発表内容詳細

13:20~13:45 計測
1) 超音波による物体内部温度センシング法と高性能超音波プローブ
当日資料PDF

長岡技術科学大学 技学研究院 機械創造工学専攻 教授 井原 郁夫
http://mcweb.nagaokaut.ac.jp/~ihara/

新技術の概要

(1)超音波を用いた高温物体の内部の温度分布ならびに加熱面の温度を非破壊的にモニタリングする手法を提供する。
(2)高温物体などの測定に適した、製作が容易でSN比の高い超音波導波棒を提供する。

従来技術・競合技術との比較

(1)従来の超音波による温度計測では、温度分布や加熱面温度を求めることが困難であったが、本手法ではこれを可能にするものである。
(2)従来の超音波導波棒を用いた測定では、不要なノイズを抑制するために導波棒の周囲にネジ加工を施したり、テーパ加工を施すなどの措置がとられていたが、それらの加工は容易ではなかった。本発明は単純な多角形ロッドを用いることでこれを改善したものである。

新技術の特徴

・(1)加熱材料の内部や内側の加熱面温度を非破壊、非侵襲で測定することができる。
   超音波の特徴を生かすことで時間応答性および空間分解能の高い温度プロファイリングが可能となる。
・(2)導波棒の断面形状が多角形のため、加工が容易で該導波棒の保持、試験体への設置が容易となる。
   細長い超音波プローブ(導波棒)が実現できため、高温環境など、各種の過酷環境場での超音波計測が可能となる。

想定される用途

・(1)熱電対や赤外線による温度測定が困難な場所・対象の温度測定- 加熱材料や材料加工プロセスのオンラインモニタリングなど
・(2)細長い導波棒の使用が要求される超音波パルスエコー計測-高温物、物体内部、狭小領域の超音波計測

関連情報

・外国出願特許あり
・サンプルの提供可能

J-STORE掲載特許情報

13:50~14:15 計測
2) レーザスキャナ計測による作物の生育診断方法

長岡技術科学大学 技学研究院 環境社会基盤工学専攻 准教授 高橋 一義

新技術の概要

作物が大きく生長する時期を対象とした生育診断方法。この診断方法の特徴は、レーザスキャナ(レーザレンジファインダ)を用いることで、天候の影響を受けにくく、かつ地面計測・検出処理を必要としない点である。

従来技術・競合技術との比較

葉色をカメラなどで計測する診断方法にくらべ、天候に左右されず安定した生育診断が可能。作物の形状に関する測定項目(たとえば、草丈など)の計測へ応用が可能。

新技術の特徴

・天候に左右されず計測が可能(早朝や夜間での計測も可能)。

想定される用途

・植被率により生育度を測定可能な作物への応用
・無人航空機による生育度測定

関連情報

・外国出願特許あり
・展示品あり(小型UAVレーザスキャナ計測システム試作機)

14:20~14:45 材料
3) 構造を特徴とする複合材料作製技術と異種接合界面機能化

長岡技術科学大学 産学融合トップランナー養成センター 産学融合特任准教授 多賀谷 基博
http://souran.nagaokaut.ac.jp/view?l=ja&u=100000181&i=e19&sm=name&sl=ja&sp=2

新技術の概要

諸目的に応じた“無機と有機・高分子”および“無機と金属”の界面化学結合を創出する研究開発を推進してきた。異種材料の界面反応を精密に制御することにより、高機能な光応答界面、高強度界面、分子担持界面等の新機能を見出した。本発表では、産学融合研究に向け、発光・発色材料、高強度材料、ドラッグデリバリーシステム及び電極材料などへ実用可能な複合材料作製技術と異種接合界面機能について紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来の複合材料作製は、液相反応に基づいた技術が主であった。本技術は、固相反応によって“無機と有機・高分子”または“無機と金属”の界面化学結合を創出する技術である。これまでにない異種界面接合と高機能化が実現しており、簡便で量産可能な環境低負荷プロセスが可能である。最近では、再利用性に関する研究も進めている。以上の観点より、新規性・独創性が高い技術であり、産学融合による実用化が急務である

新技術の特徴

・簡便な固相反応プロセス (有機溶媒フリープロセス) による複合担持機能
・高強度材料プロセス
・導電能、触媒能、及び、発光・発色能を創出する新規材料プロセス

想定される用途

・養殖網、抗菌フィルター、義足、及び、自動車・自転車の車体、等の高強度性が求められる材料
・導電性材料、触媒材料、及び、ドラッグデリバリーシステム、等の表面特性が重要な材料
・有機EL素子材料や発色型素子材料などの発光物質の分散・凝集制御が重要な材料

