発表内容詳細(7/23)

13:00~13:25 機械
1) 振動操作関数を使った応用技術 -クレーン、自動車、建造物の振動抑制等-
当日資料PDF

三重大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 准教授 小竹 茂夫

新技術の概要

一体や二体振動系の任意の時間後の位置と速度を定める外部強制変位の一般解である振動操作関数を紹介する。これをエンジンの効率を上げるカムの設計や天井クレーンの軌道設計、波力発電や免振装置上の建物の制振、自動車の新型アクティブサスペンション等に応用する。

従来技術・競合技術との比較

従来の振動の操作は、フィードバック制御が主であり、外力による操作が無限時間後に発散しないように制御されてきた。本手法は、振動の逆問題の解を用いることにより、有限時間ごとに目標位置や速度になるように制御するものであり、離散時間ごとの追従制御が可能となる。

新技術の特徴

・残留振動制御
・免震
・エネルギーハーベスト

想定される用途

・波力発電
・新型アクティブサスペンション
・免振装置上の建物の制振

関連情報

・外国出願特許あり

13:30~13:55 材料
2) ビニルモノマーから縮合系高分子の合成と耐熱化技術
当日資料PDF

名古屋工業大学 大学院工学研究科 物質工学専攻 助教 松岡 真一
http://polysyn.web.nitech.ac.jp/Welcome.html

新技術の概要

我々は、N-ヘテロ環状カルベン(NHC)とビニル化合物との新規反応開発を行っており、今回、次の三つの技術について述べる。
(1)ビニル化合物の二量化反応と縮合系高分子への応用
(2)不飽和ポリエステルの耐熱化
(3)水を試薬に用いた還元反応

従来技術・競合技術との比較

(1)反応基質の適用範囲の大幅な拡張と、これまでにない二官能性モノマーの合成。
(2)高分子反応により簡便に耐熱化を付与。
(3)水を用いた安全な水素化反応と基質適用範囲の拡張。

新技術の特徴

・新規ポリエステルやポリアミドの合成。
・反応基質の適用範囲の拡張。
・耐熱性の向上。

想定される用途

・非結晶性エンジニアリングプラスチック
・不飽和ポリエステル樹脂
・医薬品・天然物合成

J-STORE掲載特許情報

14:00~14:25 材料
3) ビナフチル基を組込んだリン酸エステルとその硫黄、セレン同族体
当日資料PDF

岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 教授 村井 利昭

新技術の概要

ビナフチル基を有するリン酸エステル、ホスホン酸エステルやその硫黄、セレン同族体を用いて、リン原子の近傍に位置する炭素上に、キラリティを有する新しい有機触媒や、光学活性配位子として利用できる化合物群を提供している。

従来技術・競合技術との比較

近年、ビナフチル基を有するリン酸は有機触媒として莫大な研究例がある。一方でそのエステルや硫黄、セレン同族体に注目した系の報告例は殆どなかった。今回それらを用いることで、たとえば報告例のないホスホン酸で新規な有機触媒になり得る誘導体を導くことに成功している。

新技術の特徴

・ラセミ体光学活性化合物の識別・分離。
・生理活性を示す光学活性亜ホスホン酸のライブラリー合成。

想定される用途

・有機触媒
・光学活性配位子

関連情報

・サンプルの提供可能

J-STORE掲載特許情報

14:30~14:55 材料
4) 生理活性を保持した不織布の開発
当日資料PDF

名古屋工業大学 大学院工学研究科 物質工学専攻 准教授 水野 稔久

新技術の概要

一連のプロセスで有機溶媒を使用することなくタンパク質分子をナノ繊維内部に閉じ込めた不織布の作製を可能とする。得られた不織布は、閉じ込めたタンパク質由来の生理活性が発揮される。一方で、プロテアーゼなどによる失活からは保護される。

従来技術・競合技術との比較

有機溶媒を使用することなく水のみを溶媒とするプロセスで不織布のナノ繊維内部にタンパク質を閉じ込められることは、タンパク質機能の維持に必須であるが、そのための部材や手法は非常に限られており、本技術と比較して手順が煩雑である。

新技術の特徴

・有機溶媒を使用することなく水のみを溶媒としたプロセスによるタンパク質内包不織布の作製。
・ナノ繊維内部に固定化されるタンパク質由来の生理活性の発現、複数の酵素反応の連結も可能。
・プロテアーゼなどからのタンパク質機能の保護。

想定される用途

・酵素反応を利用した臨床検査キット
・タンパク質機能を保持した濾過担体、吸着担体
・タンパク質を用いた合成プラント用タンパク質固定化担体

関連情報

・サンプルの提供可能

J-STORE掲載特許情報

15:00~15:25 エネルギー
5) シリコン系半導体新材料「IV族クラスレート」の薄膜作製
当日資料PDF

岐阜大学 工学部 電気電子・情報工学科 准教授 久米 徹二

新技術の概要

太陽電池用半導体新材料として注目される、シリコンクラスレートおよびゲルマニウムクラスレートの薄膜の合成法を確立した。クラスレート薄膜は、シリコン基板、ゲルマニウム基板、透明サファイア基板上に作製できる。

従来技術・競合技術との比較

従来のシリコンやゲルマニウムクラスレートは、微粉末を原料として製造されるため、合成物は粉末状であった。そのために電子素子への応用が考えにくく、用途が非常に限定されていた。本技術は、クラスレートの薄膜化を容易にするものである。

新技術の特徴

・1~3ミクロンの薄膜クラスレートを各種基板上に合成することができる。
・数オングストロームの大きさのケージ構造を有するクラスレート物質を薄膜化できる。

想定される用途

・太陽電池用薄膜材料
・可視発光素子用材料
・受光素子用材料

関連情報

・サンプルの提供可能(試作可能)
・展示品あり(Siクラスレート薄膜、Geクラスレート薄膜)

J-STORE掲載特許情報

15:30~15:55 計測
6) 下肢先端最大発揮力範囲測定とそれを用いた筋力算出システム
当日資料PDF

三重大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻 准教授 駒田 諭
http://www.ems.elec.mie-u.ac.jp/

新技術の概要

機能別実効筋理論は一関節筋と二関節筋を分離した肢の筋力評価が可能である。その理論は測定された6角形の肢の先端の出力分布から筋力を算出する。本出願では辺計測に基づく出力分布描画と仮定を必要としない筋力算出システムを含む。

従来技術・競合技術との比較

従来の出力分布作図法は頂点方向の計測を含むが、筋力によってその方向が変化するため頂点の探索は困難である。そのため辺の計測のみによる手法とした。また、従来は筋力の仮定を用いて出力分布から各筋力を導出するため、仮定を必要としない方法とした。

新技術の特徴

・肢の出力分布図のリアルタイム表示による測定の容易化と精度向上。
・筋力の測定精度向上。
・一関節筋と二関節筋を分離した筋力評価。

想定される用途

・下肢筋力測定装置およびその装置を用いた診断等
・トレーニング効果の検証(リハビリ、スポーツ等のトレーニング)
・疫学調査
<連携・ライセンスについてのお問い合せ先>