発表内容詳細

13:20~13:50 アグリ・バイオ
1)  イネの品質を評価するための新手法
発表資料

東洋大学 食環境科学部 食環境科学科 准教授 宮西 伸光
http://www.toyo.ac.jp/site/dfls/miyanishi.html

新技術の概要

本技術は、米の糖鎖構造を解析することによって、遺伝情報に置き換わる、または遺伝情報を補足する、イネの品質についての新たな識別・評価手段を提供する。

従来技術・競合技術との比較

米の従来評価法では、品種系統や表現型(見た目)などで評価していたが、本技術を用いる事によって、現時点における米の健康状態や成長状態を評価する事ができる。

新技術の特徴

・生長評価
・ライブラリー化
・蛍光標識

想定される用途

・状態評価
・生長評価
・品質評価

関連情報

・共同研究(評価)可能

13:50~14:20 アグリ・バイオ
2)  魚の目の濁り具合を計測することにより、その鮮度を推定する装置の開発
発表資料

東洋大学 理工学部 生体医工学科 教授 望月 修
http://bel.bio-mimicry.net/

新技術の概要

魚が死んでから時間がたつと目の水晶体が白く濁る現象に目を付けた。魚の目に向かってレーザー光を当てると、目の奥で反射してふたたび光が出てくる。水晶体が濁ると光の量も減る。光の変化は専用のセンサーで測ればわかる。

従来技術・競合技術との比較

これまで、魚の鮮度を知るには、身のたんぱく質の変化を調べる方法があった。細胞を取り出すのに手間がかかった。本方法は魚の体を傷つけることなく個々の個体の鮮度を測れる点で便利である。

新技術の特徴

・非侵襲計測なので、魚の体を傷つけない
・持ち運びできる軽さと大きさにできるので、現場で簡単に鮮度計測ができる
・従来言われていた「目の濁り」を鮮度に関連づけた

想定される用途

・鮮魚店における魚の品質管理
・魚輸送における鮮度モニター
・主婦が魚選定に使用できる

14:20~14:50 製造技術
3)  放電電極を使用するジュール加熱緩徐解凍法
発表資料

東洋大学 理工学部 電気電子情報工学科 教授 加藤 正平
http://ris.toyo.ac.jp/profile/ja.Yzq3vl9MKVvZ7HhrKmo-HA==.html

新技術の概要

解凍時に肉汁の滲出や鮮度の低下の問題が少ない自然解凍と同程度の品質を保ち、解凍時間を数分の一に短縮でき、任意の形状の解凍品でもジュール加熱を均一化する放電電極を使用した解凍法。

従来技術・競合技術との比較

ジュール加熱法では、電極からの電流を均一化するために被解凍対象物を電極に密着させる必要があり、電極の分割や電圧制御が必要とされている。しかし、放電電極方式によって、任意の形状の解凍対象物を、離隔空間があってもジュール加熱可能とする。

新技術の特徴

・食品加工
・食品貯蔵
・医薬品保存

想定される用途

・冷凍食材の解凍
・冷凍加工食品の解凍
・冷蔵食品の保存期間の延長

15:10~15:40 医療・福祉
4)  高齢者の運動機能に関する筆跡を用いた定量化方法の開発
発表資料

東洋大学 生命科学部 生命科学科 教授 川口 英夫
http://www.toyo.ac.jp/site/dlsc/kawaguchi.html

新技術の概要

寝たきりリスクの予防のため、高齢者の運動機能を簡便に定量化する方法を開発した。『ひと筆書き図形模写』中の筆跡を『デジタルペン』を用いて記録しパラメータ化したところ、高齢者の筋力や運動調節機能と良く相関する指標を見出した。

従来技術・競合技術との比較

①1~2時間かかる従来の運動能力検査に比べ、『ひと筆書き図形模写』は1分間もかからず高齢者への負担も殆どない。 ②多人数を対象に一斉に実施することが可能なため、スクリーニングに適する。 ③デジタルペンは無線通信機能を有するため、在宅でもインターネット経由の見守り等に適用できる。

新技術の特徴

・運動機能の定量化に適する課題、および指標になる筆跡パラメータを見出した。
・取り扱いが簡便で負担が少ないため、スクリーニング検査に適する。
・無線通信機能があるため、インターネットの活用に適合性が高い。

想定される用途

・高齢者の健康寿命の延伸
・保健行政の低コスト化
・健康のセルフチェック

関連情報

・展示品あり(デジタルペン、検査用紙(ひと筆書き図形模写課題))

15:40~16:10 医療・福祉
5)  製薬評価用かん流式マイクロチップ培養デバイスの開発
発表資料

東洋大学 生命科学部 生命科学科 教授 金子(大谷) 律子
http://www.toyo.ac.jp/site/dlsc/kaneko.html

新技術の概要

本技術は、マイクロチップの利点を活かし、製薬評価用や、テーラーメイド医療における基礎研究のスループットを上げるものである。汎用的に使用できるように、マイクロ流路のサイズを最適化して、空圧ポンプ制御で高精度の制御を可能とすることを特徴とする。

従来技術・競合技術との比較

バルクのシャーレ等の従来法に比べて、マイクロチップ内での細胞培養のため、要する細胞数が少数で済み、少量の細胞を手早く解析する場合に適している。また、空圧式送液のため、シェアストレスもコントロール可能である。

新技術の特徴

・顕微鏡下で実験可能
・微量培養可能
・シェアストレス制御可能

想定される用途

・製薬評価
・テーラーメイド医療における基礎研究

16:10~16:40 医療・福祉
6)  予測不可能である疲労骨折における予防法の提案
発表資料

東洋大学 食環境科学部 食環境科学科 准教授 太田 昌子
http://www.toyo.ac.jp/site/dfls/ota.html

新技術の概要

過剰な物理的刺激によりおこる疲労骨折の一次予防は確立されていない。本発明は、予測が難しいとされている疲労骨折の一次予防を、2種類のバイオマーカーで可能とする手法である。即ち、バイオマーカーによって、疲労骨折のリスクを判定することができる。

従来技術・競合技術との比較

これまでに提案されている疲労骨折の予防方法やリスク評価については、高額であったり、主観的評価に依存している場合が多い。本発明は、骨強度に注目した科学的根拠に基づくバイオマーカーの提案である。

新技術の特徴

・疲労骨折のバイオマーカーとなる
・従来の手法に比べて、精度が高く、科学的根拠がある

想定される用途

・アスリートにおける疲労骨折のリスク管理
・高齢者における疲労骨折の一次予防
・ヒト以外の哺乳類(競走馬等)における疲労骨折の予防
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