健康・長寿関連 新技術説明会 2007年12月19日(水)
 
1

生活習慣病予防効果のある5-HMFを増量した食品の製造方法
10:15〜10:45
東京薬科大学 生命科学部 環境生命科学科
薬学部名誉教授  岡 希太郎
http://www.risfax.co.jp/product/coffee.html
新技術の概要
糖分を含む食材を100度以上に熱すると、5−HMFという小型分子ができてくる。少量の有機酸を加えておくと5−HMFの産生量が増し、加熱条件が最適化されれば100グラムの食材が1グラム程度の5−HMFを含むようにすることもできる。5−HMFはそれ自体有用であるが、体内で5−HMFAというカルボン酸に代謝され、スーパービタミンB3の一員となって効能をもたらす。
従来技術・競合技術との比較
糖分を含んで加熱された食品ならば、大なり小なり5−HMFを含んでいる。狐色に焼き上げたパン、よく煮詰めたジャム、反応条件がマッチしたインスタントコーヒーなどが代表である。しかし、従来技術による含有量では効能発現には至らない。新技術を用いれば従来法の限界を軽く超えた食品を創造できるようになる。漢方薬にも5−HMFを含む処方があるが、従来法では効能を発現する含有量にはほど遠い。
技術の特徴
・簡単
・確実
・低コスト
想定される用途
・医食同源の健康食品・サプリメント
・古典に無い漢方薬の効能(要臨床試験)
・家庭でも出来る健康調理法(調理用具・調理法の開発または調理法マニュアル本)

関連特許
・出願番号:特願2007-031220
・発明の名称:5-ヒドロキシメチルフルフラールまたは5-ヒドロキシメチルフラン-2-カルボン酸を含む食品及び容器詰飲料、並びに5-ヒドロキシメチルフルフラールを含む食品及び飲料の製造方法


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2

骨形成促進素材による歯周病の新しい予防及び治療法
10:45〜11:15
中部大学 応用生物学部 応用生物化学科
教授  禹 済泰
http://stu.isc.chubu.ac.jp/bio/public/Bio_Chem/labo/seikiken_kifu/index.html
新技術の概要
目薬の木、パッションフラーワー、ホオノ木の成分であるアセロゲニン、ハルミン及びホノキオールが、歯根−歯周組織形成促進作用を有するので新しい歯周病の予防及び治療法を提供する。
従来技術・競合技術との比較
歯周病の治療法の内、新しい結合組織性の付着を形成させる方法は、疼痛や腫脹、歯肉の退縮が生じることが、エムドゲインを創面に塗布する方法は、掻痒皮膚反応等の過敏症や、局所の炎症、口角炎等が問題となっている。本技術は、外科的な手術を伴わない、機能性食品素材および医薬品として歯周病の予防や治療法を提供する。
技術の特徴
・外科的な手術を伴わない
・機能性食品素材や薬物療法である
・歯根、歯根膜及び歯槽骨の形成を促進する
想定される用途
・歯周病の予防及び改善食品素材
・歯周病の治療薬剤

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3

メタボリックシンドロームを予防・改善する機能性食品の開発
11:15〜11:45
佐賀大学 農学部 生命機能科学科
准教授  永尾 晃治
http://www.saga-u.ac.jp
新技術の概要
本発明は、脂質代謝及び糖代謝を活性化するアディポネクチンの血中濃度を上昇させるアディポネクチン上昇剤、及びアディポネクチン上昇能を有するアディポネクチン上昇用飲食品開発の可能性を示した。
従来技術・競合技術との比較
既にそのアディポネクチン上昇能について特許公開している「ドコサヘキサエン酸又はその誘導体」は脂質であり、その摂取量・摂取方法が制限されることがあるが、本発明は脂質含有量が少ない食品成分である。
技術の特徴
・アディポネクチン上昇作用
・脂質含有量が少なく、食経験のある食品成分
想定される用途
・機能性飲食品

