大学発新技術説明会
i
膨張化炭素繊維含有複合材料及びその製造方法
10:20〜10:45
大分大学 工学部 応用化学科
教授
豊田 昌宏
http://www.appc.oita-u.ac.jp/inorgchem/index.html

技術概要
炭素繊維を酸電解質中で電気化学処理した後、熱処理により、ナノメートルサイズにまで微小化した繊維(膨張化炭素繊維)をマトリックス中に分散させ、炭素繊維由来の電気的あるいは力学的に優れた複合材料を製造する技術。

従来技術・競合技術との比較
実用化されている炭素繊維複合材料、現在研究が進められているカーボンナノチューブ複合材料は、繊維の使用量、分散性、アスペクト比、繊維との親和性等に欠点有する為、新しい複合材料開発が望まれている。 
技術の特徴
繊維と樹脂の馴染の改良、不純物を含まず、アスペクト比が大きく、強度向上が望める。また、分散性が向上し、繊維の使用量が削減できる。
想定される用途
力学的及び電気的なメリットより、航空・宇宙・建築・機械等の先端材料。
CCコンポジットの作製も可能。
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ii
大気圧コロナ放電の制御技術と放電発生装置
10:45〜11:10
大分大学 工学部 電気電子工学科
助教授 金澤 誠司
http://eleserve.cc.oita-u.ac.jp/~nok/#

技術概要
本技術は、新たに開発したグローモードとストリーマモードの放電を選択できる手法をもとに、放電分野に制御技術を導入することで、より使いやすい大気圧コロナ放電の発生技術ならびに発生装置である。

従来技術・競合技術との比較
既に実用化されている大気圧コロナ放電には、2つの放電形態があり、グローモードはイオン源として集じん装置のダスト帯電やコピー機等のドラム帯電装置に、ストリーマモードは空気清浄機などにおける有害ガスの分解や脱臭のためのオゾン生成に有効である。しかし、放電の発生は経験則に基づくため、それぞれの放電モードを自由に選択して発生させることは従来できなかった。
技術の特徴
大気圧コロナ放電発生装置において、グローとストリーマをスイッチ操作により簡単に切り替える方法を開発した。
想定される用途
グローモードで粒子を集じんし、ストリーマモードで有害ガスを分解する空気環境改善技術への利用が考えられる。
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iii
磁束収束配列永久磁石型モータ(CSPM モータ)
11:10〜11:35
大分大学 工学部 電気電子工学科
教授 榎園 正人

技術概要
本技術は、複数個の永久磁石の配列を変えることにより、鉄心体積の増加を小さく抑えながら、高い磁束密度を得て、発生トルク特性を大きく向上させるものである。

従来技術・競合技術との比較
既に実用化されている永久磁石回転電機では永久磁石の配列構成が容易であり生産性を向上させることができる反面、高い磁束密度が得がたく高トルク化には限界があった。
技術の特徴
従来は高トルクを得るためにギアを使用せざるを得なかったが、低速高トルク駆動が可能となりギアレスのダイレクトドライブが可能となった。
想定される用途
低速大トルクモータ等の製造に適用することでモータの小型化、発熱の低減等のメリットが大きいと考えられる。
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iv
携帯機器に適した小型の音声分離装置
11:35〜12:00
早稲田大学 理工学総合研究センター
客員研究員 赤桐 健三
http://www.pcl.cs.waseda.ac.jp

技術概要
3cm四方の領域にコンパクトに設置した少数(2から3個)のマイクロホンを用いて、方向性を持った雑音の中から、目的方向の音声を分離抽出する。

従来技術・競合技術との比較
従来型のビームフォーミングなどのマイクロホンアレイによる音源分離技術では、鋭い指向特性を実現するには多数のマイクロホンが必要である。また、これを複雑な形状の物体に取り付ける場合、伝達特性の測定が必要となる。ICAに基づく音源分離技術では、計算量が多く、実時間処理を実現するためには専用のハードウェアが必要である。当技術は、スペース的にも、処理量的にも、コンパクトな実装が可能である。伝達特性の測定も必要がない。
技術の特徴
コンパクトなスペースに設置したマイクロホンおよび簡素なハードウェアで実現できる。
使用するマイクロホンの特性に差がある場合でもその影響を受けにくい。 
複雑な形状の物体に設置する場合でも、伝達特性を測定する必要がない。 

