発表内容詳細

13:00~13:25 エネルギー
1) 「はやぶさ」電力制御技術の応用~限られたリソースを優先度に応じて割当てる独立分散制御法~
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JAXA 宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 シニアフェロー 川口 淳一郎

新技術の概要

限られた電力を有効利用するピークカット技術。制御対象機器の増減に左右されない、独立分散の並列処理方法を特長とする(サーバ・クライアント間通信を要しない)。リソースが限られた中で優先度をつけて制御したい場合に活用できる。

従来技術・競合技術との比較

HEMSのような集中監視設備の導入の必要がなく、通信は同報送信だけで、各機器で独立分散の並列処理を行う。

新技術の特徴

・集中監視を要しないピークカット技術。
・優先度に応じて各機器で独立分散の並列処理を行う。
・サーバ・クライアント間通信を要しないため機器が増えても高速制御ができる。

想定される用途

・住宅、ビルでのピークカット制御
・売買電制御、総電流制御(ピークカット)、逆潮流管理
・通信事業におけるパケット制御

関連情報

・外国出願特許あり
・展示品あり(映像)

13:30~13:55 環境
2) 省エネルギー、コンパクト、高安全性水電解装置
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JAXA 研究開発部門 第二研究ユニット 技術領域リーダ 桜井 誠人

新技術の概要

固体高分子導電体を用いた水電解が色々と試みられている。本水電解装置は電解電圧が低いことから省エネルギーを達成し、電解電流密度が高いことからコンパクト化されている。さらに酸素中水素濃度が低いことから高安全性を兼ね備えている。

従来技術・競合技術との比較

従来よりも低電解電圧で水電解できる。カソードフィードの条件において、従来よりも高い電解電流密度を達成できる。酸素中水素濃度が低減されている。

新技術の特徴

・従来よりも低い電解電圧
・高い電解電流密度
・酸素中水素濃度が低い

想定される用途

・酸素発生器
・水素発生器
・酸素吸入器

関連情報

・展示品あり(水電解セル)

14:00~14:25 計測
3) 一定ゲイン拡張カルマンフィルタによるガスタービン/ジェットエンジンのリアルタイム性能推定
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JAXA 航空技術部門 推進技術研究ユニット 主任研究員 田頭 剛
http://aerospacebiz.jaxa.jp/jp/patent/ideas/idea34.html

新技術の概要

エンジンのある作動点で最適に設計されたカルマンフィルタ・ゲインと、実機エンジンを忠実にモデル化した非線形動的シミュレーション・モデルとから成る一定拡張カルマンフィルタを利用して、ジェットエンジン、ガスタービン、ターボ機械等の性能をリアルタイムで推定することができます。

従来技術・競合技術との比較

通常のエンジン制御では計測可能な回転数などをフィードバックする制御系を組むことが一般的ですが、本発明を利用することにより、計測不能な変数を推定して制御系を組むことができるので、今までにない制御系を実現することができます。

新技術の特徴

・ターボ機械のリアルタイム性能推定
・ジェットエンジン/ガスタービンのモニタリングシステムの構築
・火力/原子力発電所・焼却所などの監視・推定

想定される用途

・ジェットエンジン/ガスタービンエンジンの性能追及制御系の構築
・ジェットエンジン/ガスタービンエンジンのモニタリングシステム
・ジェットエンジンと航空機の統合制御系の構築

関連情報

・サンプルの提供可能(デモンストレーションを見ていただくことは可能)

14:30~14:55 計測
4) 感圧塗料を用いた物体表面圧力計測技術
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JAXA 航空技術部門 研究領域サブリーダ 満尾 和徳

新技術の概要

本技術は感圧塗料(PSP)と呼ばれる発光強度が圧力に感応する塗料を用いた物体表面圧力計測である。PSPは紫外線を照射すると赤色に発光し、その発光強度は圧力に依存する。模型に塗装されたPSPからの発光画像をCCDカメラで撮影することにより圧力分布が計測できる。

