JSTトップ > 新技術説明会 > 発表技術アーカイブス > 2014 みえリーディング産業展

発表内容詳細

10:40~11:10 アグリ・バイオ
1)  マイクロ波処理および熱風乾燥による新規ドライフルーツ
発表資料

三重県工業研究所 食と医薬品研究課 主幹研究員 藤原 孝之
http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/kou/

新技術の概要

果実片に電子レンジ等でマイクロ波を一定時間照射した後、熱風乾燥を行うことにより、色彩や食感の優れるドライフルーツを簡便に製造できる。本法は、梨、リンゴ、ブドウ、柿などに利用できる。

従来技術・競合技術との比較

特許製法によれば、マイクロ波による前処理を行わない従来の熱風乾燥法に比べ、乾燥時間が約1/3短縮され、ポリフェノールの酸化による変色がおこらず、食感が均一で柔らかいドライフルーツが得られる。

新技術の特徴

・乾燥時間の短縮
・食感の改善
・変色防止

想定される用途

・ドライフルーツ商品の製造
・菓子原料としてのドライフルーツの製造

関連情報

・「みえ産学官研究交流フォーラム」内ブースにて試作品や資料を展示

11:10~11:40 医療・福祉
2)  鈴鹿医療科学大学薬学部教員の持つ特色ある測定技術
発表資料

鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科 教授 鈴木 宏治

新技術の概要

1)運動疲労度測定技術および抗疲労物質の探索技術、2)食品等に含まれる血栓症予防物質および抗腫瘍物質の探索技術、3)抗菌・抗カビ活性の測定および抗菌・抗カビ物質の探索技術、4)アレルギーの重症度測定技術および抗アレルギー物質の探索技術、5)食品等の肥満、摂食、睡眠、自律神経に及ぼす作用の測定・探索技術

従来技術・競合技術との比較

本学の、佐藤英介(医化学講座)、鈴木宏治(分子病態学講座)、中山浩伸・平井一行(医薬品開発学講座)、西田圭吾(免疫制御学講座)、藤川隆彦(分子予防薬理学講座)の研究過程で工夫・構築された特色ある技術であり、これら技術を用いることにより新製品の開発が可能になると期待される。

想定される用途

・医薬品・機能性食品などの開発
・食品・機器・空間などの関連製品の開発

11:40~12:10 環境
3)  汚泥を有効活用!! 6価クロム除去および室内ダニアレルゲンの低減化
発表資料

三重大学 大学院工学研究科 分子素材工学専攻 教授 金子 聡
http://www.analy.chem.mie-u.ac.jp/

新技術の概要

本技術は、未利用資源である海底泥を有効利用し、水溶液中6価クロムの除去や、室内アレルゲンを除去する方法を提供する。

従来技術・競合技術との比較

本発明は、廃棄物であるが、未利用資源である海底泥を利用することに大きな特徴がある。海底泥は、土地整備等に使用しているが、一部は未利用資源として利用できるため、ビジネス展開できる可能性がある。

新技術の特徴

・室内ダニアレルゲンの低減化
・廃棄物による6価クロム除去
・天然化学物質

想定される用途

・除菌・抗菌用品メーカー
・アレルゲン対策用品メーカー
・排水処理メーカー

関連情報

・サンプルの提供可能

J-STORE掲載特許情報

13:00~13:30 材料
4)  EU規制対応!! 室温硬化樹脂用スズフリー硬化剤の開発
発表資料

三重大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 准教授 青木 裕介

新技術の概要

本技術では、チタンアルコキシドと、チタンアルコキシドに対して配位子となる各種材料からなる、室温硬化樹脂用の新しい硬化剤を開発した。この硬化剤は、従来用いられている有機スズ化合物と同等以上の触媒性能と貯蔵安定性を有し、かつ環境負荷が小さいという特徴を持つ。

従来技術・競合技術との比較

現在用いられている有機スズ化合物はEU指令により使用量の規制を受けるが、現状では実用可能な代替品がない。この直近の社会的ニーズを解決するための技術が本技術である。本硬化剤は、硬化樹脂の用途別、川上・川中企業別に幅広いカスタマイズが可能である。また、市販の化合物の配合物であり、技術移転が容易である。

新技術の特徴

・低環境負荷型のスズフリー硬化剤

想定される用途

・接着剤・シーリング材・塗料向けの硬化剤
・衛生用途・インク用途の製粉向けの硬化剤

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

J-STORE掲載特許情報

13:30~14:00 材料
5)  金属膜による混合ガスからの水素分離・精製
発表資料

鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 准教授 南部 智憲

新技術の概要

水素を含む混合ガスから水素ガスのみを分離・精製する金属膜の新技術を提供する。この新技術では、反応温度、水素分圧、水素製造量に応じて最適な合金組成を提案する。

従来技術・競合技術との比較

競合技術である細孔を利用した分離膜では、分離係数と精製速度とを両立することができない。新技術で提供する金属膜では水素の絶対分離が可能であり、高い分離係数と高速な水素精製速度とを両立することができる。

新技術の特徴

・水素脆性の定量評価
・不要水素の排出用途
・活性水素を利用した化学物質の高効率合成

想定される用途

・高純度水素燃料の製造
・希薄水素の濃縮
・副生水素の利用

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

14:00~14:30 材料
6)  チタン合金の組織制御による振動や騒音の低減化技術
発表資料

鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 准教授 万谷 義和
http://www.suzuka-ct.ac.jp/sangaku/DB/node/134

新技術の概要

本技術は、チタン合金に対する組成・熱処理・塑性加工の適切な組み合わせにより、既存制振合金に匹敵する高い制振性を与え、「振動や騒音」の低減を可能にするものである。本来持つ軽量・高強度・高耐食性などの特徴も維持しつつ、優れた制振合金として応用展開が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

チタン合金の従来技術では、制振性は金属材料の中でも特に低いと位置づけられていた。本技術を用いることにより、汎用制振合金と同等以上の制振性がチタン合金で得られ、軽量高強度化が図れる点が最大の特徴である。

新技術の特徴

・軽量・高強度などのチタン合金の優れた特徴を維持しつつ、飛躍的に制振性が向上
・チタン合金の組成・熱処理・塑性加工の組み合わせ組織設計制御法により達成
・他の高強度制振合金よりも2/3程度の軽量化が可能

想定される用途

・高性能化が必要な精密機器
・自動車、船舶、鉄道車両、飛行機などの輸送機器
・生体材料や福祉材料

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(チタン制振合金と他合金の比較サンプル)

J-STORE掲載特許情報

14:30~15:00 材料
7)  抗菌性薄膜とその製造方法
発表資料

鈴鹿工業高等専門学校 材料工学科 教授 兼松 秀行
http://www1.mint.or.jp/~reihidek/

新技術の概要

主として銀に代表される抗菌金属を材料表面に層状に形成させ、これとすずのような低融点金属をその上下に膜状に形成させ、低融点金属の融点付近に加熱することによって合金化をはかり、金属間化合物層を形成させて抗菌性を発現させる。

従来技術・競合技術との比較

従来はバルク製品そのものに抗菌性金属を用いていたが、用途が限定される。またスプレーなどでは基板との密着性が悪く寿命が短い。抗菌金属そのものを使っては、消耗が激しいが、本技術では金属間化合物が適度に抗菌金属をわずかずつ溶解させるために寿命が長い。

想定される用途

・食品加工分野-抗菌の食器、スプーン、箸、壁、天井、床その他
・医療材料、医療器具、病院の食堂の配膳台、食器など
・水回りや衛生品の表面被覆

J-STORE掲載特許情報

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