関連情報

・外国出願特許あり
・サンプルの提供可能

14:50~15:15 材料
4) ハイドロキシアパタイト系可視光応答型光触媒

長岡技術科学大学 技学研究院 物質材料工学専攻 助教 西川 雅美
http://mst.nagaokaut.ac.jp/nosaka/index.html

新技術の概要

アパタイトは有機物に対して高い吸着能を有しているが、いずれ吸着量は飽和する。本技術は、アパタイトを構成するCaイオンをVイオンで置換することで、吸着した有機物を可視光によって分解できる光触媒能を発現させ、吸着量の飽和を防ぐことができる。

従来技術・競合技術との比較

アパタイトは光触媒能を有さない。また、これまでに製品化されているCaイオンをTiイオンで置き換えたチタンアパタイトは、紫外線照射下で光触媒能を発現する。しかし、太陽光、室内灯の大半は可視光であり、可視光照射下においては、本技術の可視光で駆動するバナジウム置換型アパタイトの光触媒能が優れる。

新技術の特徴

・可視光照射下で有機物を分解できる。
・アパタイトは無害で生体親和性の高い材料である。
・アパタイトは安価な材料である。

想定される用途

・屋内向け抗菌塗料
・屋内向けシックハウス対策用塗料
・抗菌用織布(マスク等)

関連情報

・展示品あり(アパタイト光触媒粉末(数mg程度))

15:20~15:45 製造技術
5) 世界に1つだけの新素材を創生するためのソフトウエア「魁」

長岡技術科学大学 技学研究院 機械創造工学専攻 教授 田辺 郁男
http://mcweb.nagaokaut.ac.jp/j/laboratory/laboratory_12

新技術の概要

所望のハイブリッド特性を有する新素材を創生するためのソフトウエアを開発した。このソフトウエアは、(1)構成材料と重量比の入力に対して、できあがる新素材の密度、熱伝導率、比熱、線膨張率、ヤング率を計算する機能と、(2)所望の複数特性値の入力に対して、そのハイブリッド特性を有する新素材を創出するための材料群と重量比を出力する機能の2つを有している。

従来技術・競合技術との比較

「世界に1つだけの花」の如くに、比類なきソフトウエア―である。創生する新素材へ所望のハイブリッド特性を付与することが可能で、イノベーティブな開発を要求されている技術者の方々への明日への提案である。

新技術の特徴

・現状で世の中にない、全く新しい特性を有する新素材を迅速・容易に創生できる。
・構造材料能の密度、ヤング率、線膨張率、熱伝導率、比熱の5つの物性値を思うがままにコントロールできる。
・筐体や構造体のような構造物から被膜材まで適応用途は極めて広大。構造体が機能を獲得できる。

想定される用途

・工作機械のさらなる超々精密化、超高精度化の支援
・未来の自動車構造、明日の家電・オーディオなどに利用可能
・IT部品の超高機能化

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり

16:05~16:30 材料
6) 生体用高強度低弾性チタン合金の開発

新潟工科大学 工学部 機械制御システム工学科 教授 村山 洋之介

新技術の概要

高齢化社会を迎え、骨折や脊椎に関する症例が増加する中、整形外科の現場において人体に害のない合金元素だけで構成され、弾性率が人骨に近く、かつ強度の十分あるインプラント材料の開発が望まれている。本研究で開発したTi-Cr-Sn三元合金およびTi-Cr-Sn-Zr四元合金は、Ti-6Al-4V合金並みの強度を持ち、50GPa未満という極めて低いヤング率を示す合金である。

従来技術・競合技術との比較

低弾性チタン合金は、現在、Ti-Nb系合金を中心に研究開発が進められているが、Ti-Cr系は充分強度があるとともに、Ti-Cr-Sn-Zr四元系合金では、CrとSnの添加量によりZr添加量の大きく異なる組成で、いくつかの低弾性合金が見出されている。

新技術の特徴

・低ヤング率
・超弾性
・生体適合

想定される用途

・インプラント材料など医療用デバイス
・スポーツ用品
・輸送機器
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>

長岡技術科学大学産学・地域連携課知的財産係

TEL:0258-47-9279 FAX:0258-47-9040
Mail:patentアットマークjcom.nagaokaut.ac.jp
URL:http://www.nagaokaut.ac.jp/j/soshiki/chizai/index.html

新潟工科大学キャリア・産学交流推進課

TEL:0257-22-8110 FAX:0257-22-8123
Mail:career-sangakuアットマークadm.niit.ac.jp
URL:http://www.niit.ac.jp/info/support/center.html