑な設備や工程を要しない。従来から生産ライン等で用いられてきた既存の金型を用いて材料の生産が可能になる

想定される用途

・車両の内燃機関のピストン
・船舶におけるピストンやプーリーや軸受け
・航空機等のエンジン部品や油圧部品など、軽量で且つ強度および耐摩耗性が要求される部材への適用が可能

11:00~11:30 情報
B03)  多組織ロールベースアクセス制御のための身分証明方式
発表資料

奈良先端科学技術大学院大学 大学院情報科学研究科 情報科学専攻 コンピュータ科学領域 准教授 楫 勇一
http://isw3.naist.jp/Contents/Research-ja/01_lab-ja.html

新技術の概要

最新の暗号技術を用いて、個人が持つ身分や権限を無関係な第三者が検証可能とするための仕組みを構築。初見の顧客が他組織発行の身分や資格を有するかどうか、該組織に問い合わせることなく確認できる。

従来技術・競合技術との比較

「認証者」vs「一般ユーザ」の関係ではなく、一般ユーザであっても「限定的な認証者」になれる。ユーザの個人的な活動を支援することができ、リアルな社会における人間関係の広がりを自然な形で取り込める。

新技術の特徴

・異なる組織間での情報参照が不要
・小規模事業者やベンチャー企業であっても,参入障壁が低い
・ユーザの利便性向上にも直結する

想定される用途

・小売業における顧客の誘引(友人紹介キャンペーン等)
・博物館や情報提供業等におけるサービスの相互乗り入れ
・社員証や会員証などの発行管理サービスの融合

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11:30~12:00 材料
B04)  フラーレンを原料としたアモルファスカーボン膜の高速合成
発表資料

東京工業大学 大学院理工学研究科 機械物理工学専攻 准教授 平田 敦
http://musashi.ctrl.titech.ac.jp/

新技術の概要

フラーレンを炭素源とし、電子ビーム励起プラズマを援用して水素含有量の少ない非晶質炭素膜を高速に成膜する方法である。フラーレンを昇華させてプラズマ中で分解し、その後に基材表面に堆積させて炭素膜を得る。

従来技術・競合技術との比較

約1.0マイクロメートル/hの合成速度が達成される。さらに膜の平均表面粗さは0.2nmであり、スパッタリングや真空アーク蒸着法で成膜される炭素膜表面に観察されるドロップレットは本手法では形成されない。

新技術の特徴

・高速成膜法であること
・平滑な表面を有する炭素膜が作製できること
・水素含有量の少ない炭素膜が得られること

想定される用途

・表面保護膜
・機械部品表面への耐摩耗性付与
・潤滑層形成

関連情報

・サンプルの提供可能

12:00~12:30 アグリ・バイオ
B05)  食料と競合せず遊離糖を安定生産する新規方法
発表資料

広島大学 大学院理学研究科 生物科学専攻細胞生物学研究室 教授 細谷 浩史

新技術の概要

ミドリゾウリムシ体内に共生する多数の共生藻が太陽光を浴び光合成産物として遊離糖を産生し、これらがミドリゾウリムシ体内に高濃度で蓄積されている。本法は、この遊離糖を取り出し食料やバイオエネルギー源として人類が利用できるようにする事を目的としている。

従来技術・競合技術との比較

我が国では、従来よりサトウキビや甜菜、馬鈴薯などから糖類を精製している。しかし、その生産地は限られ、生産量は気象条件に左右され、将来にわたって安定供給が保証されているわけでは無い。また原材料は人類の食料とも競合する。本法はこれらの問題をクリアできる新しい糖生産方法である。

新技術の特徴

・糖類の我が国での安定供給
・人類の食料と競合しない糖類生産

想定される用途

・バイオエネルギー原材料
・人類の食料用糖類

関連情報

・サンプルの提供可能

13:00~13:30 情報
B06)  サイレント音声コミュニケーションのための音声強調技術
発表資料

奈良先端科学技術大学院大学 大学院情報科学研究科 情報科学専攻 メディア情報学領域 准教授 戸田 智基
http://ahclab.naist.jp/

新技術の概要

【周囲に声を漏らさず、話し相手に対してのみ声を伝達するサイレント音声対話の実現】;周囲に聞こえない小さな声を専用マイクロフォンで収録し、聞き取りやすい自然な音声へリアルタイムで変換する音声強調技術。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、従来の信号処理に基づく音声強調法では困難である複雑な変換処理を、統計処理に基づき実現する。そのため、サイレント音声強調や人工音声強調など、これまでに存在しない処理を行うことが可能となる。

新技術の特徴

・発声障害者補助
・セキュリティ・保安・警備のための秘匿通話
・放送設備内通話

想定される用途

・携帯電話等の音声通信分野
・医療現場
・コールセンター、玩具

関連情報

・展示品あり(周囲に聞こえないくらい小さな声を収録するための専用マイクロフォン)
・外国出願特許あり

J-STORE掲載特許情報

13:30~14:00 環境
B07)  微量化学物質を光らせて測る
発表資料

鹿児島大学 理工学研究科 地球環境科学専攻 助教 児玉谷 仁
http://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/personal_dir/tikyuu-kodamatani/tikyuu-kodamatani.html

