発表内容詳細

13:10~13:40 医療・福祉
1)  視覚刺激による脳波意思伝達会話システムの開発
発表資料

国立大学法人熊本大学 大学院自然科学研究科 情報電気電子工学専攻 教授 村山 伸樹

新技術の概要

点滅刺激を注視した際の脳波からパワースペクトル密度を求め、前後の周波数とのパワー比による検出法を用いることで、今まで自動検出困難であった高頻度刺激に対する定常状態視覚誘発電位(SSVEP)検出が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来のSSVEPを用いたBCIでは13Hz以上の刺激周波数を用いた場合、そのtarget刺激を自動的に検知することができなかったが、今回の技術はそれを可能とするものである。

新技術の特徴

・検出時間が短い(40秒程度の脳波記録)
・周波数分解能が高い
・多数の刺激を用いることが可能

想定される用途

・運動失調症患者の会話
・コンピュータゲーム

13:40~14:10 材料
2)  弾性エラストマーからのコアシェル粒子の簡易的調製方法
発表資料

熊本県産業技術センター 材料・地域資源室 研究主幹 永岡 昭二

新技術の概要

ポリブタジエンに着目し、One-Stepのプロセスにより、有機/有機コアシェル粒子を調製する技術を確立した。その表面の二重結合を利用して、無機ナノ微粒子を固定化し、界面制御も行いながら、その応用展開を探る。

従来技術・競合技術との比較

コアシェル微粒子は、粒子表面の反応点を利用した、化学修飾により、得られるが、いずれも複数のプロセスが必要となる。溶解パラメータと二重結合の反応性を検討し、コアシェル粒子の簡易的調製技術を確立した。

新技術の特徴

・ブラスト材
・研磨材
・化粧品単体

想定される用途

・精密部品の洗浄材
・サイズ排除クロマト用樹脂
・化粧品

関連情報

・サンプルの提供可能

14:10~14:40 計測
3)  無人航空機を利用した熱赤外画像による水流観測方法
発表資料

熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科 教授 入江 博樹
http://y-page.kumamoto-nct.ac.jp/u/irie/

新技術の概要

自律制御された無人飛行体を用いて、搭載したサーモカメラをつかって、対象となる水域を上空3mから150m未満の高度から撮影し、得られた水面温度分布画像から所定水域における水流の変化を検出する。

従来技術・競合技術との比較

用途に合わせて頻度を増やすことが容易である。 航空機での撮影や衛星リモートセンシングでは、コスト高で撮影頻度が少ない。 無人機を利用することで、低空から高精度の映像を撮影が可能。 熱赤外画像を利用しているので昼夜を問わず撮影が可能。

新技術の特徴

・航空機測量や衛星リモートセンシングと比較して、低空から高精細な熱赤外画像から流れの推定が可能
・夜間や昼間を問わずに利用が可能
・自律制御された無人飛行機を利用することで、用途に合わせた範囲での観測が可能

想定される用途

・離岸流の計測
・水域と陸域の画像から干潟の地形計測
・河口や河川合流部での流れの計測

関連情報

・ポスターによる研究成果の展示

15:00~15:30 材料
4)  パルスプラズマ法を利用する簡単、高効率なグラフェンの作製
発表資料

国立大学法人熊本大学 大学院自然科学研究科 物質生命化学専攻 准教授 高藤 誠
http://www.chem.kumamoto-u.ac.jp/~wildcats/takafuji/index-j.html

新技術の概要

本発明は、簡単かつ大量にグラフェンを作製する方法に関するものである。具体的には、グラファイトロッドをトリアジン誘導体水溶液に浸漬させ、パルスプラズマを印加し、グラフェン分散液を調製した後、洗浄、濾過によりグラフェンを作製する方法を提供する。

従来技術・競合技術との比較

酸化グラフェンを還元する従来法やボールミルなどの機械的力で剥離させる従来法と比較して、容易かつ安価な方法であり、グラムスケールで純度の高いグラフェンを作製することができる。

新技術の特徴

・簡単、低価格、大量合成、環境低負荷なグラフェン作製法
・大面積、低欠損、単層から数層のグラフェンの提供

想定される用途

・透明導電膜(太陽電池、タッチパネル、センサーなど)
・電極材料(キャパシタ、バッテリー)
・フィラー(熱伝導材料、電気伝導材料)

関連情報

・サンプルの提供可能
・本方法で得られたグラフェンの粉体

15:30~16:00 環境
5)  水および大気環境浄化機能を有する新規触媒材料の開発
発表資料

熊本高等専門学校 生物化学システム工学科 講師 若杉 玲子

新技術の概要

活性炭、ゼオライト、発泡ガラスなどの多孔質担体の表面に、脱臭剤、吸着剤として効果の高いリモナイトを分散担持させた新規触媒材料の開発を行っている。多孔質担体の全表面にリモナイトを効率よく担持することで、紛体や塊状よりも触媒効果が高く、利用しやすい製品となる。

従来技術・競合技術との比較

リモナイトは、粒子が非常に小さく取り扱いが難しい。水質浄化剤や脱硫剤のリモナイト製品は、焼成加工によりペレット状に成形されているため、表面以外の成分が有効に作用できていない。多孔質担体に分散担持させることで、リモナイト粒子の利用効率を高めることができ、省資源化が可能となる。

新技術の特徴

・多孔質素材として浮遊体や沈降体などを選定することで、利用環境に即した形状にできる。
・多孔質素材を用いることで、流体の圧力損失を少なくできるため、大きな処理量に対応できる。
・リモナイトの担持量を調整することで、処理濃度に応じた製品にできる。

想定される用途

・水質浄化剤
・大気汚染物質分解除去剤

関連情報

・講演中に紹介

16:00~16:30 製造技術
6)  湿式環境下での加工プロセスによるナノ精度表面の創成
発表資料

国立大学法人熊本大学 大学院自然科学研究科 産業創造工学専攻 准教授 久保田 章亀

新技術の概要

常温・常圧の溶液環境下における化学反応を効果的に利用した,安全かつ低コストでナノ精度表面を創成できる加工方法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来の機械的加工法では、脆性破壊などによる表面へのダメージが避けられないが、開発した加工法では、常温・常圧の溶液環境下における化学反応を効果的に利用するため、被加工物表面上にダメージを残すことなくナノ精度の高品位面を得ることができる。

新技術の特徴

・ダメージを一切導入することなくナノレベルの高精度表面を作製.
・研磨粒子を一切使用しない砥粒フリー加工を実現.
・有機汚染のないクリーンな表面を作製.

想定される用途

・SiC,GaN,ダイヤモンドなどのワイドバンドギャップ半導体基板のダメージフリー平坦化加工
・超精密切削用ダイヤモンド工具の研磨加工
・セラミックス,多結晶ダイヤモンド,DLC被膜付金型表面の平滑化加工

関連情報

・サンプルの提供 要相談
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