発表内容詳細

13:45~14:15 製造技術
1)  吸引工具による多品種少量生産対応型電解加工法の開発
発表資料

東京農工大学 大学院工学研究院 先端機械システム部門 教授 夏 恒
http://www.tuat.ac.jp/~natsulab/

新技術の概要

本開発課題は、加工速度と加工面品質に優れている電解加工法の応用を拡大するため、加工領域限定機能と極間距離検出機能を備えた新しい吸引工具を提案し、工具の走査により多品種少量生産対応型電解加工法を実現している。

従来技術・競合技術との比較

切削は超硬合金に代表される非常に硬い金属材料の加工が難しく、工具の消耗が激しい。また、放電加工は熱を利用した加工法なので、工作物の表面に熱影響層やマイクロクラックが存在する。なお、金型を利用した部品加工は、多品種少量生産には向いてない。本技術では、これらの問題を解決できる加工法を提案している。

新技術の特徴

・切削しにくい非常に硬い金属材料の加工ができる
・工具消耗がなく、加工速度が速いうえ、熱変質層やマイクロクラックのない加工面が得られる
・加工領域限定により加工精度が向上する

想定される用途

・多品種少量の自動車部品やその他部品の生産
・金型の製作
・試作品の製作

関連情報

・展示品あり(デスクトップ小型加工機、加工サンプル)

14:15~14:45 アグリ・バイオ
2)  ユビキタス・マイクロ化学デバイスとアレルゲンタンパク質検査への応用
発表資料

芝浦工業大学 工学部 電気工学科 准教授 長谷川 忠大
http://www.shibaura-it.ac.jp/

新技術の概要

携帯性に優れ、オンサイトでもリアルタイム分析を実現するためのマイクロ分注システム等の開発と、それらのアレルゲンタンパク質検査への応用。

従来技術・競合技術との比較

手動操作でも数滴のマイクロ流体を定量に切り分け・分配できるデバイスは皆無。また、ELISA法の直接吸着法を適用したマイクロ検査チップもこれまで無く、これにより少量の血液で複数のアレルゲンの検査が短時間で可能になる。

新技術の特徴

・手動操作でもマイクロ流体の定量切り分け・分配できるデバイス
・少量の血液で複数のアレルゲンタンパク質を短時間で検査可能

想定される用途

・アレルギー治療の減感作療法のための検査デバイス
・予防医療のための血液検査デバイス
・水・食品・大気などの簡易検査デバイス

関連情報

・展示品あり(複数のマイクロ化学デバイス)

14:45~15:15 情報
3)  高距離分解能を有する低周波指向性音源の開発
発表資料

電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・通信工学専攻 准教授 野村 英之
http://ew3.ee.uec.ac.jp/

新技術の概要

パラメトリック音源にパルス圧縮技術を適用し、距離分解能が改善された低周波指向性音源を提案する。この音源を利用することで、高散逸媒質中を含め、深達度の深い超音波イメージングが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来の超音波イメージングは、画質を向上させるために比較的高い周波数の超音波を使っていた。そのため、音波吸収が大きくなり、深達度が浅くなるといった問題点があった。

新技術の特徴

・低周波数であるが鋭い指向性
・低周波数であるが距離分解能が高い
・指向性音源なのにサイドローブがない

想定される用途

・超音波診断装置
・高散逸性流体中の超音波計測

15:40~16:10 医療・福祉
4)  移動制約者のためのパーソナルモビリティビークル(PMV)
発表資料

東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 教授 高橋 良至
http://www2.toyo.ac.jp/~y-takahashi/index.html

新技術の概要

高齢者などができるだけ自力で歩行し、その際、必要に応じて電動モータによりアシストする歩行補助車両、パーソナルモビリティビークル。

従来技術・競合技術との比較

歩行困難者にとって電動車両は有効であるが、体を動かす機会が少なくなり、身体機能の低下を招く。開発したPMVは、キックアシスト方式により操作者みずからの身体能力を生かしつつ、必要な場合に電動アシストすることで、身体機能の低下を防ぐことができる。

新技術の特徴

・路面を蹴って進み蹴り出しに応じて走行をアシストする
・3輪車で走行安定性が高い
・折りたたみでき公共交通機関に持ち込みができる

想定される用途

・日常の移動
・リハビリテーション
・遊具

16:10~16:40 材料
5)  放射線を目視で検出するための高感度カラーフォーマー材料
発表資料

埼玉大学 大学院理工学研究科 物質科学専攻 講師 太刀川 達也

新技術の概要

数Gyの低線量放射線の照射で、無色から赤色や青色に発色するカラーフォーマー材料です。少量の試料を水や有機溶媒、ゲルに分散させた状態でお使いできます。

従来技術・競合技術との比較

用途に応じて感度や形状が調整できるカラーフォーマー材料です。フィルムバッジやルクセルバッジなどの代わりに人間の健康管理に利用できるようにするためには、経時安定性などに問題があります。

新技術の特徴

・有機溶媒や水溶液、ゲルやマイクロカプセルなど媒体の種類に応じたカラーフォーマー材料が提供できます
・数百mGyから数百Gyまで、必要とされる線量域に応じたカラーフォーマーが提供できます
・線量域によっては、暗所・室温で数ヶ月間安定なカラーフォーマーが提供できます

想定される用途

・放射線(電子線や粒子線を含む)照射施設で対象物に照射された照射線量を定量するためのラベル材
・医療機関での癌治療のための放射線照射位置にどれだけの線量が当たっているかを検出するための写真材
・放射性物質から放射される放射線の測定

関連情報

・サンプルの提供可能

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