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四国地区5大学 新技術説明会

日時:2011年04月08日(金)

会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 製造技術

1)経皮投薬用剣山形マイクロ針およびその製造法と金型

香川大学 工学部 知能機械システム工学科 准教授 吉村 英徳

新技術の概要

ワクチン等の低侵襲無痛経皮投薬のため、新剣山形マイクロ針を開発した。高大量生産性や金型長寿命化による低コスト化、高精度化、穿刺性・穿刺強度の向上を図り、貫通テーパ孔形と生体分解性樹脂の熱収縮防止用遮蔽板を有する金型を用いた新製造を提案する。

従来技術・競合技術との比較

従来に比べ、高融点・高強度生体分解性エンプラのテーパ形マイクロ針を使用し、安全性が高い。穿刺性のため、先端丸みは約30μm以下である。従来に比べ、型に強制加熱冷却と長寿命による高生産性、抗菌性を満たすステンレス等の金属製にしたこと、樹脂加工の金型負荷を低減するための貫通テーパ孔と樹脂の熱収縮による成形欠陥を防止する遮蔽板を与えた。

新技術の特徴

・無痛で穿刺強度・穿刺性・安全性が高い生体分解性高強度エンジニアリングプラスチックによる先鋭テーパ形状針
・高生産性と抗菌性を満たすステンレス等の高強度金型を用いたプレス等の塑性加工
・加工負荷と成形不良を防止する貫通孔形と樹脂材料と金型の熱膨張差対策の遮蔽板を有する金型

想定される用途

・ワクチンや麻酔等の経皮投薬
・センサー等の基板
・美容ケア

関連情報

・樹脂材料の供給状況によってサンプル提供が可能な場合がある
・外国出願特許あり

  • デバイス・装置

2)円偏波と直線偏波を同時に放射する平面アンテナ

愛媛大学 大学院理工学研究科 電子情報工学専攻 講師 松永 真由美

新技術の概要

円偏波用と直線偏波用のアンテナを分ける必要性はありません。一つの単層平面アンテナが1ポート給電でどんな方向から飛んでくる円偏波も直線偏波も受信できます。

従来技術・競合技術との比較

従来の偏波共用アンテナが、立体構造、多層構造、多ポート給電および特殊な回路を必要としていたことに対し、本アンテナは単層・平面・1ポート給電で特殊な回路を必要としない偏波・周波数共用アンテナです。

新技術の特徴

・ローコストで実現できる単層平面構造アンテナ
・偏波・周波数共用全方向性アンテナ
・従来の直線偏波用給電回路で円偏波を実現

想定される用途

・GPSと携帯、Wi-Fiなどの通信機能を有するスマートフォン
・カーナビ用フィルムアンテナ
・全てのバンドで利用可能なRFIDタグ

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

  • 材料

3)MRIアーチファクトを生じない生体用非磁性合金

徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 生体材料工学分野 准教授 浜田 賢一

新技術の概要

生体組織と同じ体積磁化率を有し、MRI画像中で磁化率アーチファクトを生じないことを特徴とする、十分な強度と優れた耐食性を示す生体用合金。同時に、MRI中で外力を受けることがなく、X線造影性に優れた合金である。

従来技術・競合技術との比較

他の生体用非磁性合金は、体積磁化率を小さくすることには成功しているが、十分に小さいとはいえない。それに対し、本研究の合金の体積磁化率は生体組織と同じ-9ppmを示し、磁化率アーチファクトをゼロにすることが可能である。

新技術の特徴

・非磁性合金
・高耐食性合金
・高密度合金

想定される用途

・血管等に用いるステント、クリップ
・心臓や血管で用いる人工弁
・MRI観察下で用いる手術器具

関連情報

・外国出願特許あり

  • 材料

4)ポリ-γ-グルタミン酸の先端機能材料化

高知大学 大学院総合人間自然科学研究科 農学専攻 教授 芦内 誠

新技術の概要

ポリ-γ-グルタミン酸の過剰な親水性をイオンコンプレックス化で制御し水不溶性新素材を開発した。制菌性熱可塑フィルムの製造やナノファイバー化等、先端機能材料化に繋がった。化成ゲルに匹敵する保水性の非架橋型バイオゲルの効率合成まで可能になった。

