発表内容詳細

10:30~10:55 環境
1) アミノ酸系イオン液体を用いた難水溶性多糖類の溶解
当日資料PDF

信州大学 工学部 物質工学科 教授 天野 良彦
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/chem007/index.html

新技術の概要

セルロースのような難水溶性で、特殊な塩溶媒にしか可溶しない物質を効率的に溶解するアミノ酸系のイオン液体を開発し、これを用いた植物細胞壁の前処理法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来のイオン液体に比較して、毒性が低く可溶化率が高いイオン液体であり、植物細胞壁からの成分分離やバイオマスの前処理法として有用である。

新技術の特徴

・有機合成反応場としての利用
・触媒としての利用

想定される用途

・植物細胞壁からの糖類の抽出
・バイオマスの前処理による分解性の向上
・再生繊維の製造用の溶剤としての利用

関連情報

・サンプルの提供可能

11:00~11:25 製造技術
2) 飛翔するナノファイバー
当日資料PDF

信州大学 先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究所 准教授 金 翼水
https://sites.google.com/site/kimlabgr/

新技術の概要

ナノファイバーは研究室の実験から脱皮し、いろいろな形として我々の生活や環境に大きな影響を及ぼしている。それが可能になったのはナノファイバーの大量生産システムの確立である。この特許は新たな機能性ナノファイバー用途開発の始まりである。

従来技術・競合技術との比較

ナノファイバーの生産システムの生産可能性、いわゆる均一なナノファイバーを24時間365日連続生産できるかどうかがポイントである。この技術は均一なナノファイバーを連続的に生産できるシステムである。

新技術の特徴

・均一性
・連続性
・安全性

想定される用途

・エネルギー環境分野(セパレーターなど)
・医療分野(人工皮膚、足場材など)
・産業分野(各フィルター、衣服など)

関連情報

・外国出願特許あり
・サンプルの提供可能
・展示品あり

13:00~13:25 環境
3) 自己校正を行うシンチレーション式の放射線測定装置
当日資料PDF

信州大学 理学部 物理学コース 教授 竹下 徹
http://atlas.shinshu-u.ac.jp

新技術の概要

装置内部に自らを校正する機能を内蔵することにより、専用設備を用いた定期的な校正を行わなくても、セシウム等から生じる放射線を正確に測定を可能とする簡易環境放射線測定装置を提供する。

従来技術・競合技術との比較

従来の放射線測定装置の校正は、専用設備を用いる必要があり、使用者にとって負担となっていた。本技術は、装置が自己校正機能を備えることで、専用設備なしでも測定の信頼性を確保できる点で優位である。

新技術の特徴

・自己校正機能
・自己校正により高精度
・小型で安価

想定される用途

・簡易放射線測定装置
・PET装置の校正
・新型のSPECT装置

関連情報

・試作可能、回路開示
・展示品あり(試作品)

13:30~13:55 デバイス・装置
4) 小型・薄型化によるIC一体化を目的としたコモンモードフィルタ
当日資料PDF

長野工業高等専門学校 電子制御工学科 准教授 中山 英俊
http://www.nagano-nct.ac.jp/teacher/nakayama/

新技術の概要

情報通信におけるノイズ(EMC)問題を解決する差動伝送線路において、小型・薄型化のニーズに応えるコモンモードフィルタを提案し、携帯電話の使用帯域に合わせたフィルタ特性を備えたコモンモードフィルタを試作しました。

従来技術・競合技術との比較

従来のコモンモードフィルタはチップ部品として市販されているが、本技術は薄膜積層プロセスにより超薄型のコモンモードフィルタを提供するため、集積回路(IC)と一体化した高周波回路の実現が可能です。

新技術の特徴

・従来、チップ部品であったコモンモードフィルタを大幅に薄くできる。
・集積回路(IC)配線と同一プロセスでの作り込みにより、IC一体化の高周波モジュールが実現する。
・本設計技術を基に、他の高周波デバイス開発にも展開できる。

想定される用途

・スマートフォン・携帯電話・タブレットPCなどの携帯情報端末
・EMCノイズ問題が課題となる高周波回路全般
・集積化により近接化するICモジュール内回路間のEMC問題

関連情報

・展示品あり(試作デバイスを製作したガラス基板実物)

J-STORE掲載特許情報

14:00~14:25 エネルギー
5) フラーレンの光化学反応を用いる蓄電機能をもつ光電池
当日資料PDF

信州大学 理学部 化学コース 教授 樋上 照男
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/chemistry/

新技術の概要

テトラフェニルホウ酸イオンを含むニトロベンゼン中においてフラーレンは、可視光照射により、陰イオンラジカルを生成する。この陰イオンラジカルを活性物質としてFe3+などを酸化剤とする新しい光電池を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来のシリコン型光電池や色素増感電池とは異なり、開発したフラーレンの光電池は純粋な化学電池である。光エネルギーをフラーレンの陰イオンラジカルとして蓄えるため、発電機能だけでなく蓄電機能をも有する。

新技術の特徴

・フレキシブルな太陽光パネル
・フラーレン陰イオンラジカルをエネルギー源とする燃料
・フラーレンを光触媒とする水素発生

想定される用途

・蓄電機能をもつ家庭用光電池
・薄膜化を含む実装に成功すれば、携帯用電子機器の電源
・犠牲物質として再生可能物質が見出せれば、二次電池

関連情報

・外国出願特許あり

J-STORE掲載特許情報

14:30~15:55 医療・福祉
6) 健康管理のための簡便な咀嚼回数計数装置の開発
当日資料PDF

松本歯科大学 総合歯科医学研究所 顎口腔機能制御学部門 教授 増田 裕次
http://www.mdu.ac.jp/laboratory/research_contents/653/index.html

新技術の概要

イヤホン型のセンサーを外耳道に挿入し、得られた波形から咀嚼中の波形を抽出し、その波形から咀嚼回数をカウントすることで正確性が向上した。これにより、だれでも日々の食生活の中で咀嚼回数の計測が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

従来から咀嚼回数を計数する装置は市販されているが、煩雑な装置であり、日々の食事では測定が容易ではない。また、正確性も装着条件などで低下する傾向にある。今回の計数装置は、より簡便でより正確なものなので、広く社会に普及する可能性が高い。

新技術の特徴

・波形抽出による正確な咀嚼回数の計数
・小型化が容易となる
・長時間の使用が可能

想定される用途

・一般市民の健康管理に役立つ
・食の楽しみの向上に役立つ
・外食産業などでのメニュー作りに役立つ

関連情報

・展示品あり(外耳道に挿入するセンサー部の試作品)

15:00~15:25 医療・福祉
7) 髄液漏出を防止する縫合糸
当日資料PDF

信州大学 医学部附属病院 脳神経外科 講師 伊東 清志

新技術の概要

繊維の直径勾配(テーパ形状)が正確に制御された縫合糸を提供する。脳脊髄手術の硬膜切開において、硬膜縫合の際に手術針が通過した孔位置から髄液が漏出することを防止する。

従来技術・競合技術との比較

従来のテーパ形状繊維は、織物として特徴的な風合いや染色むらを生じさせるといったように、太さのばらつきをもたせる目的で作製されており、直径を高精度に制御した繊維ではない。

新技術の特徴

・直径勾配を有する

想定される用途

・手術用縫合糸

J-STORE掲載特許情報

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