発表内容詳細

11:00~11:25 機械
1) 全球フリーローラと立体的な車輪軸により部品点数を削減したオムニホイール
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東京電機大学 工学部 情報通信工学科 教授 鈴木 剛
http://www.nrl.c.dendai.ac.jp/

新技術の概要

全球フリーローラを用いることでフリーローラ数を減らし、車輪回転軸とフリーローラ回転軸、および、それらの軸受を一体化した車輪軸形状によるこれまでにない部品配置から、部品点数を削減したオムニホイールを作製した。

従来技術・競合技術との比較

従来のオムニホイールは、車輪の構成部品点数が多く構造が複雑であったため、車輪製造コストが高く、小型化が難しい。本技術により従来と同等の性能を維持しつつ部品点数の削減が可能であり、その効果として小型化・低コスト化が期待できる。

新技術の特徴

・車輪の回転軸および大小フリーローラ軸受の直交3軸を一体化した車輪軸
・立体形状の車輪軸と全球フリーローラの使用による部品点数の削減

想定される用途

・移動ロボットや搬送台車等の車輪
・ベルトコンベヤ等搬送ラインの自在ローラ

関連情報

・展示品あり(試作オムニホイール 大・小)

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11:30~11:55 製造技術
2) 簡易装置により基材との密着性を促進したダイヤモンド状炭素(DLC)の開発
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東京電機大学 工学部 電気電子工学科 教授 平栗 健二
http://www.ees.dendai.ac.jp/labo/hirakuri/hirakuri.html

新技術の概要

DLCコーティングは、高硬度、低摩擦、生体安定性、ガスバリア性等の優れた特性を持っている。しかし、低融点金属やポリマーなどへのコーティングは難しくその解決技術の開発が望まれている。本技術では、簡便な装置を付与することで基材とDLCコーティングとの密着性を向上させた。

従来技術・競合技術との比較

これまでは、基材の過熱や原料分子の高速照射によって密着性の向上は可能であるが、DLCコーティングは、銅やアルミニウムのような低融点金属や一部のポリマーには形成が困難であった。本開発技術では、基材の選択幅を広げ、DLCの応用性を拡大した。

新技術の特徴

・基材との密着性を向上させたDLCコーティング技術
・低融点金属への安定したコーティング法
・簡易装置による三次元構造材料へのDLCコーティング

想定される用途

・医療用部材へのコーティング
・ヒートシンク材へのコーティング
・ポリマー試料へのコーティング

関連情報

・サンプルの提供可能

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13:00~13:25 医療・福祉
3) 片麻痺患者が一人で安全に杖歩行訓練可能な歩行補助器の開発
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東京電機大学 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科 助教 井上 淳

新技術の概要

片麻痺患者は退院までに杖歩行獲得を目指す。その量的訓練を支援するため、本研究では患者の歩行に干渉せず、手を使わずに患者の歩行に追従し、転倒時には自動的に制動がかかる歩行補助器を開発した。

従来技術・競合技術との比較

今までの歩行器では、健側手で歩行器を操作しなければならず、片麻痺患者は杖を使った歩行の訓練ができないという問題があった。本技術では患者が歩行器の内側に入ることにより、追従性と転倒時の安全性の両面を改善することが可能となった。

新技術の特徴

・転倒時に重心低下によって自動的にブレーキがかかるキャスター
・モータ・センサ等を用いないことによるメンテナンス性の向上

想定される用途

・リハビリ室での訓練補助
・病棟での量的訓練
・介護施設等における歩行補助

関連情報

・展示品あり(歩行補助器)

13:30~13:55 計測
4) タッチするだけでPCに記録できる巻尺「タッチ式メジャー」
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東京電機大学 工学部 電気電子工学科 教授 吉田 俊哉
http://www.ees.dendai.ac.jp/labo/yoshida/yoshida.html

新技術の概要

長尺・柔軟なタッチパネルを用いて長さを計測し、自動的に数値をPCに記録できる装置の提案。2点間の距離(2点タッチ時)も容易で高精度に計測できるよう検出原理を工夫。

従来技術・競合技術との比較

従来、長さや大きさの計測に巻尺が使用されるが、大量の計測を高頻度に長時間行う場合は本発明のメジャーにより作業効率を格段に改善でき、またミスを削減できる。

新技術の特徴

・抵抗膜式タッチパネルの新しい検出方式を提供。2点タッチの検出が簡単・高精度にできる。
・検出回路は市販のワンチップマイコンと簡単な電子回路のみで構成可能。測定結果をUSB経由でPCに伝送できる。
・例えば自動車のスライドドア等に取り付けられた接触センサ(長尺なスイッチ)から接触位置を検出できる。

想定される用途

・工業製品の製造時や全品検査などにおける長さ測定
・アパレル業界等における採寸や、海外生産品の全品検査や仕分け
・健康診断における多人数の身体測定や、運送業界における多量の荷物のサイズ計測

関連情報

・検出回路の試作については協議の上、対応可能

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14:00~14:25 情報
5) 秘密鍵暗号によるデジタル署名装置
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東京電機大学 情報環境学部 情報環境学科 教授 鈴木 秀一
http://www.sie.dendai.ac.jp/labs/labs/suzuki_s_lab/index.html

新技術の概要

デジタル署名は、誰でも署名を確認できること、秘密鍵の所有者だけが署名を計算できること、の二つの性質が成立すれば構成できる。そしてこれは集積回路の中に秘密鍵暗号のマスターキーシステムを封印することで実現できる。しかも従来のデジタル署名では実行できない様な技術も実現できる。

従来技術・競合技術との比較

従来、デジタル署名は公開鍵暗号を用いて実現されてきたが、通信のパケットやGPS信号に追随出来るほど高速ではなかった。本発明では高速な秘密鍵暗号のみでデジタル署名を実現できたので、従来技術では達成できなかった新技術がもたらされた。

新技術の特徴

・高速なのでパケットに署名できる。
・高速なのでGPS信号に署名できる。
・開示者の条件を自由に設定可能な匿名通信技術を実現できる。

想定される用途

・DDoS攻撃を排除できる通信装置
・攻撃者の物理的位置を特定できる通信装置
・インターネットを匿名化でき、かつ開示した場合、証拠能力を持つ通信装置

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14:30~14:55 機械
6) 永久磁石の吸着を利用した内部撃力型跳躍装置
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東京電機大学 工学部 機械工学科 教授 栗栖 正充
http://www.m.dendai.ac.jp/~roboticslabo/

新技術の概要

本装置は、二つの固定永久磁石間で一つの可動永久磁石をモータによりスライドさせ、可動磁石が固定磁石に吸着する際に発生する衝撃力を利用して、装置を搭載した機器を跳躍させる。

従来技術・競合技術との比較

本装置は永久磁石を移動させるだけで衝撃力を発生できるため、バネと質量を用いている従来の跳躍装置のようにラッチ機構がなく機構が単純。

新技術の特徴

・磁石の吸着を利用するため、消費電力に対して発生する衝撃力が大きい。
・機構が単純なため、小型化、モジュール化が容易
・内部撃力型なので、密閉構造にし気密性を高めることができる。

想定される用途

・小惑星探査ロボット用移動装置
・小型レスキューロボット用跳躍装置
・打音検査作用打突装置

関連情報

・展示品あり(はやぶさ2搭載小惑星探査ロボットに搭載したものと同型の跳躍装置)

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