従来技術・競合技術との比較

バイオポリアミド系機能繊維・プラスチックの開発と産業化に繋がる新技術である。また、従来のポリマー改質技術では、高価な上、健康被害まで懸念されている化学縮合剤を要求したが、我々の技術は一切必要としない。医用・健康・環境保全等の広範な用途目的に適うため、他の競合技術を圧倒する優位性を示す。

新技術の特徴

・水溶性食物繊維類からのバイオベースナノファイバーの効率合成
・機能性バイオポリマーの環境低負荷型改質技術
・農業環境保全目的新素材の創製戦略

想定される用途

・環境機能材料
・医用目的材料
・高付加価値材料(生活資材)

関連情報

・使用目的や秘密保持契約等の相談の上、サンプル提供について検討予定

  • 機械

5)スラリーアイス製造装置を用いた凍結濃縮装置の開発

高知工科大学 地域連携機構連携研究センター 化学工学 講師 松本 泰典

新技術の概要

1wt%以下のNaCl水溶液にてスラリーアイスが生産できる装置開発に成功した。これにより、その他の希薄な水溶液でもスラリーアイスの生産が可能となった。そこで本装置の展開として凍結濃縮装置の開発に取組んでいる。

従来技術・競合技術との比較

取り組んでいる凍結濃縮装置は、多品種少量の生産が可能な装置とし、濃縮可能な濃度は競合すると考えられる膜濃縮装置と同性能の3倍以上を目標にしている。また、濃縮後の液の回収効率は90%以上を目指している。

新技術の特徴

・水溶液内の溶質をブラインとする製氷
・水処理技術
・氷蓄熱技術

想定される用途

・果汁、ダシなどの液状食品の濃縮
・芳香成分や加熱により変質してしまう成分が含有する水溶液の濃縮
・エタノールなどのアルコール類の濃縮

  • 機械

6)車酔いメカニズムの理論化と酔い低減装置への応用

香川大学 工学部 知能機械システム工学科 准教授 和田 隆広

新技術の概要

前庭感覚のメカニズムに基づき、頭部運動による酔いの定量化手法を開発し、ドライバ特有の頭部運動の車酔い低減効果を示した。そこで車座席に簡易に取り付けることで同乗者がドライバに近い頭部運動を自然に誘発する、車酔い低減装置を開発した。

従来技術・競合技術との比較

これまで車酔いは車両運動全体として低減させる工夫が、自動車メーカー等によって行われてきた。また座席そのものの運動を制御したり、ヘッドレストを制御するなど、頭部位置を外力によって移動させる技術が発明されているが、本手法のように自然にドライバの頭部運動を誘発する装置は無い。

新技術の特徴

・同乗者にドライバに近い頭部運動を自然に誘発する
・車酔いのメカニズムに立脚した装置である
・車のシートに簡易に取り付けることが可能である

想定される用途

・自動車の酔い低減装置
・アミューズメント装置の酔い低減
・各種シミュレータの酔い低減装置

  • 環境

7)石油汚染を浄化できるオンサイト処理可能な新規浄化材の開発

愛媛大学 農学部 応用生命化学コース 教授 橘 燦郎

新技術の概要

石油を分解できる微生物を油吸収体に担持させたオンサイト処理可能な新規浄化材の開発について紹介する。また、この吸収体を用いた洋上の石油や石油汚染土壌の浄化の試みについても紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来の油吸収体は使用後、回収して廃棄処分しなければならなかった。本浄化材は油汚染を浄化後、吸収体自身も分解されるので、使用後の回収も必要なくなる。

新技術の特徴

・油汚染のオンサイト処理が可能
・吸収体を回収する必要がなくなる
・洋上の油汚染だけでなく、石油汚染土壌も浄化できる

想定される用途

・石油吸収体
・事故などで漏れた石油や油の分解剤
・廃油処理
・石油汚染土壌の浄化

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連携・ライセンスについて

テクノネットワーク四国(四国TLO)技術移転部

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