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4

カフェオイルキナ酸によるアルツハイマー症予防効果
11:45〜12:15
筑波大学 大学院生命環境科学研究科 国際地縁技術開発科学専攻
教授   礒田 博子 
http://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~isoda/index.html
新技術の概要
アルツハイマー病の有効な予防法・治療法はまだほとんど確立されていない。一方、βアミロイドによる細胞障害を抑制する物質は、アルツハイマー病の予防又は治療に有用な可能性がある。2個以上のカフェ酸がエステル結合した構造を有するカフェオイルキナ酸が、βアミロイドによる細胞障害を抑制することを新規に見出した。本発明は、アルツハイマー病の予防又は治療に有用な物質を提供することを主な目的とする。
従来技術・競合技術との比較
アフェオイルキナ酸は、植物由来成分であるため、長期間、連続的に適用できる可能性が高い。また、長期間、連続的に適用しても、副作用は少ない可能性が高い。従って、例えば、本発明に係る化合物を、健常者(アルツハイマー病発症前の予備軍を含む)がサプリメント・健康飲食物などとして長期間、連続的に適用することにより、アルツハイマー病の発症を予防できる可能性がある。
技術の特徴
・カフェオイルキナ酸は、βアミロイドによる細胞障害を抑制する作用を有する。
・カフォオイルキナ酸を含有する薬剤及び飲食物は、アルツハイマー病の予防又は治療に有用な可能性が高い。
・カフェオイルキナ酸は、副作用が少なく長期間、連続的に適用できる可能性が高い。
想定される用途
・アルツハイマー病予防又は治療剤
・抗老化用保健機能食品(特定保健機能食品、栄養機能食品など)
・抗老化用飲料

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5

歯科医院でのパノラマX線写真を利用した早期骨粗鬆症診断支援システム
13:20〜13:50
広島大学 病院 歯科放射線科
診療准教授  田口 明
http://souran.bur.hiroshima-u.ac.jp/Profiles/0130/0000941/profile.html
新技術の概要
我々はこれまで、歯科用パノラマX線写真を用いた骨粗鬆症スクリーニング手法を開発してきた。その手法は本年度より、愛知県歯科医師会で大規模に活用されているが、本新技術は、これを歯科医師の主観的判断に頼ることなく、客観的、自動的に行う事を可能にしたものである。
従来技術・競合技術との比較
骨粗鬆症患者の早期スクリーニングを目指す欧州連合内の大学(医・歯・工学)と欧州骨粗鬆症財団は、我々の手法に着目し、巨費を投じて同種の自動システムの開発と検証に着手しているが、我々の新技術の診断レベルに至っていない。
技術の特徴
・歯科のレントゲンを利用した、新たな医療費を要しない骨粗鬆症自動スクリーニングシステム
・再現性の高い骨粗鬆症スクリーニングシステム
・歯科医院という新たな拠点による骨粗鬆症スクリーニング
想定される用途
・デジタルパノラマ装置への搭載による一般開業歯科医院での自動骨粗鬆症患者スクリーニング
・過去に歯科医院で撮影されたパノラマX線写真のデジタル化による自動骨粗鬆症患者スクリーニング
・歯科検診事業において撮影されたパノラマX線写真のデジタル化による自動骨粗鬆症患者スクリーニング

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6

マイクロ・ナノマシニング技術を用いた低侵襲検査・治療機器
13:50〜14:20
東北大学 先進医工学研究機構(TUBERO)
准教授  芳賀 洋一
http://www.mems.mech.tohoku.ac.jp/haga/index.html
新技術の概要
MEMS(微小電気機械システム)をはじめとする微細加工技術を駆使することで可能となる、体内で精密な検査治療を行うための、小さくとも様々な機能を持った高機能な低侵襲医療ツールについて紹介する。
従来技術・競合技術との比較
従来、低侵襲医療に用いられる内視鏡やカテーテルは、体外からのワイヤ牽引による屈曲され、カテーテルやガイドワイヤーなどの索状ツールは体外で用手的に動かすことでコントロールされる。また、その機能や精度に限界がある。
技術の特徴
・小さくとも高機能、高精度、多機能な医療ツールを実現する
・MEMS技術を利用した一括大量生産による使い捨て化、低コスト化
・医療以外の用途にも役立つ技術
想定される用途
・低侵襲医療(内視鏡手術、カテーテル手術)
・ヘルスケア(健康管理)
・民生用途、安全対策

