発表内容詳細

10:00~10:30 計測
A-1) 90Sr汚染の即時測定器(兼)がん可視化装置
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千葉大学 大学院理学研究科 物理学コース 准教授 河合 秀幸
http://www.s.chiba-u.ac.jp/Entrance/master/labo/phy.html

新技術の概要

チェレンコフカウンターは高速荷電粒子のみに反応することを利用して、自然放射線や放射性セシウムやヨウ素には反応せず90Srだけに反応する放射線測定器を開発した。これを応用すればPET検査後にがんの開腹手術を行う場合にがん組織から放出されるPET陽電子だけに反応するがん可視化装置が実現できる。

従来技術・競合技術との比較

通常のβ線測定器はシンチレーション発光を測定しているため、β線の本数は測定できるが核種の判定は困難。このため化学的精製工程が必須で、1回の測定に1ヶ月程度の時間と20万円程度の費用が必要。

新技術の特徴

40Kなどのβ線放出核種が100Bq/kg含まれる試料中の90Sr濃度を1Bq/kgの精度でリアルタイム測定
・少量の食品測定用(有効面積10cm×10cm)から飲料水・原子炉排水の自動連続測定用(有効面積1㎡)まで
・PET検査を行ってから胃がんや腸がんの切除手術を行う場合に、がんを可視化して表示する。

想定される用途

・福島県沖海産物の90Sr濃度測定
・飲料水の90Sr濃度測定(EUではテロ対策として全水道事業者に毎日90Sr測定を義務化する方向で検討中)
・胃がんや腸がんの切除手術の直前検査で切除範囲の決定、直後検査で周辺の小さな転移がんの判定

関連情報

・シリカエアロゲルサンプルは無償で配布する。測定器辞退は実費で譲渡可能
・展示品あり(有効面積300cm290Sr測定器の展示運転)

10:30~11:00 エネルギー
A-2) シリカ膜のネットワーク制御による選択透過性向上と環境・エネルギーへの応用

広島大学 工学研究院 化学工学専攻 教授 都留 稔了
http://home.hiroshima-u.ac.jp/membrane/

新技術の概要

シリカ、および有機無機ハイブリッドシリカなどのセラミックを膜素材として用い、水素、二酸化炭素、有機ガスなどのガス分離、水溶液の脱水、および逆浸透・ナノ濾過法脱塩に適した細孔にナノチューニングする。

従来技術・競合技術との比較

従来法と比べて、細孔径を高度に制御できるために、選択透過性が向上。さらに、有機無機ハイブリッド化により水熱条件でも使用可能な、高い安定性を有するシリカ系膜の開発

新技術の特徴

・1nm以下で細孔径を精密制御
・有機無機ハイブリッドによる膜安定性の向上

想定される用途

・細孔径制御したシリカ膜による高選択透過膜による各種気体分離(水素,二酸化炭素,有機ガス)
・有機溶媒混合物の分離(逆浸透,浸透気化・蒸気透過)
・Robustな特性を生かした脱塩技術

11:00~11:30 計測
A-3) 世界最高性能で価格1/10以下のPETγ線測定器
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千葉大学 大学院理学研究科 物理学コース 准教授 河合 秀幸
http://www.s.chiba-u.ac.jp/Entrance/master/labo/phy.html

新技術の概要

板状シンチレーターと波長変換ファイバーを用いた全身PET診断用γ線測定器を開発した。受光素子数は4000個程度で、そのうち3000個は信号の有無のみを判定するだけで、位置分解能0.1mmが達成できた。

従来技術・競合技術との比較

標準的な位置分解能1mmの既存測定器は1mm×1mm×20mm程度のシンチレーター約60万個を使用し、受光素子30万個、波高測定も含む読み出し回路8万チャンネル程度で構成されている。

新技術の特徴

・従来のPET装置で用いられているγ線測定器に比べて位置分解能10倍、価格1/10~1/100
・容易に感度5倍化
・時間分解能100億分の1秒まで可能(被曝量1/100、検査結果がリアルタイムで表示できる)

想定される用途

・がん診断
・アルツハイマーなどの脳内異常の診断
・PET/SPECT兼用装置

関連情報

・展示品あり(位置分解能評価で用いた小型γ線測定器)

