大学発新技術説明会
1
ザゼンソウ型温度制御アルゴリズムの先端的産業応用
10:15〜10:40
岩手大学 農学部附属寒冷バイオシステム研究センター
助教授 伊藤 菊一
http://www.iwate-u.ac.jp/coe/kikuito.html

技術概要
ザゼンソウは、氷点下を含む外気温の変動にも関わらずその体温を20℃内外に維持できる発熱植物である。本技術は、ザゼンソウ型温度制御アルゴリズムに関わるカオス解析プログラムおよび産業用制御装置を提供する。

従来技術・競合技術との比較
本技術の核心をなす独創的カオス理論を用いた制御アルゴリズムは、世界初の“生物原理に基づく温度制御システム”である。外乱に対する制御安定性が極めて高い。
技術の特徴
カオス解析プログラムは1,000点程度の少ないデータからカオス判定等が可能。
温度制御デバイスは、圧倒的にシンプルな制御回路から優れた動作特性が得られる。
想定される用途
カオス解析プログラムは、各種時系列データの近未来予測に有用。
制御装置は、半導体製造過程における温度制御プロセスなど、産業界で汎用可能。
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2
QOL向上のための昆虫生産機能性物質の開発
10:40〜11:05
岩手大学 農学部 農業生命科学科
教授 鈴木 幸一
http://www.iwate-u.ac.jp/coe/wnlist.html


技術概要
本願発明は、昆虫生産物またはその関連化合物から新規の生理活性物質を同定し、遺伝子を決定している。その中から、細胞増殖休止活性、免疫賦活活性、神経伝達遮断活性および特定の機能性を有する医薬品候補物質・栄養素材のリード化合物を提案する。

従来技術・競合技術との比較
本願発明は、新規の構造か遺伝子であり、または発表済みの構造でも新規の機能性であることから、追従を許さず従来にない医薬品候補物質・栄養素材のリード化合物を提案する。
技術の特徴
わが国のオリジナルな生理活性物質であり、科学技術的には昆虫バイオセラピーとしての新分野の構築を目指している。
想定される用途
細胞増殖休止剤、免疫賦活剤、神経遮断剤または鎮静剤、QOL向上サプリおよび化粧製品などの開発を目指したものである。
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3
e-Learning教材への下線引きによる読解支援
11:05〜11:30
岩手大学 大学教育センター
講師 福永 良浩

技術概要
本技術は、e-Learningの学習過程において学習者に適切なフィードバックを与えることからなる、e-Learningにおける学習の支援方法に関するものである。学習を行う教材において教師の模範解の区切り情報と学習者の区切り情報を照合することによって一致度を算定・評価し、その算定・評価結果を学習者にフィードバックするステップからなるe-Learningにおける学習を支援するものである。

従来技術・競合技術との比較
一般に流通しているe-Learningにおいては、教材に下線を引いたり、メモを貼り付けたりするなど、学習者が何らかの記録を残す機能があるが、学習者が自分で情報を追加するだけ、あるいは下線などの付加情報を受け取るだけであり、学習者が追加した情報に対するフィードバックが与えられることはなかった。本技術は、教材への下線引きによって記録された情報に対して、学習者に学習活動の適切な評価値をフィードバックするものである。
技術の特徴
学習過程での負担が少ない活動で学習改善が可能(学習者側)
教材への動機付け(取り組み)の向上や内容理解の促進が可能(学習者側)
教材へのより深い読解や教材の読み返しによる学習効果(学習者側)
学習過程での学習者の学習状況の判断が可能(教師側)
学習過程での学習者の理解状況の把握が可能(教師側)
想定される用途
読み返しや繰り返しなどの読解を必要とする教材に適用可能
授業時や授業外学習の両方で適用可能
語学教育においてListening、Readingなどの場面で適用可能
教科書などの主に知識を習得する内容の教材に適用可能
教材の内容を理解できているかどうかの簡易なテストとして適用可能
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4
非磁性で耐食性および耐磨耗特性に優れる高弾性Co-Cr-Mo合金
11:30〜11:55
岩手大学 工学部 福祉システム工学科
教授 千葉 晶彦
http://www.wel.iwate-u.ac.jp/chiba/

技術概要
耐磨耗特性、耐食性に優れ、かつ塑性加工性に優れたCoCrMo合金。ステンレスに比べ弾性率が40%以上も高い。チタン合金と同程度の非磁性合金である。人工関節材料としての応用の他、プレス成形用金型としても応用が考えられる。

従来技術・競合技術との比較
CoCrMo合金表面は緻密で堅固な不働態皮膜が形成されているために、耐食性に優れるだけではなく離型性能が高い。硬くても脆くない合金でり、塑性加工性、切削性も問題ない。耐磨耗特性にも優れているので、使用寿命にも優れた金型の製造が可能である。加えてリサイクル性にも優れている。
技術の特徴
強酸の環境でもほとんど腐食しない。
非磁性であるので、鉄系粉体のプレス金型として使用しても被加工物の付着が防げる。
超硬合金に次ぐ耐磨耗特性を有しながら、塑性加工性、延性が高い。
表面に形成される酸化皮膜を利用することにより離型特性に優れた金型材料になり得る。
想定される用途
抗Niアルルギー生体用金属材料。
腐食環境で使用可能な高耐食性材料。
耐磨耗材料。
金型用材料
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5
低電圧通電方式セラミックスにおける大気中の短時間接合法
13:40〜14:05
岩手大学 工学部電気電子工学科
助教授 高木 浩一
http://takaki1.elc.iwate-u.ac.jp/

