発表内容詳細

13:30~13:55 アグリ・バイオ
1) しなびた葉物野菜のみずみずしさを簡単に回復させる
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創価大学 理工学部 共生創造理工学科 教授 清水 昭夫
http://shimizulab.wix.com/soka-shimizu-lab

新技術の概要

葉物野菜を4~30℃の範囲の水に浸漬させ、0.1~5MPaの静水圧をかける簡易な方法によって、萎びた葉物野菜に水分を吸収させて、葉物野菜の色を損なうことなく、みずみずしさ・鮮度を回復することができる。

従来技術・競合技術との比較

添加物等を用いないために安全である。食品に対する圧力の利用は数千気圧といった高圧が多いが本技術は非常に低圧を利用するため商業ベースだけではなく一般家庭でも容易に利用できる技術である。

新技術の特徴

・液体の浸透、水に栄養分や味の成分を加えることでそれらを浸透させることが可能。
・廃棄物削減、食べられるにもかかわらずしなびたために見た目が悪く廃棄されていたものが有効に使われる。
・静水圧を利用するため対象物の形状を選ばない。

想定される用途

・一般家庭、スーパー、レストラン等での葉物野菜(サラダ)のみずみずしさ回復
・微細構造への液体の浸透
・生葉物野菜への栄養分等の付加

関連情報

・試しの処理可能

14:00~14:25 建築・土木
2) 同軸2ダンパー型空気流路切り替え式デシカント装置
当日資料PDF

東京工芸大学 工学部 建築学科 教授 水谷 国男

新技術の概要

フィン付きコイルにゼオライト系吸湿材を塗布した熱交換器を2 基使用し、上下2 段のダンパー(同一回転軸)と冷温水の切り替えによって連続的に除湿できるバッチ式のデシカント装置。

従来技術・競合技術との比較

従来の空気流路切り替え式デシカント装置は空気流路を切り換える構成として、8つのダンパーを用いており、構成が複雑でコスト高となるのに対して、本システムは、同軸の2つのダンパーで同じ機能を実現している。

新技術の特徴

・同軸の2つのダンパーで2系統の流路を入れ替えることができる。
・吸着と脱着、あるいは加熱と冷却を切り替える装置。
・吹き出し口と吸込み口を切り替える(冷房時は下吸込み上吹き出し、暖房時は上吸込み下吹き出しなど)。

想定される用途

・ビルなどの空調
・外気処理
・除湿

関連情報

・展示品あり(1m×1m×1.2mHの実験用デシカント装置モデル)

14:30~14:55 計測
3) 円筒縦型簡易可視化風洞と電子機器を一切用いない揚力・抗力計測装置
当日資料PDF

神奈川工科大学 工学部 機械工学科 准教授 岩永 正裕
http://www.mech-kait.net/2015/06/post-23.html

新技術の概要

分解・組み立てが容易で、軽量、収納場所をとらない吸込み・吹出し両用の教育用可視化風洞。スリット光源と電子機器不使用の揚力・抗力計測装置を備える。カルマン渦や雨粒の観察や、翼の特性を調べることができる。

従来技術・競合技術との比較

従来の風洞は横置きでトレーサーの比重の影響を受けやすく、重く場所を取り非常に高価である。本縦型風洞はトレーサーの比重の影響を受けにくく、軽量、コンパクト、吹出型と吸込型の両用が可能であり、安価である。

新技術の特徴

・分解・組み立てが簡単で、収納場所をとらない簡易可視化風洞。
・吸い込み型、吹き出し型の両方で使用可能(吸い込み型では揚力・抗力の計測、カルマン渦の観察、吹き出し型では雨粒の観察など)。
・電子機器を一切用いることなく、揚力・抗力の計測が可能。

想定される用途

・大学、高専における流体系の学生実験 : カルマン渦の観察、翼の揚力・抗力の測定、雨粒の観察など
・高校・中学の理科クラブ : 裏山周りの風の流れの可視化、カルマン渦の観察、雨粒の観察など 
・小学生の夏休みの宿題 : 風洞上で浮上する紙細工(折鶴など)、雨粒の観察など

関連情報

・展示品あり(円筒縦型風洞、揚力・抗力計測装置、スリット光源)

15:00~15:25 情報
4) 複数メンバーが同時参加する複合現実会議システム
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創価大学 工学部 情報システム工学科 准教授 今村 弘樹
http://www.t.soka.ac.jp/~imamura/

新技術の概要

会議に参加している複数のメンバーがCGを同一の空間で共有し、誰もが直観的、かつ、3次元的にCGを操作でき、かつお互いの操作を理解できるMR(複合現実)遠隔会議システムを提供する。あたかも同一空間で対話しながら、CGを操作できるので遠隔会議の効率が大幅に向上する。

従来技術・競合技術との比較

従来の複合現実を利用した会議システムは、一人の指示や身振りなどの動作で3Dオブジェクトへの操作が行われているだけで、参加者が自由に3Dオブジェクトを操作できない。本システムでは、会議に参加している複数メンバーがCGを同一空間で共有し、CGを操作でき、かつお互いの操作を理解できる。

新技術の特徴

・複数メンバーが同一空間でCG操作可能。
・MRを使ってCGと同一空間上でCG操作可能。
・kinectを使った安価なシステム。

想定される用途

・新商品のデザインレビュー
・リハビリにおける複数の医師による診断
・リアルタイムシミュレーションによる都市計画レビュー

15:30~15:55 エネルギー
5) 走行中のタイヤすべりによる消散エネルギーのオンライン推定
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神奈川工科大学 創造工学部 自動車システム開発工学科 助教 狩野 芳郎

新技術の概要

既存の車載センサ計測値により、オンラインタイヤモデルでタイヤ接地面のすべり速度、すべり角、タイヤ接地荷重をもとめ、すべり速度とすべり角の内積によりタイヤのすべりによる消散エネルギーを算出する。

従来技術・競合技術との比較

従来はタイヤを詳細に分割して変形を計算したり、膨大な実験データをベースにタイヤの消費エネルギを計算していたが、本技術によりリアルタイムの計算が可能になった。

新技術の特徴

・走行中のタイヤすべりによる散逸エネルギーを推定できる。
・簡単な計算なので組み込み制御に応用できる。

想定される用途

・各タイヤのすべりによる消散エネルギーを最小にするような操舵角・駆動力の配分制御
・リアルタイムにタイヤ消散エネルギーをドライバへ呈示することにより、エコ運転を実現
・すべりによるタイヤ摩耗の推定

関連情報

・共同研究による評価実験可能
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