新技術の概要

ルミノールやルテニウム錯体の化学発光反応を用いこれまで測定が困難であった環境中や食品中の微量物質(ニトロソアミン類、メチル水銀など)の検出法について説明する。

従来技術・競合技術との比較

化学物質を光らせて測定する化学発光検出法は、古くからもちいられている手法である。しかし、非常に単純な装置で高感度な測定が可能であるため、迅速化・小型化が必要とされる環境計測、食品検査、臨床検査などの分野でにおいて再注目されている。これら化学発光検出法について説明する。

新技術の特徴

・ポータブル測定器
・オンサイト測定
・ポイントオブケアテスティング

想定される用途

・環境計測
・食品検査
・臨床検査

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14:00~14:30 製造技術
B08)  効率的な金属ナノドットアレイの製造法
発表資料

東京工業大学 理工学研究科 機械制御システム専攻 教授 吉野 雅彦
http://www.yocky.mes.titech.ac.jp/index.html

新技術の概要

焼鈍法による自己組織化を利用し寸法精度が良く規則配列した金属ナノドットアレイを製造する手法を紹介する。またそれを利用し、ナノドットアレイを有するプラスチックフィルムを製造する方法を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

フォトリゾグラフィ法と比べて本方法は設備コストが安い、プロセスが簡便。また従来の自己組織化法と比べ、規則配列したナノドットアレイを製造することが可能、という点で優れている。

新技術の特徴

・寸法精度が良く規則配列した金属ナノドットアレイを製造することが出来る
・高効率な製造が可能
・粘着フィルムを使うことにより、任意の場所でナノドットアレイを利用することが出来る

想定される用途

・局在表面プラズモン共鳴を利用したセンサーデバイス
・SERS用基板
・LED、ソーラーセルなど光学素子の変換効率増強

14:30~15:00 電子
B09)  VLSIテストにおける回路温度均一化テストパターン生成法
発表資料

奈良先端科学技術大学院大学 大学院情報科学研究科 情報科学専攻 コンピュータ科学領域 教授 井上 美智子
http://isw3.naist.jp/Contents/Research-ja/42_lab-ja.html

新技術の概要

【回路温度を均一化して高精度のLSIタイミング検査をする手法】;回路を等面積のブロックに分割し、空間的に消費電力・温度を均一化する。次に、テストパターンを並び替えて時間的に温度を均一化する。

従来技術・競合技術との比較

テスト時の電力・温度を制御する従来法では、回路全体の平均電力・平均温度の最小化を目的とし、回路内でのばらつきは考慮していない。そのため、本技術では、従来手法より高精度なテストを実現できる。

新技術の特徴

・出荷後のLSIの経年劣化に対するフィールドテストにおいても、電力・温度を制御できるテストパターンとして有用
・LSIの温度分布を制御するための入力パターン生成
・LSIの電力分布を制御するための入力パターン生成

想定される用途

・EDAツールに組込み、より高精度なテストを実現する
・LSI検査
・LSI製造

関連情報

・外国出願特許あり

J-STORE掲載特許情報

15:00~15:30 機械
B10)  群知能システムのための頑健な強化学習法
発表資料

広島大学 大学院工学研究院 機械システム・応用力学部門 助教 保田 俊行
http://www.ohk.hiroshima-u.ac.jp/~yasuda/index.html

新技術の概要

群知能システムにおける入出力調整のための機械学習法について、複数ロボットの協調問題を通して紹介する。試行錯誤により獲得した知識を別形式に置き換える本手法は、システムの頑健性を向上させることができる。また、人間を含む系への応用も期待できる。

従来技術・競合技術との比較

システムを制御する場合、一般にはモデル化に基づくトップダウン的アプローチがとられるが、扱うシステムの複雑・大規模化に伴って設計が困難になる。本技術は、強化学習法に着目しており、システム自身が適応的に入出力関係を更新する。

新技術の特徴

・状態遷移そのものを設計する必要がなく、遷移に関する評価のみを与えることで適切な入出力関係を構築できる
・過学習を軽減するため、知識探索と利用のそれぞれで別形式の状態空間表現を持つ
・連続値の入出力が扱える

想定される用途

・マルチロボットシステム
・人間・機械協調系
・制御パラメータの調整

15:30~16:00 環境
B11)  有機フッ素化合物の分解・資源化を実現するプラズマ液体処理
発表資料

東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻 教授 安岡 康一
http://www.plasma.ee.titech.ac.jp/

新技術の概要

製造・使用規制がある反面、製造業では不可欠の有機フッ素化合物(PFOA/PFOSなど)を、プラズマ液体処理装置はフッ素と二酸化炭素にまで完全分解して無害化し、さらに希少資源であるフッ素を回収することが容易にできる。

従来技術・競合技術との比較

プラズマ液体処理は、処理に薬液が不要で、エネルギー効率は10倍以上高く(PFOS分解比)、処理規模に応じて柔軟に装置を構成できる。各種有機フッ素化合物の分解が可能で、それら以外の廃液処理が行える。

新技術の特徴

・屠畜・魚解体処理時に発生する血液体液処理
・バイオ・医療用薬液などの廃液無害化
・土壌改質・廃棄物処理場からの浸出水処理

想定される用途

・半導体プロセス用途
・撥水・防水処理プロセス
・上下水処理プラント
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