11:30~12:00 創薬
A-4) 多能性幹細胞における内在遺伝子の転写の可視化技術
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広島大学 大学院理学研究科 客員研究員 落合 博
http://www.mls.sci.hiroshima-u.ac.jp/chrom/ja/index.html

新技術の概要

本技術は、細胞内で重要な役割を担う特定の内在遺伝子の転写をライブイメージングできる細胞の簡便な作製方法である。本発表では多能性幹細胞での、多能性幹細胞マーカー遺伝子の転写の可視化例について紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来の方法では、哺乳類細胞で長期的に特定遺伝子の転写をライブイメージングすることは極めて困難であった。本技術を利用することであらゆる細胞種において上記イメージングが可能となる。

新技術の特徴

・長期間における転写のライブイメージングが可能
・観察には蛍光標識した物質の導入などは不要
・様々な細胞種で利用可能

想定される用途

・多能性幹細胞の多能性維持能力をリアルタイムに転写レベルで確認
・特定薬剤に対する癌細胞における癌現遺伝子発現変化を転写レベルでリアルタイムに確認
・特定刺激に対する病原遺伝子発現変化を転写レベルでリアルタイムに観察

関連情報

・サンプルの提供可能

13:00~13:30 医療・福祉
A-5) CFRPを用いた変形性膝関節症用サポーターの開発
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愛媛大学 大学院理工学研究科 生産環境工学専攻 准教授 山本 智規
http://www.control.me.ehime-u.ac.jp/

新技術の概要

健常者の膝関節運動を計測し、そのデータをもとに、正常な膝運動を妨げない膝関節サポーターを開発する。軽量・高剛性のCFRPで作られた曲線シリンダを用いることで3次元的な動きを生成できるのが特徴である。

従来技術・競合技術との比較

変形性膝関節症患者に用いられる従来の装具は、ギア&ラックを用いたものや、カム機構を用いたものがある。これらは2次元的な動きに基づいているが、本技術は曲線シリンダを用いた3次元的な動きを行うため、より自然な動きを生成できる。

新技術の特徴

・人間の複雑な関節運動を妨げない自然な動作
・単純な構造(シリンダ)
・軽量・高剛性

想定される用途

・変形性膝関節症治療用装具
・スポーツ用サポーター
・義足

関連情報

・展示品あり(3Dプリンターによる試作品)

13:30~14:00 アグリ・バイオ
A-6) 麹脂質を使った新たな発酵助成剤
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佐賀大学 農学部 生物環境科学科 教授 北垣 浩志
http://seisansystem.ag.saga-u.ac.jp/

新技術の概要

麹の脂質を使って発酵力を向上させることができる。

従来技術・競合技術との比較

これまで発酵力を向上させるためにエルゴステロールを添加すればよいという技術はあったがスフィンゴ脂質はなかった。

新技術の特徴

・発酵の助成剤に。
・発酵阻害が起きる機能性物質の生産に。
・伝統的発酵産業に。

想定される用途

・バイオエタノール産業
・発酵産業
・機能性物質生産

14:00~14:30 分析
A-7) コリメータ式荷電粒子平行ビーム発生・収束・分析装置
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奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 物質創成科学専攻 特任助教 松田 博之
http://mswebs.naist.jp/LABs/daimon/index-j.html

新技術の概要

点源から放出された荷電粒子を広い立体角にわたって取り込み、その軌道を平行化することを特徴とする。特に、荷電粒子の放出角度分布及びエネルギー分布を測定する分析装置に有用であり、装置の小型化、更には感度とエネルギー分解能の向上が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

平行化できる取り込み角は、従来技術では±15°程度が限界であったが、本技術では±60°程度までが可能となる。また、本技術が従来技術と決定的に違うのは、メッシュ電極に加えてコリメータプレートを用いることである。これにより、特定エネルギーの荷電粒子のみ平行化して出射することができる。

新技術の特徴

・点源から四方八方に放出された荷電粒子を広い立体角にわたって平行化できる。
・コリメータプレートにより特定エネルギーの荷電粒子のみ選択して出射できる。
・装置の小型化や他の装置への組み込みが容易である。

