JSTトップ > 新技術説明会 > 発表技術アーカイブス > 2014 キャンパスイノベーションセンター東京

発表内容詳細

10:40~11:10 デバイス・装置
A1)  マイクロ構造による表面の柔軟性を持つ静電チャック
発表資料

東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 准教授 齊藤 滋規
http://www.mep.titech.ac.jp/~saitos

新技術の概要

マイクロ構造を持った電極配置によって、対象を柔らかくハンドリング可能にする静電吸着機構に関する技術。単極型は金属薄膜、双極型はプラスチックフィルムなどの誘電体膜をハンドリング対象とすることができる。

従来技術・競合技術との比較

従来の静電チャック技術は、半導体ウエハやガラス製のフラットパネルなどの固くて平面状のものを対象としており、箔状のものを把持・離脱することが困難であったが、本技術ではそれを可能にする。

新技術の特徴

・金属製の箔状のものを傷をつけることなく、柔らかく把持・離脱をすることができる。
・プラスチック製の箔状のものを傷をつけることなく、柔らかく把持・離脱をすることができる。
・微小ICチップなどの微小部品をダメージを与えることなく正確に把持・離脱することができる。

想定される用途

・次世代微小電子回路における微小ICチップなどのハンドリング
・フレキシブルエレクトロニクスのためのポリマーフィルムなどのハンドリング
・工芸品などにおける金箔のハンドリング

11:10~11:40 材料
A2)  機械的強度に優れる導電性グラフェン/シリカ複合膜の開発
発表資料

広島大学 大学院工学研究院 物質化学工学部門 准教授 今榮 一郎
http://home.hiroshima-u.ac.jp/imae/

新技術の概要

優れた電気特性を有するグラフェン薄膜の機械的強度を向上させることを目的として、酸化グラフェンを経由したグラフェンとシリカの複合膜を作製した。

従来技術・競合技術との比較

グラフェンは優れた電気特性を有することから色素増感太陽電池やリチウム二次電池のような電極材料など様々な電子材料として応用されてきたが、機械的強度の低さが課題として残っていた。そこでグラフェンにシリカを複合化することで機械的強度を改善することに成功した。

新技術の特徴

・導電性
・機械的強度
・安価

想定される用途

・色素増感太陽電池
・リチウム二次電池
・タッチパネル

関連情報

・サンプルの提供可能

11:40~12:10 エネルギー
A3)  細かな表面粗さの分布から生成した渦による流れ制御技術
発表資料

山口大学 大学院理工学研究科 機械工学 教授 望月 信介
http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~fmech/fmech-hp/

新技術の概要

ダクト内流れ、船舶・航空機および自動車周りの流れを制御する技術です。壁面に細かな表面粗さを付与し(例えば、梨地処理を施すなど)、摩擦力を制御することにより、渦を発生させ、混合促進などを行います。

従来技術・競合技術との比較

流れに渦を発生させる従来の渦発生器と比べると粗さ寸法が小さく(おおよそ1/10以下)、導入によるエネルギー損失が小さい。従来の渦発生器による渦生成は局所位置に限定されるが、本方法は長い区間に渦発生を持続できる。

新技術の特徴

・導入によるエネルギー損失が小さい高効率な渦発生器
・配置と保守が容易である
・長い区間に渦を持続的に生成できる

想定される用途

・船舶、航空機および自動車における抵抗低減
・流れを用いたプロセスにおける混合促進
・燃料電池などの流路内流れの安定な混合

13:10~13:40 医療・福祉
A4)  シクロデキストリングラフト化キトサンの簡易調製
発表資料

鳥取大学 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 助教 井澤 浩則
http://saimotolab.sakura.ne.jp/index.html

新技術の概要

シクロデキストリンにカルボキシメチル化反応にてカルボキシル基を導入し、租精製状態で、キトサンと脱水縮合反応を行うことで、二段階で構造明確なシクロデキストリン複合化キトサンを合成することに成功した。

従来技術・競合技術との比較

従来、構造明確なシクロデキストリングラフト化キトサンの合成には多段階のステップや複雑な単離操作を伴うシクロデキストリンの誘導化が必要であったが、本手法を用いることで、それらを伴わずに構造明確なシクロデキストリングラフトキトサンの合成が可能となった。