技術概要
セラミックスの短時間接合を可能にする安価なシステムの提案となる。方法はセラミックスの間にチタン、ステンレス等の金属箔を挟み、これを大電流で溶融、気化、さらにはプラズマ化することで、瞬時にセラミックスの接合を行なうものである。

従来技術・競合技術との比較
従来のセラミックス接合方法は、セラミックスの間に金属箔を挟み、電気炉の中に入れ、真空排気、金属箔の融点まで温度を上げ、しばらく放置した後、ゆっくりと冷やす。この方法は、装置が大型かつ処理に半日の時間を要する。本提案の接合法は、短時間で、安価、簡便なシステムを可能にする。
技術の特徴
短時間でプロセスが終了する
大気圧下でも接合可能
高融点材料も接合材として使用できる
システムが簡便で装置コストが安い
想定される用途
電子部品・センサーの作成など
耐熱部品の作成・試作など
ヒートシンクなど
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6
次世代プリント配線基板と樹脂簡易金型の製造技術
14:05〜14:30
岩手大学工学部
工学部長 森 邦夫

技術概要
エポキシ樹脂基板や表面OH基含有樹脂基板(金型母型)を機能性トリアジンジチオール溶液に浸漬して表面に単分子のジチオールトリジニアル基を結合させる。ジチオールトリジニアル基含有エポキシ樹脂基板に幾何学的配線模様のマスク上から光照射すると、SH基とSS基からなる回路配線模様が描かれる。これらを無電解メッキ触媒と無電解メッキ浴に浸漬すると、樹脂上に金属回路配線基板や母型転写された導電体表面が得られる。母型転写導電体表面に金属/樹脂からなる複合体を接着すると簡易金型が得られる。

従来技術・競合技術との比較
従来の回路配線技術に比べて、銅箔やホトレジストを使用しないので製造工程が簡素化し、かつ不良率が低下する。
高価な設備や装置及び高級技能者を必要としない化学的な手法で製造するため、迅速、安価で高精度の金型が可能である。
技術の特徴
高い競争力、広範な応用範囲、立体配線可能を持つ21世紀型イノベーションスタイルの次世代プリント回路配線基盤技術である。
高競争力、複雑表面形状対応、昜離型性及び軽量の特性を持つ21世紀型イノベーションスタイルの金型製造技術である。
想定される用途
各種プリント回路配線基板、有機トランジスタなどの内蔵部品、電磁波シールド基板など。
各種樹脂金型、短小軽薄樹脂金型、多数個取プレス金型、機能性レンズ金型、軽量複合体、気密封止部品など。
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7
室内環境下で使用可能な高精度大面積表面形状測定装置
14:50〜15:15
岩手大学 工学部 情報システム工学科
助教授 吉森 久
http://www.cis.iwate-u.ac.jp/guide/department/yoshimori.html

技術概要
数十cm〜1m以上の大きさをもつ平板の形状をナノメートルの精度で測定するシステムを実現する。ヘテロダインシアリング干渉計を2つ使用して温度変動やスライド台の移動変動の影響を打ち消すことが出来る安価な平板形状計測システムを提供できる。

従来技術・競合技術との比較
従来の技術では、大面積の物体表面の変位をナノメートルの精度で測定するには、厳密に温度管理された部屋に測定器を置き、外部からの振動を除去する大がかりな免震装置を備え、かつ大型の基準平面を備えたフィゾー干渉計を用いる方法しかない。本方法は、温度管理された部屋は不要、免震装置も不要であり、試料のスキャンを行うスライド台の揺動の影響も除去出来る。
技術の特徴
大型の基準平面が不要
高分解能(0.1nm)なヘテロダインシアリング干渉計を2台使用
環境変動に強い(共通光路)
表面形状とスライド台の傾き変化とが分離して計測される
独自に考案した「閉ループ走査位相校正法」により干渉計を測定と同時に校正
想定される用途
X線ミラーの高精度面形状計測
300 mmΦシリコンウェハ平坦度計測
1m規模試料の平面形状計測
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8
暗号化鍵の空間を拡張するアルゴリズム
15:15〜15:40
岩手大学 情報メディアセンター 情報処理部門
講師 中西 貴裕
http://kilkhor.cc.iwate-u.ac.jp/

