発表内容詳細

13:00~13:25 エネルギー
1) ビルのエネルギー消費量の異常現象学習と可視化
当日資料PDF

お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 教授 伊藤 貴之
http://itolab.is.ocha.ac.jp/~itot/

新技術の概要

電力消費における定常状態と異常状態の区別は各施設の状況やポリシーによって異なり、一律に基準を設けることは簡単ではない。本技術は定常状態と異常状態との区別を人間(システム管理者)に委ねるための学習と可視化を実現する。

従来技術・競合技術との比較

ビルのエネルギー管理にはBEMSという規格が採用されており、ソフトウェア製品も各種発表されている。しかし異常現象学習と可視化を統合して搭載した機種は我々の調査する限り見当たらない。

新技術の特徴

・対話的な異常現象学習環境
・長期計測結果と短期計測結果の統合可視化

想定される用途

・ビルのエネルギー異常管理
・異常気象観測による災害対策
・商品売上に関する異常現象観察

関連情報

・展示品あり(ノートPCでのソフトウェアデモ)

13:30~13:55 エネルギー
2) 放射光を用いた環境エネルギー関連材料分析・評価技術
当日資料PDF

関西学院大学 理工学部 先進エネルギーナノ工学科 教授 藤原 明比古
http://www.kg-nanotech.jp/fujiwara/

新技術の概要

蓄電池正極用有機硫黄材料や酸化物系半導体材料などの環境エネルギー材料において、新規材料開発に必要な情報を得るための放射光複合分析による多元的評価方法について発表する。

従来技術・競合技術との比較

従来型の分析、特に放射光分析は、単一分析による評価が主であったが、複合的、多元的な解析を行うことで、材料開発を著しく加速することが可能となる。

新技術の特徴

・材料の結晶構造・電子構造複合分析
・材料の局所構造・秩序構造複合分析
・ドメイン構造と物性・機能の相関解析

想定される用途

・電池材料の構造・電子構造分析による材料開発
・電子材料の局所構造・ネットワーク構造解析による材料開発
・電子材料の物性発現の起源となる精密原子配列・結晶内ポテンシャル解析

14:00~14:25 環境
3) 環境低負荷な表面放射能汚染確認法
当日資料PDF

お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 講師 古田 悦子
http://www.ocha.ac.jp/radioisotope/top.html

新技術の概要

トリチウムに代表されるベータ線の測定に固体シンチレータを用い、既存の液体シンチレーションカウンターで測ることが可能な放射能測定法である。これを施設の床等の汚染検査やタンク等の表面の汚染確認に用いる拭取り装置とした。

従来技術・競合技術との比較

従来の測定は、液体シンチレータを用いる以外に有効な方法がなかった。この場合必ず環境負荷となる「放射性有機廃液」が測定後に発生する。本法はこれを解決し、かつ従来法より効率のよい測定が可能になった。

新技術の特徴

・汚染検査に用いる光透過性に優れた拭き取り材に関する技術
・汚染検査に用いる拭き取り材の粘着性に関する技術
・プラスチックの成形加工に関する技術

想定される用途

・ベータ線・アルファ線を放出する放射性物質を使用する全施設での放射線測定・検査
・放射性物質取り扱い施設、原発事故現場における汚染検査
・病院などにおける、細菌汚染検査

関連情報

・外国出願特許あり
・展示品あり(固体シンチレータ、汚染検査装置、拭き取り材の見本)

J-STORE掲載特許情報

14:30~14:55 エネルギー
4) 有機無機複合材料を正極活物質とする高性能二次電池の開発
当日資料PDF

関西学院大学 理工学部 先進エネルギーナノ工学科 准教授 吉川 浩史
http://www.kg-nanotech.jp/yoshikawa/

新技術の概要

多数の金属イオンと有機配位子からなる多核金属錯体を正極活物質とするリチウム電池「分子クラスター電池」を開発し、これが従来のリチウムイオン電池よりも大きな容量を示すことを見出した。

従来技術・競合技術との比較

従来の二次電池正極活物質である遷移金属酸化物では、構造劣化のため理論容量の半分程度しか容量を得ることができない、充電速度が遅いなどの問題があった。今回、分子性の活物質を用いることで、100%の理論容量を得ることができた。

新技術の特徴

・高容量
・急速充電
・活物質である分子性材料の超還元

想定される用途

・二次電池
・キャパシタ
・触媒

関連情報

・サンプルの提供可能

15:00~15:25 エネルギー
5) その場界面構造追跡による高活性電極触媒モデルの構築
当日資料PDF

お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 教授 近藤 敏啓
http://www.sci.ocha.ac.jp/chemHP/labos/KondoLab/

新技術の概要

新規電極触媒の開発指針を得るためには、反応中の界面構造を原子レベルで追跡することが必要不可欠である。高い空間分解能でその場観察可能な表面X線散乱法によって構築過程を確認した、電気化学的に作製したモデル触媒は高い触媒活性を示した。。

従来技術・競合技術との比較

表面X線散乱法はこれまでにない非常に高い空間分解能を有するその場構造追跡法である。この測定結果と分光法や顕微鏡など他の測定法の結果とを総合的に比較・検討することで、より正確な新規触媒開発の指針を得ることができる。

新技術の特徴

・単結晶を利用したモデル触媒の構築
・高い空間分解能でその場構造追跡が可能
・原子レベルで反応機構を解明する一手法となる。

想定される用途

・電池やセンサなどの電極材料・電極触媒材料の開発
・電極/溶液界面で起こる触媒反応メカニズムの解明

15:30~15:55 エネルギー
6) 高い電荷移動度を持つルブレンのπ拡張型誘導体の製造法
当日資料PDF

関西学院大学 理工学部 環境・応用化学科 教授 羽村 季之
http://sci-tech.ksc.kwansei.ac.jp/

新技術の概要

有機半導体として最も高い電荷移動度を有するルブレンの誘導体として、独自の手法を用いて簡便に合成可能なイソベンゾフランを原料とする、ルブレン骨格にアセチレン基を導入したπ拡張型の新規ルブレン誘導体の製造法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

ルブレンは有機半導体の中で最も高い電荷移動度を示すが、この特性は単結晶に限定され、実用性の面で問題がある。ルブレンを越える化合物の発見に期待があるものの、適切な製造法の欠如のため、その誘導体は極めて少ない。

新技術の特徴

・ルブレンを基本構造として、種々の官能基の導入による多様な分子構造の構築(ハイブリッド化)が可能
・アセチレン基の導入による溶解性の向上により、湿式法でのデバイス作成が可能
・π共役系構造のチューニングが可能である特徴を活かした新規物性の開拓

想定される用途

・有機電界効果トランジスタ、有機EL、有機太陽電池などの有機半導体材料
・発光材料や熱電変換材料
・生体分子との複合化による機能性材料(π電子診断薬等)

関連情報

・サンプルの提供可能
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