新技術の特徴

・シクロデキストリングラフト化キトサンの大量生産が可能
・α-, β-, γ-シクロデキストリンのいずれにも適用可能
・シクロデキストリンの導入率制御も容易

想定される用途

・ドラッグデリバリーシステム
・有害物質の除去
・カラムの充填剤

関連情報

・サンプルの提供可能

13:40~14:10 製造技術
A5)  ナノ粒子の簡易配列技術 ~たんぱくが作るナノ構造~
発表資料

奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 情報機能素子科学研究室 助教 上沼 睦典
http://mswebs.naist.jp/LABs/uraoka/index.html

新技術の概要

フェリチンなどの生体超分子の周囲にポリマー鎖(PEGなど)を結合させたナノ粒子を含むナノ粒子溶液を、種々基板上に塗布することにより、ナノ粒子を所望の間隔、かつ、略等間隔に配列させ得ることを可能とした。

従来技術・競合技術との比較

本技術で作製された金属などを含むナノ粒子を表面上に高い精度で配列した基板をナノデバイスに用いることで、従来の3次元的なバルク状半導体とは異なる物性や機能が発揮されると考えられており、熱電変換素子、太陽電池、ディスプレイ、メモリ、薄膜トランジスタ、LSIなどの半導体分野のナノデバイスへの応用が大いに期待される。

新技術の特徴

・SiO2基板に制限されず、種々の基板上において、ナノ粒子を所望の間隔、かつ、略等間隔に基板上に配列させる。
・隣接するナノ粒子の中心間距離が12~100nmの範囲において、基板上に自在に配列させる。
・基板上の特定の位置を帯電させることを必要としない。

想定される用途

・半導体ナノデバイス
・センサーデバイス
・エネルギーデバイス

関連情報

・展示品あり(ナノ粒子溶液サンプル)

14:10~14:40 製造技術
A6)  鏡面反射の有る球面上の刻印及び傷・欠損の知的認識技術
発表資料

高知工科大学 システム工学群 教授 竹田 史章
http://www.lab.kochi-tech.ac.jp/maitake/index2.html

新技術の概要

本件は球面上の傷、欠損を含む模様の認識技術であり、鋼球の刻印という鏡面反射に対処し、さらに、刻印という強制的に陰を作ることで得られる模様の認識である。単なる球面上の塗布模様に比較して撮像及び認識において高度技術を要する内容である。

従来技術・競合技術との比較

本件は画像の始点、終点が限定できない球面上の画像の認識であり、かつ、鏡面反射のある鋼球上の刻印・傷の認識である。また、刻印は陰により初めて画像として認識できるのであり、現状は60%程度であるのに対し、90%以上を達成した世の中にない高度な認識技術である。

新技術の特徴

・鏡面反射のある傷検査
・ガラス玉などの気泡混入、欠けの認識
・卵類の割れ、汚れ検査

想定される用途

・ボールベアリングなどの傷検査
・球面模様・印刷などの良否検査
・工業製品或いは青果物(球形、楕円形)の表面状態の良否状態検査

関連情報

・サンプルの提供可能(シミュレーション動画による認識状況の提示。)
・展示品あり(認識シミュレーションによるデモンストレーション。)

14:40~15:10 材料
A7)  導電性高分子ファイバー成長と導電体ネットワーク形成
発表資料

東京工業大学 大学院総合理工学研究科 物質電子化学専攻 講師 稲木 信介
http://www.echem.titech.ac.jp/~inagi/index.html

新技術の概要

本技術は、ワイヤレスな導電体端点における電解重合法により導電性高分子ファイバーの自発的成長を可能とする技術であり、これにより導電体および導電性高分子ファイバーのネットワークの構築が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来の電解重合技術は導電性高分子膜を与えるのに対し、本技術ではファイバー状に成長するという特徴を有する。導電性高分子ファイバーの新しい合成法であるのに加え、導電体のネットワーク構築を簡便に行うことができる。

新技術の特徴

・センサ・アクチュエータの電極機能の大面積化
・ナノカーボンとの複合体
・強化材料用素材などハイブリッド材料

想定される用途

・有機エレクトロニクス用電極材料
・導電性塗料や接着性被覆素材
・導電性高分子コンデンサ等デバイス用途

15:10~15:40 医療・福祉
A8)  脳の光イメージングデバイス~頭蓋骨で光を照らす~
発表資料

奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 光機能素子科学研究室 特任助教 竹原 宏明
http://mswebs.naist.jp/LABs/pdslab/index-j.html