想定される用途

・角度分解光電子分光装置
・精密イオンエッチング装置
・平行ビーム収束装置

14:30~15:00 医療・福祉
A-8) 「なんでも尿検査」による日常人間ドック
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新潟大学 産学地域連携推進機構 生体液バイオマーカーセンター 特任教授 山本 格
http://bb-c.gs.niigata-u.ac.jp

新技術の概要

尿中のタンパク質とペプチドを網羅的に探索し、尿検査だけで健康や病気の診断を可能(「なんでも尿検査」)にするバイオマーカーを探索し、抗体などを使った測定装置を家庭に設置し、日常人間ドックを実現する。

従来技術・競合技術との比較

尿検査は血液検査などより容易に行えるので、頻回に検査が可能である。
家庭で行う日常人間ドックにより、病気の早期発見、予防などが可能となる。

新技術の特徴

・必要な抗体を文献情報から容易に取得する技術
・尿中のタンパク質や他の分子を他項目検出する技術
・人工知能「健康コンサルタント」の構築

想定される用途

・日常人間ドック
・健康推進行動

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15:00~15:30 医療・福祉
A-9) 簡便に細胞のみで3次元化心臓血管組織を作成する技術
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佐賀大学 医学部 胸部・心臓血管外科 助教 野口 亮

新技術の概要

細胞の自己凝集能や自己組織化能を利用したスフェロイド形成現象の特性を応用した技術です。 複数の細胞を混合させ、組織としての特徴を持たせた組織型スフェロイドを時間的、三次元的に制御し、血管状構造や平板上構造を持つ3次元化組織を簡便に作成します。

従来技術・競合技術との比較

従来、組織3次元化には温度感応性シートや3Dバイオプリンターなどの基材を必要とし、それらの維持費も高価でしたが、本技術では、一般的な研究室に従来からある基材を組み合わせるだけで、3次元化した組織、平板上の心筋組織や、弁膜様組織、血管様組織を構築することが出来ます。

新技術の特徴

・簡便、安価に作れるため、研究用ツールとして有用
・自由度のある3次元化組織は作れないが、円筒形と、平板状構造体ができ、他分野の再生医療にも有用
・研究開発が進めば、実際の医療で使用が可能な自己細胞由来生体材料となりうる。

想定される用途

・心臓・血管再生医療ツール
・創薬開発のための組織スクリーニングツール
・医療としての、心臓血管新規再生医療として、移植グラフト

15:30~16:00 医療・福祉
A-10) 光るコラーゲンによる難治性疾患診断と生体修復材料の開発
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東京工業大学 大学院生命理工学研究科 生体システム専攻 助教 田中 利明
所属研究室Web http://www.komada-lab.bio.titech.ac.jp/
研究内容Web http://www.bio.ceram.titech.ac.jp/

新技術の概要

現在、膠原病や臓器線維症などコラーゲン起因の難治疾患の発症機構解明および診断・治療法の開発が急がれている。また、角膜実質や靱帯などの修復では、透明で薄く高強度である配向性コラーゲンの利用が望まれるが構築できていない。これらへの総合解決法としてコラーゲン可視化システムの開発に成功した。

従来技術・競合技術との比較

既存技術では、FITCラベルなどにより細胞間コラーゲンの存在確認は可能であるが、細胞内コラーゲンの合成、分泌およびプロセシングの全過程のライブ可視化技術は他にはない。また、本技術により分泌後コラーゲンの線維方向のライブ観察も可能となった。

新技術の特徴

・細胞内コラーゲンの合成、プロセシング、分泌過程の蛍光顕微鏡によるライブイメージングに成功
・蛍光タンパク質の挿入箇所の検討により、光るコラーゲンが十分量発現しコラーゲン線維に組み込まれることを確認済
・培養細胞がシャーレ上に配向性コラーゲン(層板構造コラーゲン)を構築する条件をスピーディーに探ることが可能

想定される用途

・膠原病、臓器線維化などコラーゲン異常を起因とする難治疾患の病因解明、診断法および治療薬スクリーニング系の開発
・生体修復に向けた配向性コラーゲン(層板構造コラーゲン)材料の開発
・がん細胞や各種組織由来の細胞におけるコラーゲン生合成過程および分泌過程の比較検討