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7

光学技術及び生体認識機能を組合せた生体臭計測用光ファイバー型匂いセンサ
14:20〜14:50
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 システム研究部門 
教授  三林 浩二
http://www.tmd.ac.jp/i-mde/www/inst/inst-j.html
新技術の概要
肝臓等での薬物代謝酵素を認識素子として、また光ファイバー等の光学デバイス及びセンサ感応部を浄化する反応セルを利用した、生体臭の匂い情報に高い選択性を有する生化学式ガスセンサを紹介する。
従来技術・競合技術との比較
従来の物理的なガスセンサではガス種に対する高い選択性が得られないが、本技術では薬物代謝機能などの生体認識材料を光学デバイスと組合せることで、高い選択性と感度をもって生体臭等の複合臭においても目的とする匂い成分だけを高感度に計測することができる。
技術の特徴
・生体臭の匂い情報を生体材料を認識素子にて用いて計測する
・微弱な信号出力を化学増幅及び光学計測することで、高い感度で計測できる
・特殊なバッファー循環型反応セルを利用することで、匂い情報の連続的な計測が可能である
想定される用途
・口臭や体臭等の生体臭の高感度計測による疾病の簡易診断
・無臭成分を利用した揮発性化学情報コードシステム
・住環境汚染物質であるVOC等の高感度計測

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8

心拍ゆらぎから健康状態を判定する計算
15:00〜15:30
首都大学東京 都市教養学部理工学系 生命科学コース
助教  矢澤 徹
新技術の概要
心拍は内外の環境変化に呼応してダイナミックにゆらぐ。ゆらぎ方を測り、2000拍くらいの連続心拍から、正常なリズム(1/f)であるかないかを判定する。
従来技術・競合技術との比較
漢方医学では熟練者は脈を診るだけで不全臓器を判定する。これと同じように、心筋の壊死をともなう心臓障害を脈拍の解析から判定するプログラムである。従来のフーリエ解析などの技術ではできない。
技術の特徴
・脈拍が正常か、それとも突然止まるタイプの脈か区別する。
・その他(ストレスが多いために異常、など)も推定する。
・数百〜2000拍の脈拍から診断できる。今後研究をすすめ5分で診断できるようにしたい。
想定される用途
・常時身に着けられる時計や指輪などに組み込み、突然の危機を回避する。
・心臓の活動を通して、日常生活で心身に負担がかかっているかどうか推定するような器械を提供する。
・遊戯具、ゲーム、家具、運動用具、交通機関、セキュリティー等の管理用の遠隔通信ツール

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脳波のフラクタル解析をいた感性計測とその応用
15:30〜16:00
長岡技術科学大学 工学部 電気系
教授/情報処理センター長  中川 匡弘
http://pelican.nagaokaut.ac.jp
新技術の概要
脳波の複雑性をフラクタル次元で定量化し、その時空間特性を基本的感性について学習することにより、任意のタスク時におけるヒトの感性を計測可能とする技術である。この新規感性計測手法を用いることにより、従来の計測では不十分であった精度を向上させることに成功し、また、五感刺激と感性について動的解析が可能となった。
従来技術・競合技術との比較
従来の計測では、喜怒哀楽の感情の認識率は、50%程度であったが、本技術を用いることにより、20〜30%の精度向上が実現され、さらに、タスク中の感性の移り変わりを動的に解析可能である。
技術の特徴
・脳波のフラクタル解析
・感性計測
・介護ロボット制御
想定される用途
・医用介護ロボット制御
・QoL向上のためのメンタルケア製品
・リハビリ効果の計測