想定される用途
携帯電話の音声入力における雑音除去(画面を見ながら音声入力する状況における雑音処理)
補聴器の雑音除去
ロボットへの音声コマンド入力の前処理
ハンズフリー音声認識(発話者から離れた場所に設置したマイクで音声認識する方式)の前処理  
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v
次世代移動体衛星通信用アンテナシステム
13:00〜13:25
千葉大学 フロンティアメディカル工学研究開発センター
教授 伊藤 公一
http://www.ap.tu.chiba-u.jp/

技術概要
本発明は移動体通信用アンテナに係わり、中継局や通信衛星などを利用した音声、画像などの情報伝送を自動車や船舶や列車や航空機などのような移動体において可能とするための比較的小型、薄型で移動性に適したアンテナに関する技術手法を提供する。

従来技術・競合技術との比較
移動体通信において、自動車や船舶や列車や航空機などのような移動体の屋根に搭載できるように、従来のアンテナに比較して多偏波共用、多周波共用、マルチビーム、小型化、薄型化可能なアンテナの設計・製造の技術開発を目的とする。
技術の特徴
小型、低価格、堅牢な通信用のアンテナ
いつでも、何処でも、誰でも通信可能な移動体衛星通信システム
想定される用途
中継局や通信衛星などを利用した音声、画像などの情報伝送(マルチメディア)
自動車や船舶や列車や航空機などの搭載用アンテナ
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vi
両眼用小型ドーム型全視野光刺激装置
13:25〜13:50
大分大学 医学部 医学科 脳−神経機能統御講座 眼科学
助手 松本 惣一 セルソ
http://www.med.oita-u.ac.jp/ganka/

技術概要
視機能評価検査であるERG(網膜電図)を記録するための、各種光刺激発生器と高電流コントロールユニット・生体アンプ・コンタクトレンズ等からなる、両眼用の小型ドーム型全視野光刺激装置である。

従来技術・競合技術との比較
既に実用化されているERG(網膜電図)を記録する装置は、被験者の顔全体をドーム内に入れ、ドーム内のキセノン光刺激発生器等により両眼の視野全域に同時に同じ光刺激を与えて検査を行うものである。そのため、光量測定が困難、安定した高輝度の光刺激が長時間持続点灯できない、暗室内作業で患者は検査台での決められた姿勢を強いられるなどの課題がある。
技術の特徴
従来の光刺激発生器技術の問題点であった、ドームの小型化、光量測定の簡易化及び長時間点灯の改良に成功した。
想定される用途
本技術の特徴は、小型でありながら国際電気生理学会が推薦する光刺激条件の殆どを設定可能である。
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vii
手術支援ロボットシステムにおける臓器の拍動検出システム
13:50〜14:15
早稲田大学 理工学研究科 生命理工学専攻 藤江研究室
  客員研究助手 小林 洋
http://www.fujie.mech.waseda.ac.jp/

技術概要
手術支援ロボットを使い、拍動する心臓に対して低侵襲手術を行う場合、心臓の拍動に伴う心臓表面の変位を体外側で三次元的に検出し、心臓の拍動状態に対応した術具マニピュレータの動作制御を可能とする。