新技術の概要

生体に埋め込み可能な超小型CMOSイメージセンサを用い、生体内部の光イメージング技術を開発しました。頭蓋骨を透して脳組織に光を照らすことで、生体への侵襲性が小さくかつ良好なイメージの取得が可能となりました。

従来技術・競合技術との比較

研究用途に用いられる既存のイメージングデバイスと比較して本技術は、撮像デバイスシステムが光学レンズを用いないシンプルな構成のため、センサ部の使い捨てを含む低コスト化に対応した技術となっています。

新技術の特徴

・【低侵襲性】光源を生体組織外部に設置することにより、生体への侵襲を抑える。
・【均一性】頭頂骨を光導波路として利用し、脳全体を均一に照明するため、イメージング時の照明ムラを解消する。
・【波長選択性】光源波長の選択により、多色イメージング(吸収波長や蛍光波長による塗り分け)が可能となる。

想定される用途

・生体イメージング技術分野
・医療機器分野(光刺激用・光治療用の光源)

関連情報

・展示品あり(デバイスサンプル(10cm以下の小さいもの)、ノートPC)

15:40~16:10 製造技術
A9)  ガラス中への金属粒子導入法の開発
発表資料

千葉大学 大学院工学研究科 機械系コース 准教授 比田井 洋史
http://www.cats-lab.com/

新技術の概要

レーザ照射によりガラス中の直径数10μmの金属球を加熱することで、金属球を加熱し、周囲のガラスを局所的に軟化させ、移動させることができる。この移動現象と、移動軌跡への直径数100nmの金属微粒子がドープを行う技術を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

レーザ照射方法、金属の種類を変えることで、ガラス中の任意の位置に所望の金属の導入が期待できる。ガラス中の任意の位置に任意の金属微粒子を導入できる方法は従来になく、広範な応用が期待できる。

新技術の特徴

・ガラス加工への応用
・光計測デバイスへの利用

想定される用途

・光デバイス
・ガラス装飾品

10:40~11:10 製造技術
B1)  木本材料の任意部位の光透過性を向上させ高意匠性を付与する加工技術
発表資料

愛媛大学 農学部 生物資源学科 森林資源学専門教育コース 森林資源利用システム学 准教授 杉元 宏行
http://web.agr.ehime-u.ac.jp/~wood/

新技術の概要

任意の部位の光透過性を向上させることにより、意匠性のある木本材料加工技術を提供する。高い意匠性が求められる家電外装や車両内装、高級建材など、従来木本材料が使用されていないか使用されにくかった付加価値の高い用途が考えられる。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では任意の部分の光透過性を向上させ木本材料に高意匠を持たせることが出来なかった。軟化温度や充填する樹脂濃度、圧縮加工条件を管理することで、従来では不可能であった光透過性による高意匠の付与を可能にした。

新技術の特徴

・処理樹脂量は少なく、任意の部分に透明性を付与
・家電などのハウジングなど外装
・プラスティック製品の木製代替品

想定される用途

・LED照明と組み合わせた家具
・LED照明意匠を有する木製手すり
・LED照明と組み合わせた壁材(パーティション)

関連情報

・展示品あり(加飾した木片(5×5cm程度)サンプル)

11:10~11:40 アグリ・バイオ
B2)  新規な医療用中間水含有ポリマーの精密合成技術
発表資料

山形大学 大学院理工学研究科 フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院 講師 小林 慎吾
http://www.bio-material.jp/

新技術の概要

ビニルポリマーの発現する物性を決定づける構造因子である、側鎖官能基の①構造、②間隔、③配列、を精密に制御しうる新規ポリマー合成技術を開発した。当該技術により、ポリマーの一次構造制御を通じてその水和構造(中間水量)を制御し、発現する生体適合性の制御が達成可能である。

従来技術・競合技術との比較

ポリマー合成技術の開発において、導入する側鎖の配列制御、すなわちモノマーの配列制御を達成する合成技術の開発は、最も困難な課題の一つである。一般的なビニル重合法では達成不可能とされる側鎖配列の制御を達成しうる点で、本技術の応用範囲は幅広い。

新技術の特徴

・ポリマーに導入する側鎖官能基を等間隔に並べることができる。
・ポリマーに導入する側鎖官能基の配列を制御することが可能である。
・ポリマーに導入する官能基の化学構造に、事実上制限がない。