関連特許
・出願番号:特願2002-367327
・発明の名称:脳機能計測及び装置


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10

嚥下障害者の摂食を支援するとろみ計と食事用具
16:00〜16:30
首都大学東京 大学院理工学研究科 機械工学専攻
教授  水沼 博
http://www.eng.metro-u.ac.jp/fluid/home/index.html
新技術の概要
嚥下障害の液状食品にはとろみ剤を添加して、とろみを増します。このとろみの強さは障害の程度に応じて適切に調整されなければなりません。また、そのとろみに適した使いやすい食事用具の開発も望まれています。このようなとろみ強さの簡易測定器と関連食事用具を提供します。
従来技術・競合技術との比較
とろみ計は、比較すべき従来の類似品もなく、市場で競合することはありません。食事用具は現在吸い飲みを中心に研究していますが、利用者が一人で利用できる類似品はほとんど無く、商品化が可能になれば独占的な優位性が獲得できます。
技術の特徴
・とろみの強さを数値化できる
・とろみの強さに合わせて食事用具も使いやすいものを選択できるようになる
・吸い飲みは一口量が一定になるので、一口量が多すぎて誤嚥する心配が無く、倒してシーツを交換する手間も省ける
想定される用途
・嚥下障害者を介護する病院、介護施設
・大学など関連教育施設での教育・実習用
・高齢者を自宅で介護する一般家庭

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11

電気制御を利用した足関節運動装置によるヘルスプロモーション
16:30〜17:00
広島大学 大学院保健学研究科 保健学専攻
教授  浦辺 幸夫
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hsc/
新技術の概要
電動で足関節の背屈(上向きに足首を反らせること)運動を行うことができ、ダイナミック(動的)ストレッチングにより足関節の柔軟性を拡大するものである。手動で角度設定をする煩わしさがなく、運動範囲、運動回数、運動時間などを自由に設定できることから、高い効果が得られる。
従来技術・競合技術との比較
従来技術は、背屈角度を一定にして行うスタティック(静的)ストレッチングである。限界の角度で実施するため苦痛を伴う。また足関節を左右交互に動かすことができず、施行時間や乗り方が人によってばらついてしまうため、一定した効果を得ることが困難である。
技術の特徴
・個別にあわせた最適な設定(運動範囲、運動回数、運動時間など)が可能
・動的ストレッチングにより、少しの運動範囲で大きな効果
・角度を変えて、左右交互に動かすことが可能
想定される用途
・高齢者の歩行能力(足があがりにくく重いと感じている、つまづきやすい)の回復
・足に機能障害(骨折、脳卒中後遺症など)をもつ人
・アスリートのスポーツ外傷および障害予防(足関節捻挫後の治療、疲労の回復など)

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会 場 アイリス愛知 2階 コスモス(名古屋市中区丸の内2丁目5-10)
会 期 2007年12月19日(水)9:50〜17:00
主 催 科学技術振興機構 中部経済産業局 愛知県
あいち健康長寿産業クラスター推進協議会(科学技術交流財団)
後 援 東海ものづくり創生協議会 NPOバイオものづくり中部
中部経済連合会 名古屋商工会議所 中小企業基盤整備機構
協 力 中部ブロック地域科学技術振興協議会


新技術説明会では、各新技術の説明後に質疑応答の時間を設けていません。ご質問・ご相談については各説明個別の<相談コーナー>を用意していますのでこちらでお願いします。<相談コーナー>は当日随時受け付けていますので、ぜひご活用下さい。

展示
大学の技術シーズが一括して検索できる e-seeds.jp <技術シーズ統合検索システム>やJ-STORE、JDreamUといったデータベースのデモを行い産学連携のきっかけ-シーズとの出会い-を支援します。また、シーズを活用した産学連携による研究開発を支援するJSTの最適な公募事業を紹介しますのでぜひお立ち寄りください。





お問い合わせ
科学技術振興機構 シーズ展開課 0120-679-005 mail scett@jst.go.jp