従来技術・競合技術との比較

これまで電子式センサを用いた離散的な点計測が行われてきたが、本技術を用いることにより面で圧力分布を計測することができる。

新技術の特徴

・スポーツ分野の風洞試験(リュージュ、スキージャンプなど)
・土壌中の酸素濃度分布計測
・大気/液体の酸素濃度計測

想定される用途

・航空、鉄道、自動車などの風洞試験における圧力分布計測
・燃料電池内部の酸素濃度分布の計測
・マイクロマシーンなどの微小物体表面の圧力分布計測

関連情報

・サンプルの提供可能(試作可能)
・展示品あり(感圧塗料をコーティングしたサンプル基板を展示し、発光状態を示す)

15:00~15:25 計測
5) 超音波流量計測 ~ 直管部なしでも高精度 & 脈動をとらえる ~
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JAXA 研究開発部門 第四研究ユニット 主任開発員 河南 広紀
http://www.ard.jaxa.jp/research/four/four-index.html

新技術の概要

流路内の流速分布に合わせて最適な多測線超音波流量計測を構築することにより、計測精度を向上する技術について提案する。これは、整流のための直管部等を設けることができない場合にも有効である。また、流量の脈動を計測する技術についても紹介する。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、従来よりも高精度な超音波流量計測を提供する。 特に、十分な直管部のない流路等、これまでは超音波流量計測を利用することが難しかった条件においても最大限の精度を引き出し、超音波流量計測の新たな利用可能性を開く。

新技術の特徴

・超音波流量計測の精度向上。
・整流のための直管部等を必ずしも必要としない。
・振幅や位相等の脈動そのものの特性を計測。

想定される用途

・基準器や取引用等の高精度な流量計
・十分な直管部のない設備等における流量計の導入または換装
・流体機器の研究開発

関連情報

・外国出願特許あり
・サンプルの提供可能(試作応相談)
・展示品あり(超音波流量計の試作機)

15:30~15:55 計測
6) 遠方の気流を測るドップラーライダーとその関連技術
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JAXA 航空技術部門 航空技術実証研究開発ユニット アソシエイトフェロー 井之口 浜木
http://www.aero.jaxa.jp/research/star/safeavio/

新技術の概要

レーザ光を用いて遠隔計測を行うドップラーライダーは、近年の光通信技術の発展に伴い、急速に開発が進んでいる。本発明は、ドップラーライダーを商品化する際に機能や有効性を向上させる技術に関するもの等である。

従来技術・競合技術との比較

ドップラーライダーの機能、性能を向上させるためにハードウェアを改良すると、大型化や高コスト化が避けられない。本発明ではソフトウェアによる改良で、航空機への搭載性を向上させることが可能となった。

新技術の特徴

・レーザ光の出力が低いために観測ノイズが多くても、観測信頼性を向上させることができる。
・不可視のレーザ光を安全に放射して、随時機能検査を行うことができる。
・水面や地面の凹凸や波の伝搬方向と速度を観測することができる。

想定される用途

・航空機の乱気流事故防止
・航空機による火山灰の観測
・水上航空機の着水面監視

関連情報

・外国出願特許あり

16:00~16:25 計測
7) サブミリ波計測技術における高精度測定とその技術の応用
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JAXA 研究開発部門 センサ研究グループ アソシエイトフェロー 西堀 俊幸
http://smiles.tksc.jaxa.jp/index_e.html

新技術の概要

参照鏡や共振器を用いないでミラーの電磁波反射率を0.1%以下の高精度で測定する技術である。また、2次元走査型の測定装置にて、製品の製造誤差や据え付け誤差を検定して、位置、傾き、回転を補正する処理機能を持たせた平面スキャナにより、高精度な照射ビームのイメージングを実現させる技術も紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来は共振器や分光を用いてミラーの反射率を測定していた。また、分光を用いる方法は参照鏡を用いるため絶対測定では無かった。また、従来の照射ビームのイメージングやアンテナ測定では製品の製造誤差や据え付け誤差を考慮していないので、それらの誤差が含まれた形でイメージングを行っていた。

新技術の特徴

・超伝導デバイスによる電磁波反射率の高精度な測定技術
・高精度なアンテナ特性の測定技術
・非接触な位置、傾き、回転の高精度な計測

想定される用途

・各種光学反射素子のコーティングの評価
・自動アライメント調整機構
・航空機や車両搭載レーダの高精度なアライメント測定

関連情報

・展示品あり(高精度アライメント測定用光学ターゲット)
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