従来技術・競合技術との比較
従来、心臓を拍動させた状態で手術を行うには、スタビライザーで心臓表面を押さえ付けて心臓の動きを規制することにより、手術を行い易くしているが、心臓に対する負担が大きい。ところが、本技術は、心臓の動きを規制せずに、心臓を拍動させた状態での低侵襲手術を可能とした。
技術の特徴
本技術は、心臓等の臓器にマーカ等のセンサを貼付せず、かつ、臓器を拘束せずに臓器の位置・姿勢6自由度を検出可能とした拍動検出機構を開発した点が特徴である。
想定される用途
手術支援ロボットにおけるマニピュレータの動作制御
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viii
低侵襲手術用液圧駆動ヘラマニピュレータ
14:15〜14:40
早稲田大学 理工学研究科 生命理工学専攻 藤江研究室
客員研究助手 岡安 はる奈
http://www.fujie.mech.waseda.ac.jp/

技術概要
本技術は、脳内等の僅かで複雑な形状の隙間内であっても、組織に対して無理なく、隙間の形状に沿いながら、患部に向かって尺取虫状に自律進行可能としたマニピュレータであり、生理食塩水等の流体の供給により進行する。

従来技術・競合技術との比較
従来の多関節型マニピュレータとしては、各部位に繋がるワイヤをモータ等で牽引することにより、各部位を屈曲変位させながら患部に向かって進行させる機構が知られているが、本技術では、ワイヤを使わずにマニピュレータを自律進行させる。
技術の特徴
バルーンが上下に設けられた複数の板状のベースを屈曲可能に連結し、バルーンに生理食塩水等の流体を供給することで、バルーンの膨張に伴う組織からの反力を使って自律進行させる。
想定される用途
手術支援ロボットにおける先導用マニピュレータ
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ix
光ファイバーを用いた歯科用樹脂の新しい重合硬化装置
14:40〜15:05
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 素材研究部門 有機材料分野
助手 渡辺 昭彦

技術概要
歯根の内部まで光を照射することにより、光硬化型レジンを硬化させるための光重合装置を開発した。これにより、重合不良に陥りやすい歯根管先端部まで確実にレジンを重合させ、歯質との接着を強固なものにできる。

従来技術・競合技術との比較
光ファイバーと多くの微細な孔を開けた金属製チューブよりなる支台築造のためのポストであり、歯根と強固に一体化させることができ、歯根破折のリスクを軽減できる。
技術の特徴
歯根管の末端まで強い光を照射できる。
重合不良のないレジンを歯質一体化したポストを構成できる。
金属と光ファイバーを一体化し曲がった歯根にも挿入できる。
想定される用途
支台築造用ポスト
口腔内深部への光照射
複雑な形状を有する空隙へ充填した光硬化型レジンの硬化
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x
超高圧でつくる新しい複合体−遺伝子送達技術への展開
15:10〜15:35
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 機能分子部門 分子制御分野
教授 岸田 晶夫
http://www.labonet.net/kishida/index.php

技術概要
1万気圧の超高圧処理を用いて、高分子や無機ナノ粒子の複合化する技術を開発した。これを遺伝子送達に応用し、非ウイルス性ベクターとしての機能を確認した。組合せる高分子を選択して、より高い効果が期待できる。

従来技術・競合技術との比較
従来は毒性の強いカチオン性(正電荷)をもつ材料を用いていたが、本技術では毒性のない水素結合性材料を用いる。
技術の特徴
素結合で複合化するので非毒性である。
組み合わせる材料のバリエーションが豊富である。
超高圧環境では滅菌も可能であるので、安全性をより高く保つことができる。
想定される用途
非ウイルス性遺伝子ベクター
薬物保持・放出用担体
無架橋剤マクロゲル
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xi
RNA結合蛋白を標的とする新規抗ウイルス薬開発
15:35〜16:00
東京医科歯科大学 大学院疾患生命科学研究部/難治疾患研究所 形質発現制御学研究室
教授 萩原 正敏
http://www.tmd.ac.jp/mri/mri-end/index.html