関連情報

・光るコラーゲンを有する細胞の試作可能

10:00~10:30 デバイス・装置
B-1) 3次元曲面への微細配線印刷技術
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山形大学 理工学研究科 有機エレクトロニクス研究センター 産学連携准教授 泉 小波
http://tokitolabo.yz.yamagata-u.ac.jp/3D-PE/

新技術の概要

非常に柔らかくて厚いロール状ブランケット(印刷転写材)を用いて、大面積の3次元的曲面上に、量産可能な高速で、最細10umの微細な配線を印刷する手法、およびその印刷装置を提案する。

従来技術・競合技術との比較

従来の曲面(非平面)に対する印刷技術は、パターンの微細化と印刷可能面積がトレードオフの関係にあった。しかし本技術は、最細10umの微細な配線を、300mm□以上の大面積曲面上に、30mm/sec以上の速度で印刷可能。

新技術の特徴

・滑らかな曲面上に、任意の形状のパターンを印刷できる。
・機能性材料インクに限定されず、加飾用インクでも曲面に印刷できる。
・インクを調整することで、厚みのあるパターンも、薄いパターンも印刷できる。

想定される用途

・ウェアラブルデバイスの製造(曲面ボディーへ直接配線、曲面ディスプレイの作製)
・タッチパネル、タッチセンサの製造(人体にフィットした、人間が使いやすい形状のセンサデバイスに展開)
・ロゴの印刷(各種製品の表面のどんなところにも、ロゴやスローガンなどを印刷可能)

関連情報

・展示品あり(プラスチックスプーン(曲面への印刷が施されたもの)・ケース(透明))

10:30~11:00 材料
B-2) ナノカーボンにおける放射線誘起欠陥の積極的活用
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和歌山大学 システム工学研究科 助教 村上 俊也
http://actm.businesscatalyst.com/index.html

新技術の概要

カーボンナノチューブのようなナノサイズの内部空間を有する物質に対して、放射線誘起欠陥を導入・制御することで、物質の構造を変化させたり、孔を開けて内側に保持された物質を外部に取り出すことができる手法。

従来技術・競合技術との比較

外部から照射する放射線のON・OFFにより内包物の放出制御ができる点で、ミセルやベシクルを利用したドラッグデリバリーシステムで一般的に採用される時間制御による取り出し手法とは質的に異なる。

新技術の特徴

・ナノカーボンの構造制御
・ナノカーボンの特性改質
・ナノサイズの孔をもったフィルター

想定される用途

・ドラッグデリバリーシステム
・ナノスケール反応場
・ナノカーボンの除去

関連情報

・試作可能

11:00~11:30 材料
B-3) 生物の機能を利用した温和な条件でのシリカ形成
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鳥取大学 産学・地域連携推進機構 准教授 清水 克彦

新技術の概要

海綿動物カイロウドウケツのシリカ骨格に見いだした新規タンパク質グラシンは、室温、中性pHでシリカ形成を促進する。この性質を利用して温和な条件でシリカを形成することが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

一般にシリカガラスは、高温による溶融法や酸またはアルカリ条件下でのゾルゲル法により合成されるのに対し、本法ではタンパク質グラシンの存在下で室温、中性における速やかなシリカ合成を可能とする。

新技術の特徴

・温和な条件でのシリカガラスの形成
・シリカおよび有機物からなる複合材料
・シリカ機能性材料

想定される用途

・シリカナノ粒子やメソポーラスシリカの迅速合成
・3Dプリンターによるシリカガラス製造
・酵素のシリカへの固定化

関連情報

・展示品あり(カイロウドウケツ骨格標本)

11:30~12:00 製造技術
B-4) 流体の高効率混合が可能なラインミキサー
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山口大学 大学院理工学研究科 環境共生系専攻 教授 佐伯 隆
http://www.saeki.chem.yamaguchi-u.ac.jp/

新技術の概要

新規に開発したMSEスタティックミキサーは非常にシンプルな構造を有するラインミキサーであり、配管内部において流体を短距離で効率的に混合します。液体や気体の混合・希釈等をはじめとした幅広い用途に使用することができます。

従来技術・競合技術との比較

我が国で広く普及しているケニックス型スタティックミキサーと比較して、特に流量差の大きい流体の混合や希薄溶液の混合に効果的です。また、貫通孔を微細孔とすることにより微粒子の製造装置としても適用可能です。

