発表内容詳細

10:30~10:55 環境
1) 近紫外線LEDを用いた殺菌システムと応用
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徳島大学 大学院医歯薬学研究部 医科栄養学科 教授 高橋 章

新技術の概要

発光ダイオード技術の進歩により、近紫外線領域の光照射が容易に制御できるようになってきた。この発光ダイオードを利用し、酸化障害を応用した殺菌システムを開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来の紫外線殺菌に比べて、濁った液体でも殺菌することができる。また水銀などの産業廃棄物が生じないことや、物理的衝撃に強く劣悪な環境下でも使用可能であるなどの利点がある。

新技術の特徴

・農林水産業などで使用される水の殺菌
・医療用器具の殺菌
・薬品や熱による殺菌が使用できない物質の殺菌

想定される用途

・水の殺菌
・空気の殺菌
・表面殺菌

関連情報

・外国出願特許あり

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11:00~11:25 創薬
2) 次世代抗インフルエンザ薬の宿主ターゲット分子の発見とその治療効果
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徳島大学 疾患酵素学研究センター 神経変性疾患研究部門 教授 坂口 末廣

新技術の概要

薬剤耐性ウイルスを産出しない次世代抗インフルエンザ薬のターゲット分子として、我々は新規の宿主蛋白質を発見し、またマウスモデルを用いて、その分子をターゲットにしたインフルエンザの治療に成功した。

従来技術・競合技術との比較

我々が発見した宿主蛋白質をターゲットにしたインフルエンザ治療薬はない。また、この宿主蛋白質をターゲットにすれば、薬剤耐性ウイルスが誘導できないと考えられる。

新技術の特徴

・我々が発見した宿主蛋白質はインフルエンザ治療薬の新規ターゲット分子である。
・この宿主蛋白質をターゲットにすれば、薬剤耐性ウイルスが誘導できないと考えられる。

想定される用途

・インフルエンザ治療薬の検索のためのターゲット分子

関連情報

・サンプルの提供可能(要相談)

11:30~11:55 創薬
3) 炎症性腸疾患の免疫療法治療薬の候補ペプチド
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愛媛大学 大学院医学系研究科医学専攻 消化器・内分泌・代謝内科学 教授 日浅 陽一
http://www.m.ehime-u.ac.jp/school/int.med3/

新技術の概要

これまで炎症性腸疾患の標的抗原である炭酸脱水酵素I(Carbonic anhydraseI:CAI)を同定してきた。今回、CAIの配列の中で特異的な免疫寛容を誘導しうるエピトープ配列を同定し、CAIペプチドを用いた細胞療法と経口免疫寛容療法が炎症性腸疾患モデルマウスの腸炎を抑制できることを明らかにした。

従来技術・競合技術との比較

タンパクでなくペプチドであることからより効率的かつ安価に治療が行われる可能性がある。また、副作用もなく安全に投与できる可能性がある。

新技術の特徴

・免疫調整剤
・整腸剤
・健康食品

想定される用途

・潰瘍性大腸炎患者に対する寛解維持療法
・Crohn病患者に対する寛解維持療法

関連情報

・外国出願特許あり

13:00~13:25 エネルギー
4) ドローンと近赤外レーザーを用いたメタン発生源探索・発生量推定システム
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高知工科大学 環境理工学群 教授 中根 英昭
http://researchmap.jp/nakanehd

新技術の概要

地上あるいはドローンに搭載した近赤外レーザーメタン計とドローンに取り付けたリトロリフレクター(再帰性反射体)の間のメタン濃度を測定し、メタンの鉛直分布、2次元あるいは3次元分布を測定し、メタンの発生源の探索、メタン発生量の推定を行う。

従来技術・競合技術との比較

メタンの発生源を探索する従来のシステムは機動性に乏しい場合が多い。あるいは、航空機を用いた大掛かりなシステムであった。本システムは、小型で機動性が高く、費用対効果が高い。

新技術の特徴

・バックグラウンド濃度からの数%の変化を測定できる高い感度
・2台のドローンの連携飛行による「空中オープンパスメタン測定」による機動性の高いメタン発生源探索が可能
・発生源の風下での2次元あるいは3次元メタン測定からメタンの発生量を逆推定することが可能

想定される用途

・天然ガスのパイプラインからの漏出個所の探索、発生量推定
・天然ガス田、貯蔵施設からのメタン漏出対策のための測定
・未知のメタン発生源の発見

13:30~13:55 製造技術
5) 小型GM冷凍機による温度振動の低減および1K環境の実現
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高知大学 自然科学系理学部門 物理科学専攻 教授 西岡 孝
http://www.p163167.sc.kochi-u.ac.jp

新技術の概要

小型GM冷凍機は簡便に4K程度の温度を実現することが可能であるが,温度振動が大きいことに加えてさらに低温の実現が困難であるという欠点を持つ。本発明は,ヘリウムガスを高圧充填したヘリウムポットを用いることで,温度振動を1/100程度に抑え,さらに1Kの極低温環境を実現するものである。

従来技術・競合技術との比較

小型冷凍機を用いた温度振動の低減および1K程度の極低温を実現することは大規模なシステムを用いることで可能となっているが,本発明は家庭用コンセントで利用可能であり,費用対効果が1/10以下でそれらのシステムと同等以上の性能を有するためどこでも利用することができることに特徴がある。

新技術の特徴

・医学における癌細胞の切除
・テラヘルツ産業
・小中高における理科教育

想定される用途

・大学・企業における極低温研究 ・テラヘルツ産業 ・小中高における理科教育

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14:00~14:25 デバイス・装置
6) パルス駆動によるLED知覚輝度向上技術
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愛媛大学 工学部 電気電子工学科 教授 神野 雅文
http://www.mayu.ee.ehime-u.ac.jp

新技術の概要

この発明は、パルス駆動により従来の発光ダイオード照明装置よりもさらに消費電力の小さい効率的な照明装置ないしは、同等の消費電力で人間により明るく知覚される照明装置を提供する。

従来技術・競合技術との比較

従来は臨界周波数以上でないと知覚輝度向上がないとされていたが、発明者は臨界周波数以上の周波数でも知覚輝度向上効果があることを発見し、これを実用化した。

新技術の特徴

・LEDのパルス駆動により直流駆動と同等の明るさをより少ない電力で得られる。

想定される用途

・屋内外の照明
・自動車、バイク、自転車、鉄道などの灯火、信号類
・携帯情報機器のバックライト

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14:30~14:55 医療・福祉
7) 階段昇段可能な受動機構による大腿義足用膝継手
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香川大学 工学部 知能機械システム工学科 助教 井上 恒

新技術の概要

立脚期にある義足膝関節(膝継手)を、アクチュエータを用いずに、床反力または義足への荷重を利用して屈曲状態から伸展させる。これにより、従来、非常に困難とされてきた大腿義足での階段交互昇段を可能にする。

従来技術・競合技術との比較

従来の受動機構による膝継手では、義足立脚期において、膝関節の回転をロックしたり関節抵抗を大きくしたりする負の仕事はできたが、膝伸展モーメントが正の仕事をするような膝伸展は不可能であった。

新技術の特徴

・アクチュエータ、電子部品を一切用いない完全受動機構
・安価に製造可能でメンテナンスが簡単
・構造が単純なため、機能拡張可能(機能追加、能動機構とのハイブリッド他)

想定される用途

・日常生活における歩行、昇段
・農業作業等の労働作業(発展途上国等)

関連情報

・展示品あり(基本構造物(模型))

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