技術概要
我々はSR蛋白リン酸化酵素の特異的阻害剤を創製し、選択的スプライシングの制御に成功した。その成果の一部から、抗ウイルス活性を有するなど臨床薬として有望な化合物も現れ始めている。

従来技術・競合技術との比較
選択的スプライシングによって、多細胞生物は一つの遺伝子から複数のmRNAを生成し、構造や機能の多様性を生み出している。
選択的スプライシングは細胞・組織・発生時期などによって特異的に制御されているが、細胞内シグナルによる制御機構はほとんど解明されていないため、その制御技術は全く未開拓の分野である。
技術の特徴
RNA結合蛋白を標的とする創薬を試み、選択的スプライシングを制御するリン酸化酵素阻害剤を開発した。
想定される用途
抗ウイルス剤、抗がん剤
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xii
気相系バイオアッセイのための生化学式ガスセンサ(バイオスニファ)
16:00〜16:25
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 システム制御部門 計測分野
教授 三林 浩二
http://www.tmd.ac.jp/i-mde/www/inst/inst-j.html

技術概要
本成果は医療用バイオセンサの技術を駆使して、気相物質である匂い成分を対象としたガスセンサに関するもので、ガス認識素子として生体中の代謝機能物質を用いることで、匂い成分に対する選択性を有するバイオスニファを多種開発し、応用展開を図っています

従来技術・競合技術との比較
本成果のガスセンサは既存のElectornic-noseのようなパータン認識にて匂いを評価するのではなく、本センサは匂い成分に対して、絶対的なガス選択性を有することから、多様な成分の混合体である匂いにおいて、対象とする成分のみを検出することができます。
技術の特徴
高いガス選択性を有します。
匂い成分を情報化、デジタル化することも可能です。
無臭ガス成分を対象としたセンサ及びバイオアッセイも可能です。
想定される用途
健康・医療、食品・鮮度評価、衛生管理への応用。
住環境VOC計測や車室内環境計測 ・セキュリティーや無臭情報コード
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xiii
新規の好熱性L-乳酸生産菌およびL-乳酸液製造方法
16:25〜16:50
大分大学 工学部 応用化学科
助教授 酒井 謙二
http://www.appc.oita-u.ac.jp/biochem/ biochem-j.html


技術概要
本技術は、新規に分離、同定された好熱性L-乳酸生産菌を用いて、栄養成分を高く含有するバイオマス原料を加熱殺菌を施さずに用いることで、発酵の高度な集中管理と殺菌設備を不要とするL-乳酸液の製造方法である。

従来技術・競合技術との比較
従来法では、加熱殺菌処理に起因する原料中有効成分の分解や発酵阻害物質の生成の問題と共に、発酵の高度な集中管理と殺菌設備が必要である。別法に糖液等を濾過滅菌する発酵法があるが、この場合原料精製が必要となる。
技術の特徴
非殺菌系において設備や管理コストが従来の1/2以下まで削減でき、高光学純度のL-乳酸を従来の非殺菌系より高生産性で得ることが可能である。
想定される用途
分散排出し、かつ腐敗しやすい生ゴミや農産廃棄物などのバイオマス資源の変換方法として適用が期待される。
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技術内容・ライセンスについて

大分大学 知的財産本部
tel.097-554-7378 fax.097-554-6039
mail kenkyou@ad.oita-u.ac.jp http://www.oita-u.ac.jp/

東京医科歯科大学
tel.03-5803-4737 fax.03-5803-0286
mail tlo@tmd.ac.jp http://www.tmd.ac.jp/tlo/

早稲田大学 産学官研究推進センター[承認TLO]
tel.03-5286-9867 fax.03-5286-9870
mail contact-tlo@list.waseda.jp http://tlo.wul.waseda.ac.jp/

千葉大学
tel.043-290-3831
fax.043-290-3519
mail ccrcu@faculty.chiba-u.jp http://www.ccr.chiba-u.jp/

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