新技術の特徴

・気体・液体・気体及び液体のインライン・短距離での高効率混合が可能
・ミキサーは製作容易な形状の部品のみで構成されるため材料選択の自由度が広く、耐熱性・耐腐食性等の対応が可能
・フランジ間に挟持、配管にねじ込み等設置が容易。既存設備にも容易に設置可能

想定される用途

・希釈、中和等におけるインライン混合。特に流量比の大きい流体同士や希薄溶液の混合に有効
・液体中の気体の分散、または、液体中への気体の分散による気体の溶解促進
・検査装置、分析装置内部における測定ガス及びキャリアガス等の短距離での混合

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(MSEスタティックミキサーのサンプルを5種類程度)

13:00~13:30 デバイス・装置
B-5) 多関節ロボットを用いた立体表面へのインクジェット印刷技術
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山形大学 理工学研究科 有機エレクトロニクス研究センター プロジェクト研究員 吉田 泰則
http://tokitolabo.yz.yamagata-u.ac.jp/3D-PE/

新技術の概要

新規なインクジェット保持機構を持つ6軸多関節ロボットを用いることで,立体表面に対して全く自由な方向から印刷可能となる印刷装置を提案する。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、世界で初めて、立体表面に対して、自由な方向から印刷可能なインクジェット装置を実現。
あらゆる立体表面に対して、繰り返し精度10um以下で最細80umのラインを描画可能。

新技術の特徴

・物体の上面のみならず、壁面や底面に対して任意の形状のパターンを印刷できる。
・機能性材料インクに限定されず、加飾用インクでも立体表面に印刷できる。
・動かすことが困難な大きな物体に対しても、自由に配線を印刷できる。

想定される用途

・自動車や航空機の車体に直接配線を描画形成する(車体の軽量化、デザイン性の向上)
・ウェアラブルデバイスの製造(曲面ボディーへ直接配線、曲面ディスプレイの作製)
・各種配線、IC、コンデンサ、LED等の接続

関連情報

・展示品あり(ワイングラス(立体表面にコイルアンテナ、ダイポールアンテナが印刷されたもの))

13:30~14:00 デバイス・装置
B-6) 工業製品検査用の非破壊・非接触光断層計測システム
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和歌山大学 システム工学部 システム工学科 准教授 尾崎 信彦
http://www.wakayama-u.ac.jp/~ozaki/

新技術の概要

可視光広帯域光源を用いた光干渉および電磁場解析シミュレーションの組み合わせにより、透明および半導体などの不透明薄膜材料の膜厚計測および断面構造観察を非破壊非接触で可能にする。工業製品検査、特に微細表面構造を有する半導体光学デバイス加工への応用が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

広帯域可視光による低コヒーレンス光干渉を用いる点は従来の白色干渉法と同じであるが、電磁場解析シミュレーションによる校正データを用いることで、透明材料のみならず不透明な半導体基板内の多層構造も非破壊・非接触に定量計測でき、かつ面内構造も画像化によって観測できる点が従来法にない特長である。

新技術の特徴

・単層および多層薄膜製品の断層像を非破壊・非接触に取得可能
・透明材料および半導体などの光吸収材料の膜厚計測、断層画像を取得可能
・計測膜厚分解能1ミクロン以下

想定される用途

・膜厚ミクロンオーダーの薄膜コーディング製品の検査
・半導体光デバイス(シリコンフォトニクスなど)の微細加工時の膜厚計測、加工後の検査
・工業製品の塗装膜検査

関連情報

・希望サンプルの試験計測可能

14:00~14:30 材料
B-7) 電子材料を指向した芳香族系導電性ポリマーとその簡便な合成法
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高知工科大学 環境理工学群 分子デザイン専攻 教授 杉本 隆一
http://www.kochi-tech.ac.jp/kut/about_KUT/faculty_members/prof/sugimoto-ryuichi.html

新技術の概要

これまでにない簡便な重合方法により、安価な芳香族化合物から、有機太陽電池や化学・生体用センサ材料等の用途に応じた高分子量で成形加工の容易な新たな芳香族系導電性ポリマーを合成する。