想定される用途

・医療用材料(血液適合性材料、癌細胞回収用材料、など)
・高分子電解質
・光学材料

11:40~12:10 アグリ・バイオ
B3)  微生物のDNA情報に基づいたメタン発酵の制御
発表資料

東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学 教授 中崎 清彦
http://www-old.ide.titech.ac.jp/~nakasaki/index.html

新技術の概要

メタン発酵は古くから用いられてきた技術であるが、複数の微生物が共存する複合微生物の系であるため、最適操作がいまだ十分に明らかになっていない。本技術は、微生物のDNA情報に基づいてメタン発酵を制御する新しい方法を提供する。

従来技術・競合技術との比較

メタン発酵は、従来、エキスパートの勘と経験による運転がおこなわれてきたが、本技術では分子生物学的手法を適用することでエキスパートの持つ貴重な暗黙知を形式知に変換するばかりでなく、エキスパートを超えた最適化を可能にする。

新技術の特徴

・複合微生物系(水素発酵・コンポスト・バイオレメディエーション他)の解析と制御
・複合微生物系の最適化
・微生物製剤の利用

想定される用途

・メタン発酵における破綻の予測と安定的ガス生成のための制御
・メタン発酵の高速立ち上げのための制御
・メタン発酵の最適化

13:10~13:40 アグリ・バイオ
B4)  イネの耐病性、耐乾性、耐塩性、光合成増をもたらすスーパー遺伝子
発表資料

愛媛大学 農学部 生物資源学科 生物生産システム学専門教育コース 分子生物資源学 教授 西口 正通
http://web.agr.ehime-u.ac.jp/~bunshishigen/index.html

新技術の概要

イネのヘムアクチベータータンパク質遺伝子HAP2Eを過剰発現させると、病原細菌やカビ、塩害、乾燥への抵抗性が高まり、さらに光合成能力や分げつ数が増大する。 一つの遺伝子が多様な有用機能を持つことを世界で初めて明らかにした。本遺伝子の利用により、植物病害に強く、塩害や乾燥地での栽培が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

病害耐性遺伝子組換え作物など、従来は一つの病原体に抵抗性を持つ一遺伝子の導入が行われてきた。塩害耐性や耐乾燥性についても、それぞれの遺伝子の導入により達成されてきた。このような多くの有用機能を示す単一の遺伝子はこれまで知られていない。本遺伝子の導入により作物栽培に不適であった土地での栽培も可能になる。

新技術の特徴

・単一遺伝子の導入による多機能付与
・イネいもち病、イネ白葉枯れ病への耐性
・干ばつ、塩害地域での農作物栽培

想定される用途

・イネいもち病、イネ白葉枯れ病への耐性付与
・高耐塩性、高耐乾燥性の付与
・高生産性の付与

13:40~14:10 アグリ・バイオ
B5)  抗菌性、生分解性を付与した医療用生体適合性ポリマー
発表資料

山形大学 大学院理工学研究科 機能高分子工学専攻 助教 福島 和樹
http://polyweb.yz.yamagata-u.ac.jp/~fukushimagroup/

新技術の概要

本技術では、生分解性を示す脂肪族ポリエステル系の主鎖骨格にカチオン性の機能団と血液適合性を示すエーテル基を含む機能団を導入し、抗菌性と生体適合性を両立させることに成功した。

従来技術・競合技術との比較

従来の生分解性抗菌ポリマーでは、大腸菌などのグラム陰性菌に対する抗菌活性を向上させるため、疎水性構造を増加させると赤血球の破壊(溶血)も増加していたが、本技術では高い抗菌活性を維持しつつ、溶血性の軽減に成功している。

新技術の特徴

・静電相互作用によって細菌細胞膜を破壊するため、薬剤耐性菌に有効
・非水溶型とすれば、抗菌性表面の構築が可能
・更なる機能付加も可能

想定される用途

・抗生物質を補完または代替する抗菌薬
・生体吸収性材料・組織工学材料の抗感染症対策表面処理
・PEIに代わる遺伝子デリバリー用担体

14:10~14:40 アグリ・バイオ
B6)  美味しくて健康によいペットフード製造装置
発表資料

鳥取大学 農学部 共同獣医学科 教授 岡本 芳晴

新技術の概要

ペットフードはこれまで工場で大量製造されてきた。そのため、様々な防腐剤等が使用されている。今回、動物の体に優しい防腐剤を使用しないペットフードを家庭で製造可能なペットフード製造装置を開発した。

