説明会の
お申込み

秋田大学 新技術説明会

日時:2010年03月05日(金)

会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 環境

1)無機系廃棄物を原料とした機能性物質の製造方法

秋田大学 工学資源学部 環境応用化学科 助教 和嶋 隆昌

新技術の概要

水溶液に難溶な結晶質の無機系廃棄物を溶融処理することで易溶化し、これらを原料としてゼオライトなどの機能性物質を製造することができる。

従来技術・競合技術との比較

従来の技術では、廃棄物の易溶な部分のみを機能性物質に転換する技術が多かったが、本技術は廃棄物のすべてを原料として機能性物質に転換する方法である。

新技術の特徴

・様々な無機系廃棄物を原料に使える
・有害な無機物の処理に使える
・得られる物質は環境浄化へ利用できる

想定される用途

・廃砕石屑、廃セメント、廃コンクリートの処理
・鉱山ズリの処理
・溶融スラグ、鉄鋼スラグの利用

関連情報

・試作可能、外国出願特許あり

  • 環境

2)炭素還元による廃石膏からの酸化カルシウムの再生

秋田大学 工学資源学部 環境応用化学科 助教 加藤 貴宏

新技術の概要

廃石膏に固体炭素を添加して熱処理することにより、1000℃以下の低温で酸化カルシウムに再生する方法を開発した。また、酸化カルシウムの生成に伴い生成した含硫黄ガスを、常温で安定な元素状硫黄として回収する方法についても検討を行った。

従来技術・競合技術との比較

水素や一酸化炭素等の合成ガスを還元剤に用いる従来技術と比較して、安価な固体炭素を利用する点で優れている。最適な炭素添加量で処理することにより、炭素を無駄なく効果的に還元反応に利用することができる。

新技術の特徴

・亜硫酸ガスの固定化

想定される用途

・石炭火力発電所における脱硫剤の循環利用
・廃石膏埋め立て処分量の削減

  • 材料

3)薄膜デバイスの高機能化のための新磁性材料開発・微細構造制御・素子設計

秋田大学 工学資源学部 附属環境資源学研究センター 准教授 吉村 哲

新技術の概要

本研究では、1.理論的な検討を取り入れた規則原子配列を有する新規磁性合金薄膜の創製、2.エネルギーアシスト型薄膜作製手法の確立と化合物(規則合金・酸化物・窒化物)薄膜の形成、3.多層構造膜の複合化、の3つ新技術を用い、高機能な次世代デバイスの実現を試みている。

従来技術・競合技術との比較

上述の新技術の採用と新たに導入した材料・プロセス開発用の薄膜作製装置の活用によって、磁気記録デバイスのみならず、様々な薄膜デバイスの高性能化、薄膜を用いた新規デバイスの開発が可能になると考えている。本手法によって、従来の「多層構造化」や「極薄化」で実現され得る高性能化の限界を打ち破る可能性を秘めている。

新技術の特徴

・所望の磁気特性・磁気物性を有する新規材料およびその薄膜の創製
・規則原子配列構造を有する金属薄膜や結晶質酸化物・窒化物薄膜の低温・高品質形成
・異種薄膜の複合化による新機能の導出

想定される用途

・薄膜磁気記録デバイス
・磁性薄膜(厚さマイクロメートル以下)を用いたデバイス
・磁性薄膜・金属薄膜・絶縁体薄膜(厚さマイクロメートル以下)の板状試料(5cm角以下)へのコーティング

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 情報

4)和音を含む楽器演奏楽音の音符認識システム

秋田大学 工学資源学部 電気電子工学科 講師 田中 元志

新技術の概要

鍵盤楽器(ピアノなど)、ギターなどの振幅の立ち上がりが比較的早い楽器音を対象とした、和音を含む演奏音楽から、和音の構成音数に依存せずに発音音高を認識することができる音符認識システムを提案する。

従来技術・競合技術との比較

和音の認識においては、音高ごとにスペクトルのテンプレートを利用する、倍音のパワーの総和で比較する、倍音を除去する、などの方法が提案されている。本技術では、テンプレート類は使用せず、倍音をそのまま比較する。

新技術の特徴

・FFT(高速フーリエ変換)を用いた時間-周波数解析を利用
・音の倍音構造に着目して、倍音をそのまま比較する音高認識アルゴリズム
・平均律以外の音律の音にも対応可能

想定される用途

・楽音の自動楽譜作成システム
・演奏楽音のMIDI信号化による情報圧縮
・各種の音の認識、診断

  • 情報

5)医療用漢方製剤の選択ソフトウエア

秋田大学 医学部附属病院 薬剤部 薬剤師 佐々木 健太郎

新技術の概要

医療現場で、患者に最適な漢方薬を選択するためには、膨大な情報や知識の修得が必要とされる。本技術は、このような業務を支援することを目的として、治療に必要な医療用漢方製剤を選び出す検索ソフトウエアを開発したものである。

従来技術・競合技術との比較

通常の医療従事者の知識レベルですぐ使用することができ、現場でのリアルタイム使用を意図して作られている。既存のソフトウエアが使用前提としている漢方独特の高度な専門知識は要求せず、また現在の一般的なOSに対応した数少ない漢方のソフトウエアである。

新技術の特徴

・専門用語や難解な知識を必須とせず、検索キーワードの入力を省略することができるので、簡便迅速に運用できる
・市販のPCにインストールするだけで動作するソフトウエアである (Windows XP、 VISTA、 MacOS X)
・従来型の検索方法に加え、データをネットワーク状に結合して検索する方法を追加したことで検索漏れを防いでいる
・ネットワーク状に結合したデータ間を連絡するルートのナビゲーションを行うアルゴリズムを有し、検索に応用している

想定される用途

・ドラッグストア・漢方薬販売店に導入することで、漢方選びの相談サービスを提供・実施できるとともに、従業員教育の負担を減らすことができる
・開業医が使用することでリアルタイムな漢方薬の選択を行う
・調剤薬局・病院のPC端末に導入し、最適な漢方薬の情報を得ることで、薬品情報提供業務を支援する
・実用を兼ねた教育・学習を目的として、前述の販売・使用に携わる施設に導入する

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 医療・福祉

6)発酵食品成分の機能性食品開発及び癌細胞抑制因子の解析

秋田大学 工学資源学部 生命化学科 教授 伊藤 英晃

新技術の概要

発酵食品から分子シャペロン誘導効果と癌細胞の増殖を阻止する因子を見いだした。癌細胞増殖阻止因子を特定するとともに、機能性食品としての効果、及び抗癌剤としての有効性を研究した。

従来技術・競合技術との比較

従来、癌研究は癌遺伝子を中心としたアプローチが中心であった。本研究で、発酵食品成分が癌細胞を死滅させ、正常細胞と癌細胞における分子シャペロンの細胞内の存在様式を生化学的に明らかにした。分子シャペロンが生体にとって有用であるため、安全な分子シャペロン誘導剤などの開発が試みられており、製薬メーカーなどで植物からのアルカロイド系抽出液などが試みられているものの、毒性が強い。

新技術の特徴

・生体に必須なタンパク質である分子シャペロンを誘導する健康食品としての期待
・将来、抗癌剤として医薬品への期待
・発酵食品由来成分の特定健康食品としての期待

想定される用途

・機能性食品
・抗癌剤

関連情報

・サンプルの提供可能

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

秋田大学 産学連携推進機構 知的財産部門

TEL:018-889-3020FAX:018-837-5356
Mail:chizaiアットマークjimu.akita-u.ac.jp
URL:http://www.crc.akita-u.ac.jp/
新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

Go Top