従来技術・競合技術との比較

高分子エレクトロニクス材料に用いられる導電性高分子を合成する従来のクロスカップリング反応では脱離基を持つ高価なモノマーが必要で、重合工程も複雑になり、高分子量体を得ることも困難であった。

新技術の特徴

・有機LED用材料などの目的に合わせて、安価で多種多様な芳香族化合物をそのままモノマーとして使用することができる。
・芳香族モノマーと触媒を混合するだけで、不活性ガスを必要とせず空気中でも重合することが可能である。
・得られた導電性ポリマーは溶媒に可溶で熱で溶融する性質を持つため、フィルムや繊維などの成形が容易にできる。

想定される用途

・有機太陽電池等の高分子エレクトロニクス材料
・蛍光材料
・物理・化学・生体用センサ材料

14:30~15:00 材料
B-8) 選択的な末端反応性と高分子間相互作用を有する高分子
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奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 研究推進部門 研究推進部 特任准教授 網代 広治
http://mswebs.naist.jp/LABs/ajiro/index-j.html

新技術の概要

植物由来化合物のバニリンとラクチドを用い、新しいビルディングブロック単位となりうる高分子化合物を合成した。末端のアルデヒド基とポリ乳酸のステレオコンプレックス化を利用して可逆的な複合化が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

開始剤に末端構造を導入するアプローチに着目した。バニリンを用いると、反応性置換基としてアルデヒド基をポリ乳酸の末端に導入することが可能であり、選択的かつ可逆的な相互作用を導入することが可能となった。

新技術の特徴

・選択的かつ可逆的相互作用を有する。
・安全性の高い生分解性高分子材料である。
・ナノ薄膜ナノ粒子などの構造体を構築可能となる。

想定される用途

・医用材料
・環境材料
・薬物徐放材料

関連情報

・サンプルの提供可能

15:00~15:30 デバイス・装置
B-9) 有機トランジスタを用いた化学センサ・バイオセンサ
当日資料PDF

山形大学 大学院理工学研究科 有機エレクトロニクス研究センター 助教 南 豪
http://tokitolabo.yz.yamagata-u.ac.jp/

新技術の概要

有機トランジスタは、フレキシビリティを有するプラスチック基板上に印刷法で作製可能である。我々は本デバイスを化学センサ・バイオセンサへと応用し、低コストかつ高感度に、生理活性物質や環境汚染物質などの検出に成功した。

従来技術・競合技術との比較

トリリオンセンサ時代の実現に向けた重要な要因として、ディスポーザビリティとリユーサビリティが挙げられる。本技術は、従来のセンサと比較して同等以上の感度をもちながら、これらキーとなる特徴を有する。

新技術の特徴

・ウェアラブル生体センサ
・水質汚染や土壌汚染状況のモニタリング
・使い捨てタイプの低コストバイオセンサ

想定される用途

・からだの健康状態を知るヘルスケア用途
・環境汚染を引き起こす重金属イオン類の検出
・食品(とりわけ魚介類)の鮮度管理

関連情報

・展示品あり(試作した有機トランジスタ型センサ)

15:30~16:00 材料
B-10) サイズと形状を制御できるプラズモニック中空銀ナノ粒子
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和歌山大学 システム工学部 助教 門 晋平
http://www.wakayama-u.ac.jp/~nakahara/

新技術の概要

サイズと形状を制御した中空銀ナノ粒子を容易に合成することができる。これにより銀ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴波長を制御することができ、プラズモン共鳴による増強光電場を利用したセンサー等への応用が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

本技術では、鋳型を用いない簡単な化学還元法により中空銀ナノ粒子を合成できる。反応条件の制御によりサイズとシェル厚を制御でき、これにより局在表面プラズモン共鳴波長を可視から近赤外にわたって制御できる。

新技術の特徴

・中空銀ナノ粒子特有のプラズモン共鳴波長を可視から近赤外にわたって容易に制御できる。
・中空銀ナノ粒子のサイズを容易に制御することができる。
・サイズとともにシェル厚が制御される。

想定される用途

・分析技術(バイオ分析、表面増強ラマン散乱分析)
・エレクトロニクス(太陽電池等)
・触媒

関連情報

・サンプルの提供可能
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>