技術概要
ストリーム暗号の安全性を高めるアルゴリズムです。本アルゴリズムの使用によって、良い性質を持つ乱数列を使い捨てにすることが可能です。

従来技術・競合技術との比較
従来の我々のCNN Cipher(カオス・ニューラルネットワークを用いた暗号系)と比較して、安全性、実装の容易さの点で大きなメリットがあります。
技術の特徴
シンプルかつ高速なアルゴリズムです
良い性質を持つ乱数系列を、いくらでも作り出せます
想定される用途
ストリーム暗号を用いた製品への実装
一般的な暗号化エンジンへの実装
救援ロボットなどの視覚センサ
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9
一つの撮像素子で全視野を撮像する、
単一な視点を持つカプセル化される球面画像視覚センサー
15:40〜16:05
岩手大学 工学部 情報システム工学科
助教授 李 仕剛
http://cv.lk.cis.iwate-u.ac.jp/

技術概要
全天周の視野を二つの半球に分け、その二つの半球画像を光学的に融合し、単一視点を持つ全天周画像を得ることができる。その際に各半球の光学レンズの歪補正、左右半球の相対姿勢の推定が必要である。本技術はその装置の仕組みと校正方法について述べる。

従来技術・競合技術との比較
従来技術では、全天周視野を獲得するために、複数のカメラを用いている。反射ミラーを用いた全方位視覚センサは一台のカメラを用いているが、ほぼ半球視野しか撮像できない。現在、1台のカメラによる一回撮像で全天周視野の画像を撮像できる装置がまだ存在していない。
技術の特徴
1台のカメラによる一回撮像で全天周視野球面画像を撮像できる
シームレスな球面画像を獲得できる
動的な環境を実時間で視覚監視できる
想定される用途
全天周球面画像内視鏡の実現
車両などの移動体の視覚監視
救援ロボットなどの視覚センサ
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10
GPSと無線LANを併用した防災地図情報通信システム
16:05〜16:30
岩手大学 工学部技術室
技術専門職員 栗田 宏明

技術概要
災害発生時に、災害の発生場所や規模などの情報を逸早く収集することが、災害を最小限に食い止 める鍵となります。無線LANで繋いだパソコンの電子地図上に、被災状況を図形や文字等で表示 すると同時に、他方のパソコンに送ります。地図情報は双方のパソコンから加筆修正ができます。

従来技術・競合技術との比較
個々のパソコン上に電子地図を表示し、図形や文字などの情報の他にGPSによる位置情報を表示 するものはあります。無線LANでパソコン同士を繋ぎ、双方のパソコンから図形や文字などの情 報を共有し、加筆修正ができること。それぞれのパソコンで、加筆修正した日時の記録を残してお けることがこの技術の新しいところです。
技術の特徴
無線LANを用いてパソコン同士を繋ぎ、双方のパソコンから電子地図上に加筆修正ができます。
加筆修正した日時などの記録を双方のパソコンに残すことができます。
GPSを搭載し、部署位置を双方のパソコンに同時に表示することができます。
想定される用途
災害時の情報収集と対策。防災
水道、電気、ガスなどのライフラインの保守管理
観光や学校教育
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11
廃棄貝殻と光触媒酸化チタンによる環境浄化
16:30〜16:55
岩手大学 人文社会科学部 環境科学
教授 河田 裕樹

技術概要
牡蛎、ホタテ等の貝殻微粉末と酸化チタンさらにバインダーとして粘土、より多孔質性を高めるために活性炭粉末、木材チップの組み合わせたものを形成し、850℃前後で焼成することにより効率的に環境有害化学物質の分解・除去を達成するものである。

従来技術・競合技術との比較
環境浄化で、酸化チタンを用いた製品や貝殻を用いたものは数多く見受けられるが、これらを融合した実用化製品はない。従来の技術に置いては、酸化チタンと貝殻を結びつけるためのバインダーと、形成・焼成による酸化チタンの光触媒機能を充分に発揮できない等の問題がある。
技術の特徴
多孔質で軽量の、しかも常に酸化チタンが表面に露出するものが得られ、酸化チタンと貝殻との相乗効果が発揮できる。
850℃という焼成温度は光触媒機能を損なうことのない温度である。
貝殻、粘土混合物の素焼きに、低温釉薬に酸化チタンを加え二次焼成することで、光触媒機能は発揮できる。
想定される用途
産業廃棄物中の有害化学物質の太陽光による分解・除去
室内における壁材
用水路における残留農薬の分解・除去
室内空間における空気清浄
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展示
 地域産業イノベーションの展示において、モデル大学・高専の第1位として評価(平成17年3月(財)機械振興協会経済研究所調査)されている岩手大学の産学官連携や地域連携活動をパネル等により紹介するとともに、平成15年度産学官連携功労者表彰(経済産業大臣表彰)を受賞し、全国でもっとも活発な産学官連携組織である岩手ネットワークシステム(INS)等の活動について、パネルやパンフレットで紹介します。
情報交換会のお誘い   17:30 〜19:00 (会費 2,000円
発表者を始め、産学連携担当教員、コーディネータなどが多数参加しますので、グラスを片手に日ごろ悩んでいることなどについてお気軽にご相談下さい。

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技術内容・ライセンスについて

岩手大学 地域連携推進センター
tel.019-621-6684 fax.019-621-6892
mail ccrd-ad@iwate-u.ac.jp http://www.ccrd.iwate-u.ac.jp


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