発表内容詳細

13:20~13:50 医療・福祉
1)  オリーブ素材を用いた生活習慣病の予防改善技術
発表資料

筑波大学 生命環境系 准教授 坂本 和一

新技術の概要

オリーブの葉に含まれるヒドロキシチロゾールアセテートが、脂肪細胞の脂質代謝を促進する事実を発見した。また、脂肪細胞や筋芽細胞の糖代謝を促進した。肥満や糖尿病の予防改善効果が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

ヒドロキシチロゾールアセテートは細胞毒性が少なく、脂質代謝や糖代謝の促進効果も大きい。ヒドロキシチロゾールと同様に、オリーブ(葉)の有効利用が可能である。

新技術の特徴

・肥満(中性脂肪過多)の予防改善に効果的
・糖尿病(高血糖値)の予防改善に効果的
・オリーブの葉(産業廃棄物)の有効利用

想定される用途

・特定保健用食品
・医薬品
・サプリメント・健康飲料

13:50~14:20 環境
2)  淡水性有用藻類・微生物の海水利用による生産技術
発表資料

筑波大学 生命環境系 講師 岩本 浩二

新技術の概要

海藻のマンニトール生合成関連遺伝子を淡水性の有用な藻類や微生物に導入することで、耐塩性・耐ストレス性の向上が見込まれ、有用藻類や微生物の海水での栽培など淡水に依存しない物質生産が実現します。今後深刻となる水問題に対処し、淡水が貴重な乾燥地域・国における重要な技術基盤となります。

従来技術・競合技術との比較

適合溶質としてマンニトールを用いることで、耐塩性と耐ストレス性の同時付与が可能。また、その合成経路では代謝系の攪乱が少なく、局在も制御できることから、従来の技術より高いレベルの耐塩性が期待される。

新技術の特徴

・水問題への貢献:砂漠/乾燥地の利用による有用物質生産
・震災復興:津波による塩害耕作地の有効利用
・藻類の産業化:微細藻類バイオマス・エネルギー技術の拡大

想定される用途

・淡水産オイル生産藻の海水での培養によるオイル生産
・発酵微生物の海水での培養による物質生産および発酵効率上昇
・有用微細藻類・微生物の海水利用による食物・有用物質等の生産

14:20~14:50 医療・福祉
3)  源生林あしたばの食品・畜産・養殖業への有効利用
発表資料

筑波大学 生命環境系 教授 宮崎 均

新技術の概要

源生林あしたば含有のカルコンが、ストレスによる卵巣機能低下や血管細胞の障害を改善することを見出した。本結果は、源生林あしたばが家畜や魚介類の機能性飼料や人の機能性食素材として有望であることを示す。

従来技術・競合技術との比較

源生林あしたばは、耐寒性・耐塩性、成長速度、二酸化炭素吸収能が卓越しており、機能性成分カルコンも多く含む。津波による塩害地を含め日本全国での大量栽培が可能であり、他の作物に比べ圧倒的な優位性を持つ。

新技術の特徴

・源生林あしたばの高い二酸化炭素吸収能を利用した地球温暖化対策
・源生林あしたば含有カルコン(キサントアンゲロール、4ヒドロキシデリシン)の医薬品リード化合物
・源生林あしたばの耐塩性を利用した土壌改良

想定される用途

・国産機能性飼料
・機能性食品素材
・遊休農地対策(栽培が非常に容易である)

15:10~15:40 情報
4)  大規模屋外環境の高精細デジタルマップ作成のための超解像技術

筑波大学 システム情報系 准教授 延原 肇
http://nobuharaken.com/

新技術の概要

小型無人航空機等で撮影した低解像屋外映像から、それらに含まれる冗長性・統計的な特性を積極的に利用することで高解像に超解像する技術、それらを自動的に統合することで高精度デジタルマップ生成する技術を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

本技術で得られる高精細デジタルマップは、一般的な衛星画像に比べて数十倍程度の解像度を有しており、また有人セスナや大型無人ヘリ等からの撮影手段に比べて非常に安価でかつ、誰でも取り扱い可能である。

新技術の特徴

・高精細画像
・安価な撮影コスト
・取り扱いが簡便である点

想定される用途

・農業における高頻度の観測
・鉱山等の3Dモデル作成
・災害発生後の状況掌握技術

J-STORE掲載特許情報

15:40~16:10 医療・福祉
5)  スポーツ栄養学の視点・知見を活用した研究開発
発表資料

筑波大学 体育系 准教授 麻見 直美
http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/common-data/prof.php?mc&view=23

新技術の概要

健康の三原則は「栄養」「運動」「休養」であるが、これまでの多くの研究はその1つの領域の1つのテーマについて深く検討を重ねてきている。実際のヒトの営みはこの「栄養・運動・休養」が関連をもって影響し合っていることから、身体活動状況と栄養のあり方の関連から研究を行い、その成果をあげている。

従来技術・競合技術との比較

ヒトの栄養は、例えば健康な場合であっても、身体活動(運動)の量や質の影響を受ける。この点を配慮し、運動負荷条件下での栄養と身体状況等を比較検討し、その成果を商品開発等へ応用している。

新技術の特徴

・身体活動量が多くなるヒトが利用する食事やサプリメントへの応用
・充分な身体活動を行うことが困難な場合の予防的視点への応用

想定される用途

・アスリートの食事やサプリメント
・運動習慣のある健康志向の者を対象とする食事やサプリメント
・発育成長期の栄養にかかわる食事やサプリメント

16:10~16:40 材料
6)  ポリアニリン・繊維複合体の作成
発表資料

筑波大学 数理物質系 准教授 後藤 博正
http://www.ims.tsukuba.ac.jp/~gotoh_lab/

新技術の概要

繊維存在下、ポリアニリンを合成し、繊維とポリアニリンの複合体を作成する。これにより加工性と強靭性を持ち合わせる導電性シートを作成する。

従来技術・競合技術との比較

ポリアニリンは高沸点溶媒にしか溶解しないため、成形加工性が困難であったが、繊維と複合化することにより繊維のもつ加工性と柔軟性、強度を併せもつことが可能となった。

新技術の特徴

・静電防止材
・防錆材料
・分子捕獲シート

想定される用途

・部品梱包材
・電磁波遮断
・導電材

関連情報

・展示品あり(サンプル展示予定)

16:40~17:10 材料
7)  高活性を有するタンパク質医薬品開発のための新しいPEG化技術の開発
発表資料

筑波大学 数理物質系 研究員 池田 豊

新技術の概要

温和な条件でタンパク質と反応し、これまでのPEG化タンパク質の活性を大幅に向上させるPEG化技術を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来のPEG化試薬によるPEG化修飾では酸性の過酷な条件で反応させる必要があり、たんぱく質の活性を維持しながら実行することが困難な場合が多かった。従来のPEG化タンパク質と比較した際に桁違いの活性を示す技術である。

新技術の特徴

・たんぱく質修飾
・PEG化

想定される用途

・たんぱく質医薬品
・バイオ医薬品

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり
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