従来技術・競合技術との比較

これまで、家庭用ペットフード製造器は開発されていない。家庭で体に優しいペットフードを製造することが可能となり、これまでの市販ペットフードを購入していた飼い主の興味を引きつけるものと考える。

新技術の特徴

・家庭でペットフードが製造可能
・防腐剤を含有しないペットフードが製造可能
・腎臓病等の病気を持った動物に対する療法食を自宅で製造可能

想定される用途

・家庭でのペットフード製造
・実験用ペットフードの製造
・展示動物(動物園など)での特殊フードの製造

J-STORE掲載特許情報

14:40~15:10 アグリ・バイオ
B7)  ヨード比色分光測定による米澱粉特性の評価方法
発表資料

新潟大学 農学部 応用生物化学科 教授 大坪 研一

新技術の概要

本発明は、米澱粉の分光特性に基づいて、アミロース含量や糖鎖画分などの澱粉特性を簡易迅速かつ高精度で評価できるという点にある。本発明者らの開発した重回帰式に当てはめることで、米澱粉100mgの紫外可視分光測定によって、難消化性澱粉および難消化性澱粉と関係の深いアミロペクチン糖鎖画分含量やアミロース含量などの評価を簡易迅速、低コスト、かつ高精度で行うことが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来の測定方法は、アミロペクチン鎖長分布などの正確な測定値が得られるものの、米澱粉における疾病予防機能の期待される難消化性澱粉含量を測定するものではない上に、時間と労力を要し、高速液体クロマトグラフなどの高価な装置を必要とするためにコストのかかる方法であり、育種選抜や食品加工の分野で簡易迅速かつ低コストで高精度に米澱粉の難消化性澱粉含量あるいは難消化性澱粉含量と関係の深い糖鎖画分含量を評価するためには、新たな測定方法が必要とされていた。

新技術の特徴

・米などの食用澱粉に限らず、ハイアミロースコーン等の産業用澱粉の特性評価にも適用が可能

想定される用途

・高品質米の育種選抜
・市場における米の品質評価
・澱粉特性を自動的に評価する分光分析装置の開発

関連情報

・展示品あり(論文の別刷り)

J-STORE掲載特許情報

15:10~15:40 アグリ・バイオ
B8)  中間水含有ポリマーを用いた細胞機能操作技術
発表資料

山形大学 大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻 准教授 干場 隆志
http://www.bio-material.jp/

新技術の概要

簡便にかつ精密に細胞機能を操作する技術はバイオ産業においては必須である。高分子培養基板に水和した水(中間水)による培養基板へのタンパク質吸着現象の制御を通じて、肝細胞や幹細胞の機能を操作できた。

従来技術・競合技術との比較

培養基板による細胞機能の制御は、生理活性物質を培養基板表面に固定して行われることが多いが、本技術では生理活性物質の固定をせずに細胞機能を操作できるため、より簡便かつ廉価に培養基板を作製できる。

新技術の特徴

・タンパク質吸着現象の制御
・バイオ界面の制御
・細胞接着・機能の

想定される用途

・再生医療・組織工学
・細胞培養基板

関連情報

・サンプルの提供可能

15:40~16:10 アグリ・バイオ
B9)  きのこ由来揮発性抗菌物質の探索とその利活用
発表資料

鳥取大学 農学部 附属菌類きのこ遺伝資源研究センター 助教 岡 久美子
http://muses.muses.tottori-u.ac.jp/facilities/FMRC/index.htm

新技術の概要

各種きのこが生産する揮発性物質の中から抗菌性を有する新規な物質を同定し、安全性および収益性の高い農作物の生産を目的とした農業用資材としての抗菌剤の開発を行う。

従来技術・競合技術との比較

従来の殺菌剤の多くは微生物に対して殺菌様抗菌作用を示すため、しばしば耐性菌の出現という問題に悩まされる。一方、本剤はこれまでの研究成果より静菌様抗菌作用を示すことから、耐性菌の出現する可能性は低い。

新技術の特徴

・家庭用の抗菌様商品
・建材等との複合
・種子消毒

想定される用途

・輸送時の収穫農産物の保護
・施設栽培(植物工場)での病害防除資材

関連情報

・サンプルの提供可能
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>